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広島県江田島市にある「江田島市葬斎センター」火葬場をご紹介させていただきます。
・住所 広島県江田島市大柿町飛渡瀬4518-2
・TEL (0823)57―6070
・駐車場 30台
・時間 9:00〜17:00
・休館日 1月1日
■交通のご案内
・タクシーの場合
呉駅から43分
・自家用車の場合
ゆめタウン江田島店より4分
藤三 能美店より8分
藤三 大柿店より11分
江田島市役所より12分
切串港より25分
江田島市内在住の方 | 12歳以上 | 22,000円 |
江田島市外在中の方 | 12歳以上 | 44,000円 |
江田島市内在住の方 | 12歳未満 | 19,000円 |
江田島市外在中の方 | 12歳未満 | 38,000円 |
■お別れ用炉前ホール 1室
お別れをして、炉へ入るのをお見送りするスペース
■待合ロビー
収骨までの待ち時間を過ごすロビーがあります。
■待合室 4室
個別の和室があります。こちらで待ち時間を過ごすこともできます。
■収骨室 2室
収骨を行う専用のスペースです。係員の案内にしたがって行います
■霊安室・葬儀場 0室
霊安室や葬儀場はありません。葬儀自体は、葬儀会館や自宅、お寺で葬儀を済ませてから利用となります。
利用における注意事項と棺の中に入れてはいけないものは下記の通りです。
・火葬予約時間に正しく到着するため、出棺時間を守りましょう。
・駐車場に限りがある為、1つの家につき自家用車は6台以下というルールがあります。
・江田島市葬斎センター職員への心づけなどは禁止されています。
・待合室ロビー、待合室での湯茶は、セルフサービスになっています。ご利用後の整理整頓、後始末も行うこととなっていますのでご注意ください。
・酒類の持ち込み及びセンター内での飲酒は禁止されています。
・喫煙は、屋外の喫煙所でお願い致します。
・プラスチック類(おもちゃ・人形など)
・ガラス製品(酒瓶、ビール瓶、化粧品など)
・金属製品(時計、指輪、ネックレス、メガネなど)
・危険物(ガスライターなど爆発する可能性のあるもの)
・書類、果物などの燃えにくい品物
・布団、毛布
・ドライアイス(出棺前に取り除く)
・医療治療器具(ペースメーカー、コルセットなど)
江田島市葬斎センター葬儀受付相談
TEL 0120-564-594(24時間365日対応)
江田島市葬斎センターで火葬をご検討中の方、葬儀についてのご相談を24時間365日承っています。
■火葬のみ(直葬)一式70,000円(税込77,000円)
火葬一式70,000円(税込77,000円)
・寝台車 ご搬送
・搬送シーツ
・棺一式
・骨壷一式
・ドライアイス
・死亡届手続き代行
・寝台霊柩車
■火葬料22,000円
(江田島市の方22,000円 それ以外の方44,000円)
■総合計99,000円
江田島市で通夜・葬儀を自宅、お寺、集会所で行った場合の価格は下記になります。
沖美町、能美町、大柿町、全域を下記の料金で対応させていただきます。
■葬儀一式255,000円(税込280,500円)
・寝台車 お迎え〜搬送
・霊柩車 出棺〜江田島市葬斎センター
・棺一式
・骨壷一式
・搬送シーツ
・ドライアイス
・枕飾り一式
・仏衣
・位牌
・遺影写真
・生花飾り
・焼香セット
・受付用具一式
・お布施袋
・火葬手続き代行
・司会進行
■火葬料 22,000円
(江田島市の方 22,000円 それ以外の方44,000円)
■総合計302,500円
※お布施は別途必要になります。
詳しい詳細は、下記でご確認いただけます。
ずっと家に帰りたいと言っていた。
これまで自宅葬のお手伝いをさせていただいてきた筆者が、振り返ってみたところ、自宅で葬儀を行った方の多くが「本人が生前にずっと家に帰りたいと言っていた」とおっしゃってました。
この記事は、現在ご家族に入院中の方、施設にいらっしゃる方がいるという方へ、将来もしもの時のことを考える時に、自宅葬という選択肢も、一つ加えてみるのもいかがでしょうかというご提案です。
ご家族様の参考になれば幸いでございます。
広島県に在住の6割の方が、人生の最期を自宅で迎えたいと考えているというデータが出ています。(平成28年広島市市民意識調査)全国的にも厚生労働省の調査によると54.6%の方が自宅で最期を迎えたいとなっています。
半数以上の方が、自宅を希望されています。
一方、実際にどこでお亡くなりになっているのかを見てみると、自宅でお亡くなりになったケースは、広島県では僅か14.8%、全国的には12.6%に留まっています。
理想と現実の差があまりにも大きいことがわかります。
かつての日本人は、8割の方が自宅で最期を迎えていましたが、1980年頃から施設で最期を迎える方のほうが多くなっていきました。
現代の核家族化や生活環境の変化も一因にあるでしょう、同居世帯も少なくなり、本人が周囲に迷惑をかけたくないと施設を選ぶ場合も考えられます。
2022年現在の日本は、超高齢化社会で全員が施設で亡くなるということは、自然と困難になっており、一時期よりも病院で亡くなるというケースが減少傾向にあります。
自宅で最期を迎えたいと願う方々の思いを少しでも叶えるために、多様な選択肢を増やすことは、医療体制の維持にも繋がると、国が推進しています。
自宅で最期を迎えたいと願う方が約6割にも関わらず、多くの方が自宅以外で最期を迎えていることで、周囲の家族にももっと何か出来なかったのか、他に選択肢はなかったのか、振り返ることもあったと思います。
生前に家に帰らせてあげることは出来なかった無念さ、色んな感情を抱えながら、せめて最期だけでも・・・。
亡くなった後、家に連れて帰ってあげるご家族をこれまで多く見てきました。
「やっと家に着いたよ、よかったね」「ずっと帰りたいと言っていた家だよ」
故人へ声をかける家族の姿があります。
そのまま自宅で出棺までの時間を故人と過ごす家族。
荼毘に伏されるまでの残された限られた時間を、まだ生きているかのように接する家族の姿を何度も目にしてきました。
自宅で葬儀を行う、自宅葬というスタイルです。
ずっと家に帰りたいと願っていた故人にとって、自宅で家族と過ごせるというのは居心地の良い時間になっていたと感じました。
生前に自宅へ帰ることは出来なかったけれども、ようやく念願の我が家へ帰ることが出来た故人とようやく家に連れて帰ってあげられたと安堵する家族。
家に連れて帰ってあげることが出来なかったという自責の念は軽減され、故人の為にしてあげられたという満足感が家族にありました。
たとえ言葉を発することは出来なくても、目の前にはいつもと変わらない姿で安らかに眠っている故人がいる。
してあげたいことは返事がなくても、家族は自由にできます。
住み慣れた家の中で、いつもの布団。好きな食べ物を用意したり、思い出話を語ったり、
これまで施設にいる時には出来なかったことがたくさん出来るので、これまでの時間を埋める、かけがけのない時間にもなるのです。
家に帰りたいと言っていた本人の希望を叶えるために、実際に自宅で葬儀を行った方の声をご紹介させていただきます。
「父は生前ずっと家に帰りたいと言っていたから、今回どうしても家に連れて帰ってあげたかった。父のために葬儀も家で行いたかったので希望が叶ってよかった。
家でやるのは大変かなと思ったけれども、そんなこともなく、家でゆっくり故人と最期を過ごすことが出来て本当に良かった。」
「母は家に帰るのを目標にしていた。それも叶わず施設で最期を迎えることになりそうなのがわかった時、残念そうな母の表情は忘れられません。葬儀にはなりましたが、家で最期を過ごさせてあげられたのは、良かったなと思っています。」
自宅で葬儀を行おうと考えた時、確認しておきたい点をお伝えさせていただきます。
自分の家でできるかどうか、考えてみる時にお役立てください。
自宅の規模によりますが、自宅で葬儀を行う場合、家族葬など小規模な葬儀が適しています。どのくらいの参列者数になるのか、一度算出してみるとよいでしょう。
葬儀を行う場所は、和室でも洋室リビングでも構いません。どこで行うか、見当がつかない場合は、葬儀社へ事前に相談してみるのが良いです。
また、その空間にどのくらいの人数が入れるのか、算出してみることをおすすめします。
・想定する部屋に参列者が入れるかどうか
想定する部屋に想定する人数が入れるかどうか、見当してみることが重要です。
自宅葬の昔と今の違いをご紹介させていただきます。
従来の自宅葬では、家の中には親族が入り、近所や会社関係の方々は、家の外というのが普通でした。一般参列者は外に用意された受付へ香典を出し、外で焼香を済ませるという形でした。
家族や近い親族だけで自宅で家族葬を行う方々が増えています。白黒の幕を家の中に張ったり、大きな祭壇を仏間に設置したりということもなく、省スペースで小規模な葬儀というのが主流です。
ずっと家に帰りたいと願っていた方へ、自宅葬という選択肢が家族にとって慰めの一つになることもあるということがこの記事でお伝えしたかったことです。
生前に家に帰ることが叶わなかったとしても、たとえ臨終後に我が家へ帰宅となったとしても、ご本人にとっては待望の時間になるのではないでしょうか。
自宅に帰った際、家族の声は、きっとご本人にも聞こえているはずですから。
家族に対してありがとうとおっしゃっていることでしょう。
近年、通夜式・葬儀告別式という一連の儀式は行わず、火葬のみを行う直葬という葬儀形式が登場しました。
内容を正しく把握していないと、そんなつもりではなかったとトラブルに発展する場合もあります。
普段実際にお手伝いをさせていただいている葬儀社の立場から、直葬のメリット、デメリットを解説させていただき、正しい知識をつけてご判断いただければと思います。
直葬とは通夜・葬儀を行わず、火葬のみを行う葬儀形式です。基本的に寺院による読経はありません。故人を納棺させていただき、家族がお別れを済ませたら、火葬場へと出棺となります。
直葬の「直」は、「直接」の略で、直接火葬場へ向かう葬儀→直葬と言われます。
ですから葬儀会館や自宅で一晩を一緒に過ごし、翌日出棺という形式ではなく、お亡くなりになられた場所から火葬場へ直行という形式を基本的には意味しています。
現在は、葬儀社によっては、一時的に葬儀会館や自宅へ安置して、出棺までの時間を過ごす直葬も増えています。
直葬が生まれた背景として、葬儀にかける金銭的余裕がない方々が増えていることがまず挙げられます。
給与が上がらない、物価が上がる、平均寿命が上がる、核家族化が進む、など様々な要因が絡んでいますが、格差社会が広がる現実を葬儀の場でも感じることがあります。
もう一つは宗教離れもあります。
付き合いのある菩提寺がない方も増え、葬儀に読経が無くても構わないという方は年々増えています。
それでは困るという方の為に、火葬場で簡単な読経を上げる方法もオプションで登場し、直葬人気に拍車をかけているのが実情です。
直葬のメリットを見ていきましょう
とにかく通常の葬儀に比べて費用が圧倒的に安いことがメリットです。
最近ではネット上で総額10万円未満を謳う葬儀社が多くなっています。
読経がなく、宗教色がありませんので、出棺までの過ごし方は基本的に遺族の自由です。
あれをしてはいけない、これはしてはいけない等を考える必要はありません。
家族で読経をあげても構いません、歌を歌っても構いません。棺の中を薔薇の花びらで敷き詰めても構いません。
面倒なことを敬遠しがちな方にとっては、直葬はほぼ葬儀社へお任せできるので、身体的にも精神的にも負担が少ないため、魅力的に映るかもしれません。
ご遺体の状況を気にかけたり、接待に気を遣ったり、準備に忙しくしたりすることはありません。
直葬の場合、出棺前のお別れの時間に合わせて家族が集まります。
通夜・葬儀と2日間ずっと故人のそばで過ごすという形ではありません。
そのため、費やす時間というのは短時間になります。人によってはメリットになる場合もあるでしょう。
希望すれば読経も依頼できます。読経をしていただくことで気持ち的にも葬儀が行えたと安堵するご家族もいらっしゃいます。こういう選択肢があることは良いことです。
次に直葬のデメリットを紹介させていただきます。
家族でお別れをして火葬場へ向かう形式のため、大きな会場が用意されているわけではありません。たくさんの方が集まっての葬儀には向いてないので、基本は少人数で行う形となります。
葬儀社によっては、故人のそばで過ごせない事もあります。
故人のそばで一晩過ごすなら追加料金がかかることも多いので、予め確認しておきましょう。
葬儀社によっては、直葬プランには花が含まれていない場合もあります。
最後のお別れの時、棺へ入れる花が何もないと、その場で初めて知ることだけは避けたいものです。こちらも事前に確認しておきましょう。
家族が自分達で用意するケースもあります。
故人の兄弟など親族の理解を得づらい場合もあります。可能であれば後々のトラブルを回避する為にも、事前に相談しておくことをお勧めします。
少人数で行うため、終わった後に後日訃報を知り、家や職場に弔問に訪れる方、香典を持参される方がいらっしゃるかもしれません。
そのことを念頭に置いて過ごしていくことが必要です。
気になる費用についてもご説明させていただきます。
直葬の費用相場は、税込10万円未満の葬儀社が多くなりました。
良心的な葬儀社であれば、実際に依頼してもその通りの金額で行われています。
そしてそういう葬儀社が多くなっているのは、消費者にとって良いことです。
ただし、この場合ご注意いただきたいのが、多くが最後の一晩を故人と一緒に過ごすことはできない、お花もない内容であることです。
例えば「小さなお葬式」や「よりそうお葬式」でも、やはり最後の一晩を一緒に過ごす場合は、別途料金がかかります。
「小さなお葬式」は花がありますが、「よりそうお葬式」では花はオプションです。
このように費用だけでなく内容も見ていく必要があります。
ここでは内訳を見ていきましょう
・棺
故人を納棺して火葬場へと向かう際に必要になります。
故人の体が大きい場合、あるいは身長が高い場合は、大きめなサイズの棺が必要となります。
その場合、葬儀社によっては、別途料金がかかることがありますので、確認が必要です。
・骨壷
火葬終了後に遺骨を収める容器で、必要となります。
しかし収骨を希望されない場合は、必要ありません。
・寝台車及び霊柩車
お亡くなりになられた場所から火葬場まで、あるいはお亡くなりになられた場所から一時お預かりの場所までの搬送料金が必要となります。
・ドライアイス
故人の体の腐敗進行を遅らせるのに必要になります。
プランに含まれているのか、オプションなのか、確認しましょう。
故人の尊厳を守るという点で必要です。
・安置スペース・控室
葬儀社から提供されるのは、故人のみが滞在できる空間なのか、故人と家族が一緒に滞在できる空間なのか、確認しておきましょう。
多くの場合は、故人のみ滞在できる空間となります。
いわゆる「お預かり安置」というものです。
家族も一緒に過ごせる空間を希望の場合は、ほとんどの場合、別途料金がかかります。
・お別れ用の花
お別れを行う際の花は、別料金なのかどうか確認が必要です。
自分達で準備を行う方法もあります。
また、花が無くても直葬は可能です。
そのため後から追加で対応を前提に、あえてプランに花を含めない葬儀社もあります。
ご家族の希望に応じて葬儀社は対応します。
直葬は、広島でもおすすめできる葬儀形式です。
理由としては、東京や関東では、火葬場の都合で臨終から火葬場までの時間が長いことが多く、3〜4日待つのが当たり前です。
そのため、故人をご安置する日数も必然的に長くなるのですが、広島の場合は、火葬場が満杯で日程が延びてしまうことは少ないです。また、火葬場は、ほぼ年中稼働しています。
そのため、関東に比べて広島は、直葬を行うにあたって障害が少ない地域と言えます。
直葬の認知度も高まっていること、安価で小規模な葬儀へのニーズが高いことを踏まえても、広島県は他県に比べて直葬をおすすめできます。
浄土真宗の門徒様が多いので、火葬前に読経をあげていただく方法も一つの選択肢として、ご一考してみてはいかがでしょうか。
広島で直葬をおすすめできる葬儀社は、筆者から見ると地場の葬儀社で数社あります。
料金もサービスも十分おすすめできるのですが、ここでは弊社の広島自宅葬儀社をお勧めさせていただきます。
他社と異なるのは、選べる二つの方法があります。
■1.最後の一晩を自宅で故人様と共に過ごしていただき、翌日自宅から出棺という形です。
■2.臨終にお立ち会いいただき、翌日今度は火葬場にお越しいただき、火葬へお立ち会いいただく方法です。
その間は故人様は弊社にてご安置させていただきます。
こちらは自宅へ安置は難しいという方、事情があって極力全てを葬儀社へお任せしたいという方におすすめです。
低価格にて承っていますが、こちらを選択された方が引け目や負い目を感じたりすることのないようにサービスも充実したものになっています。人の命の重さに大小はありません。
どんなお葬式でも誠心誠意ご奉仕させていただきます。
直葬の料金は、75,000円(税込82,500円)と広島県内最安値です。依頼してみたら後で追加料金が発生したということもありません。
広島市内だけでなく、広島県内全域こちらの価格です。
詳しくは下記でご確認くださいませ。
直葬を依頼する葬儀社を見極めるポイントをアドバイスさせていただきます。
・安ければ良いでしょ?という接客態度は論外です
・直葬希望を伝えると対応が雑になる
・ドライアイスは含まれているか
・花は別途用意が必要かどうか
・部屋は故人のみ滞在か、家族で滞在できるのか
・都合で1日延長になった場合、追加料金はいくらになるか
・葬儀後のことまでフォローがあるかどうか
直葬は価格が安いため、年々需要が高まっている形式ですが、安価でもサービスが悪ければ、困ります。葬儀社の対応で不愉快な気持ちになるようであれば最悪です。
そうならないように、事前にお電話でも構いません。一度興味を持った葬儀社へ事前に相談してみることをおすすめします。
直葬は信頼できる確かな葬儀社で行う場合、内容的にもご満足いただける形にきっとなり得ます。
人が亡くなっているのです、一大事です。
お金をあまりかけられないけれども何とかしてあげたい。
その思いに応えようと企業努力を怠らない地場の葬儀社はたくさんあります。
ただ安価なだけではないことは、きっとご理解いただけるはずです。
葬儀が発生すると、すぐに必要になってくる現金と後日でも構わない現金があります。
知らないと全額用意しないといけないのかと思って慌ててしまいます。
また、いくら必要なのか知らないと困ります。
この記事では、お葬式代の準備をするにあたって、すぐ必要な現金として、いくら用意しておいた方が良いのか、一方で後日でも構わない費用に何があるのか、解説していきたいと思います。
まず葬儀が発生した場合、すぐに必要な現金として、どんなものがあるのか。下記をご覧ください。
火葬場への支払い分として、火葬料があります。火葬をしてもらうために必要な火葬料金です。火葬場の受付窓口で、火葬する当日にお支払いする費用になります。
後日払いにはなりませんので、すぐに必要な現金となります。
読経をしていただくのにお寺様へお布施を用意する必要があります。お布施の額は、お気持ちでと言われますが、実際は相場があります。
お気持ちで渡すものですから、後日払いではおかしいので、当日用意するのが一般的です。
葬儀場から火葬場へ向かう際、故人を乗せた霊柩車があります。その霊柩車の後をついていくマイクロバスやハイヤーがあります。主に親族を乗せる車ですが、交通会社へ依頼している場合は、その場で支払いになる場合が多いです。
普段タクシーを利用する際、下車時に料金を支払いますが、その要領でお支払いとなる場合が多いです。誰もが準備する必要のあるお金ではありません。
マイクロバス等を必要とする方のみ準備する現金と言えます。
現在は家族葬が多く、マイクロバスではなく、各々の自家用車で対応するケースも多くなっています。
すぐに必要な現金は、上記の3つの費用の合計額です。
火葬料は場所による違いがあります。寺院へのお布施は、宗派、地域による違いがあります。交通会社への支払いは、必要性の有無の違いがあります。
これらを足した合計額になるので、日本全国各地で額の違いは発生しますが、内容はほぼ同じです。
一方で後日になってもよい現金には何があるのか、こちらも解説していきます。
後日になってもよいものに、葬儀社へ支払う葬儀代があります。葬儀費用と言われるのは、こちらの費用を指すことが多いです。
遺族は参列者への接待、葬儀場から火葬場への移動もあります。
精神的にも身体的にも負担が大きいため、葬儀当日に費用の準備をしていただく手間をとっていただくのは申し訳ないという配慮、現金を持ち歩くのは危ないとの配慮から後日払いにする場合もあります。
また、葬儀終了直後にお金の話は遠慮したいという配慮をしている業者もあります。
では葬儀社への支払いは、いつ頃までにするものなのか。こちらは葬儀社によって違いはありますが、3日以内〜1週間以内が平均です。
ご遺族の希望によって、葬儀当日にお支払いとなる場合もよくあります。
状況、地域によって、すぐに必要な現金額が異なるというのは先ほど説明した通りですが、ではどのくらいの現金が相場なのか、平均額を見ていきます。
火葬場への支払い、寺院への支払い、交通会社への支払い、この中で一番大きく差が出るのは、寺院への支払いで、他の2つではそれほど大きな差は生まれません。
従ってすぐに必要な現金の額は、寺院を中心に考えて、3つのパターンに分けて考えてみたいと思います。
ご自身がどのパターンに当てはまるかを見ながらご覧いただくと、より正確な額が把握できるはずです。
一つ目は浄土真宗のお寺に読経を頼んで葬儀をする場合です。
浄土真宗の場合、他宗派と比べて異なる点は、戒名料を必要としません。
ですから火葬料+お布施+交通会社で20万〜30万あれば十分でしょう。
すぐに必要な現金は20万円〜30万円となります。
浄土真宗以外のお寺に読経を頼んで葬儀をする場合は、火葬料+お布施+戒名料+交通会社で35万〜50万円です。
すぐに必要な現金は、35万円〜50万円となります。
お寺を呼ばない読経無しの葬儀の場合、創価学会の友人葬で葬儀をする場合は、お布施や戒名料を必要としません。
火葬料+交通会社で、マイクロバスが必要ない場合は、火葬料のみ用意すればいいとなります。すぐに必要な現金は、1万〜5万円となります。
まとめるとすぐに必要な現金は、1万円の場合もあれば、50万円の場合もあるということがわかりました。
それは、読経があるかどうか、宗派は何なのか、交通会社へバス等を依頼する必要があるかどうかで変わってくるので個人差があるということです。
ご自身に当てはまるものを見て、およその金額相場を把握していただけたらと思います。
そして後に葬儀社への支払いも控えていることを忘れてはいけません。
葬儀にかかる費用は、すぐに必要な費用だけで留まらず、葬儀社への支払いと合わせて総額となるので、注意が必要です。
・すぐに必要なお金は、平均1万円〜50万円と幅広い
・読経が有りの場合、すぐに必要なお金は平均20万〜50万円
・読経が無しの場合、すぐに必要なお金は平均1万〜5万円
・その他に後日払いの葬儀社への支払いがある。葬儀費用と呼ばれるのはこの部分であることが多い。
・すぐに必要な費用+後日で構わない葬儀社への葬儀代=葬儀にかかる費用の総額
お葬式では、納棺の時や火葬前のお別れ時に、お花と一緒に思い出の品を棺へ入れる風習があります。
思い出の品は、故人と一緒に火葬されることになるため、『ぜひあの世に一緒に持って行って欲しい』という気持ちから用意するのが大切です。
一方で、どんなに想いが込められていても、棺へ入れるには不向きなものもあります。葬儀社の立場から詳しく解説させていただきます。
故人と共に棺へ入れるものを「副葬品」と呼びます。
副葬品を棺に入れる風習は、世界各地でかなり古くから見られ、古墳や遺跡などの埋葬跡からは、たくさんの装飾品や芸術品が発掘されてきました。
火葬が主となる現代日本においても、例外ではありません。
例えば生前ゆかりの品や、残された人が想いを込めたもの等を入れるのが一般的です。
ただ気をつけるべきなのが、不向きな物もあるということ。
火葬される為、燃えにくいものや不燃物はNGですし、他の人が不快感を感じる物も向いていません。
用意したいと思うものが見つかったら、『これは火葬しても差し支えないだろうか?」と、ひとまず考えてみることが大切です。
棺に入れるのにふさわしい品、よく選ばれるのは、以下のようなものです。
実際に筆者が立ち会った葬儀において、良いアイデアと感じたものと共にお伝えします。
子どもや孫、友人が故人へ向けた手紙を書いて入れます。顔まわりや手元に置いてあげるのが一般的です。
生前気に入っていた服を、布団の上から掛けてあげます。
もっとも、『最後にはこれが着たい』と生前に希望があった服については、可能であれば納棺の時点で実際に着せてあげましょう。
ただし、体の硬直がうまくほぐれない、セレクトされた服がタートルネックなど着せるのが困難といった理由で、やむを得ず着せてあげられない可能性もあります。
四国八十八か所の霊場を巡り歩くことを『お遍路』といいます。
生前お遍路に行ったのであれば、巡礼のための白衣や納経帳が残されていると思われます。
もし見つかるようであれば、ぜひ用意してあげましょう。後ろに経文が書かれた立派な白衣を、『これを入れてやらなければ』と故人の足もとへ大事そうに納めるご遺族をたびたび拝見しました。
白衣は、納棺の時点で着せてあげるのもおすすめです。
好物を入れてあげたいと思ったら、スムーズな火葬のためにもなるべく小さなもの、水分を含まないものを選びましょう。
せんべい、クッキー、おまんじゅうなどが選ばれます。
生前、とくに本人が気に入っていた写真があれば、棺へ納めてあげましょう。
顔のあたりか、手元に置いてあげるのが一般的です。
寂しくならないようにと生前、家族で写った写真を一緒に納めるのも良いでしょう。
趣味の品も、よくある副葬品の一つです。絵や風景写真、パッチワーク作品といった燃えやすいものならそのまま棺に納められます。
大きな工芸品など燃えにくいものは、作品を撮影した写真を納めるのがおすすめです。
配偶者や子供が『一緒に旅行したとき、楽しかったから』と、記念品として購入したポストカードを棺に納めることがあります。タペストリーなども同様です。
通夜の際に集まった人たちが、折り鶴や花など思い思いの折り紙作品を作り、棺へ納めます。色とりどりの折り紙が、華やかに故人の顔まわりを飾ります。
『ありがとう」『あなたに会えて幸せでした」など、葬儀に参列した人たちが一言ずつ寄せ書きをした色紙を棺に納めます。
遺族が完成した色紙を見れば、生前たくさんの人の支えで生きてきたことが一目瞭然となります。
先に故人の配偶者が亡くなっていたとき、供養品として遺骨ペンダントを購入している可能性があります。
遺骨ペンダントとは、ヘッド部分に遺灰を少しだけ中に込められるペンダントのことで、『配偶者の遺骨を肌身離さず持ち歩きたい』と願う人などが購入します。
もし、木製の遺骨ペンダントである場合は、ヘッドの部分をチェーンから外して入れてあげましょう。
お酒が好きだった方の場合、缶ビールや二号瓶のお酒はNGですが、紙コップにお酒を含ませ、ラップをして輪ゴムで止めれば、少量であれば許されます。
お酒が好きだった方におすすめです。
遺族が願う場合でも、棺に入れてはいけない品としては、以下のような物があります。
どうしてもそれでは困るという場合の代替え策と共にご紹介します。
生前に眼鏡を使っていた場合、『あの世でも持たせてやりたい」と眼鏡の納棺を希望する遺族がいますが、眼鏡は燃えないものなので、納められません。入れ歯も同様です。
もしどうしてもという場合には、骨壺や骨箱へ入れてあげましょう。
杖も金属製はNGです。葬儀社が用意する納棺の衣装の中に、木製の杖があるため、活用しましょう。
また、副葬品として木製の立派な杖が売られています。気になる人は、取り扱いがないか葬儀社に問い合わせてみるのがおすすめです。
気に入りの服装の一部として、ベルトや靴を入れてあげたいと希望する遺族がいらっしゃいますが、ベルトのバックルは金属製ですし、革製の靴にも貴金属の装飾品がついていることが多いため、NGとされます。
土葬の時代に『六文銭」を『三途の川の渡し賃』として棺へ入れていた名残で、硬貨を入れてあげたいと希望するご遺族がいらっしゃいます。
しかし、硬貨は不燃物のため、原則的には棺に入れられません。
そこで六文銭が描かれた紙を、あらかじめ用意している葬儀社もあります。
本は『可燃物』ではありますが、分厚い本は意外と燃えにくいことをご存じでしょうか。
数ページだけセレクトして入れてあげるのであれば可とされます。
果物は水分が多いため、スムーズな火葬を妨げます。どうしてもということであれば、果物を一口大に切って、ティッシュなどに包み、口元へ置いて差し上げましょう。
自分が写っている写真を火葬で燃やされることに『不謹慎だ」『不吉だ」と嫌悪感を表す方もいらっしゃいます。
どんなに想い出のシーンであっても、不特定多数の人が写っている写真を納めるのは控えた方が良い場合もあるのです。
事前に了解を得るなど相談をしてみるのが無難です。
趣味の品であっても、燃やすと有害物質が出てしまうようなものは納棺不可となります。
代わりにミニチュアの木製釣り竿や、木製ゴルフクラブが商品化されています。取り扱いがないか、葬儀社に尋ねてみましょう。
革製の財布であっても、ワンポイントとして、あるいはファスナーとして金属が使われているケースが多いので注意が必要です。
いくら可燃物であっても、大量であれば火葬の妨げになってしまいます。『写真を100枚」『絵画を50枚」などはやめましょう。
いつまでに品を準備する必要があるか。気になるところですが、これは葬儀の最後の献花の場面までに用意しましょう。
準備を行うのは、主に通夜式が始まるまでの空いた時間、あるいは通夜式が終わって、翌日の葬儀までの時間を活用することになります。
この準備の時間もきっと思い出に残る時間となるはずです。
主に遺族が中心となって用意することになるはずです。この際に1人で用意するのと2人で用意するのとでは、労力も時間も違ってきます。
なるべく多くの方が参加する形で行うことが、労力軽減にも時間短縮にも繋がりますし、多くの方にとって思い出に残る時間となるでしょう。
例えば手紙を例で言えば、家族、親族だけに留まらず友人も参加した方が、より良い葬儀となります。
その場合、故人の友人に声をかけ、協力者を集うことをおすすめします。協力者が現れ、友人関係はお任せできる状態になるはずです。
せっかく時間をかけて準備したものが、いざという時に持参するのを忘れたなどとなっては困ります。予め保管場所を決めて、家族間で共有すると良いでしょう。
お盆や小箱、紙袋に入れて、一つにまとめておくのがおすすめです。
きちんと準備しておかないと、終わった後に『あれも入れてあげれば良かった」などと後悔しがちです。
悔いの残らないようなお別れにしましょう。また、用意に一生懸命になりすぎて、肝心のお別れがじっくりできなくなるのもよくありません。副葬品やお花を納めながら、心の中で
葬儀やその後の供養には多額の費用がかかり、遺族には大きな負担となります。そんな遺族に支払われる補助金制度があるのをご存じですか?
この記事では、国民年金の「葬祭費」、社会保険の「埋葬料」、さらには遺族年金を中心に、ご遺族に支払われる補助金、給付金についてまとめます。
遺族の経済的負担を軽減してくれる公的制度には、次のようなものがあります。
◎健康保険の公的給付制度
●国民健康保険、後期高齢者医療制度の「葬祭費」
●協会けんぽや組合健保の「埋葬費」「埋葬料」
●公務員共済組合の「補助金」「葬祭費」
◎年金の公的給付制度
●国民年金の「遺族基礎年金」「寡婦年金」「死亡一時金」
●厚生年金の「遺族基礎年金」「遺族厚生年金」
これらすべてを受給できるわけではありません。
故人様の保険や年金の加入状況によって受けられる制度が異なります。ひとつずつ詳しく解説して参ります。
健康保険は主に2つに分けられます。
ひとつは自営業者などが加入する「国民健康保険」、もうひとつは会社員などが加入する「協会けんぽ」や組合員などが加入する「組合健保」などです。
国民健康保険の被保険者が亡くなった場合、葬儀を行った喪主に対して「葬祭費」が支給されます。
国民健康保険の加入対象は、自営業者や75歳未満の年金受給者などです。75歳の誕生日を迎えた方は国民健康保険の資格を喪失して、後期高齢者医療制度によって保険金を受け取ります。
後期高齢者の方でも葬祭費の支給はありますが金額や条件などが国民健康保険とは多少異なります。
葬祭費の支給金額は市区町村によって異なります。広島県ではどの市町であっても、国民健康保険、後期高齢者医療制度による葬祭費の支給金額は3万円です。
▶いつまでに?
国民健康保険、後期高齢者医療制度の「葬祭費」の申請期限は、告別式など葬祭をとり行った日の翌日から2年以内です。
▶どこに?
加入している所轄の保険事務所や組合に申請します。
それぞれ市区町村の各窓口へ申請します。国民健康保険課は保険課、後期高齢者医療制度は福祉課に該当する部署に問い合わせましょう。
▶何を準備する?
申請のために次に挙げるものを準備します。
・故人様の国民健康保険証または後期高齢者医療保険証
・死亡の事実を証明するもの(死亡診断書のコピー、戸籍謄本など)
・葬儀の実施を確認できるもの(葬儀社からの領収書など)
・喪主の金融機関の口座番号
・印鑑(シャチハタは不可)
企業や団体などの被用者の場合は「埋葬費」や「埋葬料」が給付されます。
厳密には被保険者本人が亡くなった場合は生計を同一にしていて故人の埋葬を行った家族に「埋葬費」が、被保険者が扶養していた家族が亡くなった場合は被保険者本人に「家族埋葬費」が給付されます。給付金額はともに5万円です。
また、被保険者本人が亡くなり、生計を同一にする者がいない場合、実際に埋葬を実施した人に「埋葬料」が給付されます。給付金額は5万円を上限として実際に埋葬にかかった費用です。
ちなみに、協会けんぽとは健康保険組合のない中小企業の健康保険で、組合健保とは700人以上の被保険者がいる事業所の健康保険です。前者は中小企業、後者は大企業の健康保険だと思えばよいでしょう。
広島県内では、マツダ健康保険組合、中国新聞健康保険組合、福山通運健康保険組合などが後者にあてはまります。
▶いつまでに?
申請期限は亡くなった日から2年以内です。
▶どこに?
協会けんぽの場合、勤務先の所在地を管轄する各地域の年金事務所に申請します。組合保険の場合はその組合に申請します。たとえば広島県内の場合、呉年金事務所は呉市、竹原市、東広島市を、三原年金事務所は三原市、尾道市、豊田郡、世羅郡を管轄しています。
▶何を準備する?
申請のために次に挙げるものを準備します。
・健康保険埋葬料(費)支給申請書
・健康保険証
・埋火葬許可証または死亡診断書のコピー
・葬儀費用の領収書
故人様が公務員や教員だった場合、故人様の扶養を受けて埋葬を行った人に「埋葬料」が給付されます。もしも扶養していた家族が亡くなった場合は、組合員本人に「家族埋葬料」が支給されます。
広島県市町村職員共済組合 の場合、「埋葬料」、「家族埋葬料」ともに5万円です。さらに、「埋葬料附加金」「家族埋葬料附加金」として3万円が支給されます。
また、国家公務員であれば、国家公務員の共済組合から葬祭費の支給が受けられます。
▶いつまでに?
申請期限は亡くなった日の翌日から2年以内です。
▶どこに?
各共済組合に申請します。
▶何を準備する?
申請のために次に挙げるものを準備します。
・共済組合葬祭費請求書
・健康保険証
・死亡診断書のコピー
・印鑑
・振込先口座番号
私たちが加入している国民年金や厚生年金からも、家族を失った遺族への給付制度(遺族年金)があります。
日本の年金制度は「2階建て」に例えられます。1階がすべての国民が対象となる国民年金、2階が会社員などが対象となる厚生年金です。遺族年金もこの2階建てをイメージしておくと分かりやすいでしょう。
国民年金の加入者が亡くなった場合、遺族に給付される年金です。
▶死亡した人の要件
遺族基礎年金を受給するには、亡くなった方が次のいずれかの要件を満たしていなければなりません。
①国民年金に加入中
②かつて国民年金に加入しており、60歳以上65歳未満で日本国内に住所がある
③老齢基礎年金の受給資格がある
④保険料納付済期間と保険料免除期間とを合算した期間が25年以上である
▶受給する人の要件
遺族基礎年金を受給できるのは次の要件を満たした人です。
①亡くなった人によって生計が維持されていた「子のある配偶者」
※子のいない配偶者は対象外
※受給者の年収が850万円未満、または年間所得金額が655万5千円未満
②亡くなった人によって生計が維持されていた「子」
※高校を卒業する年齢まで
▶受給額
年間781,700円+子どもの加算金額
※子どもの加算金額は1人目と2人目がそれぞれ224,900円、3人目以降は1人あたり75,000円
▶いつまでに?
申請期限は死亡日の翌日から5年以内
▶どこに?
受給者の住まいの市区町村役場
▶何を準備する?
遺族基礎年金を請求するために次のものを用意します。
・年金請求書(様式第108号)
・死亡診断書のコピー
・請求者名義の通帳
・印鑑
※「年金請求書」は市区町村の窓口や日本年金機構のホームページからダウンロードできます。
※「年金請求書」にマイナンバーが記入できない場合は次に挙げるものも用意します。
・年金手帳
・戸籍謄本
・世帯全員の住民票の写し
・死亡者の住民票の除票(世帯全員の住民票の写しに含まれている場合は不要)
・請求者の収入が確認できる書類(所得証明書、源泉徴収票など)
会社員や公務員など、厚生年金の加入者が亡くなった場合、遺族基礎年金に加えて遺族厚生年金が給付されます。
▶死亡した人の要件
遺族厚生年金を受給するには、亡くなった方が次のいずれかの要件を満たしていなければなりません。
①厚生年金に加入中であること
②厚生年金に加入している間に初診を受けた傷病で、初診日から5年以内に亡くなった
③障害等級1級または2級の障害厚生年金の支給を受けられる人であった
④老齢厚生年金の受給資格を満たしている
▶受給する人の要件
遺族厚生年金を受給できるのは次の順位です。上の順位の人が受給した場合、下位の人には給付されません。
①配偶者と子
※妻の場合、年齢要件なし。
※夫の場合、55歳以上であること。
※子の場合、高校卒業までの期間
②父母
※生計を維持していた人が亡くなった時に55歳以上であること
③孫
※高校を卒業するまでの期間
④祖父母
※生計を維持していた人が亡くなった時に55歳以上であること
▶受給額
遺族厚生年金の受給額は、厚生年金への加入期間や、加入中の給与・賞与の額によって計算されます。基本的には「死亡した被保険者の報酬比例部分の年金額×3/4」です。
▶いつまでに
死亡日の翌日から5年以内
▶どこに
お近くの年金事務所
▶何を準備する?
遺族基礎年金を請求するために次のものを用意します。
・年金請求書(様式第105号)
・死亡診断書のコピー
・請求者名義の通帳
・印鑑
・年金証書(他の公的年金を受給しているとき)
・合算対象期間が確認できる書類
※「年金請求書」は市区町村の窓口や日本年金機構のホームページからダウンロードできます。
※「年金請求書」にマイナンバーが記入できない場合は次に挙げるものも用意します。
・年金手帳
・戸籍謄本
・世帯全員の住民票の写し
・死亡者の住民票の除票(世帯全員の住民票の写しに含まれている場合は不要)
・請求者の収入が確認できる書類(所得証明書、源泉徴収票など)
寡婦年金は、遺族基礎年金の受給要件を満たすことのできない妻に対して、死亡した夫がもらえるはずであった老齢年金の一部を給付する制度です。
保険金の掛け捨てを防ぐことと併せて、妻の収入減をケアする目的があります。
なお、国民年金の第1号被保険者が死亡したときの給付には、寡婦年金と死亡一時金(後述)のいずれかを選択できます。
▶死亡した人(夫)の要件
寡婦年金を受給するには、亡くなった方が次のいずれかの要件を満たしていなければなりません。
・国民年金の第1号被保険者(加入者)で、保険料納付済期間が10年以上ある
・老齢基礎年金をもらったことがない
・障害基礎年金をもらえるようになったことがない
▶受給する人(妻)の要件
・夫の死亡当時、夫によって生計が維持されていた
・夫との婚姻期間が10年以上継続している
・65歳未満である
・繰り上げ支給の老齢基礎年金を受給していない
▶受給額
夫が65歳からもらえるはずであった老齢基礎年金の4分の3。ただし、妻が60歳から65歳になる間しか受給できない。
▶いつまでに?
申請期限は死亡日の翌日から5年以内
▶どこに?
死亡した夫の住所地の市区町村役場
▶何を準備する?
寡婦年金を請求するために次のものを用意します。
・年金請求書(様式第109号)
・夫の年金手帳
・戸籍謄本
・世帯全員の住民票の写し
・死亡者の住民票の除票
・請求者の収入が確認できる書類(所得証明書、源泉徴収票など)
・請求者名義の通帳
・年金証書(公的年金から年金を受けているとき)
※「年金請求書」は市区町村の窓口や日本年金機構のホームページからダウンロードできます。
死亡一時金は、国民年金の第1号被保険者(加入者)が、老齢基礎年金や障害基礎年金をもらわないまま死亡した場合に限り、対象となる遺族に一度だけ給付されます。
なお、国民年金の第1号被保険者が死亡したときの給付には、寡婦年金と死亡一時金のいずれかを選択できます。
▶死亡した人の要件
死亡一時金を受給するには、亡くなった方が次のいずれかの要件を満たしていなければなりません。
・国民年金の第1号被保険者(加入者)で、保険料を納めた月数が36か月以上ある
・老齢基礎年金や障害基礎年金をもらったことがない
▶受給する人の要件
・亡くなった人と生計を同一にしていた家族
・優先順位は、配偶者、子ども、父母、孫、祖父母、兄弟姉妹
▶受給額
保険料の納付期間によって給付金額が異なります。
納付期間 受給金額
36ヵ月以上180ヵ月未満 12万円
180ヵ月以上240ヵ月未満 14万5千円
240ヵ月以上300ヵ月未満 17万円
300ヵ月以上360ヵ月未満 22万円
360ヵ月以上420ヵ月未満 27万円
420ヵ月以上 32万円
▶いつまでに
申請期限は死亡日の翌日から5年以内
▶どこに
死亡した夫の住所地の市区町村役場
▶何を準備する?
死亡一時金を請求するために次のものを用意します。
・国民年金死亡一時金請求書
・故人の年金手帳
・戸籍謄本
・世帯全員の住民票の写し
・死亡者の住民票の除票・請求者名義の通帳
いかがでしたでしょうか。日本の社会保険システムには遺族の経済的負担を救済するさまざまな制度が準備されています。身内に不幸が起きた時には、まずは管轄の役所や専門窓口に相談してみましょう。
また、私ども広島自宅葬儀社も、葬儀後の手続きに関するプロフェッショナルです。分からないことがありましたら、どうぞお気軽にご相談下さいませ。
お葬式の時に喪主から、お布施はいつ渡すのですか?と尋ねられることがあります。
確かに日常でお布施を渡すことなんてありませんから、わからないのも当然です。
この記事では、お葬式の際に気になる、お布施を渡すタイミングについて解説します。
まずお布施をお寺様へ手渡すタイミングについてですが、主に3通りの方法があります。
どれが正しいということはなく、地域性、お寺の意向などが作用しています。
一つ目は式の始まる前に都度手渡すやり方です。
これは例えば、通夜式の始まる前に通夜式のお布施を手渡す。葬儀告別式の始まる前に、葬儀のお布施を手渡すというやり方です。
何度も渡す手間はありますが、どのお布施を渡して、どのお布施を渡していないのか。渡す側、受け取る側の双方がわかりやすいのがメリットです。
式の前に一括でまとめて手渡すやり方もあります。通夜のお布施も、葬儀のお布施も、全て一つの袋にまとめて、式の始まる前に手渡すやり方です。
メリットは、お渡しするのは一回で済む為、楽であること。そしてうっかり渡し忘れてしまったということを未然に防ぐことが出来ます。
また、早めに渡すことで、お布施のことで悩む時間も少なくなり、その後を安心して過ごせるメリットもあります。
式後に一括でまとめて手渡すやり方もあります。通夜も葬儀も全て終わった後に、お寺へ「無事に終わりました、この度はありがとうございました」とご挨拶に伺い、同時にお布施を手渡すやり方です。
メリットは、お寺側からするとお寺で受け取るので現金管理の面で安心な点、渡す側としてはお寺へ伺い、御礼のご挨拶が同時に出来る点です。
このように「いつお布施を渡したら良いですか?」と尋ねられても、方法は3通りあります。
特に何も言われてない場合は、「式前に都度手渡す」というやり方が無難です。
何が無難なのかというとトラブルが起こりづらい為、無難です。
筆者は特に何も決まっていない場合は、こちらをお勧めします。
例えば、最近は葬儀当日に初七日を行うことが多くなっています。
通夜の時に枕経を行うことが多くなっています。
一括で渡すとどこからどこまで含まれているものなのか、受け取る側にとっては不透明なので、これがトラブルを生む元になります。都度渡すのであれば、受け取る側が「あっこれは枕経と通夜の分ですね」とわかりやすいのです。
お寺がタイミングを指定する場合もあります。
お亡くなりになった方へ対して最初にお勤めいただく読経として、枕経があります。その枕経の後や葬儀の日程調整の際にお布施を渡すタイミングについて話があったりします。
この場合、お寺から葬儀社へ連絡がある場合が多く、遺族は葬儀社から伝え聞きます。
デリケートな問題なので直接お寺も遺族へ言いづらいのでしょう。
遺族としては早めに渡して安心したい、お寺も自分のタイミングが良い時に受け取りたい、大金だからこそ持ち歩きにも保管にも気を遣います。その為、双方の思惑が働くのです。
地域で決まっている場合もあります。遺族から町内会長がお布施を受け取り、遺族の代わりにお寺へ渡すという地域もあります。遺族は大変だからみんなで支え合おうという地域の風習の一つです。
金額は全て決まっていて、言われた通り準備をすれば、あとは全てやってくれます。
何も考えずに済むのは楽です。
お布施を手渡す際の作法についても説明させていただきます。
お布施を渡す際は、お盆に乗せて、もしくは袱紗に包んで渡します。
盆は、葬儀社が用意している場合も多いので確認してみましょう。
渡す前に一言ご挨拶をしましょう。
「本日はどうもありがとうございます。ささやかでございますが、どうぞお納めください。よろしくお願い致します。」
このように簡単な挨拶で結構です。
挨拶は喪主だけで行う場合、喪主と故人の配偶者、2人で行う場合もあります。
特に決まりはありませんが、その葬儀でお金を管理している方が行うことが自然と多くなります。したがって結果的に喪主が行うことが一般的となります。
これは葬儀の現場でよくある事なのですが、予定していたタイミングでお布施を渡せない場合があります。
この際、決して焦る必要はありません。落ち着いて「葬儀後にお渡しすればいい」というくらいの気持ちで慌てずに対処しましょう。
実は式前に渡すのも、この渡しそびれを防ぐ狙いがあるのです。
お寺様は読経が終わるとすぐに帰られますので、後を追いかけても間に合わないこともあるのです。その為、始まる前に手渡すことが多いです。
万が一お布施を渡せなかった場合は、スケジュールが全て終わってから、お寺へお布施を持参してご挨拶へ伺えば良いのです。
これまでご覧いただいて、お布施を渡すのはいつなのか。
葬儀によって正解が異なる場合があるということは、ご理解いただけたと思います。
その上で都度、式前に渡すのが一番無難と覚えていただければ幸いです。
お金が絡むものなので、トラブル無く終えたいものです。
葬儀告別式が終わると出棺となり、故人を乗せた霊柩車が火葬場へと出発します。
今回はその霊柩車が何人乗車できて、誰が乗るべきなのか、またあまり知られていない霊柩車でのエピソードなどをご紹介したいと思います。
知っていただくことで、霊柩車の上手な活用方法がわかり、お葬式の選択肢も広がります。ぜひご覧ください。
まず霊柩車と言っても、葬儀各社とも異なり、様々な車種が走っています。代表的なものを挙げて特徴を解説したいと思います。
まずは助手席のみ1名乗車できる霊柩車。乗車された方は遺影を持ちます。
比較的年式の古い車に多いのがこのタイプです。
助手席1名、後席1名のタイプもあります。
こちらのタイプが、一番多い形です。市販車を改造して霊柩車を作るのですが、最も改造が安価で済むと理由から、一番多い形になっているのだと思われます。
助手席を空けて、後席に1名のみ乗車する場合もあります。
助手席1名+後ろ席2名〜3名タイプ。こちらはお棺の積載と人の乗車を両方考えて改造した、リムジンタイプの霊柩車になります。
市販車よりも全長の長い霊柩車を見たら、これは乗車人数が多いタイプだなと思ってください。
次に霊柩車に誰が乗るべきなのかということに触れていきます。
霊柩車には誰が乗るものなのか、特に決まりはありませんが、喪主が乗ることが一般的です。喪主は、葬儀の主催者になりますので、霊柩車に乗車するのに最も相応しいと言えます。
周囲からの理解を最も得やすいでしょう。
1名しか乗車できない霊柩車の場合は、殆どの場合、喪主が乗車しています。
喪主以外が乗車する場合もあります。例えば故人の長男が喪主で故人の配偶者が霊柩車へ乗ることもありました。
故人に子供が3人いて、一番故人へ思い入れのあった3番目の三女へ、霊柩車の乗車を譲るケースもありました。
「明日の霊柩車は○名乗車可能です。誰が乗車するか、家族で考えておいてください。」
このように葬儀担当者から案内を受けたのだろうと、推測します。
霊柩車に乗る際の注意点を解説します。
霊柩車は、葬儀場から火葬場までの道中のみ、片道です。
火葬場から葬儀場まで戻る際、火葬場から自宅へ戻る際は、霊柩車はありませんので注意が必要です。
何名の乗車が可能なのか、予め把握することが大切です。
当日急に言われても困りますので、葬儀が始まる前には知っておきたいものです。
事前にお伝えしない葬儀社は、配慮が足らないと言えます。
霊柩車に乗車される方は、遺影写真を両手で持ちます。
片手で持つと大切に扱っているようには見えません。しっかり両手で持ちます。
女性の場合、バッグなどを持っている場合は、写真もバッグも持つことは無理なので、バッグは親族へ預けるなどします。
ここからは霊柩車に乗ることで得られるメリットとデメリットについて解説いたします。
誰が霊柩車に乗るか、家族で相談して決める際にお役立てください。
まずはメリットからです。
まず霊柩車に乗っている時間は、その他の親族や参列者が側にいない空間となります。
その為、他人に気を遣うことから解放され、ホッと一息つける時間となります。
静かな空間に身を寄せることができます。
乗車している方と故人だけの静かな空間になります。ゆっくりと故人へ思いを馳せることができます。
・複数乗車の場合、他に聞かれたくない話ができる
複数人が乗車の場合は、他の親族に聞かれたくない会話を道中の時間を利用してすることもできます。
例えば、今後の段取りの打ち合わせや、確認事項を共有するのに役立てる場合もあります。
デメリットもご紹介します。
霊柩車に乗車になるのは限られた方のみ、その為何か伝えたいことが道中に発生した場合、すぐに伝えるのが困難になる場合があります。
女性に多いのですが、乗車前にバッグを家族に預けている場合があり、バッグに携帯が入っているため、連絡が取れないという事例です。
乗車される方は、両手に遺影写真を持っていることが殆どで、両手が塞がれている状態です。
あまりゴソゴソと動きづらい状態なので、火葬場到着まではとにかく我慢というのが実情です。
他の親族が無事についてきているのか、誰が一緒に同行してくれているのか、詳細は分かりません。家族や葬儀社スタッフがきちんと対応してくれているだろうと、信じるほかありません。
ご自身で全て把握しておきたいタイプの方は、ストレスになる場合もあるでしょう。
筆者がこれまでにお手伝いさせていただいた霊柩車にまつわるエピソードをご紹介させていただきます。霊柩車を上手く活用すれば、もっともっとその人らしいお葬式になるという事例です。ぜひご覧ください。
故人様は広島東洋カープの大ファン。入院中はカープの試合が見に行けないことをとても残念がり、いつか元気になってマツダスタジアムへ応援に行くことを夢見ていたそうです。
その故人様のお葬式では、マツダスタジアムの外周を一周してから火葬場へ向かうルートをご提案させていただきました。
通常よりも遠回りになる為、時間を必要としますが、火葬場の予約時間を予め調整しておくこと、親族へ予め了解を得ておくことで、問題なく可能です。
桜の満開のお花見シーズンのお葬式、せっかくだから家族で花見をしてから火葬場へ行こうとなりました。
出棺時、霊柩車は故人と配偶者、長男、長女の4人で家族水入らず、お花見へとご出発でした。花見の場所へ着く頃に車内のBGMで福山雅治さんの「桜坂」を流しました。
生前にお好きな曲だったそうです。
このように車内で流す曲を予めリクエストしてみるのも良いと思います。
生前故人様は、ハーレーダビッドソンが大好きで、仕事の休日は、いつもバイク仲間とツーリングを楽しんでいらっしゃったそうです。
出棺時はバイク仲間にいつもの格好でいつものようにバイクで集まっていただきました。霊柩車に乗っている故人様の前後を仲間のバイクが囲み、火葬場までの道のりをみんなで最後のツーリングです。ご家族、参列者皆さんにとって思い出に残るお葬式となりました。
いかがだったでしょうか。
お葬式と聞くと読経、挨拶、接待、葬儀場でのシーンが思い浮かぶものですが、出棺から火葬場までの時間、霊柩車が登場する時間もお葬式の一部なのです。
ここを上手く活用すると、有効な時間の使い方も出来ますし、より良いお葬式にもなるという解説でした。参考にしていただけたら、幸いでございます。
お葬式へ参列する頻度は少なく、いざという時に礼服の準備で困る事があります。中には初めて参列するという方もいらっしゃるでしょう。
時間がない時、お金をあまりかけたくない時、何をどこで揃えればわからない時、そういう場合の対応方法を解説しますので、お役立てください。
急遽、今晩通夜へ行くことになった。まずい、服装はこのままでいいのかな?
礼服を用意しないといけないと慌ててしまいます。
まずは礼服がない場合、どのような対処方法があるのかを挙げてみたいと思います。
まずは参列予定の葬儀場へ貸レンタルの礼服があるか問い合わせてみましょう。
参列する為に葬儀場へ行こうと予定していたわけですから、葬儀場で礼服を借りる事ができれば、時間的ロスは発生しません。
尚、葬儀場に更衣室があるかどうかも、事前に問い合わせて確認しておきましょう。
注意しないといけないのは、白シャツと黒ネクタイ、靴は貸レンタル礼服に含まれていない場合があるので、よく確認しておきましょう。
含まれていない場合は、別途別の方法で用意するか、もしくは葬儀場で貸レンタルではなく、お買い求めとなる場合があります。
最近は、スマホで礼服レンタルと検索すれば、色んなサービスが載っています。
「礼服喪服レンタル110番」は全国47都道府県対応のサービスです。
必要な時だけ手軽に借りるというコンセプトで、若い人を中心にじわじわと人気が出ています。
メリットは安さです。そして日常的に着る服ではないので、体型に合わないというリスクがあるものです。
都度新しい礼服を借りるので、その時の体型に合わせた服を着て参列出来るというメリットがあります。
デメリットは、今日今すぐ礼服が必要という方にはお勧めできません。
翌日以降の式に参列する予定の場合にご利用ください。
特に東京など関東の場合、亡くなった日から通夜葬儀までに、時間が空く事が多いので、このサービスを利用する事は、他の地域に比べて簡単でしょう。
時間と予算があれば、最寄りの紳士服スーツの青山、はるやまで購入するのも、一つの方法です。今後も冠婚葬祭の席へ出席する際に困らないようにしておきたいという方は、この機会に揃えるというのも良いでしょう。
また、青山、はるやまで揃える場合は、お金はかかりますが、シャツ、靴、靴下、ネクタイ、全て一式を一箇所で揃えられるが便利です。
すぐに喪服の購入ができる店舗を、下記の記事でご紹介していますので、合わせてご覧ください。
もう一つは自宅に黒のスーツがあれば、一旦自宅へ戻って黒のスーツへ着替えるという方法です。お金が一番かからない方法です。
礼服と黒スーツの違いは、参列した会場へ一緒にいた友人が、じっとあなたの服を見続けない限りは、おそらく気付かないと思います。
礼服は光沢がありません。ですから光沢のない黒スーツを着用すれば、ボタンがシングルでもダブルでも、多くの方にはわからないでしょう。(見る人が見れば、気付く程度です。)
黒いスーツがない場合は、紺色のスーツ、または濃いグレーのスーツはありませんか?
もしあれば、それを着用して参列するのも一つの方法です。
黒スーツに比べて、周囲にわかってしまうリスクは当然ながらあります。
周囲にわかってもマナー違反と捉えたり、礼儀を欠いていると捉えたり周囲はしないはずです。「時間がなかったのだろうな」「仕事中に来たのだろう」くらいに思っていただけるはずです。神経質にならなくても大丈夫です。
香典を参列する方へ預けて、自分は参列しないという方法もあります。
近い関係の間柄でなければ、そのような方法もあります。
スーツがないから参列しないとは、周囲は思わないでしょう。
香典を預ける人がいない場合
式の時間に合わせて葬儀場へ行くのではなく、式の前もしくは後に葬儀場へ香典だけ届けて、速やかに退出するという方法もあります。
解決方法は色々ある事がわかりましたので、これからはどの方法で解決するべきか、4つの属性に合わせてご説明させていただきます。
まずお金をかけたくない、時間もないという方は、家にあるスーツで対応することを優先してください。
一番お金がかかりません。黒っぽいスーツがある方には、特に私はこれをお勧めします。グレーでも紺色でも構いません。それを着用して参列しましょう。
スーツが無い方、礼服ではないスーツに抵抗がある方は、数千円〜1万円で葬儀場の礼服レンタルを頼みましょう。
ただし、この場合、シャツ、靴を葬儀場以外の場所で揃える必要があります。
葬儀場で借りることのできる礼服は、スーツとネクタイのみと思っていただいたほうが良いです。
シャツ、靴を他で用意する時間があるかどうか、ご判断してみてください。
お金をかけたくない、時間はあるという方は、ネットで礼服レンタルがお勧めです。
税込5千円あれば、男性も女性も借りる事ができます。
楽天で買い物をする頻度の高い方は、「礼服喪服レンタル110」は、楽天市場なので利便性が高いでしょう。
男性の場合は、オプションでベルト、Yシャツ、靴下を揃える事ができます。
女性の場合は、オプションでネックレス、イヤリング、バッグ、ストッキングを揃える事ができます。
お金をかけても良いが、時間はないという方は、紳士服の青山、はるやまへ向かって一式を揃えることをお勧めします。
紳士服専門店なので、礼服だけでなく小物も全て一式揃える事ができるので、お店へ行く時間は必要ですが、買い物に費やす時間は短時間で済ませる事ができます。
葬儀場へ行って貸レンタルをして、シャツ、靴を別途自分で用意することを考えると、最初から青山、はるやまで購入したほうが早いと言えます。
お金をかけても良い、時間もある場合は、しっかりご自分の体型と予算に合った礼服を一着購入するべきです。
特に40代以降の方は、礼装のマナー、身嗜みも年齢に相応しい品格を求めるなら、やはり揃えておくべきだと思います。
紳士服の青山、はるやまだけでなく百貨店でお買い求めも選択肢に入れると良いでしょう。
礼服がないと焦ることは禁物です。礼服がないのに通夜葬儀へ参列するのはおかしいのではないかと心配になる必要はありません。
礼服がないことに焦りを感じるのは、周囲がみんな礼服を着用していると思うからです。
1人だけ浮いてしまうのではないか、恥をかいてしまうのではないかという気持ちからです。
しかし礼服がなくても実際は、恥はかきません。
筆者はこれまで数多くの葬儀をみてきましたが、その中で礼服を着用していない方もたくさん見かけました。
ご本人は恥ずかしい気持ちでいらっしゃったのかもしれませんが、周囲は何も思いませんし、目立ってもいません。
仕事のスーツで参列の方だけでなく、工場の作業着のまま参列の方も大勢見てきました。
忙しい中をわざわざ時間とお金をかけて葬儀へ参加されている方を、一般常識の無い人のような扱いで変な目で見ることはありません。
礼服がないとこの先迷う場面に遭遇したら、周囲の目ではなく、亡くなった方がどう思うか。遺族がどう思うかで考えましょう。
例えば、あなたが亡くなった方の息子様のご友人だとします。
親御様を亡くした友人は、あなたがグレーのスーツで葬儀場へやって来るのと、スーツが無いから来ないのとではどちらが良いでしょうか??
服装よりも駆けつけてくれたこと喜んでくれるはずです。
私が過去に拝見した男性は、工場の作業着のまま参列されてましたが、凛とした姿がかっこよかったです。
故人の次男様のご友人ということでした。彼を見た時に次男様は、号泣されていました。
このようなことから、葬儀ではあなた自身の参列が故人や遺族の慰めとなる場合もあるということです。
礼服が無いと焦るということは、自分は参列しなければならないと感じているからだと思います。もしそうであれば、礼服がなくても堂々とお願いします。
葬祭のプロとして失格のアドバイスかもしれませんが、私個人の考えもお伝えさせていただき、終わりたいと思います。
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