【広島の初七日法要】いつ行う?お布施の金額は?準備するものは?

更新:2022.03.10

この記事では広島県でこれから初七日法要を行う機会がある方向けに、現在実際に広島で行われている初七日法要の手順、流れやお布施相場について解説させていただきます。

広島の初七日法要 いつ行う?

賛否は別として初七日法要は、全国的に葬儀当日に行うことが多くなっています。

広島県でも当日行うことが多く、主に2つのパターンがあります。

葬儀当日、火葬終了後行う

一つ目は、葬儀出棺後、火葬場で収骨を終えると葬儀場もしくは自宅、寺院へ移動します。

そこで初七日の読経をしていただく方法です。

広島県内では割合として最も多い形になります。

葬儀当日、葬儀告別式の中で行う

二つ目は、葬儀告別式の進行中に初七日の読経も一緒にあげていただくという方法です。

他県ではこの方法が現在の主流である地域もありますが、広島では寺院による部分が大きいです。

最も負担がない方法であると同時に最も簡略化された形であるため、抵抗感を抱く方は寺院にも一般参列者にも一定数いらっしゃいます。

後日、自宅で行う

三つ目は、葬儀とは別に後日自宅で行う方法です。

後日自宅へお寺様にお越しいただき、読経をあげていただくというものです。

今でもこちらの形もよく行われています。

後日、お寺で行う

四つ目は、葬儀とは別に後日お寺で行う方法です。

遺骨を持って寺院を訪ねて、読経をお願いする形です。

事例としては少ないですが、当日納骨をお考えの方がこの方法を行うことがあります。

広島の初七日法要 誰が参加する?

初七日法要へ参加する方は、初七日法要が葬儀当日行われるのか、後日行われるのかで違います。

葬儀当日行う場合の参加者

葬儀当日に行われる場合は、葬儀に参列している親族がそのまま参加する形が多いです。

もともと「また集まるのは大変だから」という理由で初七日法要が葬儀当日に行われるようになった背景があります。

そのため、親族が参加する形が最も多いです。

後日行う場合の参加者

一方、後日初七日法要を行う場合は、家族だけで行っています。

また改めて親族に集まっていただくということはしていない方が殆どです。

広島の初七日法要 準備するものは?

現在広島で行われている初七日法要で、準備するものは下記になります。

■準備するもの

・お布施(喪主のみ)

・礼服

・数珠

■広島では準備しないことが多いもの

準備されないケースが比較的多いものをご紹介させていただいています。

地域の風習、個人のお考えによって準備されている葬儀もあります。

・お斎(食事)

■広島で準備しなくていいもの

・香典

・供花、供物

・初七日御礼

広島の初七日法要 お布施は?

お布施の相場はこちらになります。

浄土真宗その他の宗派お車料
10,000~30,000円10,000~30,000円5,000円

・お車料も忘れずにご用意しましょう。(葬儀の中で初七日を一緒に読経する場合は必要はありません。)

浄土真宗では初七日に灰葬のお勤めも

広島県に多い浄土真宗の場合、灰葬のお勤めというのが初七日の前にあります。

当日に初七日を行う場合、灰葬のお勤めも一緒に行われることが多いです。

灰葬のお勤めとは、姿形は無くなってしまった故人を偲び、ご生前にあらためて感謝する意味があります。

灰葬と初七日、二つ行われるので、お布施の相場は1万円〜3万円が目安になってくるのです。

当日、初七日は行わず灰葬のみの場合も

葬儀当日に家族が初七日を希望するも、お寺様の考えによって難しい場合もあります。

それは本来七日目に行う読経だからです。

そのような場合でも、灰葬は当日に行われることが多いです。

ですから初七日は後日になったとしても、当日に灰葬のお勤めはあるかもしれないので確認しましょう。

広島の初七日法要と他地域との違い

最後に広島の初七日法要と異なる風習を持つ地域も多く、他県から訪れる親戚の方と意見が食い違いトラブルに発展することもあります。

正しい認識をつけていただくためにいくつかご紹介させていただきます。

広島では読経のみが多い

他県では初七日で香典を用意され、それに対するお返しも用意される地域もあります。

食事でおもてなしをするのが当たり前の地域もあります。

他県では初七日法要という法事の認識が、広島では初七日法要という読経のみの認識である方が多いと感じます。

読経のみという認識の方と、香典を用意して読経して食事が当たり前という方が集った場合、難しくなることもあるのです。

葬儀中に初七日へ違和感を抱く寺院は多い

広島県には浄土真宗の門徒が多く、浄土真宗のお寺も数多くあります。

葬儀当日に初七日法要を行うことが全国的に多くなっていることは、広島のお寺も把握しています。

本当は初七日の日に法要を行いたいはずですが、家族のために譲歩してくださっています。

葬儀当日、火葬終了後に初七日を行ってくださるだけでも、かなりの譲歩です。

葬儀の最中に初七日を行ってくださいというのは、「まだ姿、形もあるのに姿、形が無くなった後の読経を求めるの?」とお寺としては違和感を感じておかしくないことを実は言ってしまっているわけです。

もちろん家族はそのような意味があるのを知らずに口にしていること、悪気がないのもお寺様は知っています。

憤慨する内容でも家族、親族の都合や世間の事情を考慮して行ってくださっているため、初七日が当日に行われるようになった背景があります。

心中お察しするとお寺も心苦しいものなのです。

「初七日を葬儀当日に行うのは譲歩するけれども、せめて火葬が終わってからにしましょう?」というのが広島の多くのお寺の本音だと思われます。

他県では当たり前に葬儀中に行われているのかもしれません。

葬儀の簡素化がどこまで進むのか、地域によるスピード差があると言えるでしょう。

初七日は本来7日目に行うもの

お亡くなりになられた日を1日目として、7日目に行われる最初の法要を初七日と言いますが、それを本来の主旨とは違う葬儀当日に行っているわけです。

これは寺院側が家族の事情、世間の事情を勘案して妥協して下さって行われていることが殆どです。

事情を汲んで行っていただいていることを知れば、感謝の気持ちも生まれます。

当日に初七日のお勤めをやってもらって当然という認識にはならないでしょう。

感謝の気持ちで接していただければと思います。

本来、初七日法要がどのように行われていたのか、当日に行われるようになった背景を下記の記事で執筆してますので、興味のある方はご覧ください。

この記事を書いた人

廣田 篤  広島自宅葬儀社 代表

葬儀業界20年、厚生労働省技能審査1級葬祭ディレクター。終活カウンセラー。大手冠婚葬祭互助会で通算1,500件の葬儀を担当。家族の在宅介護がきっかけで広島自宅葬儀社を設立。身内の死や介護の経験、数々の葬儀を通じての縁から「死」について考え、文章にすることをライフワークとしている。

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