30代の終活は8つのステップで「突然のもしも」に備えよう

更新:2022.10.18

仕事にも慣れ、社会人としての生活が安定してくる30代。人生の伴侶を見つけ、子どもを授かる人もいれば、一人の人生を大切に暮らす人もいるでしょう。

30代のライフスタイルはさまざまですが、終活でやるべきことには、それほど違いがありません。

30代の終活で必要なことについて、必須項目順に8つのステップで解説します。

30代から終活を始める理由

「亡くなることが想定できない若く元気な人こそ、終活が必要」と言ったら驚くでしょうか。

30代は体力気力ともに充実し、人生を楽しめる世代です。

その分、想定していない突然の事故や入院といったトラブルが起こると、対処しきれず慌ててしまう人が多いと思われます。

終活は、人生の終わりに向けて行う活動ではありますが、決してシニアだけのものではありません。

若い人こそ、思いがけない「もしも」の事態に備えておくことが必要なのです。

終活で「もしも」に備えておければ、さらに思いきり人生を楽しむことができるでしょう。

また、終活では、多かれ少なかれ自分の人生を振り返ります。

自分の来し方に思いを馳せる時間があれば、今後どう生きていきたいかがより鮮明になります。

より充実した人生を送るためにも、終活は必要です。

「もしも」を想定してみると、こんなにたくさん困りごとが!

30代の終活は、「もしも明日、事故にあったら」をシミュレーションすることから始めましょう。

出勤途中、交通事故に遭い、意識を失います。

何日か経っても目を覚ましません。さて、何に困ると思いますか?

家族への連絡は?

意識不明となってしまった場合は、救急隊や病院、事故に立ち会った警察などが本人の持ち物から保険証や免許証などを見つけ出し、家族の連絡先を照会することになります。

身内には、何らかの形で連絡がいくと考えて構わないでしょう。

ただ、交際している人や籍を入れず同棲している人には連絡がつきにくいかもしれません。

仕事がストップする

上司や取引先への連絡は、誰がしてくれるでしょうか。

連絡先が自分にしかわからなければ、数日、連絡が途絶えてしまいます。

スマホに届くメールに家族が応答しようとしても、パスコードが分からないとスマホを開けません。

固定費の支払いは大丈夫?

電気やガス、水道などの支払いは口座引き落としにしているでしょうか。

もし一人暮らしで、請求書をもとに支払うことにしている場合、長く入院すれば支払いが滞り、ライフラインがストップしてしまいます。

入院費や生活費はどうする?

家族に毎月生活費を渡し、通帳やカード自体は自分で管理しているという人はいませんか。

意識不明の状態が長引けば、家族の生活に支障が出てきてしまいます。

医療保険で賄おうとしても、家族が保険証書のありかや、保険に入っていること自体を把握していないというのはよくあるケースです。

幼い子どもや介護が必要な親のお世話は?

いざというときに子どもの預け先や利用できる介護サービスを調べておかないと、あなたが倒れたら家族が路頭に迷うことになるかもしれません。

ペットの世話をする人がいない

あなたが一人暮らしで、身の回りの人がペットの存在を知らなければ、何日もお世話がなされないかもしれません。

家族がいれば家のことは何とか回るかもしれませんが、お世話が必要な家族がいるときは心配です。

おひとりさまであれば家族の世話を心配する必要はありませんが、必要な手続きや連絡をする人がいないという悩みが立ちはだかります。

次の8つのステップで、30代でもいざというときの備えをしておきましょう。

ステップ1:エンディングノートを手に入れる

エンディングノートとは、介護や医療、葬儀、お墓、相続などの希望を記すためのノートです。

もしもの時の心配事を一冊にまとめておくことができて便利です。

まずは、エンディングノートを手に入れましょう。

エンディングノートは、たくさんの種類が市販されています。

それぞれ内容に特徴があり、可能であれば書店などで手に取って比較してみるのがおすすめです。

若い人向けにおすすめのエンディングノートについては、以下の記事でもご案内しています。参考にしてください。

ステップ2:連絡先リストを作る

仕事先、身内、恋人、友人など、自分の身に何かあったときに連絡してほしい人を対象に、連絡先リストを作ります。

なかでも緊急の連絡先は、続柄と電話番号のメモを財布に入れておくと、出先の事故でも速やかな連絡につながります。

ステップ3:緊急時、誰かにやってほしいことをリストアップする

ペットの世話、家族の世話、各種料金の支払いなど、緊急時にやってほしいことをリストアップし、「誰に」「どのように」依頼するかをエンディングノートへ書きましょう。

ステップ4:財産目録を作る

クレジットカード情報、銀行口座情報、保険情報などをまとめ、財産の目録を作成します。

これで、入院費用の支払いや保険の請求を家族などに任せやすくなります。

また、もし亡くなってしまったときには、相続のために使えます。

ステップ5:デジタル終活に取り組む

デジタル終活のイメージ

デジタル終活とは、PCやスマホの中身、SNSや各種サービスの利用状況を洗い出し、整理することです。

デジタルネイティブである30代のスマホの中には、これまでの人生の全てともいえる情報が詰まっているのではないでしょうか。

不要なデータを削除して、ダイエットしましょう。

また、オンラインサービスで使用しているアカウントについても、すでに使わないものは退会、解約し、個人情報の漏洩を防ぎます。

今後も継続して利用するサービスのアカウントやパスワードは、エンディングノートに書き写していきましょう。

最後に、スマホやPCのパスコードを書き記すのも大事です。

いざというときに、家族がアクセスできるようにしておきます。

ステップ6:医療についての希望を考える

もしかして、あなたの意識が戻らないままになってしまったときのために、終末期医療についての希望を考え、エンディングノートに記しておきます。

延命治療を望むか、脳死状態になったときに臓器を提供するかなど、エンディングノートの項目に従って、一つ一つ考えてみましょう。

「まだ考えられない」という人は、無理をして書かなくても構いません。

ステップ7:葬儀、お墓についての希望があれば記入する

亡くなってしまったときのために、葬儀や墓についての希望があれば、エンディングノートに記しておきます。

葬儀の希望としては、遺影をどの写真にするか、どんな花を飾ってもらいたいか、葬儀の宗派はどうするか、友人らも参列してもらう一般葬にするか、それとも親族だけの家族葬にするかなどが考えられます。

お墓の希望としては、先祖代々のお墓に入るか、それとも自分だけ、あるいは夫婦のお墓を新たに作りたいか、お墓は作らず散骨にするか、などが考えられます。

いずれにせよ、葬儀やお墓についてはまだまだイメージがわかない世代なので、エンディングノートにある項目を見て、興味のあるものがあれば書いておくといった対応で構いません。

ステップ8:身内にエンディングノートの置き場所を教える

このステップ8が一番重要です。

自分にもしものことがあったとき、さまざまな手配をすることになる身内に、エンディングノートの置き場所を教えておきましょう。

ノートを実際に預けてしまうと、後で情報が変わったときに更新できません。

「ここに置いてあるから、いざというときに見て」と場所を提示したら、あとは置き場所を変えないことが大事です。

エンディングノートを書いている間、考えた未来を大事にしよう

ステップ通りにエンディングノートを書き進めてきて、どんなことが思い浮かんだでしょうか。

連絡先を整理して「久しぶりに、この友人と会いたい」と感じたり、スマホ内の写真を整理していて「この場所に、また行きたいな」と思ったかもしれません。

また、財産目録を作っていて「この貯金額や保険の入り方で、今後もやっていけるのだろうか」と不安を覚えた人もいるでしょう。

終活中に感じたこと、考えたことを大事にできれば、より納得のいく人生があなたを待っていることでしょう。

悔いなく未来を歩むために、今日からぜひ、終活を始めてみてください。

この記事を書いた人

奥山 晶子

葬儀社への勤務経験、散骨を推進するNPO「葬送の自由をすすめる会」の理事の経験、遺品整理関係の著書・サイト制作サポートなどから、終活全般に強いライター。ファイナンシャルプランナー(2級)。終活関連の著書3冊、監修本1冊。最近の著書は「ゆる終活のための親にかけたい55の言葉」オークラ出版。ほか週刊現代WEBなどサイトへの終活関連コラム寄稿、クロワッサン別冊「終活読本」の監修や、令和6年5月発刊「ESSE」6月号のお墓特集を監修している。

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