直葬は服装をどうする?喪服と私服はどちらにするべき?

宗教的な儀式を行わず火葬のみを選択する方も増えています。

いわゆる直葬と言われる形式ですが、直葬へ参列する場合、自分だけが周囲と異なる格好で・・・ということは経験上起こりづらいと考えています。

なぜなら親しい間柄の方しかその場にいません。

何を着用するかは気軽に相談できる間柄のはずです。

気軽に相談できる間柄同士で相談しても、答えが見つからないため、お調べになっていると私は思っています。

これから実際の事例も踏まえて直葬での服装について解説しますので、参考になれば幸いです。

直葬の服装が気になる方の特徴

直葬での服装が気になる方には特徴があります。

喪服が正しいのはわかっている

何を着るべきか本当にわからなくて調べているのではなく、ご本人も喪服が一番相応しいのはわかっていらっしゃる、もしくは内心予想がついている方が多いのではないでしょうか。

喪服の必要性に疑問を持っている

喪服が相応しいのはわかっているが、本当に着用すべきなのか。

着用しない例も自分が知らないだけで、世の中にはあるのではないか。

そのように思って調べている方が多いと私は考えています。

身内で答えが出ないから、ネット上に答えを求める

直葬の殆どのケースは、故人の子供、孫の参列に留まります。

家族の中で、答えが出ないため、ネット上に答えを求めていらっしゃいます。

直葬の服装は私服でもいい

結論から申し上げますと、直葬の服装は私服でも構いません。私は実際に何度も拝見しています。

私服がいけない決まりはない

ご家族さえよければ、葬儀の場に好ましくない、マナー違反にはならないと私は考えます。

マナー違反とは、服装について喪主、遺族に不快な印象を与える事です。

家族が私服を望むなら、それはマナー違反ではありません。

無宗教だから本人の自由

直葬は宗教的な儀式を伴わない形式ですから、無宗教です。

無宗教は自由ですから、服装も自由です。

そのため、私服でも構わないと言えます。

私服を着用する場合の注意点

火葬場で目立つ

直葬で私服を着用する時、お別れ時や出棺時は家族だけの空間ですが、火葬場は地域で葬儀を行なった方々が集う場になります。

時間帯によっては、他の家の方々と顔を合わせる場面、同じ空間で待ち時間を過ごす場面もあるかもしれません。

その際、周囲は喪服を着ている方々ばかりですから、私服ではかなり目立つことは認識しておく必要があります。

私服にするなら全員私服で揃える

家族の中でも私服の方や喪服の方が混在するのではなく、どちらかに統一しておきましょう。

考えがあって私服を着用しているのに、喪服がないから私服にしていると思われるのも困るはずです。

私服でもいいが派手な服装は避ける

あまり派手な服装は避けた方が無難です。落ち着いた色合い、露出は避けるなどに気を配ると良いでしょう。

家族全員が私服だった例を紹介

先日、ある直葬をお手伝いさせていただいた時の実例をご紹介させていただきます。

60代男性がお亡くなりになられ、50代の奥様とお子様が4人いらっしゃいました。

お子様は上から長女、長男、次女、次男の4人兄弟。

20代半ばの次男様以外は結婚をされていて、小さいお子様連れのご夫婦もいらっしゃいました。

直葬に参列するのは、上記の方々で10名でした。

故人の配偶者と子供達のみです。一人だけ現地へ着くと私服だったという状況には当然ならないのです。事前に何を着るか話し合って決めていらっしゃいました。

当日は全員私服でご参列でした。

全く違和感はなく、良いお別れができていました。

小さなお子様がいるご家族は動きやすい服装でいることを重視、奥様は防寒を重視と理由があって私服を選んでいるように映りました。

実際、火葬場では別のご家族もいたのですが、私服の方々が10名いれば一つの集団なので浮いてしまうことにはならなかったです。

また、待合室に個室が完備されている火葬場の場合、周囲から見て目立つという心配も軽減されるでしょう。

世間体が気になる方は喪服を着用

利用する火葬場に個室がない場合、他の家族と顔を合わせる可能性があります。

火葬場で周囲から目立つのは恥ずかしいと感じる方、喪服を持っていないのだと思われてしまうのが困る方、常識がない人だと誤解されるのが困る方は迷わず喪服を着用しましょう。

その場合、お一人だけ喪服を着るのではなく、ご家族みんなで着用しましょう。

世間体が気にならなければ私服でOK

喪服を着ることが故人を偲ぶことに繋がり、故人の冥福を祈ることではありません。

故人を偲ぶ気持ちや冥福を祈る気持ちを形に表したのが喪服です。

そして参列者は私たちもご遺族と同様の気持ちですと共感を表すために喪服を着用するようになりました。

皆が同じ服装をすることによって、葬儀の場がより故人を偲ぶ場になっていったのです。

一人の人間のために全員が服装を変える。日常ではなかなかありません、特別な空間にする演出の一つとも言えます。

一方で直葬に参列するご家族様は、故人を偲ぶ気持ち、冥福を祈る気持ちは誰よりもあるはずです。

そのお気持ちが最も大切なので、服装は世間体を気にしなければ私服で構わないのです。

葬儀=黒というもの最近になって登場した西洋からの文化で、従来は白が正装でした。

黒い服でないといけない文化は以前はなかったのです。

ご家族みんなが私服の着用で統一するならOKだと思います。

この記事を書いた人

廣田 篤  広島自宅葬儀社 代表

葬儀業界20年、厚生労働省技能審査1級葬祭ディレクター。終活カウンセラー。大手冠婚葬祭互助会で通算1500件の葬儀を担当。身内の死や介護の経験、数々の葬儀を通じての縁から「死」について考え、文章にすることをライフワークとしている。

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