家族葬の香典はいつ渡す?金額は?用意したほうがいいの?

更新:2023.03.31

知り合いに不幸があった、家族葬と聞いたのだけれども、香典はどうしたらいいのかな?

このようなお悩みを持つ方が多いようです。

結論から言えば、訃報を知ったのであれば、香典は用意しておきましょう。

その理由とタイミングや金額などもこれから解説させていただきます。

家族葬でも香典は用意しましょう

まず家族葬でも香典を用意したほうが良い理由をご説明させていただきます。

香典は用意しておくに越したことはない

どのような形式であれ、訃報を知ってしまったのであれば、渡すタイミングは別として、香典を用意しておきたいものです。

詳細がわかってから用意するという方法もありますが、詳細がわからないからお悩みではと思われます。

後で不要になってしまう可能性もありますが、慌てて準備するよりはとりあえず準備しておこうという考え方をおすすめします。

家族葬で香典お断りの場合もある

家族葬ではご遺族が香典を辞退するケースも増えています。そのため、周囲の方は余計に香典を準備する必要があるかどうかお悩みになっているのが実情です。

香典を辞退する場合、遺族から訃報連絡がある際に、葬儀の日時だけでなく、香典をお断りする趣旨を記載している事が多いです。

記載がなければ、特に辞退しているわけではないと考えて良いでしょう。

しかしこの場合も、記載漏れの可能性もありますので、必ずしも受け取ると決めつけないほうが良いと思います。

どちらに転んでも用意さえしておけば、慌てずに対応できるものです。

香典を渡す前提で用意しない

このようなことから知り合いが家族葬を行うことを知ってしまった場合、香典は渡す前提で用意せず、一応準備しておくというスタンスが最適解です。

「不要になった時は、元に収めれば良い」という考えで一応準備するという考え方を持つとお悩みの時間はグッと減るでしょう。

なぜなら答えはご遺族が持っているため、周りがいくら考えても本人に確かめるほかありません。

香典を渡すべきかどうか悩む理由

なぜ家族葬で香典を準備する必要があるかどうかを悩まれるのか、お悩みの理由を見てみたいと思います。

参列するわけではないから

家族葬は親族のみ参列するケースが多く、親族ではない方々は、自分自身は参列できないと思ってしまいます。そこで参列しないのに香典を用意する必要があるのかどうかという悩みが生まれます。

訃報は知っているから

訃報を知ったために何か自分もしないと、と思う気持ちは大変立派です。

そこで家族葬だと聞くと用意すべきなのかどうかお悩みになるのではと思います。

香典辞退の場合があることを知っているから

香典を辞退する場合があることを知っていると、香典を受け取ってもらえるのかどうか気になるお気持ちはよくわかります。

香典を受け取るのか、辞退なのか、早くどちらか知りたい場合は葬儀社へ電話をおすすめします。ご遺族には聞きづらいものです。葬儀社であれば教えてくれるでしょう。

過去に身近でそういう経験がないから

過去に身近で家族葬があった経験のない方は、家族葬が何か特別な葬儀なのかなと身構えがちです。お悩みになる気持ちもわかります。

香典を用意すべきかどうか悩まなくていい

香典を受け取るのか受け取らないのか早く知りたい場合

どちらなのか早くどちらか知りたい場合は、葬儀社へ電話をおすすめします。ご遺族には聞きづらいものです。葬儀社であれば教えてくれるでしょう。

わからない場合は、とりあえず準備

香典を受け取るのか受け取らないのかわからない場合は、とりあえず準備だけはしておくという形が良いと思います。無駄に終わればその時はそれでよしという考え方です。

葬儀後に知ってしまった場合

葬儀後に訃報を知ってしまった場合も、珍しくありません。

その場合にどうしたら良いかは、下記の記事で詳しくをご案内させていただきます。

家族葬の香典を渡す時の注意点

家族葬で香典を渡す時、家族が香典を辞退していないことを知っている場合はともかく、受け取るのか受け取らないのかどちらかわからない場合は、注意点があります。

お断りされる可能性があると認識しておく

香典を渡す時、お断りされるかもしれないと予め心の準備をしておくことが必要です。

せっかく用意したのにという態度を示せば、相手も気まずくなります。

お気持ちは伝わっているはずですから、お断りされた場合は、すぐに引っ込めるくらいが

良いです。

強引に渡さない

香典をお断りしていたことを渡すタイミングで知った場合、「もう準備してしまったから、私のだけ受け取っておいて、お返しはいらないから」と渡そうとする方もいらっしゃいます。

遺族にとっては、これを受け取ってしまうと、これまでお断りしてきた方々皆さんへ申し訳なさを感じることになります。

誰かのだけを受け取るというのは難しいものですから、香典は引き上げたほうが賢明です。

家族葬の香典はいつ渡すのか

では香典をいつ渡すのかを次に解説します。

葬儀後に会った時

最も多いのは、葬儀後に会った時です。遺族が職場や学校などに復帰した場合に、渡すというものです。葬儀場の受付とは違い、この場合は本人に手渡しで構いません。

「この度は誠にご愁傷様でした。お悔やみ申し上げます」と一言付け加えて渡しましょう。

葬儀後に自宅へ届ける

ご近所の方や友人であれば、葬儀後に自宅へ届けるということもあります。

香典を渡すだけでなく、線香を上げさせていただくと良いでしょう。

お取り込み中であってはいけないので、伺う時間にも注意しましょう。

葬儀場で渡す

葬儀場へ行って式には参加せず、香典だけ渡して帰るという方法もあります。

しかしこの方法は、先方がどう思うかが重要になってきますので、あまりおすすめできません。家族葬ですから葬儀場には親族のみのはずが、親族以外の方が来られることによって、有難いと思う反面、わざわざ来ていただいた申し訳なさ、自分の配慮が足らずこのようなことをさせてしまったのかもしれないとご自身を責めるご家族もいらっしゃるかもしれません。

また家族葬では通常の葬儀とは違い、受付自体が用意されていないケースもあります。

その場合は、葬儀場の方へ預けるという形は出来ませんので、ご遺族へ直接手渡しとなります。

現金書留で送る方法は注意が必要

香典を現金書留で送る方法もありますが、先方が香典を辞退されているかどうかを把握してから行う必要があります。

もしも香典を辞退されている場合、ご遺族の手間を増やしてしまいかねません。

送る前に確認しましょう。そしてお会いできるタイミングが見込めない場合に限りましょう。

葬儀前に直接手渡す

たとえばある日、職場の同僚Aさんの祖母にご不幸があったとします。

職場内ではこれからAさんの祖母の葬儀が行われること、明日からAさんが忌引き休暇に入ることが周知されます。

葬儀は明日、明後日で家族葬で行われると知らせを受けます。

この場合、香典はいつ渡したら良いものか、職場の方々がお悩みになるケースがあります。

今、Aさん本人が目の前にいる。今渡しておくのは失礼にあたるのだろうか。

家族葬だから葬儀が終わるのを待ってから香典を渡すべきなのかどうかというお悩みです。

この場合、葬儀前に直接Aさんに香典をお渡ししても全く失礼にあたりません。

Aさんにとっても葬儀後、職場に復帰して香典をいただくよりも、葬儀前に香典をいただいたほうがお返しの準備にも手間がかからないメリットがあります。

但しお渡しする際、お断りされる可能性があることを踏まえて、無理に渡すことだけは避けましょう。

家族葬の香典金額

香典をいくら包むべきか、金額については下記の表を参考にしてください。

一般の葬儀と金額は変える必要はありません。

あなたから見た関係20代30代40代
祖父母1万円1万〜3万円3万〜5万円
親・義理の親3万〜10万円5万円〜10万円10万円〜
兄弟、姉妹3万〜5万円5万円5万円〜
叔父、叔母1万円1万円1万〜3万円
従姉妹1万円1万円1万〜3万円
その他親戚3千〜1万円3千〜1万円5千〜1万円
上司5千円5千〜1万円1万円〜
上司の家族3千〜5千円3千〜1万円5千〜1万円
同僚、後輩5千円5千〜1万円1万円〜
同僚、後輩の家族3千〜5千円3千〜1万円3千〜1万円
友人、知人5千円5千〜1万円5千〜1万円
友人、知人の家族3千〜5千円3千〜1万円3千〜1万円
先生、恩師3千〜5千円3千〜1万円3千〜1万円
近所の方3千円3千円3千〜5千円

この記事を書いた人

廣田 篤  広島自宅葬儀社 代表

葬儀業界20年、厚生労働省技能審査1級葬祭ディレクター。終活カウンセラー。大手冠婚葬祭互助会で通算1,500件の葬儀を担当。家族の在宅介護がきっかけで広島自宅葬儀社を設立。身内の死や介護の経験、数々の葬儀を通じての縁から「死」について考え、文章にすることをライフワークとしている。

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