故人を自宅に安置する場合、家族が準備しなければならないことってあるの?

更新:2022.01.07

万が一の時を考えた時、家に連れて帰ってあげたい。

入院中、自宅に帰りたいと言っていた声を思い出し、自宅に連れて帰ることを使命に感じるご家族様もいらっしゃいました。

この記事では、万が一の時に故人を自宅へ安置する場合、家族が準備しなければならない事について、解説させていただきます。

故人を自宅へ安置する前に確認すること

故人を自宅へ安置する前に、確認しておいたほうが良いことは、この2点です。

安置する部屋

まずは安置する部屋をどの部屋にするか。一般的なのは仏間のある和室です。

仏間がない和室でも構いません、愛用のベッドへ安置のケースもあります。

2畳ほどのスペースがあれば可能ですが、人の出入りが頻繁にあることが予想される場合、6畳あれば問題ありません。

安置する部屋までの動線

搬送用の寝台車が自宅前に停車します。そこから家の玄関から、安置する部屋までの動線を考えないといけません。

ストレッチャーが通る広さがあるかどうかが重要です。

場合によっては、玄関から部屋への移動ではなく、庭や縁側から部屋へというケースもあります。

部屋までの動線が決まれば、葬儀社がストレッチャーを使って、お部屋までお連れします。

しかし階段を登る必要があったり、お体が大きな方などの場合、ご家族の方にお手伝いいただくケースもあります。

故人を自宅に安置するのに必要なものリスト

故人を自宅に安置するのに、必要なものを挙げてみたいと思います。

布団

まずはお休みいただくお布団です。生前にお使いになっていた布団があれば、それをご用意ください。柄が入っていても、色付きでも大丈夫です。特に決まりはありません。

多くの場合、家族で用意するものは、「敷布団のみ」で事が足りるでしょう。

その他に必要なシーツ、枕、掛け布団は葬儀社が用意しているケースが多い為です。

枕飾り

枕飾りとは、経机の上に三具足または五具足を用意し、お線香やローソクでお参り出来るようにするお飾りのことを言います。

ドライアイス

ドライアイスは故人のお体の腐敗進行を遅らせる効果があります。腸の付近に置くと一番効果がありますので、下腹部を中心に置きます。

末期の水

末期の水(まつごのみず)は、故人へ最後にお水を飲んでいただく儀式で、脱脂綿に水を含ませたものを故人の口元へ移します。

喉を潤してから旅立って欲しいと家族一人一人が思いを込めて行います。

浄土真宗の場合は、死後の旅がありませんので、末期の水の風習もありません。

室温

故人の体の腐敗進行を遅らせるのには、高温が一番の敵です。特に夏場は、室温が35度以上など暑くなりすぎるのはなるべく避けたいものです。

過去に冬場に室内を暖かくしすぎるのを我慢するご家族がいらっしゃいましたが、空調、石油ヒーターは使用されても全く問題ありません。

乾燥

お肌の乾燥は、故人のお体にとって、あまり良くはありません。顔あてという、亡くなった方のお顔の上にかける白い布があります。

顔あてには、顔を伏せる目的と、外気に顔が直接触れてしまう事から守る、つまり乾燥から守る目的があります。

通夜前に、お棺へ納棺となるのも、外気に触れないようにと配慮の側面もあります。

自宅安置で家族が準備しなければならないこと

それでは先ほどの自宅安置で必要なものリストの中から、家族が準備しなければならない事を挙げていきます。

家族が準備しなければならないことは、①安置する部屋を決める、②お布団のご用意、③部屋の室温に気を付ける。

実際、家族が準備するものは、あまりありません。

安置する部屋までの動線は、葬儀社スタッフと実際に確認しながら進めていきましょう。

その他は葬儀社が準備しますので、任せていれば大丈夫です。

「〜しなければならない」だけではなく、「〜してあげたい」も探そう

このように家族がしなければならないことは、意外に少ないことがわかりました。

葬儀の場では、多くの方が失礼のないように振る舞いたいと思うあまり、してはいけないこと、しなければならないことに気を遣います。

でも本当に故人様のことを考えた場合、してあげたいことを考える視点も必要です。

その鍵は葬儀担当者が握っています。良い担当者に巡り合えば、故人にしてあげたいことが増えて、より良い葬儀になると思います。

「〜してあげたい」を見つけるヒント

してあげたいことを増やすというのは、例えばどんなことか、例を出したいと思います。

クロワッサンが大好きだった方であれば、クロワッサンを枕飾りの一つとしてご用意するのも良いでしょう。

お酒が大好きだった方であれば、末期の水ではなく、末期のスーパードライ、末期の獺祭でも良いと思います。

まとめ

普段、あまり聞き慣れない言葉もあったと思いますので、ここでおさらいします。

自宅へ安置する時に、家族が用意しなければならないことは、

安置する部屋を決めること

布団の用意

部屋の温度調節

葬儀社がすることは、

枕飾りの準備

ドライアイスの用意

末期の水を準備する

乾燥に注意する

そして、「〜しなければならない」、「〜してはいけない」ではなく、故人が何をしてもらったら喜ぶかな?

この視点で自宅安置の準備を進めると、葬儀の場も一生思い出に残る1日に変わるでしょう。

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