葬儀後に訃報を知った!香典や弔電はどうしたらいい?

知人の訃報を葬儀後に知ることは、珍しくありません。

近年、葬儀を近親者のみで済ませる家族葬を選ぶ人が多くなったこともあり、親族からの喪中ハガキで知人が亡くなったことを初めて知るようなケースが、今後も増えていくでしょう。

この場合、弔電や香典はどのようにすべきでしょうか。最新事情も交えて、マナーをお伝えします。

訃報を葬儀後に知ることもある

親しくしていた人であっても、訃報を葬儀後に知ることはありえます。

とくに、「本人とはかなり親しくしているが、子世代など家族については全く知らない」といった場合には、葬儀後にその人が亡くなったことを知る可能性は高くなるでしょう。

また最近では、SNSでのやりとりは頻繁でも、リアルでは会うことが少ないというケースがよくあります。

「メールの返事が来ないな」と思っていたら、数ヶ月後に親族から「実は亡くなりました」と返信が入った、SNSの個人ページに親族から訃報の書き込みがあったという話も珍しくありません。

訃報を知ったのがいつであっても、気持ちを送ることで故人を偲び、遺族を慰めたい。

そう考えるのであれば、いくつかのルールやマナーがあります。ぜひ心に留めてください。

訃報を葬儀後に知ったとき、真っ先に取るべき行動

訃報を葬儀後に知ったなら、まずは「香典や弔電を受け付けているか」を真っ先に確認しましょう。

現代では、喪主の意向により、香典・供物・弔電の類を一切受け付けないとする葬儀があります。

その方針は葬儀後においても例外ではありません。

ハガキや手紙、メールなどの文面で訃報を受け取ったなら、文面の最後などに「御香典の儀は辞退させていただきます」などの文章がないか、よく確認します。

もし、そのような文章が添えられていれば、香典や弔電は送るべきではありません。

「そうはいっても、自分の想いを示したい」という理由から、遺族に香典を送ったらどうなるでしょうか。

遺族はもらった香典に対して、香典返しを送らなければなりません。

遺族には香典返しの用意はありませんから、香典返しを一つ送るためだけに、わざわざ買い物をし、発送の手配をすることになります。

負担にならぬよう、遺族の意向に沿いましょう。

一方で、香典辞退の文章が添えられていなければ、基本的には香典や弔電を送ってもかまわないということになります。

葬儀後に香典を送りたいとき

香典のイメージ

葬儀後に香典を送るときには、方法が2つあります。「現金書留で送る」「弔問時に持参する」の2つです。それぞれ解説します。

香典を現金書留で送る

郵送や宅配便で現金を送ることはできません。香典を送るときには、現金書留とするのが一般的です。

現金を納めた香典袋と、お悔やみの気持ちをしたためた手紙を郵便局に持参し、現金書留用の封筒にそれらを入れ、郵送手続きを行います。

香典袋は、葬儀の宗教宗派が分かっていれば、それに従います。

仏式葬儀であれば白黒、または双銀の水引があしらわれた不祝儀袋に、四十九日法要が済んでないうちは「御霊前」、四十九日法要の後なら「御仏前」としましょう。

仏式でも浄土真宗だけは、時期にかかわらず「御仏前」と書きます。

神式なら、蓮の花など仏教のモチーフがあしらわれていないシンプルな不祝儀袋に「御玉串料」、キリスト教なら無地または百合や十字架があしらわれた白封筒に「御花料」が正式です。

また、宗教・宗派が分からない場合には「御香典」とするのが無難でしょう。

手紙には、最初にお悔やみの気持ちを表し、次に自分と故人の生前の関係を述べます。

弔問できない無礼をわびた後、香典を同封する旨を書いて締めとするのが一般的です。以下、例文を挙げます。

【香典に同封する手紙の礼 例文】

○○様の訃報に接し、心よりお悔やみ申し上げます。私は○○様の生前、趣味のサークルでともに活動していた△△と申します。

最近は直接お会いすることがありませんでしたが、お元気なものとばかり思っておりました。

突然の知らせに、ただただ驚いております。ご家族の悲しみもいかばかりかと存じます。

ご弔問にうかがうべき所ですが、遠方につき叶わず、誠に申し訳ありません。

心ばかりのものを同封しました。御霊前にお供えください。

弔問時に持参する

遺族宅がごく近所であったり、生前家族ぐるみの付き合いをしていたりといった場合には、遺族宅に直接持参するのもいいでしょう。

弔問すれば、遺影や遺骨に直接手を合わせることができます。

弔問したいと考えたら、まずは喪主に弔問の意思を伝え、予定を伺います。

弔問時の服装に決まりはありませんが、なるべく派手な色味の服は避けるようにしましょう。

香典を遺族に直接手渡し、故人の遺骨や遺影に手を合わせて焼香します。

とくに逝去後すぐの頃は、遺族に心労が溜まっているときですから、長居せずに辞します。

葬儀後に弔電を送りたいとき

そもそも弔電は、訃報を知っても葬儀に出られないとき、取り急ぎお悔やみを伝えるための手段です。

葬儀に間に合うように手配をするのがマナーとされるため、葬儀が終わった後に弔電を打つのは一般的とはいえません。

葬儀後、香典という形ではなく言葉で弔意を伝えたいと考えたら、「取り急ぎ」の意味を持つ弔電ではなく、想いを込めた手紙をしたためましょう。

手紙においては、まずお悔やみの気持ちを伝えた後、自分と故人との関係や思い出話などを自由に綴り、故人の冥福を祈った後に遺族を気遣う文章で締めるのが一般的です。文例は、以下の通りです。

【遺族へあてるお悔やみの手紙の礼 例文】

ご尊父様(ご母堂様、ご主人様、奥様)ご逝去の報に接し、心よりお悔やみ申し上げます。

突然の悲報に、ただただ驚いております。○○さんとは50代の時に囲碁教室で知り合い、……(思い出話)……。遅ればせながら、心よりご冥福をお祈り申し上げます。

ご家族の皆様におかれましては、さぞお力落としのことと存じますが、何卒ご自愛ください。

香典や手紙は送れなくても、なんとか弔意を伝えたいとき

香典を辞退されている、手紙を送りたくても喪主の住所が分からず送れないといった場合には、メールやSNSのメッセージで弔意を伝えても構いません。

とくに現代においては、ふだんメールやSNSでやりとりしている相手の住所が分からないという事態は起こりえることです。

「故人が一人で暮らしていた家の住所は分かるけれど、喪主宅は分からない」というケースもあるでしょう。

そんなときには、訃報を知らせてくれた遺族のメールやメッセージに返信する形がおすすめです。

メールやSNSのメッセージにおいても、文面のマナーは手紙と同じです。

最初にお悔やみの気持ちを述べ、最後は故人の冥福や遺族の心の平安を祈ります。

ただしSNSでは多数の人にメッセージが見られる可能性があることに注意。

故人や自分の情報をやみくもに出さないよう気をつけます。

また、自分のメッセージに対する返信を期待しないというのも、意識したいポイントです。

遺族は故人のメール履歴やSNSのやりとりなどからあなたにたどり着いただけかもしれず、訃報を出した後はメッセージをチェックしないかもしれません。

問いかけるような内容は控えましょう。

遺族の心情を汲み取りながら、お悔やみの気持ちを上手に伝えたい

以上、葬儀後に訃報を知ったときの対応について解説しました。

葬儀が終わった後に香典を出すのは、何ら失礼に当たりません。

しかし、遺族がそもそも香典を辞退しているのであれば香典は送らず、どうしても弔意を伝えたいなら手紙にとどめるべきです。

故人と親しい間柄だったのであればなおさら、訃報を知ると「今すぐ飛んでいって、遺影に手を合わせたい」という気持ちが強くなるでしょう。

そこで自分の想いを遂げるためだけにすぐ弔問するのではなく、「遺族の都合は?」「喪主の意向は?」と、まずは確認するのがマナーです。

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