コロナ禍だから自宅葬 故人様とご遺族様が安心できるやさしいお葬式

コロナ禍の時代は、自宅でのお葬式が安心で安全です。

多くの方は、「お葬式といえば葬儀会館」と考えていることでしょう。

しかし、会館葬が行われてきたのは、ここ50年の話。それまでお葬式はずっと自宅で行われてきました。

加えて、私たちはコロナ禍の時代を生きています。

コロナ禍社会においては、これまで以上に自宅葬こそが、心と費用の両面でご遺族様に安心感を与えてくれると確信しています。

多くの人は「自宅で最期を迎えたい」

「畳の上で亡くなりたい」とは、昔からよく言ったものです。

人はだれしも自分の住み慣れた場所からあちらの世界に向けて旅立ちたいと考えるのかもしれません。

それは、核家族住宅に住む現代においても変わらないようです。

約6~7割の人が自宅での最期を希望

2017年度の厚生労働省の調査によると、約7割の人が「最期を迎えたい場所」として自宅を挙げています。(平成29年度 人生の最終段階における医療に関する意識調査[1] )。

また、日本財団による「人生の最期の迎え方に関する全国調査[2] 」(2021年3月)を見ても「人生の最期を迎えたい場所」として、58.8%の人が「自宅」と答えています。

そしてこちらの調査が興味深いのは、「親御さんに死期が迫っているとわかったときに、人生の最期をどこで迎えさせてあげたいですか。」という問いに対しても、子ども世代の58.1%が「親自身の家」と答えている点です。

本人も「自宅で最期を迎えたい」と考え、子ども世代もそんな親の想いを叶えてあげたいと願う。これが葬儀を行う人たちの本音ではないでしょうか。

自宅から死が消えた戦後社会

しかし、実際にどれだけの人が自宅での看取りや葬儀ができているかというと、まだまだ少数なのが実情です。

厚生労働省「2019年度人口動態調査」によると、自宅で亡くなった人の数は日本全国で約18万8千人で、これは全体の13.6%に過ぎません。圧倒的に多いのは病院で、全体の約7割に及びます。

また、一般社団法人全日本冠婚葬祭互助会が行った「平成27年度全互協冠婚葬祭1万人アンケート[3] 」によると、自宅でのお葬式を行った件数の割合は全体の4.6%とのことです。お葬式の場所は圧倒的に葬儀会館が多く、85%にものぼります。

戦後の日本社会は高度に医療が発達し、加えて核家族が一般化しました。

自宅で介護や医療を行うにはさまざまな困難が生じますし、核家族住宅ではたくさんの参列者を受け入れられません。

こうした事情から、「看取りは病院、葬儀は会館」が一般化し、自宅から「死」が消えていったのです。

広がる「在宅」

しかし、超高齢化社会が進む昨今、特に医療や介護の方面において「在宅」というキーワードがあちこちから聞かれるようになりました。

人口が減少し、加えて新型コロナウイルスの感染防止が社会課題となっています。

病院などの公共機関による「公助」の負担を軽減するために、地域による「共助」や自分たちによる「自助」の大切さが求められるようになり、在宅介護や在宅医療が増え、在宅の看取りの可能性を探る動きも出ています。

では、看取りのあとの葬儀はいかがでしょうか? 

葬儀社が果たすべき社会的使命

介護、医療、看取り、そして葬儀までをもワンストップ、自宅で行うことができたなら、家族にとってこんなにも素晴らしいことはありません。

故人様の願いを叶えることは、遺された家族の心の平穏にもつながります。

のちほど詳しく述べますが、自宅葬は余計なコストがかからないため、経済的負担も軽減できます。

介護や医療と同じように、葬儀も誰しもが通ることのできないものです。

だからこそ葬儀社には社会的使命があると考えます。葬儀業界が作り上げたビジネスモデルとして、会館を利用した方がもちろん利益は出ますし、戦後社会においては葬儀会館こそが社会のニーズに応える場所でした。

しかし、家族葬がスタンダードとなり、コロナ禍で三密防止を徹底しようという風潮の中で、従来通り会館葬を提案し続けるのはいかがなものかと考えます。

一軒一軒のお住まいにあわせてサポートするため、自宅葬は手間がかかりますが、利益は逆に少ないのが正直なところです。

それでも、「自宅で最期を迎えたい」「自宅から送り出してあげたい」という多くの人の本音に応える葬祭サービスが、まさに社会的に求められているものだと確信しています。

本当に「心」が満たされる葬儀のために

なにも会館の利用が悪いと言っているわけではありません。社会のニーズに応えられていない部分もあるのではないか、と言っているのです。

参列者が多いのであれば仕方ありません。しかし、家族葬が主流で、コロナ禍社会となってしまった今、自宅葬は大いに見直されるべきだと考えます。

病院での死、会館での葬儀。望んでいない形で送り出して、故人様は満足して下さるのでしょうか。私たちの心は満たされるのでしょうか。

葬儀社都合のお葬式ではなく、故人様とお客様の想いを第一に考えるお葬式。本当の意味で心が満たされるお葬式のお手伝いこそが、広島自宅葬儀社の想いです。

自宅葬 6つのメリット

ここまで、弊社のお葬式への想いをお話ししましたが、自宅葬はあなたにたくさんのメリットをもたらせてくれます。ひとつひとつ詳しく述べていきます。

住み慣れた場所でぬくもりのあるお別れができる

多くの人が「自宅で亡くなりたい」「自宅から送り出したい」と考えるのは、やはり自宅こそが愛着のある場所だからです。

家族との思い出に囲まれて旅立ちたいのは、それだけ私たち人間が、人や家族とのつながりを感じていたい生き物だからなのでしょう。

病院や葬儀会館は、誰もが利用できる公共空間で、一過性の場所です。それに比べて、自宅はきわめて個人的な空間で、これまでの人生の連続性の上にある場所です。

いわば「自分らしい、あたたかい空間」とでも言いましょうか。

自宅葬にすることで、あたたかく、ぬくもりのあるお別れが実現できます。

故人様にずっと付き添える

自宅だと、火葬場に出棺するまでの間、ずっと故人様に寄り添うことができます。

弔問の方がいるときも、お坊さんがお参りに来られた時も、こうした方々が帰られたあとも、どんな時でもずっと故人様に寄り添うことができます。

故人様のそばで交わされる何気ない思い出話が、かけがいのない時間に感じられることでしょう。

移動の負担がなく、時間がゆっくりと流れる

会館で葬儀をする場合、喪服に着替えて、さまざまな手荷物をまとめて会館まで移動しなければなりません。

また、宿泊をする場合にはその準備も加えてしなければなりません。

自宅葬であれば、移動の負担がありません。また、慣れない会館ではなく住み慣れた自宅ですから、時間がゆっくりと流れ、故人様とのお別れができます。

会館使用料金や祭壇費用が掛からない

会館で葬儀をする場合、会館の使用料金やそこに飾られる祭壇など、もろもろの費用が発生します。

葬儀社の多くは葬儀費用をパッケージにしており、その金額の内訳はひとつひとつ明示されていないことがほとんどですが、必要なものも、不要なものも、それぞれが高額です。

自宅葬であれば、会館使用料金は不要ですし、自宅の中で飾る祭壇はそんなに大きいものではないため、安価に抑えることができます。

質を下げることなく満足のお葬式が実現可能です。

コロナの心配が不要

葬儀会館はさまざまな人が入れ替わり利用します。飲食なども行われ、新型コロナウイルスの感染が懸念されます。

実際に県外の葬儀会館ですが、クラスターが発生した事例もあります。

それに比べて自宅葬の場合、基本的にはそこに住む家族や親族しか出入りしないため、コロナの心配がありません。

近隣の人にもお参りに来てもらえる

家族葬が一般化して浮き上がった問題として、「弔問したかったけどできなかった」という苦言をあとから言われること。

そして、葬儀後の自宅への弔問の対応に追われてしまったということなどが挙げられます。

どんなに小規模の葬儀が増えても、まわりの人たちはなにか弔意を示さなければと考えてしまうものです。

自宅葬にすることで、近隣の方々のお参りの場を提供することも可能です。

会館でなくても葬儀はできる

このように、会館を利用しなくても葬儀はできます。にもかかわらず、どうして今でも多くの人が葬儀会館を利用しようとするのでしょうか。

会館葬の歴史を踏まえながら、その背景を見ていきましょう。

会館葬は戦後から

もともと葬儀は家を中心に行われる地域の行事でした。その頃は「葬儀社」はなく、「葬具店」が、葬儀に必要な物品を貸し出して、商売をしていました。

しかし戦後になり、地方から都市にたくさんの人が移住することで、葬儀の形式に大きな変化が起こりました。

古くからの日本家屋に比べて、都市に立ち並ぶ一戸建てやマンションや団地などは、葬儀などの冠婚葬祭が行えるように設計されていません。そのため、葬儀専用会館は社会のニーズとして生まれたのです。

バブル期ころまでは社縁や地縁も根強く、景気が大変良かったこともあり、葬儀にもたくさんの人たちが参列しました。

大勢の参列者を受け入れられる会場、立派な祭壇、豪華な料理のおもてなし、こうして葬儀は大型化、豪奢化していきます。

バブル崩壊から始まる家族葬

バブルが崩壊すると景気は一気に悪化し、厳しい経済事情から葬儀を小規模にしようという人が増えました。

加えて、非正規雇用が進むなどして会社に帰属意識を持つ人も減少し、地域社会とのつながりも希薄となり、よその家の葬儀への参列が見られなくなりました。家族葬の普及です。

それでも最小限の人たちの弔問の場を設けていなければならないということで、規模こそ小さくなったものの、会館での通夜・葬儀は変わらず行われました。

コロナ禍 会館を利用する意味はあるのだろうか?

コロナ禍になると、葬儀の小規模化はさらに進みます。

そもそも親族以外の弔問の人がいないのであれば通夜が不要ではないか、ということで一日葬が広がります。これと同じように…

「弔問の人がおらず、親戚も集まらず、家族だけで行うのであれば自宅ですればいいのではないか?」

…こう考えている人が増えています。これからますます自宅葬は増えることでしょう。

なぜなら自宅葬が、さきほども挙げたように家族に多大なメリットをもたらしてくれるからです。

それでも会館で葬儀を勧める葬儀社

自宅でも葬儀ができるのに、それでも会館利用を一辺倒で勧めるのは、もはやその葬儀社の利益のためとしか思えません。

葬儀会館の利便性はよく理解できます、選択肢として今後も社会に必要な施設です。

しかしかつて葬儀が家や地域の行事であったように、これからの葬儀も資本主義の考え方からどんどん離れていくべきです。

故人様が望む「自宅で最期を迎えたい」

ご家族が望む「自宅から送り出したい」

これらの想いに応えるサービスこそが、真に社会的使命を果たすことに他なりません。

自宅葬で気をつけなければならないこと

もちろん自宅葬でも気を付けなければならないことはいくつかあります。

しかしきちんとした対応をすれば何ら問題ありません。

ご近所への配慮

自宅で葬儀をするためには、ご家族やご遺体、僧侶や葬儀社のスタッフなど、さまざまな人が出入りします。

もしも迷惑が気になるようであれば、あらかじめ自宅で葬儀をすることをご近所の方々には伝えておきましょう。

自分たちだけでは不安、という方は、弊社スタッフもご一緒にあいさつまわりをさせていただきます。

どうぞご遠慮なくご相談ください。

トイレ、洗面所、駐車場

普段自分たちが生活している場所にさまざまな人が入れ替わり立ち代わりします。

トイレや洗面所などの水回りは清潔を保っておくのが理想です。また、数台分の駐車場も確保しなければなりません。

最後に

そもそも自宅葬は、ごく少数の葬儀向けのスタイルです。

どうしても自宅での葬儀に無理がある場合は葬儀会館の利用をおすすめします。

私たちは、自宅葬を押し売りしません。そのおうちに見合ったお葬式、お葬式の場所というものがあるはずだからです。

従来通りの慣例で、「お葬式は葬儀会館で行う」と考える人が多く、そのために望まない葬儀、無駄な出費を知らないうちに強いられているという現状があることをひとりでも多くの方に知ってもらいたい。

そんな想いからこの文章をつづりました。

まだまだ少数派の自宅葬。分からないことばかりだと思います。

まずはお気軽にご相談下さい。

お客様の声に耳を傾け、想いに寄り添い、故人様とお客様のそれぞれが安心できるやさしいお葬式を一緒に考えていきましょう。

この記事を書いた人

廣田 篤  広島自宅葬儀社 代表

葬儀業界20年、厚生労働省技能審査1級葬祭ディレクター。終活カウンセラー。大手冠婚葬祭互助会で通算1500件の葬儀を担当。身内の死や介護の経験、数々の葬儀を通じての縁から「死」について考え、文章にすることをライフワークとしている。

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