実は仏教が由来の行事、お盆やお彼岸、花祭りなど主な年中行事をご紹介

お盆やお彼岸など私たちに馴染み深い季節の行事の中には、実は仏教に由来するものが多いのをご存じでしょうか。

日常のさまざまなところで仏教に触れる機会は実は多いものです。

そんなお釈迦さまゆかりの年中行事をご紹介させていただきます。

仏教が由来の主な年中行事

・修正会(しゅしょうえ) 

・涅槃会(ねはんえ)   

・お彼岸(おひがん)   

・花祭り(灌仏会、仏生会) 

・お盆(盂蘭盆会)

・施餓鬼会(せがきえ)

・成道会(じょうどうえ)

修正会(しゅしょうえ)

1月1日〜1月3日(14までの地域もあり)

年初めに仏の道を歩む思いを新たにする。中国が発祥と言われています。

涅槃会(ねはんえ)

旧暦2月15日

お釈迦様が入滅された日を記念する。

各寺院にはお釈迦様が横たわる涅槃図が掲げられます。

お彼岸(おひがん)

春分の日を中日とする7日間、秋分の日を中日とする7日間

ご先祖を偲ぶ日とされますが、本来は悟りの世界へ至る決意を新たにする日。

花祭り(灌仏会、仏生会) 

4月8日

お釈迦様の誕生を祝う日。

お釈迦様が誕生した地、ルンビニーの花園にちなんで花を飾る。

甘茶を飲む風習は、甘露を産湯にしたという故事が由来とされる。

お盆(盂蘭盆会)

旧盆7月13日〜7月15日 月遅れ盆8月13日〜8月15日

飢餓道に堕ちて苦しんでいたお釈迦様の弟子の母を救うため、食べ物を施して供養した話が由来とされる。

施餓鬼会(せがきえ)

お盆の時期

餓鬼道に堕ちて苦しむ者に食べ物を施して供養する日

成道会(じょうどうえ)

12月8日

お釈迦様が菩提樹の下で悟りを開いた日を記念。

釈尊の三大法会とは

お釈迦様の生涯にちなんだ行事としては、誕生を祝う「灌仏会(かんぶつえ)」、悟りに至ったことを記念する「成道会(じょうどうえ)」、入滅を偲ぶ「涅槃会(ねはんえ)」が釈尊の三大法会と言われ、全国のお寺で催しが行われています。

この中で一般の方に広く親しまれているものが灌仏会、「花祭り」の呼び名で最も広く行われています。

成道会で有名なのは、禅宗のお寺で「臘発大接神(ろうはつだいせっしん)」と呼ばれる座禅会です。

12月1日から12月8日の朝まで外界との交わりを絶ち、不眠不休で座禅を続けます。

京都の妙心寺、鎌倉の円覚寺、福井の永平寺が有名です。

この日、お粥を食べる習慣は、苦行で衰弱したお釈迦様が、村娘スジャータの差し入れした乳粥を飲んで心身を回復したという逸話にちなんだものです。

涅槃会には、お釈迦様が入滅した姿を描いた涅槃図が各寺院で掲げられます。

日本最大の泉涌寺の大涅槃図や京都の大徳寺、東福寺、本法寺の京都三大涅槃図が有名です。

この日には、あられや豆のお菓子を供える習慣があります。

お彼岸は悟りの世界へ至る決意を新たにする日

春と秋のお彼岸は、お墓参りをする日として知られています。

春分の日を含めて前後3日間、秋分の日を含めて前後3日間、それぞれ7日間にわたって行われる法事です。

この時期になるとおはぎ(ぼたもち)をお供えする地域が多くあります。

お彼岸の「彼岸」は川の向こう岸のことです。

現在私たちが存在しているのが此岸(しがん)こちら岸であり、生老病死その他にもたくさんの苦しみや悩みが尽きない世界である一方、向こう岸は苦しみや悩みのない世界と言われます。

お彼岸は、彼岸へ至ろう(向こう岸へ渡ろう)という決意を新たにする日なのです。

お彼岸はインドや中国では行われていなく、日本独自の仏教行事のようです。

太陽が真東から出て真西に沈む春分、秋分に行われていることから、元々日本古来よりあった太陽崇拝と仏教が結びついたのではと言われています。

花祭りは最も親しまれているお釈迦様由来の行事

お釈迦様に由来する行事で最も親しまれているのが花祭りです。

お釈迦様の誕生を記念する行事として灌仏会とも呼ばれています。

お寺には生誕の地、ルンビニーの花園に見立てた花で飾られた花御堂が設けられ、右手で天を、左手で地を指した立像が甘茶を満たした灌仏盤の上に置かれます。

これはお釈迦様が生まれてすぐに「天上天下唯我独尊」と宣言した様子を表しています。

灌仏盤は、お釈迦様が誕生したのを祝って湧き出たとされる蓮の花をイメージしています。

この日の法要後、参加者は柄杓を手にして誕生仏に甘茶を注ぎます。

お釈迦様の誕生を祝って天から降りてきた龍が甘露(不老不死の飲料)を注いだという逸話に由来するという説や、甘露を生湯にしたという説があります。

花祭りが最も親しまれているのは、冬が終わりを告げて春を迎えるという季節の変わり目、花が美しく咲き始める時期ということも関係しているでしょう。

お盆は先祖が帰ってくるは日本独自の文化

日本ではご先祖様の魂が帰ってくる日とされるお盆は、ナスやキュウリで乗り物を作り、ご先祖様が帰ってくるための提灯を灯す風習が全国的に有名です。

お盆が明けると精霊流し、灯籠流しでご先祖の霊を送り出す地域もあります。

盆踊りなどお祭りも各地域で行われます。

お盆は仏教の盂蘭盆経というお経の中のサンスクリット語のウランバナの音訳「盂蘭盆」が由来と言われています。

ウランバナは餓鬼道で味わう苦しみを表していると言われ、逸話として有名なのは、お釈迦様の弟子が、自分の亡母が餓鬼堂に堕ちて飢えと渇きに苦しんでいるのを知り、お釈迦様に相談します。

するとお釈迦様は、7月15日に修行僧に食べ物を布施して供養すれば救われると言い、アドバイスの通り実践すると母は餓鬼道から救われたという話です。

ご先祖の魂が帰ってくるという話は盂蘭盆経には出てきません。

仏教では輪廻転生の考えが基本で、霊が帰ってくるという考えは本来ないのです。

盂蘭盆経自体も中国で作られたとも言われており、お盆は元々先祖を敬う、崇拝する文化があった日本人が独自で築いていった文化と言えるでしょう。

お盆と同時期に餓鬼たちに食べ物を施す「施餓鬼会」がお寺で行われます。

こちらのほうが本来の趣旨に近いと言えます。

この記事を書いた人

廣田 篤  広島自宅葬儀社 代表

葬儀業界20年、厚生労働省技能審査1級葬祭ディレクター。終活カウンセラー。大手冠婚葬祭互助会で通算1500件の葬儀を担当。身内の死や介護の経験、数々の葬儀を通じての縁から「死」について考え、文章にすることをライフワークとしている。

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