お悔やみの言葉をメールで伝えるには?友人や同僚など関係別に例文もご紹介

更新:2023.09.04

友人や同僚、上司など、ふだん接している人の身内が亡くなったらお悔やみの言葉をかけるのがマナーです。

しかし本人は葬儀の準備などで慌ただしく、直接会える機会はあまりないでしょう。

そんなときは、メールでお悔やみを伝えても構いません。

メールでお悔やみを伝えるときは「どんな言葉にすれば気持ちが伝わるだろう」と悩みがちなものです。

関係性別に、お悔やみのメールをつくるときのコツと例文をご紹介いたします。

お悔やみの言葉はなるべく早く伝えるのがマナー

日頃お付き合いのある人が不幸に見舞われたと知ったら、なるべく早くお悔やみを伝えるのがマナーです。

身内を亡くして間もない頃は、大事な人を亡くしたショックが大きく、孤独感でいっぱいになってしまうもの。

直接会ってお悔やみを伝えることが不可能でも、電話やメールで気持ちを伝えられれば、相手の気持ちを少しなりとも慰めることができます。

学校の友人や同僚など、数日経てば会える相手でも「今度学校に(会社に)本人が来たとき伝えればいいだろう」と考えるのではなく、ぜひ一言だけでも声をかけておきましょう。

お悔やみを伝える手段はSNSでもいい?

お悔やみを伝えるのはSNSでも構いません。

ふだんSNSでやりとりしている間柄であれば、むしろメールなど他の手段よりもSNSの方が、相手の目にすぐ留まる可能性が高いでしょう。

一昔前なら、お悔やみの言葉をメールやSNSで伝えることは「軽すぎる」と考えられ、マナー違反と思われていました。

しかし、今では訃報すらSNSで行う喪主もいるほどです。

大事なのは形式ではなく気持ちと捉える人が増えています。

まずは相手の状況をイメージしよう

お悔やみの言葉は、相手の気持ちを推し量り、慰めるための言葉です。

とはいえ、身内の不幸に遭ったことがない人は、相手がどんな気持ちか想像がつかないのではないでしょうか。

身内の逝去から葬儀に至るまで、遺族の状況がどのようなものか、一般的な例を書き出してみました。

あなたなら、こんな状況の遺族にどんな声をかけてあげたいかを想像してみましょう。

看取りで疲労している

危篤を迎えてから逝去となるまで、家族は神経をすり減らしながら看取りを行います。

なかには危篤状態を脱して家族がいったん帰されたものの、また危篤に陥るという状態を繰り返す人もいて、家族は「息を引き取るとき身内のそばにいられないのではないか」という不安と戦いながら日々の生活を送ります。

大きな喪失感

関係性の深い身内が亡くなると、遺族は大きな喪失感を経験します。

その日まで確かに感じていた身内の息づかいが、急に感じ取れなくなります。

寂しさや孤独感のため、塞ぎ込んでしまう人もいます。

葬儀における準備のせわしなさ

人が亡くなると数日のうちに火葬をしなければなりません。

遺族は喪失感に浸る間もなく、葬儀の準備に追われます。

葬儀社との打ち合わせや必要品の準備で慌ただしくなってしまうことについては「寂しさが紛れる」と言う人もいれば、「故人や自分の気持ちと向き合う時間が取れない」と訴える人もいます。

不慣れなことばかりで精神的に消耗するという面もあります。

人とのやりとりで疲労する

訃報を聞きつけて駆けつける弔問客に対応したり、年長の親族に気を遣ったりと、葬儀までの間は人への応対に忙しくなります。

以上のような状況にある遺族に「どんな言葉をかければ少し気持ちを楽にしてもらえるのだろう」と考えると、メールに書くべき言葉が見つかるのではないでしょうか。

お悔やみのメールをつくる6つのコツ

お悔やみの弔文 イメージ

お悔やみの言葉をつくるときは、次のようなマナーやルールを頭に留めておくと安心です。

最初にお悔やみの言葉を入れる

お悔やみの文章は前置きなどを作らず本題に入るのがマナーです。

「このたびは心よりお悔やみ申し上げます」

「お母様のこと、ご愁傷様でした」などシンプルな言葉で構いません。

親しい間柄であってもくだけた表現は使わないのがポイントです。

訃報に対する自分の気持ちを伝える

故人を見知っていた場合は、「早すぎるご逝去に大変驚いています」

「私にも優しく接してくれたお母様のことを思うと残念でなりません」など、自分の気持ちを書き入れます。

相手を心配する言葉を入れる

「さぞお寂しいことと思います」

「大変だったね」など、相手にかけたい言葉を入れます。

最後に安心できる言葉を伝えて締めとする

「何かできることがあればいつでも連絡ください」

「返信はいりません」など、相手の状況を推し量り、安心してもらえるような言葉を伝えて締めます。

長すぎるメールにならないようにする

相手は葬儀の準備で忙しい中、メールをチェックしています。

心を伝えたいと思うあまり長文になりすぎないよう気をつけましょう。5~8文程度で切り上げます。

お悔やみ以外の用件を入れるのは控える

他に伝えたい用件があっても、お悔やみメール内での追伸はなるべく控えるのがマナーです。

葬儀が済んでから改めて連絡しましょう。

忌み言葉を極力避ける

セレモニーなどで使ってはいけないとされている言葉を「忌み言葉」といいます。

葬儀などの弔事では、とくに「ますます」「いよいよ」など同じ言葉を復唱する重ね言葉を使ってはいけません。

不幸が連続することを連想させるためです。

お悔やみの言葉をメールする際の例文

関係性別にお悔やみメールの文例をご紹介します。

メールをする前にあらかじめ故人と相手の関係性をしっかり確認し、故人の尊称を間違えないよう気をつけるのが大事です。

故人が相手にとって何にあたるか確認できないときは、「このたびはご愁傷様です」などのシンプルなお悔やみにするのがお勧めです。

友人向け

お母様のご逝去を悼み、心よりお悔やみ申し上げます。

お元気だった頃の姿を思い出し、寂しい気持ちでいっぱいです。辛い中、無理をしていないかと心配しています。

どうか体に気をつけて、私にできることがあったらいつでも連絡してください。

返信不要です。

目上の親族向け(葬儀に出られない場合)

ご主人様の訃報に接し、謹んでお悔やみ申し上げます。

小さい頃に遊んでくれた優しいおじさんの姿が思い出されます。

ご家族のご心痛いかばかりかとお察し申し上げます。

すぐ弔問に駆けつけるべきところですが、まずはメールにて失礼します。

ご返信は不要です。

同僚向け

お父様のことを上司から聞きました。このたびは誠にご愁傷様です。

今は大変な時期かと思いますので、仕事のことは気にせず、家族の時間を大切に過ごしてください。

仕事上のことで私にできることがあればいつでも連絡してください。

このメールの返信は不要です。

上司向け

ご尊父様※のご逝去を悼み、謹んでお悔やみ申し上げます。

さぞお辛いことと存じます。

仕事の方は私どもに任せて、今はどうかお別れに集中してください。

お手伝いできることがございましたら、いつでもご連絡ください。

このメールの返信につきましては、お気になさらないでください。

取引先向け

お身内にご不幸があったと伺いました。

このたびは誠にご愁傷様です。

私どもとの仕事の進捗等はお気になさらず、なるべくゆっくりお過ごしになってください。

本来であれば直接お伺いすべきところですが、まずはメールで失礼いたします。

このメールへの返信は無用です。

※父親を表す故人の尊称。母親は「ご母堂様」、夫は「ご主人様」、妻は「奥方様」です。

遺族をいたわる気持ちをストレートに伝えよう

お悔やみの文章は難しいと思われがちですが、少しのマナーさえつかんでおけば、それほど悩む必要はありません。

形式にこだわるよりも、相手にかけたい言葉をストレートに伝えることを重要視しましょう。

飾らない思いは、きっと相手にまっすぐ伝わります。

この記事を書いた人

廣田 篤  広島自宅葬儀社 代表

葬儀業界20年、厚生労働省技能審査1級葬祭ディレクター。終活カウンセラー。大手冠婚葬祭互助会で通算1,500件の葬儀を担当。家族の在宅介護がきっかけで広島自宅葬儀社を設立。身内の死や介護の経験、数々の葬儀を通じての縁から「死」について考え、文章にすることをライフワークとしている。

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