お葬式へ参列するときのマスクの色は、白がいい?黒がいい?

新型コロナウイルスが流行し、これまでは屋外ではマスク着用は不要、屋内では原則着用とされていたマスクですが、政府の発表により令和5年3月13日以降、マスク着用は個人の判断が基本となりました。

詳細は厚生労働省発表の「マスク着用について」をご参照ください。

屋内でのマスク着用が個人の判断となったことで、今この時期にお葬式へ参列する機会があれば、マスクを着用するべきなのか、しなくても良いものなのか、お悩みになる方も多いのではないでしょうか。

また、葬儀と言えば黒を連想しがちなため、黒いマスクをして参列すると良いのだろうか?それとも白がいいのだろうか?

疑問を持つ方もいらっしゃると思います。

この記事では、葬儀参列の際のマスクについて解説させていただきますのでご覧ください。

お葬式では殆どの方がマスクを着用

新型コロナウイルスの感染者が減少傾向とはいえ、お葬式の場面では今も殆どの方がマスクを着用されています。

葬儀は、普段は日常的に接することのない者同士がお葬式を通じて久しぶりに集う場所とも言えますし、自分以外にどんな方が参列に訪れるのかは実際に足を運んでみないとわからない場でもあります。

屋内で行われるものでもあるため、感染リスクを考慮して自主的にマスク着用をされていらっしゃる方も多い印象です。

また、日常的にマスク着用を続けていらっしゃる方も多いと思いますので、葬儀の場でもそのままマスクを着用しているという方も多いと思われます。

多くの斎場、葬儀社の職員も引き続きマスク着用をしているところが多く、コロナが5類に移行する5月までは、現状通りの感染対策を続けながら感染状況の様子を見守りましょうというところもあります。

葬儀でマスクが必須な理由

令和4年5月23日に政府が新たに示したマスク着用の考え方は、下記の通りです。

身体的距離が確保できる身体的距離が確保できない
会話を行う(屋内)着用を推奨する着用を推奨する
会話を行う(屋外)着用の必要はない着用を推奨する
会話を行わない(屋内)着用の必要はない着用を推奨する
会話を行わない(屋外)着用の必要はない着用の必要はない
参照:厚生労働省 マスクの着用について

葬儀の場面、斎場での場面は屋内になります。

葬儀では葬儀中に参列者同士の会話はありませんが、葬儀中は読経が行われます。

そして葬儀前後には参列者同士の会話などその場に集う方々の会話が屋内であります。

葬儀といえば、参列者がさまざまな地域からお越しになるのが特徴です。

そのため、感染すると広範囲に広がってしまうのが葬儀においてのリスクと言えます。

また、幅広い年代の参列がある場所で、高齢者の参列も日常的にある場所のため、マスクを着用した方が良い場所とも言えます。

このような理由から屋内での会話を伴う場所として、感染拡大防止の観点からマスク着用が推奨されています。

お葬式に参列する時のマスクの種類?

マスク着用がお葬式のマナーとされる理由は、新型コロナウイルスの感染拡大防止です。

ですからお葬式で最も適切なのは、飛沫の拡散を抑える効果が高い不織布マスクです。

不織布マスクは、布製、ウレタン製に比べて、吐き出し飛沫量も吸い込み飛沫量も少ないので、こちらが最善です。

通気性が悪いからと布製、ウレタン製を選ぶのは、人が集う葬儀の場では避けましょう。特にウレタン製は飛沫を通しやすいので注意が必要です。

お葬式に参列する時のマスクの色は?

色は白が良いです。白の不織布マスクが最適です。

急なお葬式でも用意がしやすく、手に入れやすい。そして一番無難だと言えます。

黒でも構いませんが、黒は若い世代に人気でカジュアルな場面でもよく使われるため、葬儀の場では周囲にカジュアルな印象を与えてしまう可能性があります。

肌の色に合わせて目立たないようにベージュをお考えの方もいらっしゃるかもしれません。

しかし現在の葬儀の場では、マスクしていますよと一目でわかるほうが相手に安心感を与えます。

目立たないようにではなく、マスクの着用を相手に理解していただくことが大切です。

また、ベージュも黒同様にカジュアルな印象を与えかねません。

結論としては、白が無難、色は黒でもベージュでも構いません。

そして大切なのは色よりも、不織布のマスクでお願いしたいということです。

お葬式でおすすめのマスク

豊橋技術科学大学の研究結果で、下記の結果が出ています。

吐き出し飛沫量吸い込み飛沫量
不織布製20%30%
布製18〜34%55〜65%
ウレタン製50%60〜70%
参照:コロナウイルス飛沫感染に関する研究

このようなデータから、不織布マスクは、感染予防効果が高く、感染拡大を防ぐには欠かせません。

お葬式は、他県からも人が集まる場で、クラスターの発生する可能性も秘めています。

少しでもリスク軽減するために、不織布マスクがおすすめです。

マスクの予備を携帯しておく

特にご親族の場合、長時間ご遺族と共に過ごす可能性もあります。

ご本人、あるいはご家族に何か起きた場合、すぐに代わりのマスクがあると便利です。

食事の席で汚れてしまう、汗や雨で濡れてしまうこともあります。

予備を携帯していれば安心です。

持参していれば、他の参列者、ご親族にも役立つかもしれません。

他にも気をつけたいコロナ禍のお葬式マナー

下記に当てはまる方は、参列は控える

新型コロナウイルス陽性反応者と濃厚接触者とされ、感染の恐れのある方

咳や発熱などがあり、現在体調不良の方

持病のある方で、感染した際に重症化の恐れのある方

ソーシャルディスタンスの確保

人が集う葬儀の場では、参列者同士が密集、密接しないよう、一定の間隔を空けるようにしましょう。

葬儀場、火葬場でも気を配って運営しています。

火葬場へ同行する人数を少なくする

葬儀出棺後、火葬場へ同行する人数を極力制限しましょう。

火葬場は色々な地域から人が集まる所です。

実際に人数制限を行っている火葬場もあります。少しでも感染リスクを減らす協力が求められています。

手洗い等

こまめな手洗い・アルコール消毒を実施しましょう

食事

会食はなるべく控えましょう。会食を行う場合は、「静かなマスク会食」が求められます。

マスクを外しての会話は極力控えましょう。

換気

施設内の換気を定期的に行う施設も多く、温度調整が難しくなっています。予め重ね着をする、上着を持参するなどをして対応しましょう。

この記事を書いた人

廣田 篤  広島自宅葬儀社 代表

葬儀業界20年、厚生労働省技能審査1級葬祭ディレクター。終活カウンセラー。大手冠婚葬祭互助会で通算1,500件の葬儀を担当。家族の在宅介護がきっかけで広島自宅葬儀社を設立。身内の死や介護の経験、数々の葬儀を通じての縁から「死」について考え、文章にすることをライフワークとしている。

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