【葬儀代の準備】すぐ必要な現金はいくら?急ぐもの、後日で構わないものを解説

更新:2022.07.07

葬儀が発生すると、すぐに必要になってくる現金と後日でも構わない現金があります。

知らないと全額用意しないといけないのかと思って慌ててしまいます。

また、いくら必要なのか知らないと困ります。

この記事では、お葬式代の準備をするにあたって、すぐ必要な現金として、いくら用意しておいた方が良いのか、一方で後日でも構わない費用に何があるのか、解説していきたいと思います。

すぐに必要なお金の内訳

まず葬儀が発生した場合、すぐに必要な現金として、どんなものがあるのか。下記をご覧ください。

火葬場への支払い

火葬場への支払い分として、火葬料があります。火葬をしてもらうために必要な火葬料金です。火葬場の受付窓口で、火葬する当日にお支払いする費用になります。

後日払いにはなりませんので、すぐに必要な現金となります。

寺院への支払い

読経をしていただくのにお寺様へお布施を用意する必要があります。お布施の額は、お気持ちでと言われますが、実際は相場があります。

お気持ちで渡すものですから、後日払いではおかしいので、当日用意するのが一般的です。

交通会社への支払い

葬儀場から火葬場へ向かう際、故人を乗せた霊柩車があります。その霊柩車の後をついていくマイクロバスやハイヤーがあります。主に親族を乗せる車ですが、交通会社へ依頼している場合は、その場で支払いになる場合が多いです。

普段タクシーを利用する際、下車時に料金を支払いますが、その要領でお支払いとなる場合が多いです。誰もが準備する必要のあるお金ではありません。

マイクロバス等を必要とする方のみ準備する現金と言えます。

現在は家族葬が多く、マイクロバスではなく、各々の自家用車で対応するケースも多くなっています。

火葬場+寺院+交通会社=すぐ必要な現金

すぐに必要な現金は、上記の3つの費用の合計額です。

火葬料は場所による違いがあります。寺院へのお布施は、宗派、地域による違いがあります。交通会社への支払いは、必要性の有無の違いがあります。

これらを足した合計額になるので、日本全国各地で額の違いは発生しますが、内容はほぼ同じです。

後日で構わないお金の内訳

一方で後日になってもよい現金には何があるのか、こちらも解説していきます。

葬儀社への支払い

後日になってもよいものに、葬儀社へ支払う葬儀代があります。葬儀費用と言われるのは、こちらの費用を指すことが多いです。

遺族は参列者への接待、葬儀場から火葬場への移動もあります。

精神的にも身体的にも負担が大きいため、葬儀当日に費用の準備をしていただく手間をとっていただくのは申し訳ないという配慮、現金を持ち歩くのは危ないとの配慮から後日払いにする場合もあります。

また、葬儀終了直後にお金の話は遠慮したいという配慮をしている業者もあります。

葬儀社への支払いの期限は?

では葬儀社への支払いは、いつ頃までにするものなのか。こちらは葬儀社によって違いはありますが、3日以内〜1週間以内が平均です。

ご遺族の希望によって、葬儀当日にお支払いとなる場合もよくあります。

すぐに必要なお金の平均額

状況、地域によって、すぐに必要な現金額が異なるというのは先ほど説明した通りですが、ではどのくらいの現金が相場なのか、平均額を見ていきます。

火葬場への支払い、寺院への支払い、交通会社への支払い、この中で一番大きく差が出るのは、寺院への支払いで、他の2つではそれほど大きな差は生まれません。

従ってすぐに必要な現金の額は、寺院を中心に考えて、3つのパターンに分けて考えてみたいと思います。

ご自身がどのパターンに当てはまるかを見ながらご覧いただくと、より正確な額が把握できるはずです。

浄土真宗のお寺の読経で葬儀をする

一つ目は浄土真宗のお寺に読経を頼んで葬儀をする場合です。

浄土真宗の場合、他宗派と比べて異なる点は、戒名料を必要としません。

ですから火葬料+お布施+交通会社で20万〜30万あれば十分でしょう。

すぐに必要な現金は20万円〜30万円となります。

浄土真宗以外のお寺の読経で葬儀をする

浄土真宗以外のお寺に読経を頼んで葬儀をする場合は、火葬料+お布施+戒名料+交通会社で35万〜50万円です。

すぐに必要な現金は、35万円〜50万円となります。

お寺は呼ばずに葬儀をする

お寺を呼ばない読経無しの葬儀の場合、創価学会の友人葬で葬儀をする場合は、お布施や戒名料を必要としません。

火葬料+交通会社で、マイクロバスが必要ない場合は、火葬料のみ用意すればいいとなります。すぐに必要な現金は、1万〜5万円となります。

まとめ 

まとめるとすぐに必要な現金は、1万円の場合もあれば、50万円の場合もあるということがわかりました。

それは、読経があるかどうか、宗派は何なのか、交通会社へバス等を依頼する必要があるかどうかで変わってくるので個人差があるということです。

ご自身に当てはまるものを見て、およその金額相場を把握していただけたらと思います。

そして後に葬儀社への支払いも控えていることを忘れてはいけません。

葬儀にかかる費用は、すぐに必要な費用だけで留まらず、葬儀社への支払いと合わせて総額となるので、注意が必要です。

・すぐに必要なお金は、平均1万円〜50万円と幅広い

・読経が有りの場合、すぐに必要なお金は平均20万〜50万円

・読経が無しの場合、すぐに必要なお金は平均1万〜5万円

・その他に後日払いの葬儀社への支払いがある。葬儀費用と呼ばれるのはこの部分であることが多い。

・すぐに必要な費用+後日で構わない葬儀社への葬儀代=葬儀にかかる費用の総額

この記事を書いた人

廣田 篤  広島自宅葬儀社 代表

葬儀業界20年、厚生労働省技能審査1級葬祭ディレクター。終活カウンセラー。大手冠婚葬祭互助会で通算1,500件の葬儀を担当。家族の在宅介護がきっかけで広島自宅葬儀社を設立。身内の死や介護の経験、数々の葬儀を通じての縁から「死」について考え、文章にすることをライフワークとしている。

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