急なお通夜やお葬式への参列に欠かせない持ち物リスト

突然舞い込んできた訃報。お通夜やお葬式に駆けつけなければならないものの、何を持っていけばいいのか分からない、という方も少なくありません。

そんなあなたのために、参列に欠かせない持ち物リストをまとめました。あわせて、それぞれのマナーについても詳しく解説いたします。

この記事を読んでいただくことで、斎場に何を持っていかなければならないか、どんな点に注意しなければならないかが分かります。どうぞ最後まで読み進んでみて下さい。

急なお通夜やお葬式への参列に欠かせない持ち物リスト

まずは、参列に欠かせない持ち物リストを、用途別にまとめました。

<必ず必要なもの>

  • 香典
  • 袱紗
  • 数珠

<服装について>

  • 礼服

  • コート
  • 防寒具

<小物やアクセサリー>

  • バッグ
  • 時計
  • 指輪
  • ヘアアクセサリー
  • ネックレス
  • イヤリング・ピアス
  • ベルト

<あると便利なもの>

  • サブバッグ
  • ハンカチ

  • 扇子
  • ストッキングの替え
  • メイク道具
  • エプロン
  • 予備のワイシャツ
  • 宿泊用具

それでは順番に、解説して参ります。

必ず必要なもの

香典

香典とは、故人様への供養のための金封のことです。昔は文字通り、お香をお供えしていたのですが、最近はお金を包んで弔意を示します。

香典には「故人様へのお供えに」という意味だけでなく、「ご遺族のご負担をお支えします」という意味も込められています。

●不祝儀袋

紙幣は必ず不祝儀袋に入れます。不祝儀袋やスーパー、コンビニ、文具店、仏具店などで購入できます。

香典金額が5千円以下であれば水引が印刷されているものでも構いませんが、1万円を超えるようであれば実際に水引がかかっているものを選びましょう。

●表書き(上段)

不祝儀袋の表書きの書き方はさまざまですが、「御霊前」や「御香典」と書けばどのような場面でも失礼には当たりません。

神式の葬儀では「御玉串料」、キリスト教の葬儀では「御花料」と書きましょう。

ちなみに、各宗教で次のような書き方があります。

▶︎仏式「御霊前」「御香料」「御仏前」「御香典」

※浄土真宗では「御霊前」は用いません。亡くなった方は霊の状態にとどまらず、すぐに極楽往生すると考えるからです。

▶︎神式「御霊前」「御玉串料」「御榊料」「御神饌料」

▶︎キリスト教「御霊前」「御花料」「献花料」

●表書き(下段)

不祝儀袋の下段には差し出す人の名前を書きます。個人や連名、または「◯◯一同」のような書き方でも構いません。

夫の代理で妻が参列する場合には個人名の左下に「内」と、上司の代理で部下が参列する場合に「代」と小さく書き添えます。

参列名簿に書く名前の脇にも同じように「内」や「代」と記しておきます。

●中包み

中包みとは不祝儀袋の中に納められている袋のことで、これに紙幣を納めます(中包みがないタイプのものもあります)。

中包みの表面には何も書かず、裏面に香典金額、郵便番号、住所、名前を記します。

●香典の相場

香典の相場は、相手との関係性によって異なります。

親族の場合は最低でも1万円からです。故人様との関係が近くなるほど金額も上がり、5万円~10万円というケースも少なくありません。

相手との関係性や差し出す本人の年齢などを考慮して決めましょう。

会社関係や知人への参列の際は3千円~1万円が相場です。

香典に用いる紙幣は新札を使わないのがマナーです。どうしても新札しかない場合はひとつ折り目をつけて袋に包みましょう。

袱紗

不祝儀袋は袱紗に入れて持参するのがマナーです。袱紗とは、慶事や弔事で用いる金封を包むための風呂敷のことで、中に台紙がしのばせてあります。最近は簡易的な二つ折りのものも選ばれています。

袱紗があることで、移動中に香典袋が汚れることもありませんし、丁寧に差し出せます。

風呂敷や台紙の色はさまざまで、お通夜やお葬式の参列では黒、グレー、紺、緑などの寒色系のものを使用します。

受付で袱紗から香典を取り出し、袱紗の上に置いて両手で差し出すのがマナーです。

数珠

数珠は仏教で用いる礼拝のための法具です。焼香の際に必要となるので必ず忘れないようにしましょう。

数珠は本来はお経や念仏を唱える際にその数を数えるためのものでした。

また、宗派によってそれぞれ正式な形のものがありますが、僧侶や特に信仰の厚い方でなければ、そこまでこだわる必要はありません。

どの宗派のお葬式でも使用できる略式数珠(片手数珠)を一つ持っておけば安心です。

また、神式やキリスト教の葬儀では数珠は不要です。

服装について

礼服

お通夜やお葬式には男女ともにブラックフォーマルを着て参列します。ファッションを意識して個性を出すことなく、マナーを優先し、慎ましく身なりを整えます。

男性は、白のワイシャツと黒のネクタイを組み合わせます。女性は、アンサンブル(パンツやワンピースをジャケットにあわせたもの)が基本です。

学生は制服を着用します。もしも制服がなければ黒や紺やグレーなど、落ち着いた色の服でまとめます。

お通夜に限っては平服での参列もマナー違反ではないとされています。

急な訃報で礼服の用意が間に合わないというケースも考えらえますが、服装にこだわるよりもまずは斎場にかけつけて弔問することの方が弔意を示すことにつながります。

なお、平服の基本は男女ともに黒や紺やグレーなどの落ち着いた色のスーツ姿です。

靴も礼服にあわせて黒色のものを履きます。

男性は光沢のない黒の革靴を履きます。革靴にもいろいろな種類があります。

つま先の部分に横に一つラインの入った「ストレートチップ」と呼ばれるものがフォーマルな場に適しているので、一足持っていると安心です。また、靴下も黒色のものを履きます。

女性は光沢のない黒を基調にしたシンプルなパンプスが最適です。

また、つま先部分が丸い「プレーントゥ」がよいでしょう。ヒールの高さは3~5センチに程度のものがよいでしょう。

低すぎるとカジュアルに、高すぎると華美に見えます。また過度に足音が響いてしまうものも避けましょう。

ストッキングも無地の黒色のもので、30デニールが基本です。

寒い季節でタイツを穿きたい場合は、60デニールくらいまでにしておきましょう。

学生や子どもは、黒系統の靴が望ましいです。通学用の靴でも構いませんが、カジュアルなスニーカーなどは避けます。

コート

寒い季節に羽織るコートは、黒一色のものが望ましいです。もしもなければ紺やグレーのものでも構いませんが、お葬式にふさわしく、慎ましいデザインのものにします。

また、斎場に到着したらコートは脱ぎましょう。建物の中は暖房が完備していますし、着用したまま館内で過ごすのはマナー的にも望ましくありません。

クロークがある斎場ではコートを預け、ない場合は手に持っておきます。

防寒具

マフラーや手袋などの防寒具も黒、または紺やグレーなどにします。こちらもコートと同様、館内に入ったら外します。

小物やアクセサリー

バッグ

バッグは、黒色の布製のものがよいでしょう。 革製のバッグは殺生を連想させるためにお葬式の場にはふさわしくないとも言われていましたが、一般的なものであればマナー違反にはあたりません。

ワニ革など、露骨に殺生を想起させるものは避けます。また、光沢のあるもの、金具が目立つものも避けましょう。

時計

お葬式では腕時計は外しておくのが無難です。着用しているからと言ってマナー違反には見られませんが、シンプルで周囲の目を引かないものにしましょう。

指輪

結婚指輪であれば問題ありませんが、デザインが華やかなものは外しましょう。

ヘアアクセサリー

頭髪も、清潔感のある形に整えます。特に女性は、長い髪を垂らしているとあまりよい印象を与えませんし、お辞儀やお焼香のときに髪の毛が邪魔になってしまいます。

バレッタなどを用いて、耳より下の位置で結びます。結ぶ位置を高くしてしまうと派手な印象を与えてしまうので(慶事では高めに結ぶ)、気を付けましょう。

ネックレス

お葬式では、自身を装飾するアクセサリーは着用しないのが基本です。どうしてもというのであれば、真珠はよいとされています。

また、ネックレスは必ず一連のものにします。二連、三連のものは「不幸が重なる」と受け取られるからです。

イヤリング・ピアス

イヤリングやピアスも過度な装飾とみなされるため、身に付けるのは控えましょう。どうしてもというのであれば、こちらも一粒タイプの真珠にします。

ベルト

男性は、喪服にあわせて必ず黒のベルトを着用します。バックルはシンプルなシルバーのものを選びます。ゴールドのもの、あるいはシルバーでもデザインが派手なものは避けます。

あると便利なもの

サブバッグ

手元に携行するハンドバッグにはたくさん物を納められないため、サブバッグがあると便利です。通夜や告別式のセレモニー中も、貴重品はハンドバッグに納め、それ以外のものはサブバッグに入れて控室に置いておくことができます。

ハンカチ

ハンカチは、白色か黒色の無地が基本です。または同色の刺繍やレースの縁取りといった程度の色柄であればマナー違反には当たりません。

雨天の参列、または日差しの厳しい日の参列では傘は必須アイテムです。

葬儀に参列する際は黒、あるいは色柄の派手でないものを選びます。コンビニなどで販売されている透明のビニール傘でも構いません。

扇子

夏の暑い季節は扇子があると便利です。むし返す斎場の中や移動中の暑さしのぎに使えます。

現金

万が一のことにもすぐに対応できるよう、ある程度の現金は財布の中に入れておきましょう。当社がお手伝いしたお葬式で実際にあった事例として、

・服を汚してしまって新しいものを購入しなければならなくなった

・急に体調を崩した親戚のために宿を手配しなければならなくなった

・親戚をタクシーで駅まで送るお車代が必要となった

…などが挙げられます。

スマートフォン

今の時代、スマートフォンは誰にとっても必須アイテムです。斎場に向かう際に忘れないようにしましょう。

もちろん、儀式の中では電源を必ず切っておきます。マナーモードでも、振動が周りの人に伝わってしまうことがあります。

ストッキングの替え

ちょっと足に何かをぶつけるだけで、すぐにストッキングが「伝線」を起こしてしまいます。

女性の方は万が一に備え、ストッキングの替えを持っておくとよいでしょう。

メイク道具

慌ただしく立ち回るお葬式ではメイクが崩れることもあります。また、斎場に宿泊する場合は、必ず必要となります。

エプロン

食べ物や飲み物の配膳、またはキッチンでの作業が伴う時にはエプロンを持参します。

白色が基本ですが、弔事用の黒色のものもあります。無地でシンプルなものを選びましょう。

予備のワイシャツ

男性の方は予備のワイシャツを準備しておくと、万が一の時にも安心です。

宿泊用具

斎場に宿泊する方は、着替えやタオルなどを忘れないようにしましょう。

宿泊施設に備えられているものは斎場によって異なりますので、事前の確認が必要です。次のようなものが必挙げられます。

・着替え

・タオル

・歯ブラシ

・シャンプーや石鹸

・ドライヤー

・ヘアブラシ

・メイク道具

・髭剃り

・スリッパ

また、夕食や朝食などについても考えておきましょう。最近は家族葬が多く、小規模のお葬式では通夜ぶるまいをしない家も少なくありません。

近くのお店で買ったものを斎場で食べる、出入りが自由なので交代でどこかに食べに行くといった光景も珍しくありません。

まとめ

いかがでしたでしょうか。お通夜やお葬式の参列に欠かせないものをご紹介させていただきました。ここに挙げたほとんどのものは、近くのお店に行けばすぐに手に入るものです。

とはいえ、訃報は突然やってきますし、訃報を受け取った当日、あるいは翌日には参列しなければならないということがほとんどです。

時間の余裕がない中での参列の準備は大変なため、喪服、不祝儀袋、袱紗、数珠に関しては、自分用のものを一つ取り揃えておくと、いざという時にも安心です。

お葬式は、亡き人を偲び、ご遺族をいたわるために行われます。自分自身の個性を服装で出すことなく、身を慎み、喪にふさわしい身なりやふるまいが求められます。

ここに挙げた持ち物リストやマナーを参考に、どうぞ心を込めて、故人様を送り出して差し上げて下さい。

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