親(義理の親)への香典は必要?金額相場はいくら?

更新:2022.04.28

親の葬儀へ子供である自分は香典を包む必要があるの?

遺族だから必要ないのかな?

この記事ではそんな疑問に対して解説させていただきます。

親の葬儀で香典を包む必要性は?

あなたが喪主であれば香典を包む必要はない

まず親の葬儀(義理の親の葬儀)であなたが喪主であれば香典を包む必要がありません。

喪主として葬儀の実行責任者になり、葬儀費用の負担をする立場になった場合は、香典を包む立場ではなく、香典をいただく立場になります。

喪主でない場合、香典を包むべき

例えばあなたの母(父)がお亡くなりになられ、あなたの父(母)が喪主をする場合は、あなたは喪主ではありませんので、香典を包む立場になります。

あなたが次男で長男が喪主をする場合も、あなたは喪主ではありませんので、香典を包む必要があります。

なぜ香典を包む必要があるのか

人がいつ亡くなるのかは誰にもわかりません。突然訪れた葬儀にも関わらず、遺族は大きなお金が必要となります。

香典は、葬儀費用の足しにしてくださいという意味もあり、日本人特有の助け合いの精神と親和性が高く、長年引き継がれてきた風習になります。

つまり喪主でない場合は、葬儀費用を負担する喪主の母(父)を助ける、喪主の長男を助ける意味合いがあります。

葬儀費用を負担してもおかしくない立場であることから、葬儀費用を負担しない代わりに包む香典のため、金額が一般の方々や親族よりも高額になることが多いです。

親へ包む香典の金額相場

親へ包む香典金額の相場は、あなたの年齢によって変わってきます。

年齢と共に平均年収が上がる傾向から、年齢を重ねるにつれて香典相場も上がっていくイメージで捉えていただければと思います。

20代、30代、40代、それぞれ親の葬儀でいくら香典を包むのが平均値なのか、見ていきましょう。

20代の親への香典相場

あなたが20代であれば親(義理の親)への香典は3万円〜10万円が相場です。

30代の親への香典相場

あなたが30代であれば親(義理の親)への香典は5万円〜10万円が相場です。

40代以降の親への香典相場は?

あなたが40代以降であれば、親(義理の親)への香典は10万円が相場です。

夫婦の場合は二人分必要?金額は2倍?

あなたがご結婚されている場合、親の葬儀へ夫婦で参列となるでしょう。

その場合、香典は二人分必要ではありません。

香典は1世帯で一つするものです。

ですから香典袋は一つだけ用意して、香典を包んでください。

名前はあなただけの名前でも夫婦で出した香典という意味合いになりますし、お二人の連名で記載されても構いません。

そして包む金額を2倍にする必要もありません。

香典を渡す必要がない時もある

親へ香典を包むケースは、あなたが喪主ではない場合です、そして包む理由は葬儀費用の負担をする喪主を助ける意味合いだと先述しました。

それを踏まえて香典を包む必要がない時が2つあります。

葬儀費用を兄弟で折半すると決めている時

1つは、親の葬儀費用を喪主の長男(長女)と折半すると決めている時です。

この場合、喪主は長男(長女)ではありますが、葬儀費用の支払いに関しては、喪主とあなたは同じ立場、支払う立場になります。

そのため香典を包む必要はありません。

香典お断りの場合

2つ目は、喪主が香典を辞退すると決めている場合です。

その際は香典を包む必要はありません。

喪主が親の場合に注意したいこと

例えば父(母)が亡くなり母(父)が喪主の場合、年齢を重ねてもあなたと親は親子の間柄です。つい子供の立場で甘えたくなるものです。

香典もおろそかにしても構わないかなと思いがちですが、世帯を持っているのなら一人の大人として香典は用意したほうが賢明です。

渡す時は、葬儀の受付を通しても構いませんし、直接渡しても構いません。

渡した後に親が受け取れないとおっしゃる場合もあります。

その際は、無理に渡さず、金銭以外の形でフォローに徹しましょう。

葬儀だけでなくその後の生活環境の変化、事後の手続きなど色々出来ることはあります。

喪主が兄弟の場合に注意したいこと

香典の前に葬儀費用の支払いについて話し合う

例えば喪主があなたのお兄様、お姉様だった場合、香典を包む必要があるのは、あなたが葬儀費用を負担しないとなっている場合です。

香典を包むかどうかの前に葬儀費用をどう負担するかを話しあっておくことが良いと思います。

話してわかることがあるはずなので、先入観や思い込みで「○○だと思っていた」という事態は避けましょう。

詳しくは下記の記事をご覧ください。

喪主の兄(姉)が香典お断りをしていた場合

例えば喪主の兄(姉)が香典をお断りしている、且つ喪主が葬儀費用は自分が負担すると決めている場合もあるでしょう。

この場合は、一応香典を用意して直接喪主に渡してみることをお勧めします。

香典お断りした理由は、おそらくあなたに向けたものではなく、一般参列者や親族のことを考えての判断のはずです。

葬儀費用の負担もなく、香典も包めないのはやり場がなく困る方もいらっしゃるでしょう。

その心情をそのまま伝えて香典を渡してみるとよいでしょう。

気持ちが伝われば、喪主も悪い気持ちにはならないものです。

この記事を書いた人

廣田 篤  広島自宅葬儀社 代表

葬儀業界20年、厚生労働省技能審査1級葬祭ディレクター。終活カウンセラー。大手冠婚葬祭互助会で通算1,500件の葬儀を担当。家族の在宅介護がきっかけで広島自宅葬儀社を設立。身内の死や介護の経験、数々の葬儀を通じての縁から「死」について考え、文章にすることをライフワークとしている。

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