葬儀費用は分割払いが可能!しかし知らないと損する葬儀社で異なる分割払い

更新:2024.01.30

葬儀代は分割払いできるのだろうか?

一括で支払わないといけないのかな?

結論から言えば、葬儀費用の分割払いに対応している葬儀社は年々増えています。

この記事では葬儀費用の分割払いとはどんな内容なのか。

葬儀社の私が解説させていただきます。

葬儀費用は多くの葬儀社で分割払いが可能

葬儀はいつ起こるか前もってわかるものではありません。

そのため予めの準備が大切なのですが、一度にまとまったお金が必要になると予想される葬儀費用の支払い方法については誰もが気になるものです。

以前は結婚式も葬儀も当日に業者へ現金で支払うのが当たり前とされた時代もあったでしょうが、現在では大金を持ち歩きながらの移動は危ないということで、後日の支払いも多くなりました。

葬儀社の多くは葬儀日から3日以内、1週間以内、2種間以内と各社独自に支払い期日を設定し、ご遺族と契約を交わして葬儀を進行しています。

従来、銀行振込みによる後日一括払いが主流だった中、クレジットカード払いに対応する葬儀社も今では当たり前になりつつありますし、オリコなど信販会社と提携して葬儀ローンを取り扱う葬儀社も増えています。

これらを利用することで葬儀費用も分割払いが可能だと広く認知されるようになってきました。

しかし全ての葬儀社が対応しているわけではないため、どこの葬儀社がどの支払い方法に対応しているのかは、利用する側が把握しておかないといけません。

下記から葬儀社が取り扱う主な分割払いの方法をご紹介いたします。

葬儀を申し込む前に必ず問い合わせて確認をしておきましょう。

葬儀ローンで分割払い

葬儀費用の分割払いとして最も紹介されているのは、この葬儀ローンという商品です。

テレビCMでもよくある「小さなお葬式」「よりそうお葬式」「イオンのお葬式」など全国区の葬儀社が謳う分割払いは、こちらになります。

葬儀ローンを組む前に、まず信販会社の審査をクリアする必要があります。

葬儀社の取り扱う審査のあるローンの多くは、オリコWEBクレジットです。

デメリットは実質年利7%〜10%を想定する必要があり、金利がかかるため、支払い総額が高くなる点があります。

支払い回数は葬儀社によって異なり、最長36回までが主流となっています。

葬儀費用とは別に2万円〜10万円程度の金利を支払う必要が出てくるため、筆者はあまりおすすめしません。

表向きは分割払いを行いたいユーザーに対して、希望を叶えるサービスとして位置付けられているのかもしれませんが、ペーパーレスのスピード審査、WEBでどこでも申し込み可能、葬儀社は手間要らず、金利は高いとありますので、実際は葬儀社側の葬儀代未回収リスクを防ぐための措置として存在している面もあるでしょう。

利用する場合は、無理のない範囲で月々いくらの支払い額になるのかをチェックしてからの利用をおすすめします。

そもそも良い葬儀社は予算が無い方に対しては、葬儀ローンを活用するご提案よりも、予算が少なくても行える葬儀の方法をまず模索するものです。

葬儀ローンの利用は最終手段と考えましょう。

クレジットカードで分割払い

葬儀費用をクレジットカード払いにして、お支払い回数を自分で好きな回数に設定するという方法もあります。

葬儀社によってクレジットカード払いに対応している葬儀社もあれば、対応していないところもあります。

また、PayPayに対応している葬儀社もあります。

各社バラバラなので気になる葬儀社には事前に問い合わせて確認をしましょう。

クレジットカード払いは振込手数料がかからないのがメリットですが、いつ何に利用したのか忘れやすいのでしっかりと把握をしましょう。

カードの利用限度額もカードによって異なりますので、そもそも葬儀代を賄えるのかという点もクリアにしておかなければなりません。

例えば30万円の利用限度額で今月ショッピング代として4万円使ったのであれば、葬儀代で利用出来るのは26万円までとなります。

ここで葬儀代が33万円だった場合は、7万円は現金で当日払い、26万円はクレジットカードで分割払い、このような方法も地元の葬儀社であれば問題なく対応してくれるでしょう。

若い方、クレジットカードでの支払いに慣れている方には便利な方法ですが、クレジットカードを普段使っていない方、毎月安定した決まった収入がない方はカード払いによる毎月口座から一定額の引き落としは不安を感じるでしょう。

そういう方は次の方法がおすすめです。

葬儀社と直接分割払い

分割払いの方法として3つ目にご紹介させていただくのは、昔から存在する方法をご紹介させていただきます。

実は葬儀業界に20年以上携わる筆者としては、葬儀費用の分割払いは最近始まったことではなく、昔からあるものと認識しています。

20年以上前のクレジットカード払い非対応、かつ葬儀ローンを取り扱っていない葬儀社でも昔から葬儀費用の後日分割払いはありました。

世間に知られていなかっただけで存在はしていました。

急に突然訪れるご不幸。

そこで発生するお葬式代は、まさに急な出費と言える費用です。

すぐに支払えと言われても、払えないものはすぐに支払えない。

このような大変な状況になってしまう方も、誠にお気の毒ですがいらっしゃいます。

突然、家族の身にふりかかるお葬式という悲しい出来事、そこに追い打ちをかける葬儀費用の負担、少しでも負担が少なくなるようにと思い巡らす葬儀屋さんの人情は、いつの時代にもあるものです。

そういう方々のために葬儀社が特別に対応させていただいていたのが、葬儀社が独自で分割払いに対応する方法でした。

ご遺族と毎月の支払日、毎月の支払い額、支払い回数をゆっくりと時間をかけて話し合って決め、双方が納得した形で書面を交わします。

世間に知られていないのは葬儀屋はわざわざ公にはしません。

あまりこのような事例を増やしたくない面もあったでしょうし、ご遺族様への配慮もあったでしょう。

予算の無い方に対しては、人知れずひっそりと行っているのです。

インターネットではいくら探してもなかなか出てこない情報でしょうが、昔も今も全国各地に普通にある方法です。

ちなみに私の過去の事例をご紹介させていただきますと、A家様の葬儀費用は火葬のみ88,000円でした。

この88,000円の内、当日にお支払いいただいたのは8,000円。

残金は2月、4月、6月、8月の偶数月に年金が入るということでしたので、2月、4月、6月にそれぞれ2万円ずつお支払いいただく形で書面を交わしました。

B家様の事例では葬儀費用125,000円の内、35,000円を当日にお支払い。

残金は毎月ご主人の給与が振り込まれる日に15,000円お支払いいただく形で、15000円×6回払いということもありました。

このような事例は弊社だけでなく、きっと今も全国各地であるはずです。

あなたの地元の葬儀屋さんを尋ねてみていただければと思います。

きっと葬儀費用の分割払いに応じてくれるだけでなく、親身に相談に乗ってくれる優しい町の葬儀屋さんが見つかるはずなので、お探ししてみてください。

この記事を書いた人

廣田 篤  広島自宅葬儀社 代表

葬儀業界20年、厚生労働省技能審査1級葬祭ディレクター。終活カウンセラー。大手冠婚葬祭互助会で通算1,500件の葬儀を担当。家族の在宅介護がきっかけで広島自宅葬儀社を設立。身内の死や介護の経験、数々の葬儀を通じての縁から「死」について考え、文章にすることをライフワークとしている。

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