永代供養の納骨堂はどんな仕組み?価格や選び方のコツもご案内

更新:2022.11.18

一般的なお墓は価格が高い、アクセスが悪いなどの理由から、とくに都市部で納骨堂に注目が集まっています。

お墓の承継者不足が深刻となり、承継者のいらない永代供養墓も人気です。

現代人のニーズに応えるお墓といえるでしょう。

この記事では永代供養つきの納骨堂の仕組みや価格、選び方のコツについて解説します。

納骨堂とは

たくさんの骨壺を収容する屋内施設を納骨堂と言います。

寺院内に設けられているものもありますが、近年とくに都心では3階建て、5階建ての建物が建設されることも珍しくありません。

主な種類としては、次の5つがあります。

機械搬送型

参拝室の機械にICカードをかざすと、建物の内部から骨壺が自動的に搬送されてきます。

最近、都心に建設される多くが、この機械搬送型です。

ロッカー型

コインロッカーのような個別スペースが並んでいるタイプです。

ロッカー内に骨壺を安置し、カギをかけて管理します。

仏壇型

各自に専用空間が個別に設けられていて、全て小さな仏壇になっているタイプです。

仏壇の中にはご本尊が安置され、骨壺や位牌を置くことができます。

墓石型

建物の中に小さめの墓石が並んでいるタイプです。

屋根のついた墓地をイメージしていただくとよいでしょう。

通常のお墓と同様、墓石の下に骨壺を納めます。

合祀型

大きな1つのお墓に、たくさんの人の遺骨を納める納骨堂です。

各自に専用のスペースはなく、骨壺から遺骨を取り出して納骨するため、後から個別に遺骨を取り出すことはできません。

永代供養とは

お墓の承継者の代わりに、霊園の管理者が供養や管理を行う仕組みのことを永代供養と言います。

管理者が霊園内の清掃、整備をするのと同時に区画内のお手入れも行ってくれるため、承継者が草むしりや墓石清掃などの日常管理をする必要がありません。

お盆やお彼岸には合同供養祭が行われるので、お墓参りをする必要もありません。

また、永代供養を選べば、年間管理費はいりません。

承継者がいなくても、霊園が続く限り故人を供養してくれるのです。

お墓の承継者がいないおひとりさまでも契約できます。

「子世代にお墓のことで迷惑はかけられない」と悩む高齢者にも人気です。

納骨堂には永代供養つきと、そうでないものがある

合祀墓 永代供養の見本

『納骨堂』はお墓の形の1つで、『永代供養』はお墓の仕組みの1つです。

つまり納骨堂には、永代供養のタイプと、そうでないタイプが存在するのです。

考えられる組み合わせは、以下の3パターンです。

最初から合祀され、永代供養となるもの

自分専用の空間を設けず、最初から多くの方と同じ空間になる合祀型納骨堂へ納骨します。

この時、納骨堂の管理者が清掃や合同供養を担ってくれますから、年間管理費が発生しません。

つまり、承継者のいらない供養の形です。

契約が終了したら合祀され、永代供養となるもの

5年、10年など、あらかじめ納骨堂内の自分専用の空間を使用する年数を決め、契約年数が経過したら骨壺を取り出して合祀型納骨堂へ遺骨を納めます。

合祀された後は永代供養となります。

永代供養ではないもの

承継者が年間管理費を払い続ける限り、自分専用の空間を使用することができます。

従来の納骨堂は、お墓ができるまで仮に骨壺を預けるところという意味合いが強かったため、永代供養ではありませんでした。

しかし現在はニーズの変化により、永代供養とすることも選べるところが増えてきています。

とくに最近では、最初の数年は自分専用の空間が使えて、後から永代供養にしてもらえるタイプが人気です。

永代供養の納骨堂は高い?安い?

価格は、合祀されるまでの年数によって変わってきます。

自分専用の空間を使用している間は年間管理料が必要としているケースが多いためです。

また、納骨される人数によっても価格が違います。

遺骨が最初から合祀される合祀型納骨堂は、1体あたり10万円から30万円ほどが相場です。

年間管理費も発生しません。

全ての納骨堂の中で、最も安いタイプです。

数年間は自分専用の空間を使い、その後に合祀されるタイプでは、納骨堂そのものの使用料金と契約年数分の年間管理料、さらに合祀料を一括で支払います。

仮に一人用の空間を10年契約であれば、全て込みで60万~150万円ほどが相場です。

一度に支払う料金としては他の納骨堂より高くなりますが、以後は維持費が発生しません。

一方で永代供養付きではない場合、さしあたりは自分専用の空間の使用料金だけを支払うことになります。

一人用の空間が、20万円から100万円ほどが相場です。

相場に幅があるのは種類によって価格が違うためで、ロッカー型は安め、機械型は高めです。

ポイントは、選ぶときに何年くらい自分専用の空間を確保したいかを考え、年数に応じた見積もりを提示してもらいましょう。

契約年数が固定され、自由に選べない納骨堂もあるため注意しましょう。

永代供養の納骨堂を選ぶコツ

選ぶコツは、以下の手順に沿って考えると、楽に候補を絞ることができます。

1.自分専用の空間は必要か

まずは自分専用の空間が必要かどうかを考えます。

遺される家族が「個別にお墓参りをしたい」と願うのであれば、自分専用の空間は必要です。

身内がいない、あるいは「合祀型の納骨堂にお参りをしても構わない」という考えであれば、自分専用の空間は不要です。

それならば安価な合祀型に絞って検討を進めましょう。

逆に自分専用の空間が必要なら、「永代供養つき納骨堂」を展開しているところに絞ります。

この場合、価格をトータルで確認することが大事です。

チラシなどに「50万円から」と書かれていても、そこには数年分の管理費や合祀料が含まれていないことがあるのでご注意ください。

2.お墓参りをするときのアクセスは良いか

家族がお墓参りをすることを考え、なるべくアクセスの良い納骨堂に絞りましょう。

子世代がバラバラの場所に住んでいる場合、中間地点となるような立地で探すのも1つの方法です。

また年をとっても楽にお参りできるよう、なるべく駅の近くや送迎バスがあるなど公共交通機関でも通える場所を選びたいという方もいらっしゃいます。

一方、お車で通う際に、付近の交通量や道幅など車が止めやすい場所なのか、駐車場スペースはどうなのかという点を気にされる方もいらっしゃいます。

3.バリアフリーか

納骨堂内はもちろんのこと、納骨堂にたどり着くまでに長い階段や坂道はないかをチェックしましょう。

バリアフリーであれば、高齢になっても、車椅子になってもお墓参りができます。

4.希望する設備はあるか

最近の納骨堂には、待ち合わせのできるロビーや休憩ができる喫茶店を備えているものも多くあります。

また、いざというときに葬儀や法要、会食ができる設備があると便利です。

納骨堂がある建物内にどんな設備があるかを調べてみると、比較検討しやすくなります。

5.開園時間をチェック

納骨堂は通常のお墓と違って屋内施設なので、開園時間が設けられています。

一般的には午前9時から午後5時までといったところが多いですが、午後7時、8時まで開いているところもあります。

会社帰りにお墓参りをと考えているなら、遅い時間まで開いているところが便利です。

6.お花やお供え物は持参できるか

最近の納骨堂は、お花や線香、お供え物があらかじめ用意されているケースがほとんどです。

よって手ぶらでお参りできるのが魅力ですが、あえてお墓参りの雰囲気を出すために、お花や供物を持参したいと考える人もいるでしょう。

7.建物のメンテナンスを意識しているか

どんな建物でも不朽不滅なわけではありません。

しっかりメンテナンスをしなければ、維持が難しくなってしまいます。

築年数の浅い納骨堂を選ぶのが安心ですが、メンテナンスの方針をしっかり打ち出しているところであればさらに安心です。

候補を絞ったら見学に行ってみよう

永代供養の納骨堂は、一度契約すればずっと安心できるお墓の形です。

個人的にもおすすめできます。

候補を絞ることができたら、今度は見学に行ってみましょう。

実際の雰囲気やスタッフの対応、ネットやチラシからは分からない条件や価格の詳細について詳しく確認できます。

1箇所でなく、数箇所見学することで、深く知識を高めることができまし、新しい発見もあるでしょう。

この先ずっと使用する場所なので、ゆっくりと時間をかけて選びたいものです。

見学の上で、最も安心できる選択をしましょう。

この記事を書いた人

奥山 晶子

葬儀社への勤務経験、散骨を推進するNPO「葬送の自由をすすめる会」の理事の経験、遺品整理関係の著書・サイト制作サポートなどから、終活全般に強いライター。ファイナンシャルプランナー(2級)。終活関連の著書3冊、監修本1冊。最近の著書は「ゆる終活のための親にかけたい55の言葉」オークラ出版。ほか週刊現代WEBなどサイトへの終活関連コラム寄稿、クロワッサン別冊「終活読本」の監修や、令和6年5月発刊「ESSE」6月号のお墓特集を監修している。

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