葬式代がない、葬儀費用が払えないと困った時の解決方法を解説
投稿日:2022.04.23
お葬式代がない、葬儀費用が払えないかもしれないとお困りの方へ、お金がない時にどうやって葬儀を行うかに焦点を当てて1級葬祭ディレクターの筆者が解説させていただきます。
具体的な例を示してお役立ていただくことを第一に考えて解説させていただきますので、最後までよかったらご覧ください。
目次
多くの方にとってネット上には有益な解決方法がない
インターネット上にはお葬式代へ不安を持つ方へ向けて役立つ情報は載っていますが、本当に役立っているのか疑問を感じます。
下記はよく掲載されている解決方法です。
・給付金を受け取る
・クレジットカードで分割払い
・信販会社の葬儀ローン
・葬祭扶助制度を活用
これらの解決方法は役立つ情報ではあるものの、
「もらえるお金を確認してみてはどうでしょう?」
「予算がないのであれば、分割払いはどうでしょう?」
「生活保護は受けていらっしゃいますか?」
いずれもこのような意味合いのアドバイスです。
ローンという方法はありますが、ローンをしてまでお葬式を行う必要は全くありません。
ローンをしてお葬式を行い、故人様は満足されるでしょうか?
決して本意ではなく、できる限り家族へ迷惑をかけたくないと思っていらっしゃるはずです。
お葬式を無理して行うことはやめましょう。
また、あなたがお葬式代がないとご不安なのは、お葬式後の自分たちの人生、これからの家族のことで精一杯なところで、お葬式に費用をかけられるほど余裕はないという心境からではないでしょうか。
お葬式が全てではありません。お葬式は無理して行うものではありません。
その後の人生のほうが長いわけですから、あなたのお考えは正しいと思います。
ではお葬式にかけられる予算は少ないと感じていらっしゃるあなたがこれからどうするべきか、順番にご案内させていただきます。
分割払いは最終手段、信販会社へローンという選択肢は外して考えましょう。
1.まずお葬式にかけられる予算を確かめてみましょう
まずお葬式代がないと不安になる前に、お葬式にかけられるご予算がいくらなのかを把握しましょう。
漠然と「お金がない」ではなく、いくら足りないのか、それとも足りるのか、把握していきましょう。
葬儀においては「給付金」「香典」ともらえるお金もありますが、あてにしてしまうと予想が外れてしまった場合にダメージを被るのはあなたです。
ですから、ここではもらえるお金はあてにせず、しっかり予算を把握していきましょう。
1.本人の預貯金を把握する
2.ご自身の預貯金から葬儀に費やせる金額を把握する
3.その他、兄弟など家族へ相談してみる
これらのことを整理していくと、いざお葬式が発生した時にいくらまでならお葬式代へ充てることができるのか。
把握することができます。
2.予算を超えないお葬式を検討しましょう
例えばこの金額が10万円だった場合、10万円以内で出来るお葬式を検討しましょう。
30万円だったら30万円以内のお葬式を、50万円だったら50万円以内のお葬式を検討しましょう。
ここで予算が5万円だった場合も、5万円以内のお葬式を検討しましょう。
5万円で出来るわけがないと葬儀社へ相談しないうちに自ら諦めてしまうことは避けましょう。
これは大事です。
あなたの予算が5万円であれば、それを予め複数の葬儀社へ正直に伝えてみましょう。
相手が親身になってくれる葬儀社なのかどうかが依頼する前からすぐにわかるはずです。
自分の予算に見合う葬儀社が見つかるのか、到底見つからないほど困難なのか、徐々にわかってくるはずです。
良さそうな葬儀社が見つかれば、見積もりを依頼してみましょう。
できればもう1社見積もりを依頼してみて、複数社で比較検討できる状態にしておくと良いでしょう。
3.葬儀代を予算内は大前提、その中で希望を伝えていく
これまでは希望するお葬式のスタイルからお葬式について考えるのではなく、予算から自分たちが可能なお葬式を考えるというプロセスを現時点では踏んでいただきました。
そのため、予算内に収まる葬儀社は見つかったけれども、考えていた葬儀と全く違うということが起こり得ます。
このようなことが起こらないためにも、今度はしっかり葬儀社と直接話をしながら内容も確認していくことが大切です。
ここで筆者が過去に執筆させていただいた下記の記事をよかったらご覧ください。
「一番安い葬儀、簡単なお葬式」というものが、どれだけ人によって認識が異なるのかを解説させていただいています。
家族の間での認識の違い、葬儀社との認識の違いなどが解けるかもしれない部分があると思います。
4.どうしても予算を超えてしまう場合、初めて支払い方法を考える
ここまでの過程を踏まえていけば、自分たちが無理難題を言ってしまっていると気づくこともあるかもしれませんし、葬儀社に希望を叶えてもらえたとなることもあるでしょう。
予算内で収まればOK、どうしても予算を超えてしまうのであれば、そこで初めて支払い方法について検討を始めましょう。
まずは葬儀社に支払い方法はどういうものがあるのか、そして分割払いに対応しているかを尋ねてみましょう。
信販会社を通さずに葬儀社独自で分割払いに対応しているところも数多くあります。
この場合、金利は限りなく0に近いはずなので、無理のない支払いが可能になります。
5.あてにしてはいけないが、もらえるお金も把握しておく
最後に、あてにしてはいけないと冒頭にお伝えした「もらえるお金」についても解説させていただきます。
葬祭費もしくは埋葬料(費)をいただく
都道府県によって異なりますが、健康保険もしくは後期高齢者医療制度に加入している方がお亡くなりになった場合、もれなく給付金(葬祭費)が受け取れます。
会社勤めの現役の方であれば協会けんぽなど社会保険のほうから埋葬料(費)として給付金をいただけます。
わかりやすく言えば名称が異なり、手続き先が異なるだけで、国民は必ずどこかから何らかの形でもれなく給付金を受け取れるということです。
平均して3万円〜5万円受け取れます。
お住まいの自治体で金額が異なりますので、東京都の方であれば「東京都 葬祭費」などで検索して確認してみてください。
葬祭費、埋葬料について詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。
香典をいただく
突然やってくるお葬式、前もって準備しておくことは難しいものです。
香典という風習は、地域の助け合いの精神から生まれたものでもあります。
葬儀代の足しにしてくださいと地域のみんなで助け合って葬儀を行う文化が以前はありました。
葬儀を自分だけで行うものと考えなくて良いのです。
「香典をください」と親族へ言う必要はありません。
何もおっしゃらなければご親族の方々は香典を持参して来られます。
香典は「お断りしない限りは持参する」
そういう文化が今もあります。
補えない部分を自己負担する
葬祭費(埋葬料)を給付いただき、香典をいただき、残りがご家族の自己負担となるわけです。
これが最も自己負担額を抑えるお葬式の方法で、例えば給付金が5万円、親族3世帯から香典を3万円いただいた場合、自己負担は2万円となるでしょう。
弊社の実例
弊社で行った実例をご紹介させていただきます。
福山市の方が直葬を行う 参列者12名
直葬プラン | 88,000円 |
福山市斎場使用料 | 10,000円 |
合計 | 98,000円 |
福山市から給付(葬祭費) | 30,000円 |
親族からの香典 | 40,000円 |
ご遺族の負担 | 28,000円 |
合計 | 98,000円 |
ご遺族のご負担は0円にはなりませんでしたが、28,000円となりました。
このようにできる限り負担を少なくして葬儀を行うこともできるのです。
弊社の直葬プランは下記でご確認いただけます。
葬儀社への支払いは後日でもO K
通常葬儀社への支払いは当日が原則と思われている方もいらっしゃいますが、実は後日でも全く構わないところが殆どです。
後日支払いを理解してくれる葬儀社に依頼をすることをお勧めします。
ローンを組む必要はありません、事情を理解してくれて親身になってくれる葬儀社を探しましょう。あなたの街にもきっといらっしゃるはずです。
広島県にお住まいの方であれば、弊社にお任せください。
お金で困っている方が多い今の時代に高額な葬儀はご提案できません。
ご予算をお伺いさせていただき、無理のないプランをご提案させていただきます。
また、ご家族様の無理のない範囲で分割でお払いいただく方法もございます。
お困りの方は、弊社がお力になれますのでご相談ください。
弊社の詳細は下記でご確認いただけます。