菩提寺がない人はどうする?お寺が決まってない方の葬儀・49日・納骨

葬儀や法要のお勤めを依頼したい時、菩提寺がない、お寺が決まってない方は、読経をお願いしたい時にどこへ頼めば良いのか、不安になる方もいらっしゃるでしょう。

近年、お寺との付き合いがない方は増えていて、珍しいことではなくなりました。

この記事では、よくある事例をご紹介しながら、「菩提寺がない」とはどういう時なのか。

葬儀・49日・納骨などの場面でどのように対応すべきかを解説させていただきます。

対応法を探す前に菩提寺が本当にないのか確認を

対応方法を解説させていただく前に、確認していただきたいことがあります。

私は葬儀の現場で「お寺がない」と相談を受けることがよくあります。

その時の事例をお話すると、最初は皆さん「お寺がない」とおっしゃるのですが、詳しくお話を伺うと「実はお寺はあるのだけれども、呼ぶつもりはない。別のお寺にしようと思っている」

このような場合もあるのです。

距離の問題、お布施金額の問題、人間関係など色々な事情で別のお寺を呼ぼうと判断するのは、ご家族の自由です。

先祖が付き合いを始めた寺と一生この先、孫の代まで縁を繋がないといけないという時代ではありません。

一代で居住地も変わり、それぞれが独立して人生を歩んでいる時代なので、お寺との縁が疎遠になっていくのも仕方ないことなのかもしれません。

しかしもしもお寺があるのであれば、ご先祖がこれまでお世話になったお寺にお勤めいただくことは、今の自分達があるのは、ご先祖から続く歴史があったからだと改めて感じる機会にもなるはずです。

どちらが良いかは、置かれた状況によって異なります。

一人で決断するのではなく、家族や兄弟も交えて話し合って決めていただけたらと思います。

菩提寺がない方の状況はさまざま

お寺がないとおっしゃる方の状況は、主に下記の4つのどれかに当てはまります。

それぞれに対処法を解説していますので、ご覧ください。

1.実は遠方に菩提寺はある、だけど遠いので近くのお寺に頼もうと思っている

2.実は菩提寺はある、だけど呼びたくない

3.実は以前まで付き合いのあるお寺はあったが、疎遠になった

4.本当にどこのお寺とも縁がない

1.実は遠方に菩提寺がある、だけど遠いので近くのお寺に頼もうと思っている

これに当てはまる方は、菩提寺に連絡をしましょう。

「遠いから対応できない」はお寺が判断することです。

まず菩提寺に連絡を入れて対応可能か伺ってみましょう。

対応いただける場合もありますし、対応できない場合は、菩提寺が代わりのお寺を紹介してくれます。

例えばお隣の県にお寺がある場合、「この距離であれば遠いうちに入らない」というお寺もあるのです。

九州から広島までお越しいただいたことも何度もあります。

ですからご自身で判断する前に、連絡をしてみることをおすすめします。

2.実は菩提寺がある、だけど呼びたくない

この場合、過去にトラブルがあったなど、菩提寺にあまり良い印象を持っていないことが伺えます。

しかしお墓が菩提寺にある場合は、納骨時のことも考えて菩提寺に対応いただくのが無難です。

お墓を移せば、菩提寺と縁を切ることは可能ですが、代償として墓の移動で多額な出費が必要になります。

その覚悟が必要になります。

お墓が菩提寺にないのであれば、お寺を新たに探すことも選択肢に入れて構いません。

新たなお寺を探しても問題ありませんが、周囲の家族とも相談して決めましょう。

3. 実は以前まで付き合いのあるお寺はあったが、疎遠になった

父の葬儀でお世話になったお寺はあるが、そのお寺とは葬儀以来一度も会っていないという方は、よくいらっしゃいます。

一度も会っていないということは、お墓はお寺の敷地ではない場所にあるのでしょう。

新たにお寺を探しても構いませんが、疎遠でも先祖がお付き合いしていたご縁があります。連絡してみることも一つの方法です。

お寺と距離がある場合は、近くのお寺をご紹介してくださるかもしれません。

新たにお寺を探すかどうかは、葬儀だけでなく、法要や納骨など、これからのことも踏まえて、ご家族と相談して決めるのが良いでしょう。

4.本当にどこのお寺とも縁がない

本当にどこのお寺とも縁がない方は、どこかのお寺に依頼する必要が出てきます。

この場合、さまざまな方法でお寺をご紹介いただくことが可能です。

どうしようと不安になる必要はありません。

次項で解説させていただきます。

菩提寺がない人は、葬儀をどうする?

お寺がない方が葬儀を行う場合、葬儀社にお寺を紹介いただく形が最も多いです。

メリットは、地元のお寺の事情に精通していますので、評判も見聞きしています。

近くのおすすめなお寺をご紹介いただけるでしょう。

その時に注意したいことは、お寺との付き合いは「葬儀限定」なのか、それとも葬儀後も継続して付き合っていかないといけないのかという点です。

多くの葬儀社は、「葬儀限定」の形をとっています。

この先ずっと続くお寺との関係を葬儀社の一存で決断させてしまう、そんな責任は取れませんというのが本音です。

しかし葬儀を通じて、「良いお寺さんだったな」という印象を抱けば、その時はご家族から継続してお付き合いをお願いすると良いでしょう。

お布施が安いお寺を紹介して欲しいという声もよく聞きます。

もしそういうご希望がある場合は、遠慮なく葬儀社へおっしゃってください。

ご家族のためにと葬儀社がお寺を探してくれるはずです。

お寺を葬儀前に探しておかなくても良いの?

葬儀の際に葬儀社からお寺を紹介してもらうのも一つの方法ですが、葬儀前に、ご自身でお寺を探したいという方はぜひ探してみてください。

その時に、右も左もわからずにお寺を探し始めるのはおすすめ出来ません。

幼少期に通った縁がある、子供が幼稚園でお世話になった、地元の行事で話したことがある、このような縁をもとに探すのも一つです。

あるいは葬儀社や親族、友人から評判を聞いて探すのも一つです。

メリットとしては、自分で目利きして判断したお寺になるため、葬儀だけでなく、その後の法要や納骨の時もお任せできるお寺が見つかるという安心に繋がります。

ただし手間と時間が必要な作業になるため、無理してまで行う必要はありません。

菩提寺がない人は、戒名をどうする?

お寺がない場合、戒名は葬儀の際にいただきます。

葬儀社から紹介してもらったお寺様に戒名を付けていただく形です。

通常、通夜前にお寺へ顔合わせという形で挨拶を行いますが、その時に戒名に加えて欲しい漢字があればお願いしてみてください。

例えば名前から一文字取る、好きだった物から一文字取る方法があります。

葬儀社から紹介いただくお寺の場合、戒名料は相場と同じ、もしくは相場より安価になることが多いです。

これには高いお寺を紹介してしまって喪家様からクレームをいただくことは避けたいという葬儀社側の意向が働いています。

ですから葬儀社からお布施や戒名が相場よりも高いお寺を紹介されることは、ほぼありません。

菩提寺がない人は、49日をどうする?

お付き合いのあるお寺がいない方が49日を行う時はどうするのか。

方法は3つあります。

1つ目は、葬儀の時にお勤めいただいたお寺に49日のお勤めをお願いする方法。

2つ目は別のお寺を探す方法ですが、この方法を実行に移す方は少数です。

そして3つ目の方法は、49日の読経は無しにして、身内で会食だけ行う方法です。

「本当は無宗教だけれども葬儀だけはお経があったほうが良いと思い、葬儀社にお寺を紹介してもらった。しかし葬儀後の読経は必要ありません」という方もいらっしゃいます。

49日の読経は必要かどうか、家族や親族と話し合ってみると良いでしょう。

読経ありで行う場合は、葬儀の時のお寺様へお願いすると、ご家族の様子も把握してますし、スムーズに行われる可能性が高まるので良いと思います。

菩提寺がない人は、納骨をどうする?

菩提寺がない時の納骨は、49日同様に葬儀の際にお勤めいただいたお寺を呼ぶか、読経は無しにして身内だけで行う方法があります。

それとは別に墓地を管理している霊園などからお寺を紹介いただくことも可能です。

葬儀を行った場所と墓地が離れている方が、主にこのお悩みに直面されると思います。

読経が欲しい場合は、墓地管理者に紹介いただくと解決できます。

お寺がなくても焦る必要がない人は、このような人

基本的に下記に当てはまる方は、お寺がないと焦る必要は全くありません。

・読経があれば寺院にこだわらない

・お布施が安いお寺がいい

・継続して付き合うのは抵抗がある、その場限りの付き合いがいい

いざという時には、業者が紹介してくれるので簡単に解決できます。

また、今の時代、お寺の紹介サービスというのも登場して、いつでも誰でも手軽にお寺を手配出来る時代になりましたので、自身で手配することも可能です。

事前に自分でお寺を決めた方がいい人は、このような人

下記に当てはまる方は、自身で気に入ったお寺を見つけることをおすすめします。

・気に入らないお寺が来られると困る、相性も大切だ

・業者から紹介されるお寺を100%信頼はできない

・今後の事も考えて継続して付き合えるお寺を探しておきたい

先述したように一から探すのは困難です。

葬儀社、親族、友人、地域の方からの評判など予め聞いて、その中から興味を持ったお寺を尋ねていくと良いでしょう。

「今、お寺を探しています。少しお話をお聞かせいただけますか?」といきなり尋ねるのではなく、お寺ではさまざまな行事が行われています。

行事に参加してみて、住職の人柄や考え方、お寺の雰囲気を知ることから始めると良いと思います。

2〜3の寺院を尋ねれば、色々わかってくることがありますので、ぜひ試してみてください。

この記事を書いた人

廣田 篤  広島自宅葬儀社 代表

葬儀業界20年、厚生労働省技能審査1級葬祭ディレクター。終活カウンセラー。大手冠婚葬祭互助会で通算1500件の葬儀を担当。身内の死や介護の経験、数々の葬儀を通じての縁から「死」について考え、文章にすることをライフワークとしている。

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