終活とは?いつから始める?年代別にやるべきことの優先順位を解説

更新:2022.10.24

終活とは、人生の終わりに向けて、介護や医療、葬儀、お墓、相続などの希望をまとめ、必要な準備をすることです。

「終活はいつから始めるのがいい?」と悩む人もいるかもしれません。

終活はいつから始めても構いませんが、年代によって優先順位が違います。

年代別に、終活の優先順位を解説します。

終活とは人生の終わりを考えて必要な準備をすること

終活とは、人生の終わりに向けて準備を進めることです。

主に、以下のようなことについて考え、希望を明確にし、希望を叶えるための手続きを可能な限り進めます。

介護

自分に介護が必要になったとき、どこで、誰から介護を受けたいかを明確にします。

「娘に介護を頼みながら、最後まで家で暮らしたい」「介護施設に入居してプロのケアを受けたい」など、希望が明確になれば、娘さんに介護の件を打診する、介護施設を探し始めるなど、そのための準備をします。

医療

手の施しようがなくなったとき、延命を望むかどうか考え、家族に知らせておきます。

また、臓器提供についてもその意思があるかどうか、保険証の裏などに希望を残しておきます。

生前整理

自分亡き後、残された家族が荷物の処分に困らないよう、不用品を整理しておきます。

最近では、パソコンやスマホの中、ネット上の情報を整理する「デジタル終活」も重要視されています。

葬儀

自分が亡くなったときの連絡リストの作成をしたうえで、葬儀に誰を呼びたいか、どこの式場を希望するか、仏式にするか無宗教にするかなど、葬儀についての希望を明確にします。

そのうえで葬儀社に相談して見積もりをもらい、必要な金額を準備しておきます。

また、遺影や棺に入れてもらいたいものを準備しておきます。

お墓

先祖代々のお墓に入るか、夫婦だけのお墓がよいか、自分一人のお墓を用意するか。

散骨や、承継者のいらない永代供養墓といった選択肢もあります。

希望が明確になったら、目星をつけた霊園へ見学に行き、お墓を決めます。

相続

自分の財産を全て洗い出してリスト化し、誰に何を相続させるかを決めます。

正式な遺言書として記しておくと、実際の相続時に法的効力のある遺言として使えます。

自分史制作

残される家族に自分の人生を知ってもらえるよう、自分史を制作します。

自分の来し方を丁寧に書き記すことで、気持ちが整理され、これからどんな人生を送りたいかが見えてくることもあります。

家族へのメッセージ

残される家族へ、メッセージを残します。

今までの感謝や、これからどう生きてほしいかと行った願いを、心を込めてしたためます。

温かいメッセージが、残される家族の励みになります。

終活をいつから始めるかは、自分次第

「人生の終わりのための活動」として終活を捉えると、「人生100年時代だから、60代でもまだ早すぎる?」と戸惑う人もいることでしょう。

しかし、例え20代からであっても、終活は始められます。

終活には、「人生の終わりのための活動」の他に、以下の2つの意味があるためです。

これからの生き方を考える

終活は、これからどのような人生を生きていきたいかを考えるきっかけになります。

亡くなるときのことを考えるには、「自分がこれからどう生き、どう死ぬか」がしっかりイメージできなければならないからです。

終活を一通り終えたときには、今後の人生の道筋ができあがっていることでしょう。

亡くなるときだけではなく、急な入院時に使える

例えば、葬儀のときの連絡リストは、葬儀のためだけに使えるものではありません。

急な入院時にも使えます。

入院していたら自分で身の回りのことができなくなりますが、部屋がきちんと整理されていたり、通帳のありかを家族に伝えられるようになっていたりすれば、自宅の管理を家族へスムーズに引き継げます。

急な病気やケガでの入院は、どんな世代にもありえることです。

全年代を通して、終活で真っ先に取り組むのは「連絡リストの作成」

年代別の解説に入る前に、全年代を通して真っ先に取り組みたいことを確認しておきましょう。

それは「連絡リストの作成」です。「葬儀」の項目で、「亡くなったときの連絡リストの作成」を行うと前述しました。

この連絡リストが、そのまま入院時などの「緊急連絡リスト」に使えます。

連絡リストが、スマホの中に入ったままという人は多いでしょう。

スマホのパスコードなどを家族に伝えておけば、いざというとき家族がスマホで確認できますが、誰に連絡すればよいかまでは分からないはずです。

終活を始めたいと感じたら、必ず連絡先リストの作成から取り組むのがおすすめです。

20~30代の終活は「医療」「葬儀」から

20~30代の終活で優先したいのが、「医療」「葬儀」の項目です。

まだまだ健康で若い世代なので、「事故などで急に亡くなったとき」を想定して終活をすすめます。

「介護」「お墓」「相続」「生前整理」については、「こうしたい」という強い希望がある場合以外は、後回しにしても差し支えないでしょう。

緊急連絡先をリストアップした後、「医療」については延命措置や臓器提供の希望、「葬儀」については遺影や棺に入れてもらいたいものの希望を明確にします。

市販のエンディングノートなどに希望を書き込んだら、「自分が明日にも突然亡くなったとき、喪主になる人」へ渡しておきましょう。親御さんや、配偶者が考えられます。

40代の終活は、両親や子どもの「これから」を考えるところから

40代ともなると、授かった子どもが大きくなったり、両親が年老いてきたりして、人生の責任が増えてきます。

20代の終活は自分の希望を書き記すだけで済みましたが、30代以降の終活は、それだけでは済みません。

残される配偶者や子どもに配慮したり、両親のこれからについても同時に考えたりする必要があります。

「自分に何かあったら、家族はどうなる?」「親の今後はどうなる?」を考え、シミュレーションすることから始めましょう。

そのうえで、PCやスマホ、ネット上に「不用」となったものが溢れていれば、現在使っていないサービスのアカウントを削除するといったデジタルの「生前整理」をするのがおすすめ。

40代は、ネット上に不用品が溜まり始める年頃だからです。

40代の終活については、以下の記事でもご案内しています。ご確認ください。

50代の終活は「生前整理」から

就活について考える50代男性

50代の終活は、「これから、何が大変になっていくか」を考え、60代以降では実行が難しくなってくることから始めるのがおすすめです。

老後は気力・体力が衰えてくるため、家の中の不用品は50代のうちに片づけておきましょう。

子どもが独立した後の勉強机やタンスを、そのままにしていませんか。

食器類や本棚の中身、アウトドア用品などの中にも、これからの人生にはあまり必要ではないものがあるかもしれません。

片付けのついでに、老後快適に暮らせるようスッキリと模様替えをするのもおすすめです。

「生前整理」というと、自分が亡くなるときのためと思いがちですが、50代の生前整理は新しいシニアライフを出迎えるための準備と考えましょう。

また、リアルな空間の整理と同様に、デジタル上の整理も行っておきましょう。

デジタル終活も含めた50代の終活について、以下の記事で詳しく解説しています。参考にしてください。

60代の終活は「介護」を考えることから

60代になると、自分の「介護」の可能性が頭をもたげてきます。

というのも、健康上の問題で日常生活が制限されずに生活できる「健康寿命」の平均は、男性で72.68歳、女性で75.38歳(2019年厚生労働省)

今は健康であっても、5年後、10年後は介護が必要になる可能性が高いのです。

「もしも介護が必要になったら」と仮定して、誰にどこで介護を受けたいかを明確にしましょう。

将来は介護施設に入りたいと感じたら、入居先の候補をリストアップし、見学して入居額の見積もりをもらいます。

配偶者や子世代とも相談し、「介護が必要になったらここへ」と入居の希望を伝えたり、入居額を準備したりしましょう。

介護が必要になったらどうするか、大枠でイメージをつかむことができたら、「葬儀」や「お墓」「相続」の準備に移っていきます。

70代以降の終活は「相続」を考えることから

人生100年時代とは言われますが、男性の平均寿命は81.41歳、女性は87.45歳です(2019年厚生労働省)

70代になったら、健康な人であっても、自分の死後について具体的な準備を始めましょう。

70代は「介護」や「葬儀」「お墓」「相続」といった終活の全ての要素に取り組むべきですが、あえて優先順位をつけるとすれば、最も優先すべきなのは「相続」です。

自分亡き後、残された人が相続で困らないよう、現在の資産をリストアップし、それぞれ誰に相続させるかを決めていきます。

資産をリスト化する際、使っていない通帳などが見つかったら解約しておきましょう。

他にも、利用する予定のない不動産は手放しておく、相続させる人がいない貴重品は売却して現金化しておくなど、資産の整理をしておくと相続がスムーズになります。

資産のリストアップと相続の振り分けができたら、公的な遺言書として残しておくと、さらに相続が円滑に進みます。

年代にかかわらず、「自分の終活」に必要なことを洗い出してみて

以上、年代別に終活で優先すべきことをご案内しました。

ご紹介した優先順位は、あくまで目安です。事情によっては、優先すべきと考えることが違う場合もあるでしょう。

個々の事情や希望によって、取り組みやすいことから始めてみましょう。

この記事を書いた人

奥山 晶子

葬儀社への勤務経験、散骨を推進するNPO「葬送の自由をすすめる会」の理事の経験、遺品整理関係の著書・サイト制作サポートなどから、終活全般に強いライター。ファイナンシャルプランナー(2級)。終活関連の著書3冊、監修本1冊。最近の著書は「ゆる終活のための親にかけたい55の言葉」オークラ出版。ほか週刊現代WEBなどサイトへの終活関連コラム寄稿、クロワッサン別冊「終活読本」の監修や、令和6年5月発刊「ESSE」6月号のお墓特集を監修している。

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