火葬にかかる時間はどのくらい?滞在時間の目安や待ち時間の過ごし方

斎場で過ごすことになる時、待ち時間はその後のスケジュールにも影響するため、気になる方もいらっしゃると思います。

この記事では火葬にかかる平均時間、そして待ち時間の過ごし方について解説させていただきます。

火葬にかかる平均1時間〜1時間半

火葬にかかる時間は、早い火葬場で40分、長いところで2時間、全国的に平均すると1時間〜1時間半かかります。

東京は1時間が目安

東京は平均1時間と他の地域に比べて火葬にかかる時間が早い傾向です。

人口が多いため、それだけ他の地域よりも火葬件数も多くなります。

1日に可能な最大火葬件数を少しでも多くするには、スピードも求められます。

需要に応えるために東京の一部の大規模火葬場では火葬時間の短い設備を導入している所もあり、火葬が40分で終えるケースもあります。

広島は1時間半が目安

一方で広島県の平均は1時間半です。

早い場合でも1時間15分、長くかかる斎場では2時間の場合もありますが、1時間半を目安に予定を立てていただくと問題ありません。

火葬時間を決定づける5つの要因

火葬にかかる時間は個人差、地域差等ありますが、具体的にどんな要素が絡んでくるのかを解説させていただきます。

設備仕様の違い

まずは設備仕様の違いですが、主に台車式とロストル式の違いがあります。

ロストル式は火葬時間が短いのが特徴で、40分で火葬が終了します。

デメリットは遺骨を原型のまま残すのが難しい、臭いが発生しやすい衛生面の問題があります。

台車式はそれに比べて火葬時間が長く、1時間以上はかかりますが、衛生面での管理が楽なこと、遺骨を原型のまま残しやすいメリットがあります。

日本の火葬場の9割は台車式です。

設備・年式の違い

現代の火葬場では、スピードよりも無臭、無煙で周辺環境に優しい火葬場であることが求められています。

これは平成12年に厚生労働省が発表した「火葬場から排出されるダイオキシン類削減対策指針」がきっかけで、全国的に言えることです。

これ以降に火葬場が新しく建て替えられた自治体も全国に数多くあります。

あなたのお近くの火葬場が近年新しくなったとすれば、こちらの取り組みの結果です。

新しい火葬場は環境に優しい無公害だけでなく、より高い温度設定にすることも可能ですし、さまざまな利点がありますので火葬時間は短くなります。

亡くなられたご本人の状態

ご本人のお身体の状態も要因になります。

主に重量が影響します、脂肪の多い方よりも体格の大きな方です。

大人よりも小児のほうが早いですし、若い方よりも寝たきりだったお年寄りのほうが一般的には早くなります。

ただし小児の場合は、通常の火力で火葬すると遺骨を残すのが難しいため、微調整をして遺骨を残すことに努めます。

その分時間が必要になることもあります。

副葬品に何が入っているか

葬儀の際に棺の中に入れられた副葬品も火葬にかかる時間へ影響を与えます。

何も入っていなければ火葬時間は短くなり、ぬいぐるみ、暑い布団などがあればそれが消し炭のようになってしまい、火葬時間を遅らせる要因となります。

火葬後には冷ます時間も必要

火葬自体は1時間で終了するのですが、冷ます時間も20分〜30分必要なため、すぐに収骨とはならないのです。

古い火葬場では、この冷ます時間も長くなりますので、それだけ時間がかかってしまいます。

火葬以外にも要する時間

火葬以外にも時間を要することがありますのでご紹介します。

最後のお別れの時間

火葬場へ到着すると、故人様が火葬炉へ入る前に家族が最後のお別れを行う時間が設けられています。

故人と対面して言葉をかける、焼香や献花などが行われます。

場合によっては、お寺様による読経が行われることもあります。

平均所要時間は10分〜15分です。

遺骨を拾う収骨の時間

火葬自体は1時間〜1時間半が平均ですが、火葬場で過ごす時間には遺骨を拾う収骨の時間もあります。

こちらは平均して15分〜30分要します。

遺骨を一部だけ拾うのか、全ての遺骨を拾うのか。

2〜3名の少人数で拾うのか、15名〜20名が交代で拾うのかなどで時間は異なります。

火葬場での滞在時間は1時間半〜2時間が目安

それぞれに必要な所要時間を見てみると、火葬前に行われる最後のお別れの時間が10分〜15分。

火葬自体にかかる時間が平均1時間〜1時間半、収骨にかかる時間が平均15分〜30分となります。

これらを合わせると火葬場での滞在時間は平均1時間半〜2時間と言えます。

待ち時間の過ごし方

待ち時間が1時間〜1時間半ありますので、その時間を皆さんどのように過ごしているのか、気になる方もいらっしゃると思いますのでご紹介させていただきます。

食事をして待つ

予めお弁当を用意して、待ち時間に食事を行う喪家様も多くいらっしゃいます。

ただし一部火葬場では食事を禁止しているところもあるので、葬儀社へ確認してみることが必要です。

また、コロナ禍では感染状況にもよりますが、火葬場での食事は基本的に推奨されていません。

食事を行う場合は、人と人との距離を一定間隔空けて、静かなマスク会食をしましょう。

久しぶりに会う親族との会話を楽しむ

久しぶりに会う親族との会話を楽しむというのも有意義な過ごし方です。

コロナ禍では、火葬場ではマスク着用が義務づけられているところが多く、大声での談笑は控えて、静かに会話を楽しみましょう。

今後のことを話し合う

葬儀終了後の四十九日法要をいつ頃に実施するか、各自のスケジュールの都合を聞いて回り、話し合うことも出来ます。

後日その会話で得られた情報を元に日程を決めるというのも良いでしょう。

また、家族によってはこれからの手続きのことなど、兄弟間で話し合っておきたいことがある場合は、話しておくという時間に使うこともできるでしょう。

この他に出棺後から火葬場での流れが気になる方は、下記の記事も合わせてご覧ください。

より理解が深まると思います。

この記事を書いた人

廣田 篤  広島自宅葬儀社 代表

葬儀業界20年、厚生労働省技能審査1級葬祭ディレクター。終活カウンセラー。大手冠婚葬祭互助会で通算1500件の葬儀を担当。身内の死や介護の経験、数々の葬儀を通じての縁から「死」について考え、文章にすることをライフワークとしている。

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