お経はなぜ日本語ではないの?主なお経の種類と意味を解説

お経が日本に渡るまでの歴史

お釈迦様が何を説いたか、伝唱で伝えられる

お釈迦様が亡くなった後、お釈迦様が生前に何を説いていたかを整理してまとめようという動きがありました。

第一回目に行われたこの整理を「第一結集」と言います。

お釈迦様が亡くなられて100年が過ぎると、ライフスタイルも大きく変わり、守るべき規則について教団内部で対立が起こりました。

第二回目の「第二結集」を開くことになり、ここでの一番の争点は「金銭で布施を受け取っても良いか」というものでした。

この時代になると僧侶はどこに出かけるにも現金が必要になったのです。

食べ物で施しを受けるだけでは布教に支障をきたす状態でした。

結果は、お釈迦様が説いたことだけを正当とする「上座部仏教」と時代に即して変化すべきという「大乗仏教」に分かれることになりました。

お亡くなりになられてから、この時まで、お釈迦様の教えは文字ではなく、人から人へ伝唱で伝えられました。

インドでパーリ語やサンスクリット語でまとめられる

お釈迦様の死後二百年以上が経過して、ようやく文字の文化が生まれました。

お釈迦様が弟子たちへ説いた教えは、パーリ語やサンスクリット語で書かれ、原始仏典と呼ばれる経典が完成しました。

ほぼ全ての文章が、「このように私は聞いた」という言葉で始まり、弟子たちがお釈迦様の説法を聞く形で書かれています。

インドから中国へ伝わる

中国では紀元前後には西域を通して仏教の経典がもたらされ、仏教の歴史は経典の漢訳から始まったとされます。

中国仏教の基礎固めをしたのは四世紀の道安で、5世紀にはインド人と父に持つクマーラジーヴァが漢訳に活躍しました。

日本でも三蔵法師で有名な玄奘は7世紀にインドで仏教を学んだ後、大量の仏典を持ち帰り漢訳に励みました。

中国から日本に渡った大乗仏教の経典

日本に仏教が最初に伝えられたのは538年、百済の聖明王が欽明天皇に遣わせた使節が仏像や経典を伝えたのが始まりとされています。

その後、聖徳太子が仏教を本格的に導入し、国造りの柱に仏教を据えました。

「篤く三宝を敬うべし。三宝とは仏・法・僧なり」という言葉は有名です。

お経が日本語ではない理由

このようにインドで千年以上に渡って生み出されてきた膨大なお経が中国に伝わり、

それが漢訳され、全て漢字に変換されました。

それも千年以上昔の中国語の発音で読まれるため、日本人だけでなく、今の中国人が聞いても何を言っているのかわからないのです。

中国人でもわからないのですから、お経が日本人にとって意味がわかりづらいとなるのも当然と言えます。

主なお経の種類と意味を解説

では現在日本にある代表的なお経には、それぞれどんな意味があるのかを解説させていただきます。

三蔵

すべてのお経は三蔵からなると言われています。

■経蔵

お釈迦様が説いた言葉をまとめたもの

■律蔵

僧侶や教団のための規則をまとめたもの

■論蔵

経蔵や律蔵の注釈や解釈についてまとめたもの

経集(きょうしゅう)

パーリ語で書かれた原始仏教の経典のうち最古のものと言われ、お釈迦様の初期の教えが詩句の形でまとめられています。

大きくなる前の教団の様子がわかるのも特徴です。

法句経(ほっくきょう)

経集と同様にパーリ語で書かれた最古の経典の一つ。お釈迦様の説いた仏教の基本的な教えが26章423の詩句にまとめられています。

般若心経(はんにゃしんぎょう)

大乗仏教の基本思想である「空」を説く、紀元前後に成立した膨大な般若経をまとめたもの。

日本でも玄奘三蔵が漢訳したものが広まり、親しまれています。

日蓮宗、浄土真宗以外の宗派で読まれています。

華厳経(けごんきょう)

お釈迦様を毘盧遮那仏と同一視し、悟りの世界観を説いています。

善財童子が53人のキーパーソンを訪ねつつ修行を積んで悟りを開くまでの物語が詳細に書かれた「入法界品」が有名です。

法華経(ほけきょう)

華厳経と並び、大乗仏教を代表する経典。誰もが悟りに至る可能性を秘めており、お釈迦様は永遠にどこでも現れて人々を救うことなどが説かれています。

釈迦が悟りを開いてから最も長い年月を経て、その悟りが成熟したときの教えであると考えられたこと、教え方によってその教えが歪められることはないと考えられたことから、

日本仏教の成立に大きな影響を与えました。

浄土三部経(じょうどさんぶきょう)

阿弥陀様の浄土思想を説く「無量寿経」「観無量寿経」「阿弥陀経」から成り、念仏を唱えることによって極楽浄土へ往生できると説く。

無量寿経には阿弥陀仏の48の誓いと願いが書かれ、観無量寿経には極楽浄土に往生する方法が物語風に書かれ、阿弥陀経には極楽浄土の様子が書かれています。

浄土宗、浄土真宗、時宗の根本経典です。

大日経(だいにちきょう)金剛頂経(こんごうちょうきょう)

即身成仏など密教のエッセンスが説かれ、具体的な修行の方法も記されています。

大日経には大日如来が質問に答える形をとっており、一部では悟りとは何かということ。

二部では実践編が説明されています。

金剛頂経は、大日如来が各地で説いた18の経典で構成されていて、悟りの内容や悟りを得るための修行方法が大日経よりも実践的に記されています。

縁を結んだ師による直接的な伝授がなければ本当の内容は理解できないとされています。

真言宗の根本経典です。

理趣経(りしゅきょう)

大日如来が80億に及ぶ菩薩に説いた教え。

一人のための「小欲」を大きく絶対的な救済への欲望「大欲」に変えるという前提で、欲望も煩悩も清らかな菩薩の境地であると説いています。

男女の愛欲を含む人間の欲望を肯定し、それらの欲望が清浄な菩薩の位にあると説いているのが特徴なため、誤解を招きやすい内容になっています。

あくまで比喩表現に過ぎず、欲望を含んだ現実世界を全て肯定して、現実世界の中に理想を見出そうとしているのですが、内面的に捉えないと間違った解釈をしてしまいがちなため、高僧から伝授されなければならないとされてきました。

真言宗のお寺では日常的に読まれています。

この記事を書いた人

廣田 篤  広島自宅葬儀社 代表

葬儀業界20年、厚生労働省技能審査1級葬祭ディレクター。終活カウンセラー。大手冠婚葬祭互助会で通算1500件の葬儀を担当。身内の死や介護の経験、数々の葬儀を通じての縁から「死」について考え、文章にすることをライフワークとしている。

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