お布施はいつ渡す?お布施を渡すタイミングでもう悩まない

更新:2022.05.29

葬儀の現場に携っていると、ご遺族様から「お布施はいつ渡すものですか?」とかなりの確率で尋ねられます。

この記事では、お布施を渡す最適なタイミング、なぜ地域によって正解が異なるのか、正解・不正解はあるのかなど、葬祭ディレクターの筆者がわかりやすく解説させていただきます。

お布施を渡すタイミングで悩む理由

お寺と接する機会が日常生活では殆どないという方も多く、葬儀の場でお布施を渡すことに不慣れで不安を覚える方は多いものです。

主に下記のような理由でお悩みになる方が多いのではないでしょうか。

タイミングを間違えて失礼にならないか

不慣れなことで、先方に失礼なことをしてしまわないように正解を知りたい。

無礼なことをして、恥をかくことを避けたい。

大切な家族の葬儀にお勤めいただくお寺様だからこそ、しっかり対応したいと思うものです。

タイミングが情報によって異なる

何が正解なのか、インターネットで調べてみると様々なアドバイスがあり、どれが正解なのか余計にわからなくなった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

こちらについては後で詳しく解説させていただきますが、正解が一つではないためです。

タイミングが地域によって異なる

地域によって異なるのも迷ってしまう原因となる場合があります。

例えば親族からアドバイスをもらったとき、親族が住んでいる県と自分達家族が住んでいる県が異なる場合、有効なアドバイスにならないことも起きてしまうのです。

正解はシンプル「渡せる時に渡す」

お布施を渡すタイミングの正解は、シンプルです。

渡せる時に渡す

お布施は、「渡せる時に渡す」とシンプルに考えましょう。

渡せる時に渡すとは、ご遺族様がお布施をお渡しするお時間があること、お寺様もお布施を受け取るお時間があることです。

渡せない場面を知る

例えばお寺様が葬儀場に到着しました。ご遺族がお布施を渡そうとするもお寺様が着替え中のことがあります。

この場合、お寺様が受け取る準備が出来ていません。

読経終了後、ご遺族がお寺様の控室へ伺うと、すでにお寺様がご帰宅されている場合もあります。

ご用したお布施をお渡しすることができなかったとなってしまいます。

このようにお布施を渡したくてもお渡しできない場面というものがあるのです。

お渡しできない場面を知ると、お渡しできる場面も絞られてきます。

可能なタイミングが地域・寺院・葬儀形態によって異なるだけ

可能なタイミングが絞られてくると渡せる時に渡すという考えに行き着きます。

可能なタイミングを探り、正解はその中にあります。

正解が色々あるのは、その中から最も良いと思う方法が地域によって、お寺によって、葬儀形態によって異なるだけなのです。

タイミングよりも、「渡せなかった」とならないことが大切

色々な正解があっても、いずれの方法も渡せる時にお渡しするという考えが根底にある点は共通しています。

実はタイミングよりも、渡せなかったとならないことが大切なのです。

渡せなかったとならないように考えた結果、正解は地域・お寺・葬儀形態によって異なっていきました。

主な事例を下記でご紹介させていただきます。

お布施を渡すタイミングの事例

式前に渡す

式前に渡すというのは、よくある方法です。

お寺様が来られた際、ご挨拶を兼ねて渡すという方法です。

お着替えの時間、お手洗いの時間などを除いた丁度良いタイミングを葬儀社が案内してくれるはずです。

式後に渡す

式直前はお寺様も準備があるだろう。式が終わって、お寺様が落ち着いた時に渡しましょうという考えから「式後に渡す」という方法もあります。

式後すぐにお寺様がお帰りになる場合もあります。

その場合、お渡しすることができない場合も出てしまうので、地域によってはおすすめできません。

葬儀終了後、お寺へ伺って渡す

ご遺族は、葬儀中忙しいので、全て終わってからお礼の挨拶を兼ねてお寺へ訪問しましょう。そこでお布施を渡しましょうという考えのもと、「葬儀終了後に渡す」が当たり前の地域やお寺もあります。

この場合、葬儀当日ではなく、葬儀翌日を指す場合も多いです。

また、自宅とお寺が同じ地域でご近所の場合にあるケースです。

結論

これまでをまとめると以下のようになります。

タイミングよりも渡すことが大切

お布施は渡すタイミングよりも、お渡しすることが出来なかったとならないことが大切である。

・最も良いタイミングとは確実にお渡しできる時を指す

最も良いタイミングとは、礼をわきまえているか無礼かではなく、確実にお渡しできるタイミングを指す。ご遺族様、お寺様、双方が可能なときです。

正解は、葬儀社に尋ねる

確実にお渡しできるタイミングは地域・寺院・葬儀形態によっても異なります。

一番その状況に正しい判断が出来るのは、経験豊富な葬儀社です。

担当者からのアドバイスが、インターネットに載っている情報よりも、正しい情報となるでしょう。

ここで言う正しい情報とは、「確実にお渡しできる場面」です。

事前に伺ったタイミングと異なる場面で渡してもOK

例えば、葬儀社に式前に渡すと事前に伺っていたが、実際はお寺様が式直前に来られ、着替えてすぐに読経が始まった。

お布施を渡す時間が式前になかったため、渡せなかったというケースがあったとします。

この場合、式前に渡せなかったから失礼とはなりません。

お手様に受け取る時間がなかったのです。

目的はお渡しすることですから、次のタイミングを伺うのです。

葬儀社から次のアドバイスをいただくはずです。

葬儀後など予定と異なったとしても、全く非礼にはなりません。

無事にお渡しできたのですから、全く問題ありません。ご安心ください。

この記事を書いた人

廣田 篤  広島自宅葬儀社 代表

葬儀業界20年、厚生労働省技能審査1級葬祭ディレクター。終活カウンセラー。大手冠婚葬祭互助会で通算1,500件の葬儀を担当。家族の在宅介護がきっかけで広島自宅葬儀社を設立。身内の死や介護の経験、数々の葬儀を通じての縁から「死」について考え、文章にすることをライフワークとしている。

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