ご依頼・ご相談の方はこちら
ご相談は無料
24時間365日対応 お急ぎの方は夜間・休日でも
フリーダイヤルへご連絡ください。
「まずは相談したい」など、ご検討いただいている方は
メールでのご相談も可能です。
ご相談は無料ですのでお気軽にご相談ください。
不慣れな葬儀場よりも、愛着ある自宅で家族葬を行う。
興味はあるけれども、自分の家で可能かどうなのか、想像がつかない。
そんな方のために、自分自身でチェックできるポイントをまとめてみましたので、ご覧ください。
多くの方がご不安になる原因を挙げてみたいと思います。
近年、葬儀といえば葬儀会館で行うものというイメージが定着しています。
昔は自宅で葬儀が行われるのは当たり前の時代もありましたが、最近ではなかなか自宅で行うイメージが湧きづらいという点があります。
近年、自宅葬へ参列する機会が減少しているのも、自宅で家族葬を行うイメージが湧きづらい一つの要因でしょう。
従来自宅葬が行われていた家の間取りや雰囲気、それと現在の家の間取りや雰囲気が異なる場合もあります。
住宅環境の違いから、イメージが湧きづらい方もいらっしゃいます。
周囲で自宅葬を行なっている人がいないというのも不安材料かもしれません。
しかし葬儀自体が周りで頻繁に発生するものではありませんので、ご心配になる必要はありません。
では、我が家で自宅葬ができるかどうかのチェックすべきポイントを挙げていきます。
これはどんな葬儀にも共通する部分ですが、もしもの時に葬儀へどこまでの範囲へ声をかけるのか。
およその参列者の人数を算出してみることです。
子供、孫、兄弟、どこまでに声をかけるか、1人1人のお名前をメモ帳に書いてみることをお勧めします。
次にメインの会場と想定する部屋を決め、部屋の広さを把握しましょう。
自宅葬をする場合、飾り付けで使用する面積は1畳、故人をご安置するスペースで1畳使用します。
お寺様の読経がある場合は、お寺様に1畳ほど使用いただき、残りのスペースは、ご家族で使用できます。
6〜8畳の和室で行う場合、和室とリビングが隣同士の場合は両方を使って行う事が多いです。
和室とリビングを使用する場合は、例えば和室に○名、リビングに○名、合計○名、どのくらいの人数が自宅に入れるのか、計算をしてみましょう。
飾り付けが大きくなると、それだけ家族が過ごせるスペースが狭くなりますので、あまり派手な飾りをする必要はありません、注意しましょう。
予想する見込み参列者の人数と、部屋に入れる人数を照らし合わせてみましょう。
予想15名で収容人数が12名であれば、家の中は窮屈になります。
予想8名で収容人数が12名であれば、家の中は余裕があります。
自宅で家族葬は、問題なくできると判断できます。
予想参列者の人数が把握できたら、その方々が何台の車でお越しになるかを計算してみましょう。次に、その車を一時的に駐車出来るスペースを確保できるかどうか検討します。
地域にもよりますが、近所の方の了承を得て、付近のスペースを借りる場合もありますし、近くのコインパークへ駐車の場合もあります。マンションであれば来客駐車場を使用させていただく許可を得るなどします。
多くの場合は、事前に近所の了解を得て、家の敷地付近に駐車される事が多いです。
周りに気をつけてくれるなら、葬儀なら止むなしという了解のもと、行われています。
司式者が式の前に着替えや準備を行うことが出来るスペースを必要とする場合があります。
空いている別室を用意しておくことが最良ですが、空いている部屋がない場合は、会場となる部屋で準備をしていただきます。
控室として使用する部屋へ、特別何かを用意する必要はありませんが、
鏡があれば喜ばれると思います。空調が整った待機スペースがあれば、大丈夫です。
自宅葬ができるかどうかですが、筆者の経験で言うとほとんどの場合は可能です。
マンションの15階もありましたし、瀬戸内の島に渡って潮風を感じながら行う事もありました。
色んな自宅葬を経験しましたが、葬儀社の立場で言う、出来るか出来ないかの判断は、下記になります。
葬儀の場では、故人様を棺に納棺させていただきます。納棺された形で出棺となるわけですが、棺は曲げたり、畳んだり、変形させる事は出来ません。
そのため、故人様が納棺された棺が、部屋から形を変えずに、スムーズに玄関先まで移動出来なければなりません。
造りによっては、部屋から家の外へ縁側から出る場合、裏口から庭へ出る場合、などもあります。
マンションの場合、エレベータには、緊急用の施錠式扉があることが多いです。
緊急用の扉を開いて出棺する場合、扉がない場合は棺を立てて出棺する場合と階段から出る場合があります。
玄関先が障害になっている場合、通夜と葬儀は納棺をしない形で行い、式終了後に玄関先で納棺をして出棺を行ったケースも過去にありました。
それでも通夜と葬儀を納棺した形で行いたい場合は、出棺時に棺を立てることにご了承いただければ行うことが出来ます。
立てても故人様のお身体へご不安を抱かせないように行うノウハウを私は持っていますが、全ての葬儀社が対応できるとは限りません。
葬儀社スタッフ、あなたの周囲の方々は下記を理由に自宅葬は難しいと仰るでしょう
・部屋が狭い
・玄関入り口が狭い
・エレベータにストレッチャーが入らない
・階段が狭い
これらはあなた自身もわかった上でそれでも自宅葬がなんとか出来ないかとお悩みのはずです。
狭さなどを理由に自宅葬を断念する必要はありません。
自宅から送り出してあげたい気持ちにいかに応えられるか、ここが葬儀社の腕の見せ所です。
なんとかならないか。
自宅から送り出すことを諦めたくない、ご家族、葬儀社の情熱があれば、解決するための知恵が生まれます。
必ず解決できるはずです。
そのためにはご家族の想いに共感してくれる葬儀社が必要です。
結論としては棺の動線確保さえ出来れば、自宅での家族葬は可能です。
そこにご不安がある場合、実際に自宅葬について経験が豊富な葬儀社と、話をしてみるのが最良だと思います。
広島では、広島自宅葬儀社は自宅で行う家族葬を専門にしている葬儀社です。
事前にどのような自宅葬が出来るか、直接自宅でご相談させていただきながら、イメージをしていただく事も可能です。
広島市中区のストレッチャーが入らないマンションで自宅葬のお手伝いをさせていただいた経験もございます。
どんなご自宅でも自宅から送り出してあげたいというお気持ちを尊重して誠心誠意アドバイスさせていただきます。
葬儀社とわからないように家に来て欲しいというご要望にもお応えしています。
相談は無料ですので、ご心配な方は一度私までご相談ください。
同時に葬儀にかかる費用がご心配な場合、事前にお見積りも可能です。
詳しくはこちらの公式ホームページをご覧ください。
人生の長い時間を過ごした愛着ある自宅だからできることがあります。
通夜のお食事が大好きだったカレー、ラーメンでも構いません。
生前好きだったBGMを枕元でかけてあげたり、昔のアルバムを見ながら
ご家族で思い出話をするのも良いでしょう。
ご家族それぞれが亡き故人へ、お手紙を書く時間も十分ございます。
葬式代は誰が払うのか。喪主が支払うのが一般的と言われています。
確かにそうなのですが、私は核心をついた答えではないと思っています。
最も知りたいことは、「親がいない場合、誰が負担しているのか」ではないでしょうか?
これまで1500件の葬儀を担当し、ご遺族と打ち合わせ、見積もり、集金業務を行なってきた筆者が具体的な例を挙げて、実情をご紹介させていただきます。
父の葬儀に母が健在な場合、母が支払うのだろうと想像される方が多いのではないでしょうか。
その場合、母がお金の準備をしているかどうかを確認することはあっても、自分自身が払うのかどうかという悩みを持つことは、少ないでしょう。
葬儀代が気になるのは、自分自身にも関係してくる時です。
例えば、父の葬儀で母がいない場合、子が自分1人であれば、支払いをする可能性のある人は、自分以外にいません。
この場合、自分が払うことになるのだろうと自然と認識します。誰が払うのかという心配にはなりません。
つまり葬儀代を誰が払うのか気になるのは、親がいない場合で、兄弟がいるケースです。
兄だけが払うのか、それとも面倒を見ていた姉が払うのか、それとも弟も払うのか。
このような疑問に対して、順を追って説明したいと思います。
まず葬儀代は、相続財産から控除されます。相続とは関係ありません。
民法において取り交わされる、契約による債務です。葬儀を行いたい人が葬儀社と契約して、葬儀を行う対価として、費用の債務を負うものです。
つまり相続人に支払い義務はありません。
わかりやすく極端な話をすると、親が亡くなっても、長男に支払い義務が自動的に発生することはないのです。
そのため、誰が払うものなのか、わからなくて困る場合があるのです。
「葬儀代は、喪主が支払うのが一般的」と言われる理由として、このように記載するしかない事情があります。
葬儀代は、民法の契約による債務ですから、誰が支払うのかは、家族の自由。
法律的に誰が支払いなさいと決まりはありません。
実際、喪主が支払う割合が最も多いです。
ですから喪主が支払う事が一般的と最多回答をアドバイスせざるを得ません。
ここから一番気になる核心に触れていきます。
ご遺族は普段とは異なる精神状態で、とても不安定です。
その為、葬祭担当者は、遺族と一対一で話すことはしません。
なるべく複数集まっていただいて行うため、家族の会話も自然と耳にします。
費用の支払いについても、その場にいる全員で話し合います。最後に請求先を誰にするかを話します。喪主=請求先ではありません。
これらのことから、葬儀社スタッフは、支払いに関する実情をおよそ把握しています。
親がいない場合、長男が支払うことが多いです。
長男とは、兄弟で一番上の場合、長女に次いで2番目の場合、一人っ子の場合もあります。
いずれの場合も長男が喪主を務め、葬儀代を支払われていますので、「葬儀代は、喪主が支払うのが一般的」と言われる所以だと思います。
この場合、喪主の長男が確かに支払っていますが、長男のお財布から出たものではない事も意外と多く、故人の財産を預かっていた場合もよくあります。
葬儀代を実際に誰が支払っているか、一番核心を突いているのは、ここです。
親がいない場合、生前に故人の医療・介護など、日常生活の面倒を間近で見ていた者が支払うケースが非常に多いです。
日常生活の面倒を見ていた方が生前に託されて、故人の財産からお支払いになっているのでしょう。
この託された者は、喪主とは限りません。続柄は、長男の場合もあれば、長女の場合、三女の場合もあります、さまざまです。
親はいない、子供達が折半して支払うケースもあります。主に故人が預金を残していない場合、故人の子供達が折半して負担することがあります。
故人の財産で葬儀代を支払うことは、非常に多いです。
周囲に迷惑をかけたくないと残しておいたものと思われます。
家族は、故人の財産を死亡前に予め手元に用意しておく場合と、死亡後に用意する場合があります。
死亡後に用意する場合、故人の預金口座は一定期間を経ると凍結され、お金を引き出せなくなります。
この場合、少し時間はかかりますが預金は引き出せます。
葬儀社の発行する請求書など、葬儀を行ったこと、葬儀代でいくらかかったのか、証明出来る資料を提出すれば、認めてくれるケースも多いです。
具体的な例を出してみたいと思います。
長女、長男、次男の3人兄弟がいたとします。この3人で親の葬儀について話し合うのであれば、比較的まとまりやすいのです。
しかしそれぞれ結婚している場合は、長女夫婦、長男夫婦、次男夫婦と、6人に増えます。
この場合、長男が喪主を務めることは多いですが、日常的な世話も長男がしていた場合は、全てを長男が取り仕切る確率が高く、特に問題は起きません。
一方で長女が日常の世話をしていた場合に難しいことがあります。
長男が一応喪主をします。しかし葬儀代は日常的に世話をしていた長女が支払います。
この場合、長女の夫も葬儀への発言権を持つことが多いです。
なぜなら長女のお金=長女だけのお金ではなく、長女の家のお金です。
家から支出されるお金であれば、夫も当然気になります。
だから話には参加しておきたいのです。3人であれば簡単な話がこのように6人になると難しくなる理由です。
なぜ難しいか、それは悲嘆の度合いの違いがあります。
長女は実親が亡くなったため、とても悲しみが深いのに比べて、夫は義理の親が亡くなった為、長女よりも比較的冷静です。
会話の内容も、実子である長女、長男、次男と比べて長女の夫の発言は、シビアになりやすいのです。
このようなこともあり、故人の財産から支払われることが円満解決になることも多く、兄弟で折半するのも円満解決になりやすいのです。
葬儀代の支払いについて、最後にまとめたいと思います。
喪主のお財布から葬儀代が支払われる事が一番多いのは事実ですが、実情はそのお金自体も故人の財産である場合があります。
そして普段から親の身の回りの世話をしている方が、親の財産も日常的に管理している場合が最も多いです。
この場合、日常的に身の回りの世話をしていた方が、葬儀で喪主を務め、葬儀代も故人の財産から支払われているというのが実情で、最も多い形と言えます。
故人の財産で支払い出来ない場合、残された相続人で負担しあっているというのも実情だと思います。
この場合、喪主だから支払うというのでは、誰も喪主をしたがりません。
兄弟がいる場合は、助け合っているということです。
親がいれば親のお金で葬儀代を支払いますし、親が残していれば、そのお金で支払います。
親のお金がない時は、兄弟で助け合うというのがよく拝見する姿です。
もちろん全てがそうではありません。ただ、喪主が払うものと片付けては見えてこない部分があるというのを、この記事を通じて知っていただけると幸いです。
自身が40代、50代になってくると、親の老いが目立ってきて、親の「終活」という言葉が頭をよぎる人もいることでしょう。
「要介護になったらどうしよう」「もし親が亡くなったらまず誰に連絡すればいい?」という疑問が生じたとき、当の本人である親には希望を聞きにくいという人は多いと思われます。
葬儀や墓、介護、相続など終活にまつわる話題について、親とどう話し合えばよいか。言葉がけのヒントをご紹介します。
終活をしたいと考えている親世代は少なくありません。
販売部数32万部のシニア女性誌「ハルメク」を発行しているハルメクホールディングスが2021年に行った、60歳~74歳の男女1008名を対象とした調査によると、「終活は必要だと思う」と答えた人は79%。関心の高さがうかがわれます。
一方で「終活をすでに始めている」のは38.3%。終活したいという希望はあるものの、具体的には進めていないという人が大半のようです。
しかし、終活への意識は今後もっと高まっていくと考えられます。
コロナ禍により、いつ、だれが突然亡くなってもおかしくない時代が急に訪れたためです。
年代に限らず、「自分もコロナで亡くなるかも」という考えがよぎった人は、多いのではないでしょうか。
実際、先の調査で「終活を今後実施する予定」と答えた人は、2018年の調査より、男女ともに増えています。
2018年の時点では男性35.3%、女性46.0%だったのが、2021年にはそれぞれ38.3%、46.1%と伸びているのです。
子世代であるあなたが親に「終活を」と切り出すときには、親自身も終活について常々考えていると思っていいでしょう。
もしかしたら、すでに終活を行っている最中かもしれません。
ひとくちに終活といっても、分野は様々です。人生の終わり方について、どのような知識や親の希望を知っておくとよいのかを、あらかじめ知っておきましょう。分野別に紹介します。
介護が始まったら、主に誰に介護をしてほしいか。介護を受ける場所はどこが良いか。
介護施設などに住み替えたいと考えているのであれば、そのためのお金は用意してあるかも聞いておけると安心です。
急に倒れたとき、誰に連絡してほしいか。かかりつけ医はどこか。
救急車を呼ぶような事態になったときのために、同居家族や子世代が、本人の保険証のありかや普段飲んでいる薬を把握しておくのも大事です。
葬儀の宗派、葬儀ホールや葬儀社の希望、最後に着たい衣装、遺影の希望、棺の中に入れてほしいもの。
生前に葬儀社から見積もりをもらい、契約しておく人もいます。
先祖代々のお墓に入りたいか、もしくは自分一人だけのお墓がよいか。
最近は一般的なお墓のほか、墓石を立てずに樹木をシンボルとする樹木葬や、海や山に遺骨をまく散骨、ほかの人と一緒に合祀される永代供養墓などを希望する人もいます。
まずは全財産を把握しておくことから始めるのが大事です。
通帳が複数あってどの銀行にいくら入っているかわからない、保険を複数かけていていつ満期になるか把握できていないという人も、意外と多いものです。
以上のように、終活の話題は多岐にわたります。話しやすいものから進めていくとよいでしょう。
さりげなく終活の話題を振る一つのポイントは、親本人のこととして話を切り出すのではなく、親戚や近所の知り合いが「介護が必要になった」「最近亡くなった」などといった話題から入ることです。
そこから「自分たちがそのような状態になったら、どうするか」という話へ広げていくことができます。
(対話例)
子「お向かいの〇〇さん、さっき久々に会ったら車いすだった」
親「少し前に階段で転んで入院してたんだけど、どうやらもう自力では歩けないみたいだ」
子「本当に? 転んだだけでそうなるの?」
親「年を取ると骨がもろくなるからね。私だって、いつどうなるかわからないよ」
終活はシニアの問題と思われがちですが、若い世代にも共通のテーマはあります。「急に入院したらどうするか」「通帳やカードを整理して財産管理をしたい」といった話題がその一例です。あくまで自分の問題として切り出すことで、自然な会話の流れが作れるでしょう。
(対話例)
子「急に感染症になって、明日から入院って言われたら、いったいどうすればいいんだろう」
親「入院に必要な歯ブラシとか着替えとか、ひとまとめにして用意しておいたらどう?」
子「そうか! お母さんは、そういうものをいつも用意しているの?」
お盆と春・秋のお彼岸は、お墓参りの時期です。仏壇に手を合わせながら、あるいはお墓参りの準備をしながら先祖の話をしていると、お墓の話も切り出しやすくなります。
また、お墓や終活についてのテレビ番組が多くなる時期でもあります。
テレビで終活の話題が流れていれば、自然とそういった話に持ち込むことができるでしょう。
(対話例)
子「(お墓に手を合わせながら)そういえばこのお墓、誰の代から入ってるの?」
親「ひいおじいちゃんからだよ」
子「古いね。でも私は、遠くに住んでるからこのお墓は継がないと思うな。お父さんはどうしたい?ここに入りたい?」
法要や葬儀など仏事の世界は、親の世代が当たり前に知っていても、子世代には知らないことだらけです。
菩提寺はどこか、ご存じでしょうか。
法事はどんなときにやるのか、法事を行うときには誰に連絡をすればよいのかも、知らない人は多いのではないでしょうか。
親に教えを請いながら、供養について親自身はどう思っているのか、希望を聞き出しましょう。
(対話例)
子「(仏壇に手を合わせながら)そういえば、うちって何宗?」
親「そんなことも知らなかったの?〇〇宗だよ」
子「お寺の名前も知らないよ」
親「〇〇院だよ。電話番号はこれだから、もしものときのために控えておきなさい」
葬儀の場では、「本人が好きだったものは何か」と葬儀社に尋ねられる場面が多くあります。
好きだった花や食べ物を祭壇に飾ったり、遺影のバックを好きな色にしたりと、故人らしさを大事にした葬儀にするためです。
いざそう聞かれたときのために、贈り物の機会などを利用して親の「好きなもの」を情報収集しておくといいでしょう。
(収集しておくと葬儀のとき役に立つ情報)
・好きな色
・好きな花
・好きな食べ物、飲み物
・いざというときに着たい服(最後の衣装に)
・最近、一番顔映りが良いと思った写真(遺影に)
日ごろは忙しくて親と会話する機会がないという人も、少しずつ聞き取りを重ねていくことによって、親の終活に必要な情報が増えていきます。親が元気なうちから、慌てず、急がず、いつかのための話を進めていきましょう。
また、親の終活をすると、自分にとってもためになります。「自分が今、不幸にも亡くなってしまったら?」「事故で意識がない状態が続いたら?」とイメージし、必要なことを書き留めたり、家族と話し合ったりしておくことも大事です。
不慣れな通夜へ参列となれば、いつも通りの時間配分で良いのか、気になります。
早く到着しすぎても、待機場所がないと時間を持て余して困ります。
会場への到着が遅すぎて、目立ってしまうような、恥ずかしい思いもしたくないはずです。
この記事では、そんな方へ最良の丁度良い時間をアドバイスさせていただきます。
まず通夜の一般的な開式時間は、17時〜19時が一般的です。
時刻を決める要因としては、地域性、季節、参列者への配慮、司式者の都合などがあります。
地域性は、その土地柄の「いつもこの辺りは、19時から始まるから」という風習みたいなもの。近年は全国的に18時から行うことが多いです。
日が暮れる時刻は、季節によって異なります。冬は暗くなるのが早いので、18時から始まることが多くなります。
逆に夏場は日が暮れるのが遅いので、19時から始まることが多くなります。
仕事が終わってから参列する方が多いと見込む通夜式の場合は、開式時刻を遅めにするなど工夫をします。到着したら通夜式が終わっていたとならないようにする為の配慮です。
ただし開式時刻を遅めにする場合、それだけ終わる時刻も遅くなります。
喪家によっては、あまり遅くなっては申し訳ないと、終わる時刻へ配慮し、開式を早める場合もあります。
家族葬の場合、少し早めの17時開式の場合もあります。
周囲が比較的早く集まることが出来る為、何時からでも始められるのが主な理由です。
始まる時間を決定づける上で、最も鍵になるのは、司式者の都合です。
遺族が仮に19時から通夜を始めたい場合でも、寺院の都合が悪い場合は、実現が難しいです。
この場合、寺院の都合に合わせて時間調整するのが通例です。
通夜式が始まってから終わるまでの所要時間はどのくらいなのか。
これは通夜式の行われる宗旨、通夜の参列規模、寺院の法話の有無によりますが、一般的には30分〜60分の間で終了します。
広島では浄土真宗の方が多いですが、宗旨はその他にも臨済宗、真言宗、日蓮宗など多岐に渡ります。仏式の通夜だけでなく、神式、キリスト式の場合もあります。
それぞれ式次第が異なるため、所要時間も異なります。
司式者のお勤めは、平均すると30分〜40分になるでしょう。
創価学会友人葬の場合は、平均15分〜30分と、他宗旨に比べ短い時間で閉式となります。
通夜参列者数によって、大きく変わるのは焼香に要する時間です。
15名の家族葬と100名の通夜では、焼香をする人数が異なりますので、焼香にかかる時間が変わります。
人数は関係なく、読経の時間で決まるものではないか?と思う方もいらっしゃるかもしれません。
おっしゃる通りでありますが、多くの場合、司式者が読経の長さを調整されています。
皆さんが焼香中なのに、次に移れないでしょうという司式者側の配慮です。
参列規模が大きいほど通夜式の時間は長くなります。これは神式、キリスト式も同様です。
導師の法話がある場合、法話に要する時間で、通夜式にかかる時間も変わります。
お亡くなりになられた方を通じて、人が集まる通夜の場。
浄土真宗の場合、通夜をご縁として、参列者の皆で共に仏縁を結ばせていただく。
命の尊さ、儚さを知り、生きている事に感謝し、阿弥陀様へ感謝するひと時でもあります。
浄土真宗の法話は、その意味をわかりやすく参列者へ説明することを目的としています。
浄土真宗以外の宗派でも法話はあります。宗派によって有無が決まるのではなく、お寺の考え方によって決まる事が多いです。
始まる時間を確認したら、間に合うように現地へ向かわなければなりません。
遅れる事がないように、予め現地を調べて、移動時間を計算する必要があります。
いずれの交通手段であっても、なるべく余裕を持った行動を心がけましょう。
慌てるとせっかくの礼服が汚れたり、忘れ物をしたり、アクシデントが起こりやすくなります。
車で現地へ向かう場合、ナビに所要時間が出てくるので、時間の把握は容易なのですが、実際は渋滞があるケースも考えられます。
特に不慣れな場所へ向かう際は、少し早めに出発することをお勧めします。
また、多くの方が参列するのが予想される場合、駐車場が満車で入れないとならないように早めに現地へ向かうと良いでしょう。
公共の交通機関を利用する場合、路線図や時刻表を確認して向かうと思いますが、バスの場合は渋滞がある可能性もあります。
少し早めの出発が良いでしょう。
万が一、下車して道に迷った場合、葬儀場へ連絡して場所の案内を求めると良いです。
通夜の会場へ何時頃に到着するのが最良なのか、目的別に丁度良い時間を解説させていただきます。
混雑を嫌う方は、通夜開式30分前に葬儀場へ到着を目指して行きましょう。
18時から通夜式の場合は、17時30分に葬儀場到着を目指して行くのです。
混雑が始まる開式20分前までに、受付を済ませる事が出来ればバッチリです。
遺族に親しい方がいて、少しでも会話をしたい。あるいは遺族に頼まれている事がある場合は少し早めの到着が良いでしょう。
参列者が集中する時間帯は、遺族は対応に忙しくなりますので、配慮する必要があります。
参列者が集中するのは、開式20分前からです。
落ち着いて話せる時間が必要であれば60分前〜40分前に到着することをお勧めします。
失礼にならないようにしたいという方は、会場への到着が遅れないようにすることです。
注意したいのは、葬儀場へ開式5分前に到着した場合、なんとか間に合ったと安堵しがちですが、ここに落とし穴があります。
受付を済ませて会場へ入ると、開式時刻を過ぎてしまい、遅れてしまう場合もあるのです。
受付所で時間を要する可能性も考慮して、現地へ向かう必要があります。
遅くても始まる20分前を目指して現地へ行きましょう。
失礼にならない時間に到着できるはずです。
たくさんの方が集うと予想出来る場合は、早めに現地へ行くことをお勧めします。
特に葬儀会館へお車で行かれる場合は、駐車場、受付、会場内、と3ヶ所で混雑が予想されます。
始まる40分前を目指して、余裕を持った行動が良いでしょう。
家族葬へ参加する方は、ご親族であるはずですから、始まる時間に合わせていくというよりも、準備が整ったら現地へ向かうという形が良いでしょう。
いつ頃到着されるのか、他のご親族が気にされているかもしれません。
間に合いますよと電話やメールで到着時間を伝えてあげると安心されると思います。
時間に間に合うように現地へ向かったのだけど、万が一遅れてしまった場合、葬儀場の係員の案内にしたがって着席しましょう。
迅速に行動すれば、決して場内で目立つことはありません。
もし葬儀場に係員が見当たらない場合、会場後方に空いている席があれば、そこへ着席しましょう。
筆者がお勧めする最良の到着時間は、通夜開式30分前の現地到着です。
会場へ到着してみないと参列者の人数は分かりません。
30分前の到着を目指して行けば、参列者の人数にあまり左右されることもなく、お手洗いを済ませたり、香典や身だしなみのチェックをしたり、その他の事へも気を配る余裕が生まれます。
厳粛な雰囲気だからこそ、慌てないようにしたいものです。
万が一の時を考えた時、家に連れて帰ってあげたい。
入院中、自宅に帰りたいと言っていた声を思い出し、自宅に連れて帰ることを使命に感じるご家族様もいらっしゃいました。
この記事では、万が一の時に故人を自宅へ安置する場合、家族が準備しなければならない事について、解説させていただきます。
故人を自宅へ安置する前に、確認しておいたほうが良いことは、この2点です。
まずは安置する部屋をどの部屋にするか。一般的なのは仏間のある和室です。
仏間がない和室でも構いません、愛用のベッドへ安置のケースもあります。
2畳ほどのスペースがあれば可能ですが、人の出入りが頻繁にあることが予想される場合、6畳あれば問題ありません。
搬送用の寝台車が自宅前に停車します。そこから家の玄関から、安置する部屋までの動線を考えないといけません。
ストレッチャーが通る広さがあるかどうかが重要です。
場合によっては、玄関から部屋への移動ではなく、庭や縁側から部屋へというケースもあります。
部屋までの動線が決まれば、葬儀社がストレッチャーを使って、お部屋までお連れします。
しかし階段を登る必要があったり、お体が大きな方などの場合、ご家族の方にお手伝いいただくケースもあります。
故人を自宅に安置するのに、必要なものを挙げてみたいと思います。
まずはお休みいただくお布団です。生前にお使いになっていた布団があれば、それをご用意ください。柄が入っていても、色付きでも大丈夫です。特に決まりはありません。
多くの場合、家族で用意するものは、「敷布団のみ」で事が足りるでしょう。
その他に必要なシーツ、枕、掛け布団は葬儀社が用意しているケースが多い為です。
枕飾りとは、経机の上に三具足または五具足を用意し、お線香やローソクでお参り出来るようにするお飾りのことを言います。
ドライアイスは故人のお体の腐敗進行を遅らせる効果があります。腸の付近に置くと一番効果がありますので、下腹部を中心に置きます。
末期の水(まつごのみず)は、故人へ最後にお水を飲んでいただく儀式で、脱脂綿に水を含ませたものを故人の口元へ移します。
喉を潤してから旅立って欲しいと家族一人一人が思いを込めて行います。
浄土真宗の場合は、死後の旅がありませんので、末期の水の風習もありません。
故人の体の腐敗進行を遅らせるのには、高温が一番の敵です。特に夏場は、室温が35度以上など暑くなりすぎるのはなるべく避けたいものです。
過去に冬場に室内を暖かくしすぎるのを我慢するご家族がいらっしゃいましたが、空調、石油ヒーターは使用されても全く問題ありません。
お肌の乾燥は、故人のお体にとって、あまり良くはありません。顔あてという、亡くなった方のお顔の上にかける白い布があります。
顔あてには、顔を伏せる目的と、外気に顔が直接触れてしまう事から守る、つまり乾燥から守る目的があります。
通夜前に、お棺へ納棺となるのも、外気に触れないようにと配慮の側面もあります。
それでは先ほどの自宅安置で必要なものリストの中から、家族が準備しなければならない事を挙げていきます。
家族が準備しなければならないことは、①安置する部屋を決める、②お布団のご用意、③部屋の室温に気を付ける。
実際、家族が準備するものは、あまりありません。
安置する部屋までの動線は、葬儀社スタッフと実際に確認しながら進めていきましょう。
その他は葬儀社が準備しますので、任せていれば大丈夫です。
このように家族がしなければならないことは、意外に少ないことがわかりました。
葬儀の場では、多くの方が失礼のないように振る舞いたいと思うあまり、してはいけないこと、しなければならないことに気を遣います。
でも本当に故人様のことを考えた場合、してあげたいことを考える視点も必要です。
その鍵は葬儀担当者が握っています。良い担当者に巡り合えば、故人にしてあげたいことが増えて、より良い葬儀になると思います。
してあげたいことを増やすというのは、例えばどんなことか、例を出したいと思います。
クロワッサンが大好きだった方であれば、クロワッサンを枕飾りの一つとしてご用意するのも良いでしょう。
お酒が大好きだった方であれば、末期の水ではなく、末期のスーパードライ、末期の獺祭でも良いと思います。
普段、あまり聞き慣れない言葉もあったと思いますので、ここでおさらいします。
自宅へ安置する時に、家族が用意しなければならないことは、
・安置する部屋を決めること
・布団の用意
・部屋の温度調節
葬儀社がすることは、
・枕飾りの準備
・ドライアイスの用意
・末期の水を準備する
・乾燥に注意する
そして、「〜しなければならない」、「〜してはいけない」ではなく、故人が何をしてもらったら喜ぶかな?
この視点で自宅安置の準備を進めると、葬儀の場も一生思い出に残る1日に変わるでしょう。
※料金は全て税込です。
12歳以上の広島市内居住者 | 8,200円 |
---|---|
12歳以上の広島市外居住者 | 59,000円 |
12歳未満の広島市内居住者 | 5,900円 |
12歳未満の広島市外居住者 | 42,000円 |
※料金は全て税込です。
12歳以上の廿日市市内居住者 | 13,800円 |
---|---|
12歳以上の廿日市市外居住者 | 57,000円 |
12歳未満の廿日市市内居住者 | 10,100円 |
12歳未満の廿日市市外居住者 | 40,500円 |
ご相談は無料
24時間365日対応 お急ぎの方は夜間・休日でも
フリーダイヤルへご連絡ください。
「まずは相談したい」など、ご検討いただいている方は
メールでのご相談も可能です。
ご相談は無料ですのでお気軽にご相談ください。