葬儀を欠席するときどうすればいい?辞退の仕方と後のフォロー

更新:2023.07.13

参列しなければならない葬儀と大事な用事が重なってしまったら、どちらを優先させればよいかと迷うことでしょう。

やむを得ず葬儀を欠席する場合は、遺族にどのような辞退の言葉を告げたらよいのでしょうか。

また、どんなフォローを、どんなタイミングですればよいのでしょうか。葬儀を欠席する場合のマナーについて解説します。

葬儀が大事な仕事や試験に重なったら欠席できる?

亡くなったのが近親者であり、学校や会社の忌引制度が使える範囲の親族であれば、なるべく葬儀を優先した方がいいでしょう。

しかしときには、どうしても葬儀に参列できない状況もあります。

とくに自分の将来を左右するような受験日などの場合には、葬儀の欠席もやむを得ません。

なお、亡くなったのが近親者ではなく、自分が一般親族や一般参列者にあたる場合は忌引が使えず「大事な仕事を抜けられない」などと悩む人もいるかと思われます。

遠方であったり、体が不自由だったりする人も悩むことでしょう。

葬儀に参列できない場合には、遺族の気持ちに配慮して辞退の言葉を述べるのが大事です。また、後にさまざまな形でフォローを行い、弔意を伝えましょう。

葬儀を欠席せざるを得ないときの対処法

葬儀 香典持参のイメージ

葬儀を欠席せざるを得ない場合は、以下のような対処法が考えられます。

より丁寧でハードルの高い順番に紹介しますので、「これならできる」と思えるものを見つけてみてください。

通夜か葬儀、どちらかに参列する

葬儀の前日には通夜が行われます。通夜は夕方6時頃から始まるので会社員でも参列しやすいのが特徴です。

もし葬儀を欠席する場合は、通夜だけでも参列してはいかがでしょうか。

また、「通夜は一般参列者がたくさん来るもので、葬儀は親族が集まるもの」というイメージから、一般参列者は通夜にしか出席できないと考えている人もたくさんいます。

しかし、家族葬と銘打っていない限り、一般参列者も葬儀に参列することが可能です。

もし通夜に出られないと悩む場合は、「お通夜には出られませんが、葬儀に参列させていただけないでしょうか」と遺族に相談してみましょう。

通夜か葬儀の開始前、受付に香典だけ出しに行く

儀式に同席できなくても、式場に少し寄るだけの時間ならあるという場合は、ぜひ受付に香典だけでも出しに行きましょう。

通夜や葬儀が開始する30分前には、受付が整います。香典を出した上で、もし遺族が式場にいるようなら短い挨拶を交わせます。

儀式に同席できないことをお詫びした上で退出しましょう。

葬儀の前日までに弔問を済ませる

故人と近い関係であるにも関わらず葬儀に参列できない場合は、葬儀までの間に弔問を済ませるのがおすすめです。

遺族宅あるいは故人が安置されている場所へ弔問し、遺族に直接挨拶して香典を手渡します。

弔問の詳しいマナーについては後ほど解説します。

弔電を送る

弔電は、葬儀を欠席する人が遺族に弔意を伝えるためのものです。

弔電が葬儀中に読まれることによって、参列の代わりとします。

弔電は、葬儀に参列できない人が取る手段として最も一般的なものです。

葬儀前に弔問した人も、弔電を送るとより丁寧です。

弔電の送り方やマナーについては後ほど解説します。

葬儀後に弔問する

葬儀後、遺族が落ち着いた頃に弔問して参列できなかったことを詫び、弔意を伝え、香典を手渡します。

弔電を送った上で、葬儀後に弔問するとより丁寧です。

葬儀後に香典を送る

弔問ができない場合や、遺族が弔問を辞退している場合は、葬儀後に香典を郵送します。

参列できなかったことへのお詫びや弔意をしたためた手紙を同封するのがマナーです。

香典の送り方については、以下のコラムで解説しています。

葬儀を欠席するときの辞退方法

葬儀を欠席するときは、前もって遺族にお詫びの言葉を述べましょう。

遺族は葬儀の準備で忙しくしているため他の話は控え、手短に挨拶するのが理想です。

以下の3つを要点とします。

1 お悔やみの言葉

まずは「このたびはお悔やみ申し上げます」「ご愁傷様です」などと、お悔やみの言葉から始めましょう。

2 葬儀を欠席する旨とその理由

葬儀に参列できないこと、どうして参列できないのかを手短に伝え、お詫びします。

3 欠席する代わりにどんな対処をするか

「葬儀が終わったら弔問させてください」

「せめて弔電を送らせてください」など、どのような対処をするか具体的に伝えておくと誠実さが伝わります。

できれば電話をし、自分の言葉でお詫びを述べるのが理想です。

しかし遺族が忙しく電話応対できない場合はメールやSNSなど、いつも遺族と使っているツールで気持ちを伝えましょう。

葬儀前後に弔問する時のマナー

葬儀前や葬儀後に弔問する場合は、以下のような手順で行います。

1.遺族にあらかじめ都合のよい日時を教わる

事前に遺族へ連絡し、都合のよい日時を教わりましょう。

葬儀前の弔問であれば、参列辞退の連絡をしたときに都合を尋ねるのがベストです。

葬儀後の弔問であれば、葬儀が終わった後に連絡しましょう。

2.喪服・数珠・香典を準備する

葬儀前や葬儀の直後に弔問する場合は、できれば喪服を着用します。

喪服を用意できない場合は、地味な色合いのスーツとしましょう。

線香をあげさせてもらうため、仏式葬儀なら数珠を持参します。

香典の表書きや金額相場については、以下の記事も参考にしてください。

3.挨拶の後、香典を差し出す

遺族宅を訪ねたらお悔やみの言葉を述べ、葬儀に参列できないことを詫びます。

その後「どうぞお供えください」と香典を差し出しましょう。

遺族が香典を受け取らず、「直接お供えしてください」と言われたら、そのまま仏間へ進みます。

4.線香をあげる

数珠を持参した場合は左手にかけます。

座布団へ座る前に、遺族へ一礼しましょう。その後座布団へ進み、故人の遺影を見て一礼します。

香典はこのタイミングで供物台にお供えし、線香をあげます。

線香をあげたら合掌して故人の冥福を祈り、また遺影に向かって一礼します。

最後に遺族の方へ振り返って一礼したら、立ち上がります。

5.なるべく短時間でおいとまする

遺族は葬儀の準備や死後の手続きで忙しいものです。思い出話に花が咲いたとしても、なるべく短時間でおいとまするのがマナーです。

滞在時間は30分程度を目安にしましょう。

弔電のマナー

弔電を扱っている代表的な場所としては郵便局が挙げられますが、現代ではインターネットから注文する人が多く、郵便局のほかにもNTTや電報専門ショップのサイトなどさまざまな選択肢があります。

弔電は葬儀に間に合うよう手配するのが原則です。

インターネットで注文する場合はとくに、まずは葬儀の時間まで配達可能かどうかを調べましょう。

予算に応じて弔電の台紙を選び、お悔やみのメッセージを入れます。

それぞれのサイトで紹介されている文例を参考にするとスムーズですが、気をつけたいのが敬称です。

故人への敬称は、受取人の立場によって変わります。

【故人が受取人から見てどのような立場にあたるか】

・父親にあたる場合…ご尊父様

・母親にあたる場合…ご母堂様

・夫にあたる場合…ご主人様

・妻にあたる場合…ご令室様

・子どもの場合…ご子息様・お嬢様

また、弔電には句読点を入れません。参考までに、ごくシンプルな例文を3つご紹介しておきます。

【受取人の父親が亡くなった場合】

ご尊父様のご逝去を悼み 謹んでお悔やみ申し上げます 心よりご冥福をお祈り申し上げます

【受取人の母親が亡くなった場合】

ご母堂様のご逝去の方に接し 心より哀悼の意を表します 生前のお姿を偲び ご冥福をお祈り申し上げます

【受取人の夫が亡くなった場合】

ご主人様の訃報に接し 大変驚いております ご遺族様のお悲しみいかばかりかと 拝察申し上げます 心よりご冥福をお祈りいたします

葬儀を欠席する場合は後のフォローを忘れずに

葬儀は欠席せざるを得ない場合もあります。

しかし遺族に無断で欠席し、後で何のフォローもなければ、今後の関係性にヒビが入ってしまうかもしれません。

欠席する場合はきちんとお詫びの言葉を述べ、弔電や弔問などの対応をしっかり行うのが大事です。

葬儀に駆けつけられなくても、マナーを守り誠実さを伝えれば、遺族の心を少しなりとも癒すことができるでしょう。

この記事を書いた人

奥山 晶子

葬儀社への勤務経験、散骨を推進するNPO「葬送の自由をすすめる会」の理事の経験、遺品整理関係の著書・サイト制作サポートなどから、終活全般に強いライター。ファイナンシャルプランナー(2級)。終活関連の著書3冊、監修本1冊。最近の著書は「ゆる終活のための親にかけたい55の言葉」オークラ出版。ほか週刊現代WEBなどサイトへの終活関連コラム寄稿、クロワッサン別冊「終活読本」の監修や、令和6年5月発刊「ESSE」6月号のお墓特集を監修している。

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