葬儀挨拶例文|すぐに使える立場別8つの喪主挨拶例文集

更新:2023.04.03

告別式の喪主挨拶では、どんなことを言おうかと悩んでしまうものです。

たくさんの例文に目を通すと、自分らしい葬儀挨拶を作るときの参考になります。

さまざまな立場で使えるよう、複数の葬儀挨拶例文を用意しました。どうぞご一読ください。

葬儀挨拶例 その1

皆様、本日はご多忙にもかかわらず、父○○の葬儀にご会葬いただき誠にありがとうございました。

父に成り代わりまして、厚く御礼申し上げます。

父は定年まで○○社に勤務し、私たちきょうだい3人を大学まで進学させてくれました。

おかげで3きょうだいそれぞれ、自分が志す道をまっすぐに歩んでこられたと思います。

定年後は釣りに親しみ、新しくできた仲間と早朝に海釣りに出かけては、晩のおかずとなる魚を釣ってきてくれました。

大きな魚が釣れた日の「ただいま」という少年のような笑顔を、昨日のことのように思い出します。

そんな父でしたが一週間ほど前に脳梗塞を発症し、2日ほど昏睡状態が続き、帰らぬ人となりました。

家族みんなが未だに信じられませんが、皆様のお見送りを得て、なんとか最後のお別れをしなければならないと感じております。

父がつないでくれた命を、私たち家族はこれからも懸命に生きてまいります。

皆様には、今後もご指導ご鞭撻のほど、何卒お願い申し上げます。

本日は、誠にありがとうございました。

葬儀挨拶例 その2

本日は暑い中、また遠路、ご会葬いただき誠に感謝申し上げます。

遺族を代表し、一言ご挨拶申し上げます。

この遺影は、母○○が、すでに亡父との思い出の場所である湘南へ行ったときに撮影した写真です。

気持ちが良い秋晴れの日で、母は父のことを思い出したのか、海を背にしながら柔らかな笑顔をカメラに向けました。

およそ5年前の写真になります。

この写真を撮影してからほどなくして、母にはガンが見つかりました。

もともと我慢強い性格で厳しく自分を律し、お医者様の治療方針に従い、健康に気を遣った食生活をし、辛い放射線治療にも耐えていましたが、半年前にホスピスへ転院しました。

最期は私たち子どもや愛する孫たちに囲まれ、穏やかに旅立ちました。

皆様におかれましては病気の母を温かく見守ってくださり、本当にありがとうございました。

できましたら、どうぞこれからも私たち家族と、故人同様のお付き合いをしていただければと存じます。

本日は、誠にありがとうございました。

葬儀挨拶例 その3

本日はお足元の悪い中、故○○の葬儀にお越しいただき、ありがとうございます。

私は故人の甥の▲▲と申します。遺族を代表して、一言ご挨拶申し上げます。

叔父の○○は生涯独身でしたが、兄の子である私をとてもかわいがってくれました。

小さい頃は、よく2人で近所のラーメン屋に出かけたものです。

叔父と食べるラーメンはとびきり美味しく、今でも一緒に食べたラーメンの味を懐かしく思い出します。

私が大人になってからは、社会人の先輩として世の中の仕組みを教えてくれたり、お酒のたしなみ方を教えてくれたりと、まるで兄のような存在でした。

身内同然に接してきた叔父が亡くなり、本当に寂しい気持ちです。

本日お初にお目にかかる方も多いのですが、こんなにも多くの方々と、同じ寂しい気持ちを共有できますこと、胸の詰まる想いです。

本当に感謝申し上げます。簡単ではございますが、これをもちましてお礼の挨拶に替えさせていただきます。

葬儀挨拶イメージ

葬儀挨拶例 その4

本日は夫のためにこれほどたくさんの方々にご参列いただき、誠に感謝申し上げます。

今年は連れ添って40年が経ち、節目の旅行に行こうかなどと話しているときに、持病の心臓疾患が悪化して入院し、そのまま帰らぬ人となってしまいました。

つい数日前まで元気な姿を目にしていたこともあり、本当に残念でなりません。

夫はとても誠実で、正義感の強い人でした。

会社が終わった後は必ずまっすぐに帰ってきて、子どもの面倒をよく見てくれました。

テレビで災害や難民に関するニュースが流れると、いても立ってもいられず募金をしにいったり、災害ボランティアに出かけていったりしていました。

子どもは夫の背中を見て育ったからか、2人とも福祉の仕事に就いています。

本人の温かな人柄が、今日この日に皆様と私たち家族を引き合わせてくれたものと存じます。

残された私たちは、夫の遺志を引き継ぎ、懸命に生きていきます。

どうか故人と変わらぬお付き合いを、どうぞよろしくお願い申し上げます。

本日は、誠にありがとうございました。

葬儀挨拶例 その5

本日はお集まりいただき、誠にありがとうございました。

数人ばかりの家族葬でございますので、ご挨拶は簡単にさせていただきたく存じます。

皆さんもよくご存じのように、母○○は今月6日、老衰にて96歳の大往生を遂げました。少しの持病を得ながらもこの年まで機嫌良く、認知症にもならずに生きてこられたこと、とても立派な人生だったと感じています。

そして見送った我々きょうだいにおいても、誰一人欠けることなく高齢の母親を看取れたこと、誇りに感じています。

これから出棺までのわずかな時間、どうぞ柩に近づいて、たくさん話しかけてやってください。

葬儀社の人に処置をしてもらっているので、手や顔に触れることも可能です。

孫、ひ孫たちもどうか、近づいて最後のお別れをしてください。おばあちゃんが喜びます。

本日は、本当にありがとうございました。

葬儀挨拶例 その6

本日、皆様方におかれましてはご多忙中のところ、□□株式会社代表取締役、○○○○の葬儀にご会葬を賜り、誠にありがとうございます。

長男の▲▲と申します。このようにたくさんの方々に見送られ、父もさぞ喜んでいることと存じます。故人に成り代わり、厚く御礼申し上げます。

父は48年前、23歳のときに起業してから仕事一筋に生きてきました。

私はそんな父の背中を見て育ち、父が生業とする事業の大切さ、厳しさ、やりがいの大きさをひしひしと感じてきました。

父のような経営者になりたいと誓った日からこれまで、尊敬の念をもって父を追いかけてきました。

父が亡くなった今もなお、理想に邁進する父の背中を追いかけているような気がします。

今後は父の遺志を継ぎ、よりいっそう皆様のお役に立てる会社となりますよう、尽力してまいります。今後もご指導ご鞭撻を、何卒お願い申し上げます。

本日は、誠にありがとうございました。

葬儀挨拶例 その7

本日は故○○の葬儀にご参列いただき、誠にありがとうございます。

故人の妹の△△と申します。

姉は華やかで人に好かれる性格をしているとは感じていましたが、このように多くのご友人が見送ってくださるとは、家族として思いもかけないことであり感激しております。

遺族を代表し、厚く御礼申し上げます。

姉は子どもこそ残しませんでしたが、生涯仕事に情熱を傾け、仕事の成果物こそ実の子どもであるように愛していました。

それはきっと皆様も感じてくださっていることと存じます。

姉が残してくれた情熱や、人としての温かさを胸に、残された私たちはこれからも生きてまいります。

どうか今後もお見守りくださいますよう、お願い申し上げます。

本日は誠にありがとうございました。

葬儀挨拶例 その8

本日は故○○の葬儀にご参列いただき、誠にありがとうございます。弟の▲▲と申します。親族を代表して、一言ご挨拶申し上げます。

今月8日、兄は突然の事故で帰らぬ人となりました。

幼い子を残して、なぜ旅立たねばならなかったのか。

家族として悔しい気持ちでいっぱいです。

本来であればこのご挨拶で、故人の人柄に触れられるエピソードなどを語るものとは存じております。

しかし未だ心の整理がつきません。ただただ、優しかった兄の笑顔を思い浮かべるばかりでございます。

ここにお越しくださった皆様の、これまでのご厚誼に深く感謝し、今後も私たち家族にお力添えいただきますよう、お願い申し上げます。

本日は誠にありがとうございました。

喪主挨拶は原稿を読み上げてよい

いかがだったでしょうか。

例文のいずれか1つでも、お立場や状況に沿うものがございましたら幸いです。

喪主挨拶は、原稿を持ち、読み上げてもよいものです。ゆっくりと丁寧に、自分の気持ちを伝えましょう。

この記事を書いた人

廣田 篤  広島自宅葬儀社 代表

葬儀業界20年、厚生労働省技能審査1級葬祭ディレクター。終活カウンセラー。大手冠婚葬祭互助会で通算1,500件の葬儀を担当。家族の在宅介護がきっかけで広島自宅葬儀社を設立。身内の死や介護の経験、数々の葬儀を通じての縁から「死」について考え、文章にすることをライフワークとしている。

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