祖父母へ香典を包む時、いくら包むべき?金額相場を解説

更新:2022.02.26

祖父、祖母の葬儀が発生した時、喪主は父が務める。私は香典を包む必要があるのかな?

金額はどのくらいなのだろう?

この記事ではそんな疑問にお答えしたいと思います。

祖父母の葬儀で香典を包む必要性は?

祖父母の葬儀へ香典を包むべきかどうか。

結論から言えば、年齢で決まります。

社会人であれば用意したほうが無難です。

学生の方は、用意する必要はありません。理由は二つあります。

香典は無理な金額を用意するものではない

香典はご自身が出来る範囲で行うもので、金額が多いから少ないからでお悔やみの気持ちの大小を評価されるわけでも、本人が満足するものではありません。

助け合いの精神で生まれた風習ですから、出来る範囲で結構なのです。

そのため、学生などまだ職に付いていない方は、香典を用意する必要はありません。

香典は一世帯で一つ

中高生、大学生は、ご両親の扶養で暮らしている方が多いと思います。

香典は一世帯で一つ用意します。

ですから例えばお父様が香典を出された場合は、その香典には奥様とお子様も含まれていることを意味します。ですから別でご用意いただく必要はありません。

この場合、代表者のお父様のお名前のみ記載することが多いのですが、たとえ名前は明記されていなくても奥様、お子様も含まれていることを葬儀の場では意味します。

祖父母へ包む香典の金額相場

無理のない範囲で用意するのが香典です。その前提で言えば、香典金額の相場は、年齢と共に上がっていくイメージでお考えいただければと思います。

年齢と共に平均年収は上がっていきます。20代と40代では平均年収が違いますので、香典相場にも差が出ています。

それでは年齢別に祖父母様の葬儀でいくら香典を包むのが平均値なのか、相場を見ていきましょう。

あなたが20代だったら香典金額相場は?

あなたが20代で社会人だった場合、祖父母様へ香典を包む場合の相場は1万円です。

先ほど香典は1世帯に一つと申し上げましたので、親と同居の場合は不要なのかな?という疑問も生まれているかもしれません。

ご両親の扶養で生活している場合、金銭的に用意が難しい場合はご用意されなくても結構です。

社会人でご用意が可能な方は、ご用意しましょう。

先述したように、香典はあくまで無理のない範囲で行うものです。

あなたが30代だったら香典金額相場は?

30代の方が祖父母の葬儀へ包む香典金額の相場は、1万円〜3万円です。

1万円もしくは3万円が良いでしょう。

こちらも無理のない範囲でどちらを選択してください。

31歳と39歳でも収入は異なりますし、独身と所帯を持っている方でも生活状況は異なります。事情は様々ですので、ご自身にとって無理のない選択をしましょう。

あなたが40代以降だったら香典金額相場は?

40代の方が祖父母の葬儀に包む香典金額の相場は3万円です。

ある程度の収入、社会的地位も高くなっている方が多いことから相場が上がっています。

相場は3〜5万円ですが、見栄をはる必要はありません、無理のない範囲で1万円でも結構ですし、多く包む場合は5万円でも構いません。平均値が3万円となっています。

あなたから見た関係20代30代40代
祖父母1万円1〜3万円3〜5万円

夫婦の場合は二人分必要なの?

あなたがご結婚されている場合、祖父母の葬儀へ夫婦で参列となるでしょう。

その場合の香典をどうするかについても解説します。

夫婦の場合は夫の名前のみ

冒頭で香典は世帯に一つと説明した通り、ご夫婦で香典を出す場合、香典袋は一つです。

名前は代表者として夫の名前を記載しましょう。

夫の名前だけを記載していても、葬儀の場では夫婦の意味合いになるという意味ですから、

夫婦それぞれの名前を連名で記載してもマナー違反ではありません。

金額を倍にする必要はない

夫婦二人で香典を包むのだから、香典金額は2倍になる?

このような疑問を持つ方もいらっしゃるかもしれませんが、金額は変わりません。

元々世帯で一つ用意するものですから、金額を倍にする必要はありませんが、

それでは気が済まないという方は、相場よりも多めに包まれると良いでしょう。

香典金額を決める時の注意点

兄弟がいる場合

ご兄弟がいらっしゃる場合は、予め香典金額について相談をしましょう。

例えばあなたが20代、兄弟が30代であれば、香典金額に差があってもおかしくありません。

しかし兄弟の年齢差は、2〜3歳差の場合が多いです。

ご兄弟がいらっしゃる場合、金額を合わせておくのが無難です。

後でどちらが多かった少なかったという話題になるのも困りますし、場合によっては恥をかいたと思うことになる場合もあります。

「なんでそんなに包んだの?」「多く包むなら予め教えてよ」という会話もありがちなので注意が必要です。

これは年齢を重ねるほど強くなります。

香典金額は香典帳に記されるが気にしない

各自がいくら香典を包んだか、香典帳へ一覧にまとめたものを喪主は保管します。

後日、香典返しのお礼をする際に香典帳を利用します。

誰がいくら包んだのか、ずっと残るものです。しかしだからといって見栄を張ることはやめましょう。

分相応が望ましい

あなたはお孫様という立場です。

故人の友人、知人、近所の方よりも近い立場です。ご親族を含めても故人から近い立場です。

そのため、香典金額は一般の方よりも高額になりますが、必要以上に香典を包むと、孫より近い立場の人が困ります。

孫と同じではいけないと無理な金額を包む可能性、孫と同じ金額で恥ずかしい思いをしたと感じてしまう方が出てくる可能性があります。

その相手はあなたのご両親もしくは叔父様、叔母様になるでしょう。

それぞれが良い葬儀だったと思えるように、相場以上の金額は包まないことをおすすめします。

香典を渡す必要がない時もある

香典をお渡しする必要がない場合もあります。

最近多くなっているのが「香典お断り」のケースです。

特に家族葬で多くなっていますので、葬儀の際はまず香典を受け取るのかどうかを確認したほうが良いでしょう。

ご家族に確認してもわからない場合は、葬儀社へ問い合わせをして聞いてみるのも良いでしょう。

最後に

祖父母のお葬式における香典の金額相場について解説させていただきました。

もっと詳しく知りたい方には、お葬式の香典の作法をまとめた記事が下記になります。

相場、香典袋の書き方、包み方、渡し方をまとめてますのでよかったらご覧ください。

この記事を書いた人

廣田 篤  広島自宅葬儀社 代表

葬儀業界20年、厚生労働省技能審査1級葬祭ディレクター。終活カウンセラー。大手冠婚葬祭互助会で通算1,500件の葬儀を担当。家族の在宅介護がきっかけで広島自宅葬儀社を設立。身内の死や介護の経験、数々の葬儀を通じての縁から「死」について考え、文章にすることをライフワークとしている。

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