葬儀の手伝いをしてくれた方へのお礼はいつ、どうする?相場は?

葬儀に際して、お手伝いをいただいた方々へどんなお礼をしたら良いのか、悩まれる方もいらっしゃると思います。

この記事では、いつ頃、どの程度のお礼を行うと良いのか、事例を踏まえて解説させていただきます。

葬儀で手伝いが必要な場面の変化

葬儀で人手が必要とされるのは、後述しますが主に7つあります。

しかし現在では大部分を葬儀社が担っていることが多く、一般の方々へお手伝いいただくのは受付や会計のみとなることが多いです。

また、近年増えている家族葬では、香典お断りの葬儀も増えており、受付係、会計係さえも必要としないこともあります。

このような要因から人手を借りる必要もなく、葬儀を終えるというのも年々増えています。

葬儀で手伝いが必要な役割には何がある?

ここでは葬儀で必要になる代表的な係をご紹介させていただきます。

受付や会計をお手伝いただいたのでお礼を考えている方は、ここは読み飛ばしていただいて結構です。

受付係

会場入り口で葬儀の参列者が受付けを済ませます。

その応対をする係です。

名前、住所などを記帳していただき、会葬御礼品を渡すのが主な役割です。

近所の方、友人、親族の中から係をお願いすることが多いです。

会計係

葬儀でいただいた香典を集計してまとめる係です。

香典帳には、どこの誰がいくら香典を包んだのか、全て記載していきます。

現金を預かる役割であるため、トラブル防止の理由から葬儀社自体が行うことは少なく、遺族が誰かに依頼するか、専門業者へ依頼することが一般的です。

案内係

式場内で席への誘導など案内を行う係です。

現在、葬儀会館での葬儀が多いことから、葬儀社が行うのが当たり前になっています。

ただし現在でも、社葬などの場合は、社員が案内係を務め、取引先の参列者をご案内するということはあります。

駐車場係

昔は地域の男性達が駐車場係を担っていましたが、葬儀会館で行われる葬儀が増えた今は、葬儀社が行うことが多くなりました。

葬儀社あるいは遺族が駐車場警備員を手配して、駐車場係を依頼することもあります。

献茶係

親族、参列者、お寺、など弔問に訪れた方々へ湯茶の接待をするのが献茶係です。

昔は地域の女性達が行うことが一般的でしたが、葬儀会館で葬儀が行われるようになり、葬儀社の役割へと変化しています。

クローク係

バッグやコートなど参列者の荷物を一時的にお預かりする係です。

お預かりした際に、番号札をお渡ししてお帰りの際に引換券代わりにして管理します。

こちらも現在では主に葬儀社が担う役割となっています。

世話役代表

地域で行う葬儀のまとめ役として、世話役代表という係が以前はありました。

家族葬が増えている現代では、葬儀も地域で行う行事から、家族で行う行事へと変化しています。

世話役代表という係がある葬儀は非常に少なくなっています。

葬儀でお手伝いいただいた方へのお礼はいつ?

理想は葬儀当日に済ませる

葬儀でお手伝いいただいた方へのお礼は、できる限り早めに行うことをおすすめします。

理想は、「今日はありがとう」と直接声をかけて葬儀当日に済ませることです。

葬儀後に行うことの一つを減らすことにも繋がります。

当日難しい場合でも1週間を目安に済ませる

葬儀当日に難しい場合、それでも1週間以内には済ませるのが良いでしょう。

お礼品の準備で日にちが過ぎていくというのは避けたいものです。

お礼品を返すことよりも、ありがとうの感謝の意を伝えることを優先しましょう。

お礼の金額相場は?

お礼の相場は3千円〜5千円で十分です。

3千円か5千円かどちらにしようかと悩む必要はありません。

通夜だけ手伝っていただいた方には3千円。

通夜も葬儀も2日間手伝っていただいた方には5千円という形を取ると良いでしょう。

基本的に1日あたり3千円で充分です。

お礼は何を贈る?

白い封筒に現金を入れてお渡しする方法はよくありますが、現金に抵抗がある方は商品券で行うのも良いでしょう。

私の経験上では、ビール券も喜ばれます。

3千円程度の商品を用意してお礼にする方法もあります。

菓子折りをお店で購入してご自身で手渡しするなら良いと思いますが、進物業者へ足を運び、商品を選んで後日郵送というのはあまりおすすめしません。

時間がかかるのがマイナスな点と、商品を送るだけではこれは一体何なのか、相手に意図が伝わらない可能性が高いからです。

熨斗をつけても意図は伝わりづらく、何に対してのお礼品なのか、説明を添えた礼状が必要になるでしょう。

ここはスピードを最優先しましょう。

白い封筒に現金という風習は、葬儀当日に行える手軽さで浸透した経緯があります。

葬儀当日に済ませておきたい、しかし現金に抵抗があるという方は、隙間時間に親族の誰かに近くのデパートへ寄ってもらい、商品券を用意するのも方法の一つです。

1万円以上のお礼をする必要はありません

現代では、1万円という高価なお礼をする必要は一切ありません。

これは相手との関係性がどのような間柄だったとしても必要ありません。

「ありがとう」の言葉だけでは申し訳ないので、簡単にお礼の印を添えるというのが本来です。

ご遺族のお役に立てればと始めた役割が、1万円を超える報酬になって返ってくると相手も恐縮してしまいます。

なぜかというと他の方々は、お礼をいただいていないのが明白だからです。

自分だけこんなに受け取っていいのだろうかとなってしまいがちです。

昔は世話役の代表者には高額なお礼を行うこともありましたが、現在では少なくなっています。

社葬などで、葬儀委員長を務めていただいた場合などは、お礼として1万円包んでも良いでしょう。

お礼は当日手渡しが理想、難しい場合は後日対応

葬儀当日に直接「ありがとう」と感謝を伝え、合わせて現金、商品券、ビール券、菓子折りなどをお渡しするのが理想です。

何にしようか迷った時は、葬儀社へ相談してみてください。

葬儀当日に対応できる方法を何種類か提示してくれるはずです。

その中から選べば、葬儀当日に済ませることができます。

難しい場合は後日直接手渡し、それも難しい場合に後日郵送という方法を取りましょう。

「品物を郵送させていただいたこと」を「お礼」を兼ねて電話で伝えると、より丁寧でしょう。

葬儀後にはお手伝いいただいた方へのお礼だけではなく、さまざまな各方面へのお礼というものがあります。

わかりやすく解説した記事がありますので、よかったら下記の記事を参考にして、ご自身に当てはまるものがあるかどうか、チェックしてみてください。

また、葬儀後はお礼だけではなく、やらなければならないことはたくさんあります。

少しでもご家族のお悩み事が減ること、負担が軽減されることを願っています。

下記の記事では、葬儀後にやらなければいけない手続きや法要の準備について、いつまでに何をするべきなのか、時系列でまとめたものを解説しています。

よかったら合わせてご覧ください。

この記事を書いた人

廣田 篤  広島自宅葬儀社 代表

葬儀業界20年、厚生労働省技能審査1級葬祭ディレクター。終活カウンセラー。大手冠婚葬祭互助会で通算1500件の葬儀を担当。身内の死や介護の経験、数々の葬儀を通じての縁から「死」について考え、文章にすることをライフワークとしている。

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