葬儀後に労いの言葉はどうかける?お悔やみメールの文面も紹介

更新:2022.09.27

家族葬が多くなっている今、葬儀に参列して遺族にお悔やみを言いたくても、言えない人が増えています。

「せめて葬儀後に労いの言葉をかけたい」「葬儀後、労いメールを送りたい」と考える人は多いでしょう。

葬儀が終わった後は、どのような言葉をかけるのが適切なのでしょうか。

心が伝わる言葉がけやメールの文面について、例を交えながらご紹介します。

お葬式後、労いの言葉をかけるのは、どんな手段がいい?

お葬式後、労いの言葉をかける手段には、以下のようなものがあります。

・直接、会いに行く

・電話をする

・メールをする

・SNSでメッセージを送る

基本的に、どの方法であっても失礼にはあたりません。

しかし、相手が家族葬を選択している場合、「家への弔問を控えてほしい」と希望する遺族もいらっしゃいます。

弔問しても良いかどうかは、あらかじめ電話やメールで確認しましょう。

なお、日ごろからやりとりしている手段を選ぶのがベストです。

いつもSNSでやりとりをしている相手であれば、SNSがふさわしいでしょう。

一方で、いつも電話で連絡している人や、SNSに慣れていない年配の人などにSNSでメッセージを送ると、素っ気ない印象を与えてしまう可能性がありますので注意が必要です。

労いの言葉をかけたり、メールを送ったりするタイミングは?

お葬式後に労いの言葉を伝えたい場合、すぐ会いにいったり、電話をしたり、メールを送ったりしたいと考えるかもしれませんが、葬儀当日の遺族は疲れが溜まっている可能性もあります。

早くても葬儀の翌日以降が望ましいです。

同じ学校や職場に通っている仲間である場合は、相手が忌引きを終え、顔を合わせたときに労いの言葉をかけるようにしてもよいでしょう。

このように、なるべく相手の負担にならないタイミングを考えます。

言葉選びで気をつけたい3つのこと

労いの言葉をかける前に、気をつけたい3つのNGワードについてお伝えします。

とくに文面で気持ちを伝えたい場合は、言葉のニュアンスが伝わりづらく、かつ言葉がそのまま残ってしまうので、とくに注意が必要です。

「死ぬ」「亡くなる」などの直接的な表現

死に関する直接的な表現を避けましょう。

亡くなることを表したい場合は、「旅立つ」や「ご逝去」、「訃報に接する」といった表現が使えます。

詳細な死因を尋ねる

相手が話してくれるぶんには差し支えありませんが、お悔やみを述べる側からは、死因について深く追求しないのがマナーです。

故人をよく知っているのであれば、死因について尋ねたくなるかもしれません。

そんなときは「お元気とばかり思っていましたのに、驚きました」と自分の気持ちを伝えるにとどめ、死因を教えてくれるかどうかは、相手の判断に委ねましょう。

「早く元気になって」「頑張って」などの励まし

「元気を出して」「頑張って」とつい、言ってしまいそうになりますが、大事な人を亡くしたばかりの遺族に、早く立ち直ることを促す言葉をかけるのはふさわしくありません。

締めの言葉に迷うようなら、「お力になれることがあれば、何でも言ってください」など、協力を申し出るのがおすすめです。

葬儀後、直接会える人にかける労いの言葉

直接会えるということは、言葉そのもの以外にも自分の表情や言い方のニュアンスで、お悔やみの気持ちを伝えられるということです。

あまり形式張らず、気持ちを率直に言葉にするのが良いでしょう。

立場別に、例文をご紹介します。

【友人などごく親しい間柄の場合】

このたびは大変だったね。お母様のこと、お悔やみ申し上げます。葬儀が終わって、とても疲れているのでは?何か力になれることがあったら、何でも言ってね。いつでも話を聞くからね。

【同僚など立場が同等である仕事仲間の場合】

このたびは、お悔やみ申し上げます。葬儀や、その後の手続きで何かと忙しい中、出勤お疲れ様です。疲れが溜まっていませんか?なるべく休めるよう、業務で手伝えることがあったら、いつでも声をかけてくださいね。

【上司や取引先など立場が上の人に対して】

このたびは、誠にご愁傷様でございます。長く連れ添われた奥様とのお別れは、本当にお辛いことでしょう。どうかお体を大事にされてください。私でお役に立てることがあれば何なりとおっしゃってください。

葬儀後、電話でかける労いの言葉

電話で労いの言葉をかける場合は、相手のペースに合わせながら、伝えたいことを手短に言うのがポイントです。

遺族は、お葬式の後も死後手続きなどで忙しい日々が続くため、長電話は避けましょう。

【友人などごく親しい間柄の場合】

もしもし、○○です。このたびはご愁傷様です。葬儀後のお忙しいときにお電話してしまってごめんなさい。とても疲れていませんか?あなたの気持ちを思うと、本当に胸が締め付けられます。どうか、体をいたわってね。私にできることがあれば、何でも言ってください。

【同僚など立場が同等である仕事仲間の場合】

もしもし、○○です。お忙しいときに、電話してしまい申し訳ありません。このたびは、心よりお悔やみ申し上げます。葬儀が終わったばかり、まだ疲れていることと思います。お仕事の方は気になさらず、まずはゆっくりお休みください。何か心配なことがあったら、私でできる範囲であれば対応しますし、上司に申し伝えます。

【上司や取引先など立場が上の人に対して】

もしもし、○○です。大変なときに、失礼いたします。突然のことでただただ驚いています。何と申し上げれば良いのか言葉が見つかりませんが、心よりお悔やみ申し上げます。大変な時ですが、どうか○○様もお体にはご自愛ください。お仕事の面で、私にできることがございましたら、お申し付けください。本来であれば弔問に駆けつけるべきところですが、まずはお電話で失礼いたします。

葬儀後、メールやSNSで送る労いの言葉

文面で労いの言葉を送る際は、直接会って話をするよりも、少し丁寧な言葉遣いを心がけます。

また、返信する負担をかけさせないような言葉がけも重要です。

相手が取引先である場合は、気遣いながらもきちんとしたビジネスメールになるよう気をつけましょう。

【友人などごく親しい間柄の場合】

お父様の訃報に接し、心よりお悔やみ申し上げます。お元気とばかり思っていたので、大変驚いています。葬儀が終わり、疲れているときにメールしてしまいごめんなさい。返信のことは考えず、ゆっくり休んでね。私でお役に立てることがあれば、いつでも連絡してください。

【同僚など立場が同等である仕事仲間の場合】

お身内のご不幸、心よりお悔やみ申し上げます。葬儀が終わり、さぞお疲れのことと存じます。お仕事のことが気になるかもしれませんが、まずはゆっくりお休みください。このメールへの返信についても、お気遣いいただかなくてけっこうです。ただ、業務のことで気がかりな点がありましたら、できる限りサポートいたしますので、いつでもご連絡ください。

【上司や取引先など立場が上の人に対して】

ご尊父様の訃報に接し、心よりご冥福をお祈りいたします。ご家族の悲しみはいかばかりかと、お察し申し上げます。葬儀が終わり、さぞお疲れのことと存じます。お体を大事に過ごされてください。私でお力になれることがございましたら、何なりとお申し付けください。本来であればお目にかかってお悔やみを申し上げるべきところ、まずはこのような形になりましたことをご容赦ください。

どんな手段であっても、気持ちを伝えることを大事にしたい

対面や電話、メールでお悔やみを伝える方法について解説しました。

お葬式の後、ご遺族へ労いの言葉をかけようとすれば、どうしてもかしこまってしまいがちですが、「あなたのことを心配している」という自分の気持ちを伝えることを大事にしましょう。

そうすれば、言葉遣いを過度に意識しなくても、きっと相手に心が伝わります。

大切な家族を亡くした人が悲しみから立ち直るまでの過程をグリーフワークと言います。

グリーフワークのプロセスを学ぶことで、悲しみの中にいる方へどのように接するべきかがわかります。

詳しくは下記の記事でご確認いただけますので、興味のある方は合わせてご覧ください。

この記事を書いた人

奥山 晶子

葬儀社への勤務経験 NPO「葬送の自由をすすめる会」の理事の経験から、終活関連に強いライター。終活関連の著書3冊、監修本1冊。最近の著書は「ゆる終活のための親にかけたい55の言葉」オークラ出版。

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