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普段あまり聞くことのない枕経という言葉、聞いたことはあるけれども詳しくは知らないという方も多いのではないでしょうか。
この記事では広島にお住まいの方へ広島の枕経について解説させていただきます。
枕経は、ご逝去後お亡くなりになられた方へ対して行う最初の読経を枕経と言います。
故人の枕元で行い、宗派によって呼び名も異なります。
起源は中世の時代、死の際にあるご本人と共に念仏した臨終行儀にあると言われています。
枕経の意味は、宗派によっても異なりますが、広島で多い浄土真宗の場合は、故人はたとえ亡くなっていても死後24時間以内は、まだ耳が聞こえているという考えが前提にあります。
耳が聞こえている内に、最後に故人へ御仏の読経を聴いていただこうという意味があります。
最後は家族の会話やテレビから聞こえる音ではなく、有難い仏の声を聴いていただこうということです。
その他の宗派では、成仏を勧め、悪魔を祓う意味などもありますが、基本的に亡くなった方の枕元、御本尊へ向かって読経するものです。
枕経を行うタイミングは、お亡くなりになられた場所から葬儀会館あるいは自宅へご安置してからとなります。
安置後に寺院へ連絡して枕経がいつ行われるか決まります。
主に3つのタイミングで行われます。
一つ目は、ご安置後にすぐにお寺様に来ていただいて枕経を行うケースです。
昔は、広島県のどこでも亡くなるとすぐに枕経が行われるのが通例でした。
耳が聞こえているうちに行わないといけないという意識から、すぐに行わないという解釈に変わっていたのだろうと思われます。
この名残は地域によっては、今も残っております。
例えば、ご安置した時間が夜中3時だった場合、このような時間帯に枕経はさすがに厳しいので、朝が来てからお寺様へ連絡して、ご都合が良い時に枕鏡を行っていただきます。
稀に24時間何時に連絡しても構わないという寺院様もいらっしゃいますが、その殆どの場合、前もってそういう事態になるかもしれない事を事前にご家族から伺っています。
ただ、すぐに行わないというものではなく、24時間以内であれば良いのですから、急ぐ必要はありません。
ご家族様、寺院様もお互いにとって無理のない時間帯で行うとよいでしょう。
最近多くなっているのが、通夜式の時に枕経を一緒に行っていただくケースです。
これは家族、寺院、双方にメリットがあるから多くなっています。
家族としては、枕経の準備が必要なくなること。通夜に合わせて準備を行えば良いので、時間的負担が軽減されます。
寺院側としては、お勤めに参加する回数が減る、手間が軽減されるという事です。
一度のお葬式で3度も4度もお越しいただくのは申し訳ないという気持ちから、遠慮して「通夜式の時に枕経も一緒に行ってください」と寺院に伝えるご家族様もいらっしゃいます。
お寺様が枕経でお越しになると決まれば、準備はどうしようかとなります。
しかしご家族が行う準備はそれほど多くありませんので、ご安心ください。
枕元で枕飾りを行いますが、こちらは葬儀社が宗派に合わせた形で行ってくれます。
お寺様を自宅に招いて枕経となる場合、読経後にお茶をお出しできる準備をしておくと良いでしょう。
枕経の時間が決まれば、親族全員に来ていただく必要はありません。
その時に集まれる家族で行うことが多いです。
枕経は、枕元の故人へ行う読経という解釈で良いと思いますので、皆が無理して時間を割いて集まる必要はありません。
通夜から参列いただくようにしましょう。
広島では仏飯(ぶっぱん)のことを「お鉢さん(おはちさん)」と言います。
私もこの業界へ入りたての頃は、「おはちさんがない!」と叫ぶご家族様に対して、わけがわからずあたふたした事もありましたが、広島ではどこへ行っても皆さん「おはちさん」とおっしゃるので驚きです。
他の宗派では茶碗にご飯を盛って端を立てる。一膳飯という風習もありますが、広島では馴染みがありません。
浄土真宗に限らず仏壇にある仏飯器にお鉢さんを盛るのが通例です。
葬儀会館で枕経を行う場合は、葬儀社がお鉢さんを用意してくれます。
お鉢さんはご安置後にご用意が望ましく、枕経までに間に合うと良いでしょう。
枕経の服装は、喪服でなくて結構です。その時の服装のまま参加いただいて結構です。
しかしあまり華美な服装は避けたほうが無難だと思われます。
数珠があればご用意ください。
広島県では、枕経のお布施相場は、宗派に関わらず1万円〜2万円です。
多くの方は、1万円を包んでいらっしゃいます。
急に行われる場合、お布施を包む袋、あるいは現金の準備が整っていない事もあります。
お布施を包む袋は、葬儀社が事前に用意している場合が殆どです。
現金のご用意が難しい場合は、枕経の時にお布施をお渡しするのではなく、通夜式の際に通夜のお布施と一緒にお渡しする形を取ります。
枕経が葬儀会館あるいは自宅で行われる場合、お寺様に時間を割いて足を運んでいただくお礼にお車代をお渡しします。
相場は距離によりますが、5千円〜1万円が相場となります。
枕経は近年、省略して通夜の時に一緒に行われる事も多くなりました。
しかし亡くなるとすぐに行うのは当たり前という地域も残っています。
菩提寺が無い方は、枕経を行うタイミングに関しては、通夜の時に一緒に行う形が多くなると思われます。
しかしそれでもすぐ行って欲しい場合は、葬儀社へ相談してみましょう。
菩提寺がある方は、お亡くなりになったことを連絡する際、「枕経はいつ行えば良いでしょうか?」と相談するのも結構ですし、ご心配であれば、事前にいつ行うことになるかを相談しておくのも良いと思います。
広島県福山市金江町にある福山市西部斎場についてご紹介させていただきます。
・住所 広島県福山市金江町藁江字茶臼山7604−2
・TEL (084)930―1450
・駐車場 60台
・斎場受入時間 9:30〜16:00
・休館日 1月1日、1月2日
●交通のご案内
・タクシーの場合
JR山陽本線 備後赤坂駅より6分
山陽新幹線 福山駅より21分
・お車の場合
福山西ICより20分
福山市役所より18分
・火葬炉 6基
・お別れ室 2室
・収骨室 2室
・待合ロビー
・待合室(和室) 2室
・おむつ交換台、ベビーベッド
福山市内在住の方 | 12歳以上 | 8,000円 |
福山市外在中の方 | 12歳以上 | 24,000円 |
福山市内在住の方 | 12歳未満 | 5,000円 |
福山市外在中の方 | 12歳未満 | 15,000円 |
利用における注意事項と棺の中に入れてはいけないものは下記の通りです。
・出棺時間を厳守、時間に合わせて到着をしましょう。
・待合室での食事は、原則禁止とされていますのでご注意ください。(飲料や軽食類は認められています。)
お弁当を用意される喪家様は、持ち帰り用のお弁当としてご用意されています。
・斎場職員より火葬執行印を押印した「死体(死胎)火葬(埋葬)許可証」を、お渡しします。墓地などの納骨の際に必要になります。大事に保管しましょう。
故人様を偲び愛用品などを、棺に収めたいというお気持ちは理解できますが、火葬中のご遺骨の損傷、有害物質の発生、火葬時間の延長に繋がりますので、下記のような副葬品は、お棺の中に入れることは禁止されています。
・化学繊維製品・プラスチック類(グローブ・玩具・釣竿・ぬいぐるみ)
・ガラス類、金属製品(酒瓶・ビール瓶・腕時計・指輪・メガネ)
・燃えにくいもの(厚い着物・衣類・寝具・ドライアイス・果物)
・危険物(ガスライター・電池など爆発性のあるもの)
※ペースメーカーには、リチウム電池が入っていますので、事故が起こると大変危険です。
前もって取り出せない場合は、その旨を斎場職員にお知らせください。
福山市西部斎場内に、葬祭会館が併設されています。
通夜・葬儀が可能となっており、火葬場までの移動がないため便利です。
公営施設のため、福山市の方は低価格でご利用いただけます。
利用限度は24時間となっています。
例えば18時から通夜式、葬儀が翌日10時の場合は、通夜の始まる3時間前の午後3時から利用、最長翌日の午後3時までとなります。
したがって通夜当日に、通夜開式2〜3時間前から利用する形になるのが一般的な利用方法です。
式場(最大120席)控室(30畳)
基本使用料 | 超過使用料(1時間) | 使用限度額(24時間) | |
福山市在住の方 | 49,230円 | 9,840円 | 98,460円 |
その他の方 | 98,460円 | 19,680円 | 196,920円 |
・食事、仮眠が可能です。
・入浴施設はありません。
・ガスコンロ、冷蔵庫、湯呑み、グラスがあります。
・茶葉、ゴミ袋は各自で用意が必要です。
福山市西部斎場 葬儀受付相談
TEL 0120-564-594(24時間365日対応)
福山市西部斎場で葬儀のご相談を24時間365日承っています。
福山市民の方は低価格でご利用いただけますので、特に松永方面の方にとってはご葬儀の式場として利用するのにおすすめです。
福山市西部斎場の葬儀場で家族葬を行なった場合の料金は下記の通りです。
■福山市西部斎場で通夜・葬儀を行った場合の料金例
葬儀場で家族葬二日プラン | 280,500円 |
葬儀場の使用料 | 98,460円 |
福山市火葬料 | 8,000円 |
合計 | 386,960円 |
■福山市西部斎場で葬儀告別式のみ行った場合の料金例
葬儀場で家族葬一日プラン | 236,500円 |
葬儀場の使用料 | 49,230円 |
福山市火葬料 | 8,000円 |
合計 | 293,730円 |
・葬儀に必要なものは基本的に全て含まれています。
・供花物、弁当、会葬品などはオプションで承ります。
・お寺様へのお布施は含まれていません。
※控室で宿泊可能ですが、寝具は別途手配が必要になります。(2組までサービス。3組目から1組5,500円)
プランの詳細については、下記からご確認いただけます。
福山市西部斎場では、火葬予約がいっぱいで希望日に火葬ができないということは、殆どありません。
火葬予約が混雑していて希望通りの時間に予約が取れず、時間の調整を余儀なくされることはありますが、日取りまで変更いただかなくても、時間調整さえできれば解決することが殆どです。
火葬の予約待ちという現象が起きやすいのは、年始の時期になります。
この時期以外であれば、何日も待つことはないと思います。
福山市西部斎場では、火葬の直前に、炉前ホールで故人様と最後のお別れができるお時間がございます。
短い時間ではありますが、対面してお別れができます。
福山市西部斎場では、火葬の待ち時間に休憩ができる待合ロビーがございます。
そちらでゆっくりご休憩いただけますが、現在はお弁当を用意して食事を行うことはできません。
どうしても何かしらのおもてなしをしたい場合は、茶菓子であれば認められていますので、お茶菓子で対応いたしましょう。
福山市西部斎場は葬儀場としてご利用いただけます。
小規模な家族葬から大規模な一般葬まで対応できる式場があり、通夜葬儀の2日間利用、葬儀のみ1日だけの利用も可能です。お食事もできます。
福山市西部斎場は、駐車場から炉前ホール〜待合室〜収骨室まで、一切の段差もなく、階段やエレベータもない、バリアフリー対応の建物です。
車椅子の無料貸し出し、身障者用のお手洗いも完備しています。
足が不自由な方でも不安なくご参加いただける施設になっています。
「生前に母に葬儀はしなくていい、墓もいらないと言われた。言われた通り読経無しにして、無宗教でやろうと思うのですが、どうしたらいいですか?」
先日、こんな質問をいただきました。
後に残る家族を思い発した言葉なのだろうと推測出来ますが、本心はどうだったのか、聞くことは叶いません。
ご自身の言葉を尊重するのが一番だとは思いますが、注意も必要です。
この記事では、後々困らないように無宗教の葬儀をお考えの方にアドバイスをさせていただきます。
無宗教の葬儀というのは、文字通り宗教色のない葬儀スタイルです。
自由とも言えますが、その反面流れに身を任せて行える葬儀ではなく、自分達で考えることが必要とされます。
無宗教で故人を送るということは、葬儀だけではなく、その後の供養にも影響を及します。
仏式であれば、葬儀に読経があり、初七日、四十九日と法要がありますが、無宗教の場合は決まったものがありません。
葬儀社への支払いは安く済みますし、お坊さんへのお布施も省けるので圧倒的に安価で葬儀を行うことができますが、「四十九日はどうしたらいいの?」「戒名はなくていいの?」と次々に心配事が浮かぶ場合があります。
今までたくさんの無宗教の葬儀をお手伝いさせていただきましたが、心配事のご相談は葬儀よりも葬儀後に多かった印象です。
無宗教で行うということは、決まりがないことを意味します。
「お供え物は何がいい?」「焼香の回数は何回が普通?」「納骨はいつ行ったらいい?」
誰に聞いても教えてくれません。
「あなた自身が納得する方法で行ってください」が正解となります。
故人に尋ねても残念ながらお返事は返ってきません。自分で納得する形は何か、見つけて決めていかなければならないのです。
私は決して、無宗教の葬儀を否定しているわけではありません。
しっかりお考えにならずに執り行うのは危険だとお伝えしたいのです。
無宗教で葬儀を行うには、下記の2つの覚悟が必要だとアドバイスさせていただきます。
葬儀はしなくていいと言われたから無宗教で葬儀を行うのではなく、葬儀後の供養も考えてから決断しましょう。
法要はするのかしないのか、納骨方法はどうするのか、などです。
できればご本人と生前にそこまでお話し出来ていることが一番です。
無宗教で葬儀を行った方が、葬儀後にお寺様に簡単に読経をあげていただき、戒名だけいただくケースもありました。
無宗教だから戒名をもらってはいけないということはありません。
もらわなくても良いということです。
全てが自由なので、ご自身が納得する形を模索して決断する覚悟をお持ちください。
ご本人、ご家族が無宗教で葬儀を行うことで一致したとします。
それでも周囲の親族が「非常識なことを」「なぜそんな粗末に扱ったの?」「本人はあなたに気を遣って言っていただけ、鵜呑みにするもんじゃない」「かわいそうに」などとおっしゃる場合も想定されます。
このような声にも負けずに毅然とした態度をとる覚悟が必要です。
覚悟を持つには、ご本人の言葉は何よりも大切な拠り所となるでしょう。
ですからできればご本人とあなただけでなく、ご本人が心許せる方にも思いを知っていただきましょう。
ご本人の口から話してもらえば、その方々も良き理解者となって、葬儀の際にはあなたを守ってくれる存在になるはずです。
最後に私が過去にお手伝いさせていただいた無宗教の葬儀をご紹介させていただきます。
ご参考にしていただきご自身の一番良い形を模索してみてください。
無宗教の葬儀は、自由ですから、ご家族で全て決めることができます。
奥様が亡くなり、70代のご主人が喪主だったある日のお葬儀です。
通常通り通夜、葬儀の日時を決めて、親族、ご近所の方へ通知を行いました。
香典は辞退され、無宗教で行うこともお伝えしました。
通夜は18時から行われ、参列者は20名でした。
会場は、宴会場のように座卓テーブルを四角で囲い、それぞれのテーブルに各自着席しました。
最初に喪主が参列者へお越しいただいたお礼、亡くなるまでの経緯を話し、その後参列者皆様から一言ずつお言葉を頂戴しました。
通常の葬儀であれば、喪主が参列者へ挨拶、弔辞を行う方が故人へ挨拶の程度です。
しかしこの通夜では、参列者全員が皆の前で故人を含めて全員へ向けて一言、これまでの思い出などを語ったのです。
20名いれば、20のエピソードが聞けました。みんなで故人を偲ぶ、とても温かい空間になりました。
葬儀では、みんなで生前のビデオを見て、故人が好きだった歌を歌って、最後に献花をしてお別れとなりました。
故人が60代の女性、喪主はご主人、お子様が3人、5人家族のお母様の葬儀でした。
故人は宗教色を嫌い、読経はいらないから薔薇の花で飾って欲しいという要望がありました。
通夜の食事は、お母様特製のカレーのレシピを長女様が真似して作り、ご親族へ振る舞いました。
葬儀では、亡くなられたお母様に対して、次女様がバイオリンを生演奏、長男様はお母様との思い出、お母様の自慢できるところ、溢れる思いを参列者へたくさんお話されました。
最後はリクエストのあった赤い薔薇の花びらを、棺の中いっぱいに敷き詰めて、ご家族で記念写真を撮ってからご出棺となりました。
いずれのケースも、事前にご家族がはっきりとした葬儀のイメージを持っていました。
当初は具体的なイメージは無かったのかもしれませんが、事前に尋ねて来てくださり、私がご相談を承った結果、イメージをどんどん膨らませていただけました。
特に決まりがない無宗教の葬儀では、葬儀社のアドバイスも必要になると思われますので、お考えの方には、お近くの葬儀社へご相談してみてはいかがでしょうか。
一社と言わず、ご希望を尊重して親身にアドバイスをしてくれる葬儀社が見つかるまで何社か当たって見ることをおすすめします。
一生に一度きりのものですから、あなた様が後悔のないお見送りができることを心より願っています。
新型コロナウイルスが流行し、これまでは屋外ではマスク着用は不要、屋内では原則着用とされていたマスクですが、政府の発表により令和5年3月13日以降、マスク着用は個人の判断が基本となりました。
詳細は厚生労働省発表の「マスク着用について」をご参照ください。
屋内でのマスク着用が個人の判断となったことで、今この時期にお葬式へ参列する機会があれば、マスクを着用するべきなのか、しなくても良いものなのか、お悩みになる方も多いのではないでしょうか。
また、葬儀と言えば黒を連想しがちなため、黒いマスクをして参列すると良いのだろうか?それとも白がいいのだろうか?
疑問を持つ方もいらっしゃると思います。
この記事では、葬儀参列の際のマスクについて、実際に葬儀に携わっている私が解説させていただきます。
新型コロナウイルスの位置付けが5類になったことで、日常生活を取り戻した現在、マスクを外して外を歩く方も増えています。
現在のマスク着用率はコロナ禍に比べて1/3に激減しているそうです。
そんな時だからこそ、葬儀に参列する際は「まだマスク着用がマナーなのかな?」
疑問に思う方も多いと思われます。
結論から言えば、お葬式の場面では、場面によっては今も殆どの方がマスクを着用されています。
例えば控室で家族だけで過ごす場面はマスクを外されている方が多いです。
一方で儀式の最中や他の家の方とも会う確率の高い火葬場ではマスク着用率が高い傾向です。
気心知れている気を遣わない間柄ではマスクを外し、周囲へ気を遣う場面ではマスクを着用するという使い分けをされている方が多い印象です。
また、高齢者の方の中には日常的に感染予防としてマスク着用を続けている方もいらっしゃいます。
葬儀の場は不特定多数の方が集まる場でもありますから、感染予防としてのマスク着用は継続いただければと思います。
多くの斎場、葬儀社の職員は引き続きマスク着用をしているところが殆どです。
令和4年5月23日に政府が新たに示したマスク着用の考え方は、下記の通りです。
身体的距離が確保できる | 身体的距離が確保できない | |
会話を行う(屋内) | 着用を推奨する | 着用を推奨する |
会話を行う(屋外) | 着用の必要はない | 着用を推奨する |
会話を行わない(屋内) | 着用の必要はない | 着用を推奨する |
会話を行わない(屋外) | 着用の必要はない | 着用の必要はない |
葬儀の場面、斎場での場面は屋内になります。
葬儀では葬儀中に参列者同士の会話はありませんが、葬儀中は読経が行われます。
そして葬儀前後には参列者同士の会話などその場に集う方々の会話が屋内であります。
葬儀といえば、参列者がさまざまな地域からお越しになるのが特徴です。
そのため、感染すると広範囲に広がってしまうのが葬儀においてのリスクと言えます。
また、幅広い年代の参列がある場所で、高齢者の参列も日常的にある場所のため、マスクを着用した方が良い場所とも言えます。
このような理由から屋内での会話を伴う場所として、感染拡大防止の観点からマスク着用が推奨されています。
マスク着用がお葬式のマナーとされる理由は、周囲への配慮です。
一番飛沫の拡散を抑える効果が高い不織布マスクは、布製、ウレタン製に比べて、吐き出し飛沫量も吸い込み飛沫量も少ないので、こちらが最善です。
しかし現在では布製、ウレタン製を選ぶ人も増えています。
コロナ禍では殆どの方が葬儀においては不織布マスクを着用されていましたが、コロナが5類に移行して以来、布製、ウレタン製を着用する参列者も増加傾向です。
色は白が良いです。白の不織布マスクが最適です。
急なお葬式でも用意がしやすく、手に入れやすい。そして一番無難だと言えます。
黒でも構いませんが、黒は若い世代に人気でカジュアルな場面でもよく使われるため、葬儀の場では周囲にカジュアルな印象を与えてしまう可能性があります。
肌の色に合わせて目立たないようにベージュをお考えの方もいらっしゃるかもしれません。
コロナ禍の葬儀では、マスクしていますよと一目でわかるほうが相手に安心感を与えるという理由で、ベージュよりも白がおすすめでしたが、現在はベージュでも構いません。
しかし、ベージュも黒同様にカジュアルな印象を与えてしまう可能性はあります。
結論としては、白が無難、色は白でも黒、ベージュでも構いません。
本来のマスク着用の意味を考えれば、マスクをするならば、色よりも、不織布のマスクでお願いしたいということです。
最近では、参列者は家族だけという家族葬であれば、マスクを着用しない葬儀も普通にあります。
それでも葬儀中はマスクをしなかったが、火葬場ではマスクを着用するご家族もいらっしゃいます。
家族だけの空間、不特定多数の方と過ごす空間でマスクの使い分けです。
冒頭でも申し上げましたが、マスクをする場面、しない場面の使い分けが出てきているのが今のお葬式です。
つまりすぐに取り出せるようにしておくことなどの工夫が必要です。
代えのマスクを数枚持っておくなどの準備がおすすめです。
豊橋技術科学大学の研究結果で、下記の結果が出ています。
吐き出し飛沫量 | 吸い込み飛沫量 | |
不織布製 | 20% | 30% |
布製 | 18〜34% | 55〜65% |
ウレタン製 | 50% | 60〜70% |
このようなデータから、不織布マスクは、感染予防効果が高く、感染拡大を防ぐには欠かせません。
お葬式は、他県からも人が集まる場で、クラスターの発生する可能性も秘めています。
少しでもリスク軽減するために、不織布マスクがおすすめです。
ご相談は無料
24時間365日対応 お急ぎの方は夜間・休日でも
フリーダイヤルへご連絡ください。
「まずは相談したい」など、ご検討いただいている方は
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