家族葬の喪主挨拶の例文をご紹介、伝えるべきポイントと注意点

お葬式では、通夜や葬儀、会食など、さまざまなシーンで喪主の挨拶が必要になります。

親族以外にたくさんの人が集まる一般葬と、親族中心の小さな葬儀である家族葬とでは、ふさわしい喪主挨拶が違うことをご存じでしょうか。

家族葬の喪主挨拶に関する注意点を解説し、実際に使うことができる挨拶の例文をご紹介します。

喪主挨拶とは

喪主の挨拶イメージ

喪主挨拶とは、葬儀の喪主となる人が、さまざまなシーンで参列者への感謝を表し、今後の進行などを案内することです。挨拶が必要なシーンには、以下の4つがあります。

■通夜:通夜式の後、通夜振る舞いへの誘導として。

■葬儀:葬儀の最後、参列してくれた方への感謝の言葉として。

■出棺:葬儀場から火葬場へ向けて出発するとき。

■精進落とし:葬儀後の会食における、始まりと終わりの合図として。

挨拶が必要なタイミングは地域によってさまざまですが、この記事では、以上の4つのシーンについて、とくに家族葬の場合にふさわしい挨拶を解説していきます。

家族葬とは

ここで、家族葬とは何かについて確認しておきましょう。家族葬とは、親族を中心として行なわれる葬儀のことです。

一昔前は、葬儀といえば親族の他に喪主や個人の会社関係、友人関係、近隣の人々が参列するのが一般的でした。

遺族は愛する人を亡くした悲しみに暮れる間もなく、訪れる人々をもてなし、感謝の意を表するのに多大な時間を費やしていたことになります。

そのような時間を過ごすうちに火葬の時間が迫ってきて、遺族は故人にしっかり最後のお別れをすることができないというケースがとても多かったのです。

「遺族に、しっかりお別れの時間を」という観点から広まったのが家族葬です。

家族葬は、親族や、とくに親しくしていた友人などの近親者だけで葬儀をします。

義理でつながっている他の関係者には、訃報に葬儀日程を入れず「葬儀は家族葬で執り行います」とだけ連絡します。

こうして、遺族が心置きなく故人との最後の時間をかみしめることができるのです。

家族葬が広まると、関係者が多く集まる昔ながらの葬儀は「一般葬」と呼ばれるようになりました。

故人とつながりのあった人みんなで見送る一般葬と、近親者が故人との別れに集中する家族葬。

現代では、故人の希望や家族の考えに合わせて、どちらを選ぶことも可能です。

しかし、近隣の人々との交流や、喪主の会社関係者が葬儀を手伝う文化がなくなってきた昨今では、家族葬を選ぶ人が増えてきています。

喪主挨拶で伝えるべき4要素

家族葬か否かにかかわらず、喪主挨拶には、伝えるべき4つの要素があります。

1.参列者への感謝の意

親族を代表する喪主として、また故人に成り代わって、集まってくれたことに感謝を述べます。

2.故人について触れる

「家族で集まるのが好きだった故人も喜んでいると思います」など、故人の人となりを交えた文章があると、温かな印象の挨拶になります。

3.集まってくれた方へ、「これからどうしてほしいか」を告げる

出棺のときなら「これから火葬場へ向かうため見送ってください」、会食の席なら「故人の思い出話をしながらお召し上がりください」など、喪主としての希望を伝えます。参列者らも、どう振る舞えばよいかが分かって安心します。

4.今後の案内をする

通夜式であれば「通夜振る舞いの席を設けております」、出棺時なら「これから●●火葬場へ向かい、荼毘に付された後、再びこの会場へ戻ってきます」など、今後の動きについて案内するのも、喪主挨拶の大事な役割です。

家族葬で行なう喪主挨拶の注意点

とくに家族葬で行なう喪主挨拶においては、以下の3つを意識しましょう。

1.参列者の構成によっては挨拶の要素や、挨拶自体が不要なシーンもある

集まってくれた人に感謝の意を述べるのは大事ですが、とくに遺族だけの葬儀では、挨拶する喪主もされる家族も違和感を覚えがちです。

一方で、少人数の葬儀であっても、配偶者側の親族など目上の人、遠方から駆けつけてくれた人などがいる場合には、感謝の挨拶が必要になります。

それぞれのシーンにおいて挨拶が必要なのか検討しましょう。

迷うようなら、葬儀社の担当者に尋ねるのがおすすめです。

2.近親者にしか分からない故人のエピソードを交える

せっかくの家族葬なので、挨拶には身内しか知らないような故人の思い出話をふんだんにとりいれましょう。葬儀全体が温かい印象になります。

3.「…してください」を「…しましょう」に

とくに近しい親族だけといった家族葬では、今後の行動を誘導する際に「…してください」ではなく「…しましょう」とまとめると、「家族みんなで作り上げる葬儀」のイメージを強めることができます。

例えば精進落としの席なら、一般葬では「故人の思い出を話しながらお召し上がりください」とするところを「故人の思い出を語り合いながら食事をしましょう」とするのです。

会場内の一体感が高まります。

家族葬で行なう喪主挨拶の文例

以上の点を踏まえ、家族葬で行なう喪主挨拶の文例を挙げます。

遺族のほか故人のきょうだいや配偶者の親族、喪主のきょうだい一家など「主な親族が集まる家族葬」を想定してご紹介します。

通夜の喪主挨拶

本日は、父の通夜にご参列いただき、誠にありがとうございます。

遺族の代表として、なお、父に成り代わりまして、感謝申し上げます。

父は○月○日、胸の痛みを訴えてそのまま救急搬送され、翌日帰らぬ人となりました。

心筋梗塞でした。突然の別れに家族の悲しみは癒えませんが、昨年には米寿の記念として食事の席を設け、皆様にも列席していただいたことが思い出されます。

賑やかな場が好きだった故人としても、嬉しかったのではないでしょうか。

このあと、別室にお食事の席を用意しております。

故人を偲びながら、共に食事をすることで、供養といたしましょう。

なお、明日の告別式は、○時より、同じここ○○会館の式場にて行ないます。ご列席をどうぞよろしくお願い申し上げます。

葬儀の喪主挨拶

通夜に引き続き、葬儀にもこうしてお集まりいただき、ありがとうございます。

皆様に温かく見守られ、父もさぞ喜んでいることと存じます。

今日は雨の予報でしたが、ご覧の通り、すっかり晴れ渡りました。

昔から親族の間で「晴れ男」と噂される父の、本領発揮といったところでしょう。

親族でピクニックをする日、釣りの日などは、決まって晴れだったことを思い浮かべてくださる方も多いのではないでしょうか。

父が充実した人生を送れたのも、ひとえに皆様のおかげと存じます。

故人に成り代わり、厚く感謝申し上げます。残された私たち家族にも変わらぬご厚誼を賜りますよう、お願い申し上げます。

本日は、誠にありがとうございました。

出棺の喪主挨拶

通夜、葬儀と滞りなく終了し、いよいよ出棺となりました。

この後、○時より、○○斎場にて荼毘に付されます。火葬の後、再びこの会場へ戻り、会食となります。

火葬に立ち会っていただける方は、バスへご乗車ください。

火葬が終わるまでこの会場でお待ちになる方は、係員の案内がありますまで、少々お待ちください。

それでは、行ってまいります。

精進落としの喪主挨拶(開始時)

本日は葬儀、火葬までお付き合いいただき、誠にありがとうございました。

ささやかではありますが、精進落としの席を設けました。

父の遺影とともに、思い出話を語り合いましょう。

まずは、献杯のご発声をいただきます。○○様、どうぞよろしくお願いします。

精進落としの喪主挨拶(終了時)

お話はつきませんが、お時間となりましたので、これにて精進落としを終了とさせていただきます。

本日は最後までご参加いただき、本当にありがとうございました。

お足元にある品物を(引き出物のこと)、どうか忘れずにお持ち帰りください。

なお四十九日の法要は○月○日を予定しております。追って案内状をお送りしますので、しばらくお待ちください。

本日は、誠にありがとうございました。

言ってはいけない「忌み言葉」も押さえておこう

喪主挨拶にかかわらず、葬儀の場では口にするのを控えるべき「忌み言葉」が存在します。

以下のような言葉は、なるべく使わないよう気をつけましょう。

重ね言葉

「いよいよ」「ますます」「そもそも」など繰り返しのある言葉は、不幸が重なる「重ね言葉」であるとして葬儀の場では嫌われます。

成仏できないことを連想させる言葉

「迷う」「浮かばれない」といった言葉は、仏式では控えましょう。

続くことをイメージさせる言葉

「また」「何度も」といった、不幸が続くことをイメージさせる言葉は控えましょう。

家族葬の喪主挨拶は、肩の力を抜いて行なおう

大勢を前に挨拶をしなければならないと思うと、緊張してしまいがちです。

なかには「挨拶を暗記しなければ」と思ってしまう人もいるかもしれません。

しかし、喪主挨拶は、紙にあらかじめまとめたことを読んでもよいものです。

前日までに内容を考え、紙に書いてみましょう。

それを読むようにすれば、きっとリラックスして喪主挨拶を行なうことができます。

安芸高田市葬斎場あじさい聖苑(安芸高田市吉田町)火葬場のご案内

広島県安芸高田市吉田町にある安芸高田市葬斎場あじさい聖苑という火葬場をご紹介させていただきます。

安芸高田市葬斎場あじさい聖苑の特徴

安芸高田市葬斎場あじさい聖苑 外観

平成25年4月に稼働した新しい火葬場、安芸高田市葬斎場あじさい聖苑の特徴は下記の通りです。

人と環境にやさしい施設

周辺環境に配慮した無煙・無臭の最新の火葬炉技術を完備し、人と環境に優しい施設となっています。

遺族の心情に配慮された心癒される静寂感と安堵感に包まれた空間

建物全体に漂う木のぬくもりや土のような質感のタイルなど、こだわりの内装は厳粛とやすらぎが感じられる空間となっています。

葬儀場を完備

斎場でも火葬場でもなく、葬斎場と言う名称になっている理由は「葬儀場の役割」と「斎場の役割」を担っているためです。

あじさい聖苑内には、火葬施設だけでなく、葬儀を行う式場も完備されています。

但し、あじさい聖苑は場所をお貸しするのみとなります。

通夜・葬儀の段取り及び進行は、ご遺族が葬儀社を手配して行う必要があります。

霊柩車サービスがある

安芸高田市内で葬儀を行った場合、葬儀を行う場所からあじさい聖苑までの霊柩車運行は安芸高田市がいたします。

火葬料には霊柩車運行代が含まれています。

霊柩車には故人様と喪主のみ乗車いただけます。その他の方は別の移動手段で火葬場へ向かいましょう。

安芸高田市葬斎場あじさい聖苑の概要

安芸高田市葬斎場あじさい聖苑 館内

■住所 広島県安芸高田市吉田町多治比2914−2

■TEL (0826)47―1215

■駐車場 約60台、バス専用駐車場あり

■開場時間 9:00〜17:00

■休館日 1月1日

■火葬炉3基、動物炉1基、お別れ室4室、霊安室、待合ロビー、待合個室2室、パントリー、式場、

親族控室、司式者控室

安芸高田市葬斎場あじさい聖苑の駐車場
駐車場

●交通のご案内

広島県道・島根県道6号吉田邑南線沿いにありますのでわかりやすい立地です。

県道6号線 安芸高田市役所方面から
安芸高田市役所方面からの場合 県道6号線を直進
安芸高田市葬斎場あじさい聖苑入口 安芸高田市役所方面からの場合
入り口は右側
三叉路を左折、県道6号線へ 高田インターからの場合
高田ICからの場合 三叉路を左折して県道6号線へ
安芸高田市葬斎場あじさい聖苑入り口 高田インターからの場合
入り口は左側

■自家用車の場合

 ・中国自動車道高田ICから10分

 ・安芸高田市役所から10分

   ・八千代支所から26分

 ・美土里支所から10分

 ・高宮支所から19分

 ・甲田支所から20分

 ・向原支所から24分

安芸高田市葬斎場あじさい聖苑の火葬料金

安芸高田市内12歳以上25,000円
安芸高田市内12歳未満12,500円
安芸高田市外12歳以上50,000円
安芸高田市外12歳未満25,000円
小動物 市内集合火葬3,000円
小動物 市内単独火葬6,000円
小動物 市外集合火葬15,000円
小動物 市外単独火葬30,000円

※市内とは死亡者もしくは火葬許可申請者の住所が安芸高田市である場合です。

安芸高田市葬斎場あじさい聖苑|利用における注意事項

安芸高田市葬斎場あじさい聖苑 待合ロビー
待合ロビー
安芸高田市葬斎場あじさい聖苑 待合個室
待合個室

利用における注意事項は下記の通りです。

■待合室は有料です。9時〜17時のうち2時間以内まで。

料金は市内5,000円、市外10,000円です。

■火葬時間は、11時30分、12時、12時30分、14時30分、15時、15時30分の6つの中から選択となります。

■ペットの火葬は可能ですが、ペットの葬儀を行うことはできません。

あじさい聖苑の葬儀場利用について

安芸高田市葬斎場あじさい聖苑には、葬儀場があります。

但し、葬儀場はあくまで貸し施設です。棺や生花などの準備、式の進行などは当家で葬儀社に依頼するなど手配が必要です。

また1日1組の利用となっています。

葬儀場の設備

■祭壇が常設しています。

但し各宗派に対応するような細かな備品は葬儀社で用意する必要があります。

■80名収容の式場 

80席常設された式場があります。席数は減らすこともできるので、少人数の葬儀にも対応可能です。

■使用料金

市内市外
通夜30,000円60,000円
葬儀30,000円60,000円

葬儀場の特徴

■1日1組の利用

■葬儀の開始時間は10時からと決まっています。

■席数を調整して家族葬も対応可能です。

■一日葬にも対応可能です。

但し準備開始は9時以降からとなっていること、葬儀開始は10時からとなっている点をご注意ください。

安芸高田市葬斎場あじさい聖苑|葬儀受付相談

安芸高田市葬斎場あじさい聖苑 葬儀場 広島自宅葬儀社

安芸高田市葬斎場あじさい聖苑|葬儀受付相談

TEL 0120-564-595(24時間365日対応)

あじさい聖苑で葬儀をご検討中の方、葬儀についてのお困りごとやご相談は広島自宅葬儀社へご相談ください。

■広島自宅葬儀社のあじさい聖苑で家族葬プラン

葬儀場で家族葬プランA253,000円
葬儀場使用料60,000円
合計313,000円
税込価格表示

・プランには、葬儀に必要な物品・サービスが全て含まれています。

・火葬料、お布施が別途必要になります。

・供花、弁当、会葬礼状はオプションです。

自分らしい葬儀を行いたい方へお伝えしたいこと|広島自宅葬儀社

この記事では、自分らしい葬儀を行う為にはどんなことをしたら良いかに焦点を当てて、いくつかの事例を踏まえながら、今できることをアドバイスさせていただきます。

「どうやったらお葬式へ自分らしさが出せるか」をテーマにしていますので、お葬式に必要な最低限の準備とは異なる一歩踏み込んだ内容になります。

一般的なお葬式の準備について知りたい方は下記をご覧ください。

それでは解説させていただきます。

まず一般的な葬儀における遺族の状態を知る

自分らしいお葬式、こだわりのある葬儀を解説させていただく前に、まず事前準備を十分にしてなかったご家族に訃報が発生した際、どんな様子になるのか、ご覧ください。

こちらをご覧いただく理由は、事前準備の必要さを知っていただくためです。

滞りなく終えることを望む

突然家族を喪失した悲しみの中、不慣れな葬儀を行わなくてはならない遺族は、葬儀に対して具体的にあれこれと希望があることは少なく、滞りなく無事に終えることを望みます。

遺族は疲弊している

危篤の状況からずっと睡眠を取れていないというご遺族もいらっしゃいます。

危篤から臨終を迎え、そのまま葬儀という流れは普通にあります。身体的に休まる暇がありません。

自分らしい葬儀を行うという発想が主体的に浮かぶのは困難です。

遺族は精神状態が普段と異なる

長年共に過ごしてきた大切な家族の喪失です。

目の前に降りかかる現実がまだ信じられない、信じたくないという方もいらっしゃいます。

ここで自分らしい葬儀を行うことを考えるのは困難です。

遺族はやってはいけないことに徹する

葬儀の場では、故人を北の方角へ安置する北枕や服装は礼服の着用など、葬儀ならではの風習が数々あります。

そのやってはいけないマナーを守ることに遺族は徹してしまいがちです。

それはきちんと故人を弔いたいという意思からくるものです。

遺族はやらなければならないことに徹する

遺族は葬儀社に言われた葬儀の準備でやらなければならないことを悲しみの中で行います。

時間的な猶予が少ない場合もあります。悲しむ余裕がないという声を聞くこともあります。

この場合、より良い葬儀を行う為になど考えるのは困難でしょう。

自分らしい葬儀は事前準備が大切

このように数々の理由から、実際葬儀が発生してから「自分らしいお葬式」を考えるのは、家族にとって困難なのです。

しかし前もって葬儀の内容を大まかにでも決めておくと、上記はかなり軽減されるのです。

主なメリットは下記になります。

・葬儀の準備でやらなければならないことは、既にほとんど終わっている

・疲弊していても、事前に決めているので負担が軽減される

・精神状態が普段と異なっていても、事前に決めているので余分な負担がかからない

・事前に葬儀の内容を決めているので、時間に余裕が持てる

このメリットこそが、自分らしい葬儀を行う上で重要になってきます。

疲れている、気が動転している、寝不足、何も手に付かない、状態ではどうしても自分らしい葬儀を残された家族が行ってくれる可能性は低くなり、葬儀社の技量によってくるのです。

私は、そのような状態が数多い実際の現場でも、故人の人となり、生前のエピソードを家族から伺い、少しでもその方らしい葬儀が出来ればと努めていますが、世の中そんな葬儀社ばかりではありません。

それにご家族から伺う情報量には限界があります。

故人へどんな葬儀を行って欲しいですか?と希望を本人の口からお聞きしたかったことは、これまで数えきれないくらいあります。

このような経験から前もって考え、家族に伝えておくことの重要性を伝えたいと今回執筆させていただきました。

自分らしい葬儀の事例

では次に自分らしい葬儀を行った方の事例をご覧ください。

事例1

登山が好きな男性の葬儀で、祭壇は富士山をイメージして作らせていただきました。

麓から頂上まで登る道も描いて、それは浄土へ登る道として表現しました。

祭壇横には山登りをしていた時の服装とアイテム、山頂で撮った過去の記念写真を飾らせていただき、その方らしさが溢れる葬儀となりました。

事例2

旅行が好きだった女性の葬儀では、これまで訪れた旅先での思い出を写真館のようにして会場に飾らせていただきました。

「こんな所にも行っていたとは」参列者は驚きながら眺めていらっしゃいました。

生涯をかけて積み重ねた思い出の数々が形として表現できたのは、ご本人にとっても良かったと思います。

事例3

これまでの人生の節目の写真を展示するだけでもその方の人生を葬儀で表現できます。

普通のLサイズ写真をA4サイズへカラーコピーで拡大して、額に入れて展示することが多いです。

幼少期、学生時代、結婚当初の時期、お子さんが生まれた時、孫が生まれた時、などが並んであると、これまで知らなかった故人の姿を参列者も知ることができます。

自分らしい葬儀で考えるポイント

葬儀形式

まず仏式、神式、無宗教など宗教色の有無を選択すること、宗教色を出す場合は、司式者をどこに依頼するのか決めましょう。

参列者の範囲

どこまでの範囲の方に参列して欲しいのか、リストを作ってみることもおすすめします。

およその人数がわかれば、会場に必要な広さもイメージできてくると思います。

祭壇

自分らしさを祭壇で表現することもできます。デザイン性のあるもの、あるいは好きな花だけで作る祭壇なども可能です。

ゴルフが好きな方であればゴルフ場をイメージした祭壇、ユリが好きな方であれば、ユリで彩る祭壇なども可能です。

遺影

遺影写真も自分らしさを表現できます。表情、服装、背景などこだわることができます。

サーフィンが好きな方であれば、葬儀社に海を背景にした写真に加工してもらうこともできます。

お気に入りの着物がある方は、その着物を着用した時の写真を予め撮影して準備しておくなど様々です。

会葬礼状・会葬御礼

会葬令状の文面を定型文ではなくオリジナルの自分専用の文章にすることも可能です。これまでのエピソードや伝えたい感謝を文面に残すこともできます。

また、葬儀社の了解を得られれば、礼状を添える会葬御礼品も自分らしい品物を選定して参列者に配布することもできます。

自分らしい葬儀に不可欠な葬儀社選び

より良い葬儀をするために不可欠なのが葬儀社の力量です。

ここでは葬儀社選びのポイントをご紹介します。

価格だけで決めない

より良い葬儀を行う場合は、価格だけで葬儀社を選ぶのではなく、優先順位を葬儀社の提案力にする必要があります。

ホームページの雰囲気だけではわかりません。直接相談して話してみることをおすすめします。

自分らしい葬儀=追加料金の葬儀社には注意

自分らしい葬儀を行う上で色々要望すればするほど価格も上がっていくのでは本末転倒です。オリジナリティ=オプションという位置づけで考えている葬儀社には注意しましょう。

マニュアル通りの接客を行う葬儀社はNG

「いつも〜だから」「いつもこのようにしています」などを頻繁に口にする葬儀社であれば、流れ作業で行われる可能性が高くなります。

自分らしいオリジナリティのある葬儀を行うわけですから、ご要望に対して真摯に向き合ってくれて、臨機応変に一緒に考えてくれる葬儀社が求められます。

どれだけ親身になってくれるか

自分らしいこだわりのある葬儀の実現を手間と感じる葬儀社もあるかもしれません。

面倒だと親身になって対応してくれない場合もあります。

本当に信頼出来る葬儀社は、あなたらしい葬儀を行うために一生懸命で親身になってくれる存在であるはずです。そういう葬儀社に巡り合う必要がありますので、葬儀社選びはやはり事前に相談してみるのが一番だと私は考えます。

事前に葬儀社へ相談、担当者も決める

事前に葬儀社へ相談して、葬儀の内容を打ち合わせしておくことが最も望ましいポイントです。お互いが情報を共有して、いざという時の備えに対して共通の絵が描けます。

ここで気に入った担当者であれば、その方にいざという時にも指名してお世話していただけるのか、確認しておきましょう。

いざという時に先日相談したスタッフとは異なる担当者が現れると、「初めまして」からのスタートになってしまいます。特に大手の葬儀社ではここの確認が必要です。

生前予約という方法も

上記で解説したような事前と葬儀社と話し合い、予めご自身の葬儀の内容を決めておく事を生前予約と言います。

自分の葬儀は自分で決めたいという方に好評です。

生前予約について詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。

過去に実際にあった実例もご紹介させていただいていますので、参考にしてみてはいかがでしょうか。

広島の方であれば、弊社も生前予約を承っていますので、いつでもご相談くださいませ。

40代の終活は、家族のある人も「おひとりさま」も現状把握から

40代で終活を始めると聞くと「まだまだ早いのでは」と感じる人も多いでしょう。

しかし、置かれている状況は人それぞれですし、「自分に何かあったら、家族はどうなる?」と考えることは、配偶者や子ども、老いた親の将来を守ることにもつながります。

おひとりさまであれば、「自分で自分のことができない状況に置かれたらどうしよう?」と考えておくことは、年齢を問わず大切です。

40代の終活に必要なことについて解説します。

40代から終活を始める理由

まだまだ健康、人生これからという印象がある40代。

しかし40代から終活を始めるのは、実はとても有意義なことです。

なぜなら、今後の人生をしっかり見つめるために、終活が非常に役立つからです。

40代であれば、結婚し子どもがいる人も多いでしょう。

親が老い始め、介護の準備を始めている人もいるはずです。

「今、自分が亡くなったら」と、「まさかのもしも」について考えれば、残される配偶者や子どもに必要な生活費と養育費、老いた親の介護やそのためにかかる費用を誰に任せるかといった、具体的な物事へ考えをめぐらせることになります。

これらについて考えることは、例え今自分が健康であっても、決して無駄にはなりません。

自分が今すぐ亡くなったとしても、健康で長生きしたとしても、配偶者や子ども、親の「これから」にかかる費用に変わりはないためです。

おひとりさまであれば、いくつであっても終活は必要です。

事故に遭って大けがをする、急に大病を患うなど、自分で自分のことができなくなったとき、誰かに日常を回してもらうことが必要になります。

頼れる家族がいないおひとりさまは、そのとき「誰に」「何を頼むか」をあらかじめリストアップしておかなければなりません。

以上のように、40代の終活は「まさかのもしも」に備えること以上の意味を持ちます。

真剣に終活に取り組めば、今後の人生を安心して過ごすためのお守りを手に入れられるでしょう。

そのためには、家族のいる人もおひとりさまも、現状把握が必要になります。

家族のいる40代の終活に必要な現状把握

まずは、家族のいる40代の終活に必要な現状把握から解説します。

ポイントは、自分の家族や離れて暮らす親について、「自分に何かあったらあの人はどうなるか」を思い巡らすことです。

自分に何かあったら、家族の生活費はどうなる?

まずは家計を共にしている家族が、その後どのように暮らしていくかを考えます。

自分が配偶者や子どもの生活を支えているのであればとくに、費用面に不安がないかを重点的にシミュレーションしましょう。

配偶者が老後、どのくらい年金をもらえるかに着目し、老後の生活費についても想定するのが大事です。

そのうえで、現在の貯蓄や死亡保険金の金額が十分かどうかを見直してみます。

参考:金融庁「ライフプランシミュレーション」

   日本年金機構「年金見込額試算」

自分に何かあったら、子どもの教育費はどうなる?

子どもの教育にかかる金額をご存じでしょうか。

これから大学卒業までにかかる想定金額を把握し、総額を貯蓄や自分の死亡保険金、学資保険でまかなえる体制になっているかどうかを調べておきましょう。

ちなみに、日本政策金融公庫の調査によると、最もお金がかかる時期といわれる高校入学から大学卒業までにかけての教育費用(入学・在学費用)の平均値は、942.5万円です。

40代の時点では、「さすがにそこまでまかなえるような態勢は整っていない」と感じる人も多いでしょう。

これは平均値ですから、金額の内訳を知り、また「自分の子どもが家から公立校へ通う場合」など具体的に想定して試算するのが大事です。

また、奨学金制度についても押さえておきましょう。

参考:日本政策金融公庫「令和3年度『教育費負担の実態調査結果』プレスリリース

   日本学生支援機構「奨学金制度の種類と概要」

自分に何かあったら、親はどうなる?

老いた親に介護が必要になるかどうかは、誰にも分からないことです。

しかし、いざ介護が発生したとき、誰が介護を担い、費用を負担するのかを明確にしておくことは、自分にとっても、離れて暮らすきょうだいたちにとっても重要です。

終活を機に考えましょう。

介護の担い手については、介護保険適用の上でプロの介護サービスに入ってもらうのが現実的です。

どんな状態になったら、どんな介護サービスが使えるのか、今のうちに調べておいて損はありません。

また、介護が必要になったら、その月額平均は約8万円といわれています。

親の年金から捻出できるのか、捻出できないとしたら誰が負担するのかを、家族やきょうだいと話し合っておきましょう。

参考:厚生労働省「介護事業所・生活関連情報検索」

   生命保険文化センター「介護にはどれくらいの費用・期間がかかる?」

おひとりさまの40代の終活に必要な現状把握

40代男性のおひとりさまイメージ

おひとりさまであれば、自分亡き後の家族の心配をする必要はありません。

しかし、自分で自分の面倒を見られなくなったとき、誰に何を頼むのか、そのための費用はどうするのかについて、考えておくことが重要です。

自分が入院したり認知症になったりしたら、誰が助けてくれる?

入院し、手術が必要になったときには、身元保証人を確保する必要があります。

家族のいない40代のおひとりさまであれば、勤務先に頼るのが最も良いでしょう。

それが難しければ、友人や地域の福祉事務所に相談するという方法があります。

また、おひとりさまが認知症になったり、介護が必要になったりすると、自活が困難になる可能性が高くなります。認知症になると、とくに危うくなるのが金銭管理です。

このようなときのため、事前に信頼できる人を後見人として指定できる制度が「任意後見契約」です。

身内や友人の他、法律の専門家などを後見人に指定できます。

ただ、後見人には月ごとに報酬が発生するため、そのための費用を用意しておかなければなりません。

後見人に支払う報酬額の相場は、一ヶ月につき3~5万円程度です。

自分の死後、誰が葬儀やお墓、遺産の面倒を見てくれる?

おひとりさまは、死後の準備も必要です。

自分では、葬儀を行なったりお墓に納骨したりできないためです。

死後の葬儀やお墓、行政手続き、遺言の執行などを依頼できる契約を「死後事務委任契約」といいます。

法律の専門家やNPO法人がサービスとして取り扱っているため、一度調べてみてはいかがでしょうか。

なお、任意後見契約と同様に、死後事務委任契約にも、やはり報酬が発生するため、貯蓄や保険などで用意しておく必要があります。

どんな40代にも必要な終活項目

以上の現状把握を踏まえた上で、どんな40代にもおすすめしたい終活項目は、以下の3点です。

連絡先リストの作成

いざというとき必要な人にすぐ連絡ができるよう、職場や家族、友人などの連絡先を書いた緊急時の連絡リストを作成し、家族と共有します。

おひとりさまは、いつも持ち歩くバッグに入れておくほか、玄関先など救急隊員に伝えやすいところに置くのもおすすめです。

デジタルの「生前整理」

40代であれば、不用品を片付けるような生前整理は必要ないかもしれません。

しかし、PCやスマホ、ネット上に「不用」となったものが溢れている人は、多いのではないでしょうか。

デジタルの「生前整理」を始めましょう。

PC内の古いファイル、スマホ内のいらなくなった画像などを削除するのはもちろんのこと、注目してほしいのが、ネット上にある個人アカウントです。

サービスやSNSのアカウントを放置したまま亡くなると、家族にその存在が知られることのないまま、乗っ取りなどにあってトラブルになるケースも。

現在使っていないサービスのアカウントは削除し、SNSのアカウントはIDやパスワードをメモして一覧をつくりましょう。

必要なときが来たら、メモを家族に託します。

家族が今後も生きていくため、あるいは死後を任せるための資産形成

前項までで解説した、必要となる費用の準備を始めましょう。

保険の見直しや、貯金を一部定期預金にするなどして、必要なとき以外は手をつけないようにしておくのが重要です。

その費用は、あなたが亡くなってしまっても、生き続けても、必要な資産であることを意識しましょう。

40代が希望に合わせて取り組みたい終活項目

必須項目を完了したら、次は希望に合わせて、以下のようなことに取り組みましょう。

全て、市販されているエンディングノートにまとめると便利です。

葬儀の希望を整理する

自分の葬儀は宗派にのっとったものが良いか、無宗教が良いか、たくさんの関係者を呼ぶ「一般葬」が良いか、主な親族だけで行なう「家族葬」が良いかなど、葬儀の希望を整理します。

最後に着たい衣装、遺影、祭壇に飾る花などの希望も残すことができます。

ある程度整理ができたら、葬儀社に見積もりをお願いしてみるのもいいでしょう。

お墓の希望を整理する

先祖代々のお墓に入りたいか、新しいお墓が良いかといったお墓の希望を整理します。

新しいお墓が良い場合は、希望の立地やデザインなども考えましょう。

一人だけのお墓か、夫婦だけか、家族一緒に入りたいかといった希望も残す必要があるため、お墓については夫婦一緒に考えるのがおすすめです。

終末医療、臓器提供、介護の希望を書き出す

延命措置を望むか否か、臓器提供の意思はあるか、そして介護が必要になったら「誰に」「どこで」介護を受けたいかといった希望を書き出します。

遺言書を作成する

誰に、どんな財産を残したいかを書き出します。

エンディングノートに書いたことは法的効力を持たないため、本格的に終活をしたい場合には、正式な遺言書として残すのがおすすめです。

40代の終活は、家族の存在をしっかり意識しよう

この記事では、40代で終活をする場合に大切なことをお伝えしました。

家族に対する責任を伴う40代にあっては、死後の希望を書き出すことはもとより、家族の行く末について案じることが必要不可欠となります。

考えを重ねるにつれ、「まだまだ亡くなるわけにはいかない」という思いを強くすることでしょう。

頼れる身内のいないおひとりさまにあっては、なおさらのことです。

その思いから、食生活を改めたり運動を取り入れたりして健康に気を遣った生活を始めれば、「健康で長生き」に一歩近づきます。

人生の終わりをデザインするはずの終活が、長寿への原動力になるのです。

終活は自分の「もしも」に向けた準備ではありますが、終活をしたからこそ今後の人生の目標や、理想的な暮らし方が見えてくるという利点があります。

「まだ早い」と身構えることなく、ぜひ40代から始めてみてください。

北広島町火葬場慈光苑(千代田)火葬場のご案内|広島自宅葬儀社

広島県山県郡北広島町の千代田地域にある火葬場、慈光苑についてご紹介させていただきます。

北広島町火葬場慈光苑の特徴

北広島町火葬場慈光苑 入口及び駐車場

以前の施設が最も老朽化が進んでいたことから、2008年11月に既存施設を建て替えた新しい斎場です。

旧千代田町にある火葬場のため、千代田火葬場と呼ばれる時期もありましたが、現在は慈光苑という名称となっています。

主な特徴は下記の通りです。

・火葬場の暗いイメージを払拭する清潔感のある明るい施設

・自然に囲まれた厳かな場で、かつ地域住民が利用しやすい好立地

・特定の宗教要素を持たず、地域の葬儀慣習にも配慮した施設

・身障者や高齢者に優しい設備

北広島町火葬場慈光苑の概要

北広島町火葬場慈光苑の外観

・住所 広島県山県郡北広島町壬生字笹井河内606

・駐車場 普通車8台、身障者用1台

・火葬炉2基、炉前ホール(告別・収骨)1室、待合ロビー、待合室(和室)1室、湯沸室

●交通のご案内

北広島町火葬場 慈光苑入口
慈光苑入口

・タクシーの場合

 道の駅 舞ロードIC千代田から約6分

・自家用車の場合

 千代田ICから約6分

 北広島町役場本庁から約6分

北広島町火葬場慈光苑の火葬料金

北広島町内在住の方 12歳以上 28,000円

北広島町外在中の方 12歳以上 56,000円

北広島町内在住の方 12歳未満 23,000円

北広島町外在中の方 12歳未満 46,000円

北広島町火葬場慈光苑|利用における注意事項

北広島町火葬場 慈光苑 待合室
待合ロビー
北広島町慈光苑 待合和室
待合和室

利用における注意事項は下記の通りです。

・待合室で飲食も可能ですが、ゴミの後片付けは忘れずに行いましょう。

・駐車台数に限りがあるため、なるべくお車は乗り合わせで台数を少なくして行きましょう。

・火葬の待ち時間は約1時間〜1時間半です。待合スペースでは他の喪家がいらっしゃる場合もあります。周囲に配慮して静かに過ごしましょう。

北広島町慈光苑|葬儀受付相談

北広島町火葬場 慈光苑 看板

◾️北広島町慈光苑|葬儀受付相談 

TEL 0120-564-594(24時間365日対応)

北広島町慈光苑で火葬をご検討中の方、葬儀についてのご相談は、広島自宅葬儀社へご相談ください。

広島自宅葬儀社は、家族葬・一日葬・直葬をわかりやすい定額料金でお手伝いさせていただいています。

◾️自宅で家族葬(通夜・葬儀)

・240,000円(税込264,000円)

◾️お寺で家族葬(通夜・葬儀)

・240,000円(税込264,000円)

※お寺によっては、使用料がかかる場合もございます。

◾️自宅で一日葬(葬儀のみ)

・190,000円(税込209,000円)

◾️火葬式

・120,000円(税込132,000円)

◾️直葬

・75,000円(税込82,500円)

詳しい詳細は、下記からホームページでご覧くださいませ。

【お葬式の生前予約とは】自分の葬儀を自分で決める|広島自宅葬儀社

終活を始めてみるといつしか自身の葬儀についても考えることがあります。

そして次第にその想いを伝えたい気持ちになることもあります。

広島自宅葬儀社では、そんな方のお気持ちを汲み取り、お話に耳を傾け、一緒に考える場を設けております。

生前予約とは

葬儀の生前予約とは、予めもしもの時に依頼する葬儀社を決めておくという意味合いではありません。

依頼先を決めるだけでなく、あらかじめ葬儀の費用や内容を具体的に詳細に決めておくことを言います。

対象者はご自身の場合もありますし、ご家族の場合もあります。

詳細な見積もりや概要書をご提示させていただき、ご家族、葬儀社と双方で保管します。

その為、いざという時は予め記載された内容に沿って葬儀を進めることができます。

残された家族が葬儀についての迷いが少なくなるのが特徴です。

実際に生前予約を行った方の実例をご紹介

それでは過去に実際にあった例をご紹介させていただきます。

広島市中区に住んでいた当時50代の男性と私は10年以上のお付き合いでした。

残念ながら男性は数年前にお亡くなりになられました。

それまでは毎年1回直接お会いする時間を作り、お葬式の内容の見直しを行う間柄でした。

きっかけは男性が奥様のお体の様子が変容して入院となり、いざという時の為に準備しておきたいということでした。

男性自身も持病を患っていたこともあり、自分が先に亡くなるか、妻が先に亡くなるか、どちらになっても困らないようにしたいという希望を持っていらっしゃいました。

その日からどちらが先に亡くなっても家族が困らないようにするための準備が始まりました。

まず男性自身が先に亡くなった場合、喪主になる奥様が困らないように葬儀の内容を二人で決めます。

一方で奥様が先に亡くなった場合、葬儀は男性自身が喪主を務めることが出来るので、問題ありません。

しかしその次に男性自身が亡くなった場合、今度は喪主が長男様になります。

ここで長男様が困らないようにするための準備を行いました。

費用だけでなく、参列者名簿、受付を依頼する人、弁当の種類、会葬御礼品の品物、棺、骨壷、全ての内容を決めて、一つ一つの商品画像を見積もりに添付させていただきました。

それから1年後のある日、内容を見直したいとご連絡があり、再度私は自宅へお伺いさせていただきました。

奥様が退院されてご自宅にいらっしゃいましたので、その時初めてお会いすることとなりました。

1年という月日の間に生活が変わり、それによって思いも変わることがあります。

それからは毎年このままでいいか、双方で見直すこととなりました。

参列者に渡す商品はこれで良いのだろうかと見直したり、祭壇に使うお花やデザインを見直すこともありました。

10数年後、先にお亡くなりになられたのは男性のほうでした。それから僅か1年後奥様も旅立たれました。

男性と私との間で交わしていたお約束の通り、お葬式は遂行されましたので、奥様、ご長男がお葬式において迷うことはなく、その時を迎えることができました。

私自身も家族の一員のような心境でその時を迎えたのを今もはっきりと覚えています。

自分の想いを家族に伝えても叶わないかもしれない、確実に想いを叶えるにはどうしたらいいか、知恵を絞った結果、葬儀社に直接伝えるのが安心だとお考えになったのでしょう。

終活で自分の葬儀への希望、それを葬儀社に勤める私へ託された男性のお話でした。

生前予約のメリット

事例をご覧いただいたことで生前予約のメリットがいくつか浮かんでこられたと思います。

ここでまとめてみます。

・家族に迷惑をかけたくない人に有効である

・自分の葬儀を自分で決められる

・事前に費用を把握できる

・思いが変われば何度も修正できる

・葬儀社と事前に信頼関係ができる

・いざという時、葬儀において家族の負担が軽減される

生前予約のデメリット

・葬儀社のスタッフが同一人物であることが望ましい。変わると困る。

・葬儀社がなくなると依頼できなくなる

生前予約の注意点

事前に家族にも伝える

・本人しか知らなかった場合、いざという時に家族が初めて知る内容に戸惑うこともあります。家族が考えていたお葬式と本人の考えにギャップがあることはトラブルの元になります。内容は事前に家族にも伝えておくことが望ましいです。

葬儀社によって内容は違う

弊社は、契約金不要で、何度でも相談無料ですが、他社では異なるかもしれません。

「生前契約」と言葉は同じでも内容に差があることは考えられます。

しっかり内容を精査して、ご自身に合う形を判断しましょう。

前払い金が必要な場合、キャンセルの場合も把握する

弊社は、前払い金が不要なので、キャンセルもお電話一本で構いませんが、業者によってはキャンセルの場合、全額戻らないケースもあるようです。

先述した事例のように月日が経てば状況や気持ちに変化は起こり得ます。その場合にどのようになるかも確認しておきましょう。

広島自宅葬儀社で生前予約を行う方法

1.まずは弊社へご連絡ください

 電話 TEL0120-564-594  24時間365日対応

  ホームページからもメール等でお問い合わせ可能です。

2.弊社から折り返しのご連絡をさせていただきます。

3.直接お話をお伺いさせていただく日時を決めます。

4.ご自宅へお伺いさせていただくか、弊社にご来社いただき打ち合わせを行います。

5.お話の内容を元に見積もり書、施行概要書を作らせていただきます。

6.双方が1部ずつ保管し、いざという時のために備えます。

7.変更点や見直しをしたい時は、いつでもご対応させていただきます。

広島自宅葬儀社の生前予約の特徴

・弊社の場合、事前に契約金などは一切必要ありません。

・万が一の時は、故人を送る喪主様のサポート役としてご家族の一員として、事前に決められた内容を遂行いたします。

・ご相談は全て無料です。何度でも無料です。

・広島県内全域を対応させていただきます。

・また身寄りのない方の相談もお任せください。詳細は下記の記事をご覧ください。

火葬場への移動は自家用車がいい?バスがいい?親族はどうする?

火葬場へと霊柩車が出棺する際、喪主は霊柩車に乗車します。

一方でその他の同行する親族の交通手段はどのようになるのか、疑問に思う方もいらっしゃると思います。

親族は火葬場へどのように向かうとよいのか、解説させていただきます。

火葬場への移動手段

火葬場へ行く交通手段としては、主に自家用車で対応する方法、マイクロバスで対応する方法が一般的です。

マイクロバスは20名前後の乗車定員になります。

以前はマイクロバスの稼働率も高かったのですが、近年は家族葬の増加による葬儀規模の縮小化、コロナ禍による三密回避の影響で稼働率も減少しています。

また、マイクロバスでは大きすぎるというニーズに対して、ジャンボタクシー(10人乗り)で対応することも出てきました。

それぞれのメリット・デメリットを見ていきましょう。

自家用車のメリット・デメリット

メリット

・余分な費用がかからない

・リラックスできる

・移動中の車内で他の親族に気を遣わなくて済む

・マイクロバスに比べると三密を防げる

・火葬場からそのまま帰ることもできる

デメリット

・場所を知らないと迷ってしまうリスクもある

・後ろをついて行っても、信号の兼ね合いで逸れてしまうこともある

・万が一事故をした時に後味が悪くなる

マイクロバス・ジャンボタクシーのメリットデメリット

メリット

・集団行動なので誰かが逸れてしまう心配がない

・自家用車で参列していない方は助かる

・不慣れな場所でも安心

デメリット

・喪主はバス代を負担しなければならない。バス相場3.5万円〜4万円。ジャンボタクシー相場2〜3万円。

・集団行動なので、周りに気を遣わなくてはならない。

・リラックスはできない。

・コロナ禍では、大人数でのバス移動に抵抗のある方もいる。

ハイヤーのメリット・デメリット

メリット

・バスよりは安価である

・自家用車で参列していない方は助かる

・不慣れな場所でも安心

・少人数であれば

デメリット

・喪主はハイヤー代を負担しなければならない。相場1.5~2万円

・4名乗車のため、2台出せばバス代とあまり変わらない

・リラックスはできない

家族葬では自家用車で対応が多い

地域性によりますが、車で参列することの多い県では、自家用車で火葬場へ行くケースが年々増えています。

ナビをつけている車が多くなっていることで、自家用車で対応する場合に迷ってしまう可能性が少なくなっていることが要因として考えられます。

また家族葬が増えていることで、マイクロバスでは大きすぎるという点や、そのまま火葬場から帰宅できるという点も自家用車が選ばれている理由としてあります。

元々は葬列の代わりだった

バブルの頃から平成初期では、霊柩車の後ろを黒色のハイヤーが連なって火葬場へ行くことも普通にありました。

その台数で葬式の豪華さ、故人の偉大さを競う時代もあり、10台以上の黒色ハイヤーで葬列を組んで火葬場へ向かうこともありました。

元々お葬式は、村の人達がそれぞれ葬具を持って、棺を担いで葬列を組んで火葬場へ歩いて行っていたのですが、それを現代版にした風習でした。

その後、葬儀を派手にしたくないニーズが年々高まり、家族葬の登場で規模が縮小化したことが決定打となり、この風習もいつしか消えていきました。

今は利便性で判断を

収骨後のスケジュールは?

火葬場で収骨後にどのようなスケジュールになるのか。葬儀場へ戻って繰り越し初七日法要や御斎を行うのか、それとも火葬場で解散なのかで移動手段が変わってくることもあります。

葬儀場へ戻る必要があるのであれば、それぞれの自家用車を置いてバス1台で火葬場へ行く選択肢も出てくるでしょう。

逆に葬儀場へ戻る必要がなければ、火葬場へ自家用車で行くことが、火葬場からそのまま帰宅出来る方法も取れるようになるため、合理的になるでしょう。

ホッと一息つきたい場合

不慣れな葬儀、久しぶりに会う親族といつもとは異なる環境で緊張状態が続きます。

束の間のホッと一息つきたい場合は、自家用車だと他の親族はいない空間になるので良いでしょう。

小さなお子様をお連れの場合

小さなお子様がいらっしゃる場合、自家用車におむつやミルクを積んでおくことや授乳スペースとしても使用できます。

集団行動を余儀なくされるバスと比べて自家用車の方が利便性は高まります。

喫煙者の場合

喫煙者の方は、葬儀前後と集団の中で喫煙場所もなかなか確保しづらい面もあるかもしれません。

ご自身の自家用車であれば、周囲に迷惑をかけることなく喫煙も可能になりますので、場合によっては自家用車の方が利便性は高まります。

自家用車のない方、運転が不慣れな方が多い場合

車のない方が多い場合、運転が不慣れな方が多い場合は自家用車以外の選択肢が喜ばれるでしょう。

このようにどちらが良い悪いとはございませんので、それぞれの事情に合った形で判断すると良いでしょう。

駐車台数に限りがある場合

火葬場の駐車可能台数が多く見込めない場合、車の台数を減らすことが求められる場合もあります。

火葬場によって異なりますので、事前に葬儀社スタッフに尋ねるなどして判断すると良いでしょう。

竹原市斎場(広島県竹原市)火葬場のご案内|広島自宅葬儀社

広島県竹原市にある竹原市斎場という火葬場についてご紹介させていただきます。

竹原市斎場|特徴

建物自体は新しいとは言えませんが、自然光の入る明るいロビー、待合室、告別室を完備、設備は充実しています。

自然に囲まれた立地は、静かに故人を送る環境にも適しています。

ただし付近の道幅が狭いため、お車で行く際は注意が必要です。特に積雪のある日は十分注意しましょう。

竹原市斎場 付近の道幅の様子
道幅に注意

竹原市斎場|概要

竹原市斎場 火葬場の外観

・住所 広島県竹原市小梨町10179番地2

・TEL (0846)22―9520

・駐車場 約40台

・開場時間 9:30〜15:00

・休館日 1月1日

・火葬炉、告別室、収骨室、炉前ホール、待合ロビー、待合室(和室)

●交通のご案内

竹原市斎場 火葬場の入り口
竹原市斎場入口

・タクシーの場合

 竹原駅から約5分

・自家用車の場合

 竹原市役所から5分

 竹原駅から約5分

 河内インターから約23分

 西条インターから約30分

竹原市斎場|火葬料金

竹原市内在住の方 12歳以上 10,160円

竹原市外在住の方 12歳以上 15,240円

竹原市内在住の方 12歳未満  6,070円

竹原市外在住の方 12歳未満  9,105円

斎場のご利用について

竹原市斎場 待合ロビー
待合ロビー
竹原市斎場 待合和室
待合和室

竹原市役所、支所へ死亡届けの提出を行ってください。(多くの場合、葬儀社が代行します)

死体火葬許可証、火葬場使用許可証が交付されますので、当日斎場職員に渡しましょう。

湯茶などご利用いただけますが、セルフサービスになっていますので、使用後は整理整頓してゴミは持ち帰りましょう。

棺の中に入れてはいけないもの

お棺の中には燃えないもの、環境汚染につながるもの、設備の故障につながるものを入れることは避けましょう。

主なものは下記になります。

・金属(不燃物)、ビン(ガラス類、酒類)、缶類(缶ビール・缶詰など)、布団、ドライアイスなど

※ペースメーカーを取り付けている場合は、予め係員にお申し付けください。

竹原市斎場|葬儀受付相談

竹原市斎場|葬儀受付相談

TEL 0120-564-594(24時間365日対応)

竹原市で行う家族葬・一日葬・直葬であれば広島自宅葬儀社へご用命ください。

75,000円(税込82,500円)〜低価格で真心を込めてお葬式のお手伝いをさせていただきます。

・広島初の自宅葬儀専門葬儀社。

・地域最安値で高品質なサービス。

・料金はプランを選ぶだけのわかりやすい定額料金。

・社員は全員広島生まれ広島育ちの完全自社対応。

詳しくは下記からご覧くださいませ。

葬式のアクセサリーにはマナーがある?宝石の種類と形について解説

葬式にアクセサリーをつけていくべきか、悩む人もいるでしょう。

とくに、いつもピアスやネックレスを身に着けている人は、喪服だけの装いを「物足りない」「どこか寂しい」と感じてしまうものです。

またそれが日常で常に肌身離さず着用しているものであれば気になります。

この記事ではどんなものが良くて悪いのかを解説させていただきます。

葬式のアクセサリーは身に着ける必要があるものではない

葬式 アクセサリーを身につけない日本の文化

まず、日本のお葬式においては、アクセサリーを身に着ける必要はないことを覚えておきましょう。

日本には古くから和装文化が根付いており、ネックレスなどを着ける習慣はありませんでした。

現代においても、和装の喪服にはアクセサリーを身に着ける習慣はありません。

洋装の喪服を着用する場合でも、無理にアクセサリーを用意する必要はありません。

ただし、ヨーロッパ諸国には「洋装のフォーマルは、ジュエリーを身につけて初めて完成する」という伝統的な考え方があります。

また、普段からアクセサリーを着用している人の場合、「何かつけていないと落ち着かない」と感じるかもしれません。

そのような場合は、以下で紹介するようなものをつけていきましょう。

葬式でアクセサリーをするなら、2種類

代表的なのは、以下の2種類です。

結婚指輪

結婚指輪は、葬式のときも身に着けて良いとされる一方、婚約指輪は、できれば身に着けない方が良いとされています。

婚約指輪は、結婚指輪と比べて大きな宝石があしらわれたものが多く、華美な印象になってしまうためです。

また結婚指輪でも、シンプルなものであれば良いのですが、デザインに凝ったものやボリュームがあって目立つものであればお気をつけください。

パールのネックレスやイヤリング、ピアス

パールは、丸くツヤのある見た目から「涙を象徴するジュエリー」とされ、葬式のアクセサリーとして広く認められています。

一般的な白パールのほか、グレーパール、ブラックパールも葬式用として使うことができます。

一方で、同じカラーパールであってもピンクやブルー、イエローといった、グレーとブラック以外のパールは、お葬式ではあまりふさわしくないとされます。

パールに次いで許されるのは以下の2種類

ヨーロッパなどでは、以下の2種のジュエリーもお葬式で使われており、日本でも身につける人が増えてきました。

オニキス

黒い宝石であるオニキスは、ヨーロッパで長く喪の場にふさわしいとされてきました。

ただし、カッティング次第では光を反射して光ってしまうため、パール状に加工されたものを選びましょう。

ジェット

流木が炭化し、さらに化石化してできたジェットは、古くからパワーストーンとして用いられてきたジュエリーです。

その黒さとほどよいツヤ感から、お葬式でも使用されています。

葬式のアクセサリーを選ぶときの注意点

宝石の種類のほか、形についても、気をつけたい点があります。

以下に注意して選びましょう。

2連以上のものは選ばない

葬式のネックレスは1連とするのがマナーです。2連以上のネックレスは「不幸が重なる、連なる」と敬遠されています。

ロングネックレスは選ばない

胸元まで垂れてしまうようなロングネックレスは、華々しくカジュアルな印象になることから、葬式にはふさわしくありません。

鎖骨あたりまでの長さのショートネックレスを選びましょう。

一粒タイプのネックレスは避ける

ペンダントヘッドに1粒だけジュエリーを配したネックレスは、チェーンの光沢が気になってしまうため、避けた方が良いと考えられています。

可能なら留め具の色やパールの光沢、玉の大きさにも気を配る

ネックレスやイヤリングの留め具は、華やかなゴールドよりもシルバーの方が望ましいです。

また、ブラックパールであっても、光沢が強すぎるものは葬式向きではありません。

パールの大きさは、7~8ミリが目安です。

揺れるタイプのピアスやイヤリングは選ばない

パールやオニキス、ジェットであっても、揺れるタイプのピアスやイヤリングは悪目立ちするため避けましょう。

故人とのお別れの場面でお花を手向ける際、ピアスを誤って棺の中に落としてしまったという方が以前いらっしゃいました。

ご本人がどのくらいその場で焦ることになったか、容易に想像がつくと思います。

このようなこともあるのでご注意ください。

「派手な結婚指輪はNG」と考える人もいる

結婚指輪であっても、華美なデザインのものは外すべきという考えの方も中にはいらっしゃいます。

ただ、夫を亡くした喪主がダイヤの結婚指輪をはめていたとしても、それをとがめる人が、果たしているでしょうか。

結婚指輪に込める感情は、人によって、シーンによって変わってまいります。

シンプルとはいえないデザインの結婚指輪をはめている人は、心情的に「外しても構わない」と感じるときだけ、外すようにしてみてはいかがでしょうか。

儀式の間だけ、宝石のついている部分を手のひら側に回して隠すという対応でも構いません。

アクセサリーで困ったとき

何が良くて悪いのか迷った時は下記をご覧ください

・控えめ○、派手×

・カラフルな色×、地味な色合い○

・光沢があるもの×

・カジュアルに感じるもの×

これはお葬式の身だしなみ全てにおいてあてはまります。

オシャレをして参加する場ではない、自分が目立つことなく控えめが美徳。

故人を偲ぶ気持ちを身だしなみで表現して参加しましょうというのが日本の葬送文化としてあります。

葬式のアクセサリーを1つ買っておきたいなら白パールがおすすめ

お葬式の場でも許される宝石として、パール・オニキス・ジェットがありますが、中でも日本において一番正式とされるのがパールです。

「お葬式用にアクセサリーを1つ買っておきたい」と考えている人には、パールをおすすめします。

また、グレーパールや黒パールは葬式や法事など弔事でしか使えませんが、白いパールであれば結婚式やその他のお祝い事にも使えます。

すべての冠婚葬祭に使える白パールは、一つあれば何かと便利です。

よくお母様から娘様にパールのネックレスが受け継がれたりする光景を見ることがあります。

亡くなったお母様のパールを娘が受け継ぎ、身につけて送り出す。

親から子へ、子から孫へと形見として受け継ぐことができるのも利点です。

ジェットがおすすめ、今のトレンドという話も聞きますが、個人的には新しい販路の開拓という商売の匂いがしてなりません。

色が黒なので目立つこともなく場に相応しいとは思います。

元々素材がお気に入りの方や今実際に持っている方であれば選択肢に入れて良いでしょう。

そうではない方へは新しい流行だからとわざわざ購入まですることもないと思います。

お気に入りのアクセサリーがある場合

お気に入りでどうしても身につけておきたいというものがある場合、葬式だからと遠慮して外すのにも抵抗があるでしょう。

きっとオシャレではなく、お守り代わりの意味合いが強く、自分を落ち着かせるためのアイテムのはずです。

このような時は身に着けた状態で、いかに目立たないようにするかに気を配ると良いです。

袖で隠す、髪で隠す、ネックレスは服の上ではなく下に身に着けるなど、工夫をしてみてください。

周囲に不快な思いをさせていないのであれば、礼儀作法にかけるとは言われないでしょう。

基準は周囲を不快にさせるかどうかです、決して○○を着用したから後で不幸なことが起こる、○○を着用したから故人が浮かばれないなどを気にする必要はありません。

以上になりますが、お葬式のメイクや髪型についても下記の記事でご確認いただけますので、よかったら合わせてご覧ください。

直葬は服装をどうする?喪服と私服はどちらにするべき?

宗教的な儀式を行わず火葬のみを選択する方も増えています。

いわゆる直葬と言われる形式ですが、直葬へ参列する場合、自分だけが周囲と異なる格好で・・・ということは経験上起こりづらいと考えています。

なぜなら親しい間柄の方しかその場にいません。

何を着用するかは気軽に相談できる間柄のはずです。

気軽に相談できる間柄同士で相談しても、答えが見つからないため、お調べになっていると私は思っています。

これから実際の事例も踏まえて直葬での服装について解説しますので、参考になれば幸いです。

直葬の服装が気になる方の特徴

直葬での服装が気になる方には特徴があります。

喪服が正しいのはわかっている

何を着るべきか本当にわからなくて調べているのではなく、ご本人も喪服が一番相応しいのはわかっていらっしゃる、もしくは内心予想がついている方が多いのではないでしょうか。

喪服の必要性に疑問を持っている

喪服が相応しいのはわかっているが、本当に着用すべきなのか。

着用しない例も自分が知らないだけで、世の中にはあるのではないか。

そのように思って調べている方が多いと私は考えています。

身内で答えが出ないから、ネット上に答えを求める

直葬の殆どのケースは、故人の子供、孫の参列に留まります。

家族の中で、答えが出ないため、ネット上に答えを求めていらっしゃいます。

直葬の服装は私服でもいい

結論から申し上げますと、直葬の服装は私服でも構いません。私は実際に何度も拝見しています。

私服がいけない決まりはない

ご家族さえよければ、葬儀の場に好ましくない、マナー違反にはならないと私は考えます。

マナー違反とは、服装について喪主、遺族に不快な印象を与える事です。

家族が私服を望むなら、それはマナー違反ではありません。

無宗教だから本人の自由

直葬は宗教的な儀式を伴わない形式ですから、無宗教です。

無宗教は自由ですから、服装も自由です。

そのため、私服でも構わないと言えます。

私服を着用する場合の注意点

火葬場で目立つ

直葬で私服を着用する時、お別れ時や出棺時は家族だけの空間ですが、火葬場は地域で葬儀を行なった方々が集う場になります。

時間帯によっては、他の家の方々と顔を合わせる場面、同じ空間で待ち時間を過ごす場面もあるかもしれません。

その際、周囲は喪服を着ている方々ばかりですから、私服ではかなり目立つことは認識しておく必要があります。

私服にするなら全員私服で揃える

家族の中でも私服の方や喪服の方が混在するのではなく、どちらかに統一しておきましょう。

考えがあって私服を着用しているのに、喪服がないから私服にしていると思われるのも困るはずです。

私服でもいいが派手な服装は避ける

あまり派手な服装は避けた方が無難です。落ち着いた色合い、露出は避けるなどに気を配ると良いでしょう。

家族全員が私服だった例を紹介

先日、ある直葬をお手伝いさせていただいた時の実例をご紹介させていただきます。

60代男性がお亡くなりになられ、50代の奥様とお子様が4人いらっしゃいました。

お子様は上から長女、長男、次女、次男の4人兄弟。

20代半ばの次男様以外は結婚をされていて、小さいお子様連れのご夫婦もいらっしゃいました。

直葬に参列するのは、上記の方々で10名でした。

故人の配偶者と子供達のみです。一人だけ現地へ着くと私服だったという状況には当然ならないのです。事前に何を着るか話し合って決めていらっしゃいました。

当日は全員私服でご参列でした。

全く違和感はなく、良いお別れができていました。

小さなお子様がいるご家族は動きやすい服装でいることを重視、奥様は防寒を重視と理由があって私服を選んでいるように映りました。

実際、火葬場では別のご家族もいたのですが、私服の方々が10名いれば一つの集団なので浮いてしまうことにはならなかったです。

また、待合室に個室が完備されている火葬場の場合、周囲から見て目立つという心配も軽減されるでしょう。

世間体が気になる方は喪服を着用

利用する火葬場に個室がない場合、他の家族と顔を合わせる可能性があります。

火葬場で周囲から目立つのは恥ずかしいと感じる方、喪服を持っていないのだと思われてしまうのが困る方、常識がない人だと誤解されるのが困る方は迷わず喪服を着用しましょう。

その場合、お一人だけ喪服を着るのではなく、ご家族みんなで着用しましょう。

世間体が気にならなければ私服でOK

喪服を着ることが故人を偲ぶことに繋がり、故人の冥福を祈ることではありません。

故人を偲ぶ気持ちや冥福を祈る気持ちを形に表したのが喪服です。

そして参列者は私たちもご遺族と同様の気持ちですと共感を表すために喪服を着用するようになりました。

皆が同じ服装をすることによって、葬儀の場がより故人を偲ぶ場になっていったのです。

一人の人間のために全員が服装を変える。日常ではなかなかありません、特別な空間にする演出の一つとも言えます。

一方で直葬に参列するご家族様は、故人を偲ぶ気持ち、冥福を祈る気持ちは誰よりもあるはずです。

そのお気持ちが最も大切なので、服装は世間体を気にしなければ私服で構わないのです。

葬儀=黒というもの最近になって登場した西洋からの文化で、従来は白が正装でした。

黒い服でないといけない文化は以前はなかったのです。

ご家族みんなが私服の着用で統一するならOKだと思います。

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