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身寄りなしで終活をしたいと考えたとき、頭を悩ませるのが「誰に自分の希望を託せばいいのか」という問題です。
孤立しがちなおひとりさまにとっては、葬儀やお墓だけでなく、亡くなる前のサポートも懸念材料となりますし、費用について考えることも大事です。
身寄りのない人が終活する際に、知っておきたいことについて解説します。
身寄りなしの人が終活する際、とくに必要な視点が「誰に頼めるのか」「希望に伴って発生する費用はいくらか」ということです。
身寄りのない人が終活する際に必要なことを、順を追って解説します。
終活とは、突然倒れる、認知症になる、亡くなるなど、自分で自分の身の回りのことができなくなったときのために、希望を誰かに託しておくための活動です。
とくに身寄りのない人は、以下の場面で困難が生じると想定されます。
1.突然倒れたとき、手術で身元保証人になってくれる人がいない
2.要支援、要介護時に自宅で過ごすのが難しい
3.認知症になったら金銭管理や身の回りの整理が難しくなる
4.葬儀を行う人、お墓に納骨してくれる人がいない
5.遺産を相続する対象がいない
次に、それぞれのケースについて、託せる可能性のある人物を挙げていきます。
身元保証人の役割は、手術の立ち会いや入院に必要な日用品の準備、「もしも」のときの身柄引受人です。
できれば日ごろ顔を合わせている人に依頼するのが理想的です。
要支援・要介護認定を受け、介護保険が適用になれば、1割から3割の負担額で介護サービスが受けられます。
訪問介護やデイサービスの利用で、一人暮らしの不安が和らぎます。
成年後見契約とは、判断能力があるうちに自ら後見人を定め、金銭管理や身の回りの世話などサポートしてもらう内容を決めておける契約です。
身寄りがない場合には、司法書士など法律の専門家と契約するのが一般的です。
死後事務委任契約とは、葬儀やお墓のほか、役所への届出や自宅の売却など、死後に生じる諸手続きを第三者に委ねることができる契約です。
死後事務を引き受ける受任者には、誰でもなることができます。
信頼できる友人のほか、行政書士や司法書士、弁護士にも相談可能です。
死後事務委任契約についての詳細は、下記でご確認いただけます。
遺産を渡したい相手がいる場合は、遺言書を作成しておきます。
そのうえで、遺言書の内容がしっかり実行されるよう、葬儀、お墓の件と同様に信頼できる人と「死後事務委任契約」を結んでおきましょう。
身寄りのない人は、終活にかかるお金が支払えなくなっても、他に頼れる相手がいません。
「どんなことを」「誰に」託すか想定した上で、支払い可能かどうかを把握しておきましょう。
もしも予算オーバーなら、他にお金のかからない方法を模索するしかありません。
入院時の身元保証人は、毎日のように見舞いに行く、日用品の差し入れをするなど、何かと負担がかかるものです。
病状が落ち着いたら、立替金の精算の他に、数万円程度の謝礼を渡すのがマナーです。
成年後見契約は、いざ認知症などになり、後見がスタートすると、月額で報酬が発生します。
弁護士など専門家に依頼する場合には月額3万円から5万円、知人など専門家以外であれば2万円から3万円程度が相場です。
死後事務委任契約を結んだ場合、依頼する手続きの範囲によって報酬が変わります。
専門家への依頼であれば、「葬儀の代行が10万円」「役所等への届出は1件1万円」など、細かい見積もりがもらえるでしょう。
総額は50万円以上になることも。生前に総費用を支払うわけではありませんが、執行費用のための死亡保険を新たにかけるなど、遺産の中から確実に報酬が支払われるよう工夫がなされます。
入院や介護の費用を把握するのは難しいですが、葬儀や墓については、ある程度の把握が可能です。
葬儀にかかる費用は、儀式や返礼品、食事、寺院へのお布施などを含めると、総額およそ180万円が相場です。
「○○家之墓」などと刻まれた、昔ながらの継承墓を求める際には、250万円程度が必要になります。
ただ、一般的な葬儀や墓は、身寄りのないおひとりさまの希望とはマッチしないことが多いでしょう。
身寄りがない人におすすめの葬儀や墓については、後ほど詳しくご案内します。
以上のように、身寄りなしの人が終活し、専門家等と契約を結ぶとなると、さまざまな費用が発生します。
自分だけが頼りのおひとりさまが、これから生きていくための費用とは他にまとまったお金を確保しなければならないということです。
身寄りなしの終活で、お金を確保することに不安を感じたら、以下の方法を試してみましょう。
地域包括支援センターとは、高齢者が最後まで住み慣れた地域で暮らすため、介護が発生する前からシニアの生活を包括的に支援するための施設です。
保健師、社会福祉士、主任介護支援専門員など、福祉のプロが配置されています。
健康なうちから「身寄りがないので、要介護になったときが不安」と相談しておくと、長く健康を保つためのアドバイスや、健康が損なわれたときまず何をすればよいか、介護保険で使えるサービスには何があるかなどを、具体的に教えてくれます。
身元保証、後見契約、死後事務委任といった委任に関することについては、社会福祉協議会が頼りになります。
身寄りなしで終活せざるを得ない人が増加するなか、おひとりさまの支援事業を展開する社会福祉協議会が増えているためです。
実際に委任サービスを受ける場合、無料というわけにはいきませんが、民間サービスを利用するより安価な可能性があります。
また、多くの社会福祉協議会が、相談自体は無料としています。
委任についての不安を、かけられる費用の範囲とともに相談すれば、解決の糸口を一緒に探してくれるでしょう。
葬儀や墓のためにまとまったお金を残さなければならないとなると、身寄りのない人の生活は、窮屈なものになってしまいます。
また、人がたくさん集まる葬儀や継承者が必要な墓は、おひとりさまの要望とマッチしない可能性が高いでしょう。
以下のような葬儀や墓の形を知っておきましょう。
そして、地元の葬儀社や散骨業者に相談し、見積もりを取り寄せておければ安心です。
【葬儀】
■直葬(ちょくそう)
葬儀を行わず、火葬だけで済ませる見送りの形です。
棺代、搬送車料代などを合計して、15万円程度が相場です。
■火葬式
直葬に、火葬前の簡単なお別れの儀式をプラスしたものが、火葬式です。
「直葬では味気ない」「最後は友人に集まってもらい、お別れをしたい」と考える人に。
20万円程度が相場で、僧侶を呼んで読経してもらうなら、他にお布施が必要です。
■献体
献体とは、以後の医学的研究や教育に役立たせるため、自らの死後、大学などに遺体を提供することです。
検体を行うと、遺体の搬送費や火葬費用を大学側が負担してくれます。
自分の体を医療発展のために役立ててほしいと強く希望する人は、検討してみましょう。
【墓】
■散骨
散骨とは、海や山に遺骨を撒くことです。
日本では、海への散骨が多く行われています。
散骨業者に骨壺を渡し、身内などの立ち会いがない状態で散骨してもらう「委託散骨」であれば、5万円程度が相場です。
■合祀墓
合祀墓とは、供養塔などと名前のついた大きな石塔の中に、たくさんの人の遺骨が納められている墓です。
個別のスペースを持たないため安価で、相場は5~30万円ほど。
継承者を立てる必要はなく、管理料は発生しません。
■0葬
火葬場から遺骨を持ち帰らないのが「0葬」です。
宗教学者の島田裕巳氏が提案しました。0葬であれば骨壺を用意する必要もありません。
ただ、日本の慣習として、遺骨は遺族が骨壺に納めて持ち帰るのが一般的なため、0葬を引き受けていない火葬場もたくさんあります。
0葬を希望する場合は、最寄りの火葬場に問い合わせてみましょう。
以上、身寄りなしの終活についてお伝えしました。
頼れる身内がいないぶん、勤務先、知人、入居する施設、そして地域包括支援センターや社会福祉協議会など、たくさんの人に助けられながら終活することになります。
終活を進めていくうちに、きっと「いざというとき、頼れる人」が増えることでしょう。
地域のつながりを実感しながら、身寄りのない人ならではのライフエンディングプランを完成させましょう。
この記事では広島県でこれから初七日法要を行う機会がある方向けに、現在実際に広島で行われている初七日法要の手順、流れやお布施相場について解説させていただきます。
賛否は別として初七日法要は、全国的に葬儀当日に行うことが多くなっています。
広島県でも当日行うことが多く、主に2つのパターンがあります。
一つ目は、葬儀出棺後、火葬場で収骨を終えると葬儀場もしくは自宅、寺院へ移動します。
そこで初七日の読経をしていただく方法です。
広島県内では割合として最も多い形になります。
二つ目は、葬儀告別式の進行中に初七日の読経も一緒にあげていただくという方法です。
他県ではこの方法が現在の主流である地域もありますが、広島では寺院による部分が大きいです。
最も負担がない方法であると同時に最も簡略化された形であるため、抵抗感を抱く方は寺院にも一般参列者にも一定数いらっしゃいます。
三つ目は、葬儀とは別に後日自宅で行う方法です。
後日自宅へお寺様にお越しいただき、読経をあげていただくというものです。
今でもこちらの形もよく行われています。
四つ目は、葬儀とは別に後日お寺で行う方法です。
遺骨を持って寺院を訪ねて、読経をお願いする形です。
事例としては少ないですが、当日納骨をお考えの方がこの方法を行うことがあります。
初七日法要へ参加する方は、初七日法要が葬儀当日行われるのか、後日行われるのかで違います。
葬儀当日に行われる場合は、葬儀に参列している親族がそのまま参加する形が多いです。
もともと「また集まるのは大変だから」という理由で初七日法要が葬儀当日に行われるようになった背景があります。
そのため、親族が参加する形が最も多いです。
一方、後日初七日法要を行う場合は、家族だけで行っています。
また改めて親族に集まっていただくということはしていない方が殆どです。
現在広島で行われている初七日法要で、準備するものは下記になります。
■準備するもの
・お布施(喪主のみ)
・礼服
・数珠
■広島では準備しないことが多いもの
準備されないケースが比較的多いものをご紹介させていただいています。
地域の風習、個人のお考えによって準備されている葬儀もあります。
・お斎(食事)
■広島で準備しなくていいもの
・香典
・供花、供物
・初七日御礼
お布施の相場はこちらになります。
浄土真宗 | その他の宗派 | お車料 |
10,000~30,000円 | 10,000~30,000円 | 5,000円 |
・お車料も忘れずにご用意しましょう。(葬儀の中で初七日を一緒に読経する場合は必要はありません。)
広島県に多い浄土真宗の場合、灰葬のお勤めというのが初七日の前にあります。
当日に初七日を行う場合、灰葬のお勤めも一緒に行われることが多いです。
灰葬のお勤めとは、姿形は無くなってしまった故人を偲び、ご生前にあらためて感謝する意味があります。
灰葬と初七日、二つ行われるので、お布施の相場は1万円〜3万円が目安になってくるのです。
葬儀当日に家族が初七日を希望するも、お寺様の考えによって難しい場合もあります。
それは本来七日目に行う読経だからです。
そのような場合でも、灰葬は当日に行われることが多いです。
ですから初七日は後日になったとしても、当日に灰葬のお勤めはあるかもしれないので確認しましょう。
最後に広島の初七日法要と異なる風習を持つ地域も多く、他県から訪れる親戚の方と意見が食い違いトラブルに発展することもあります。
正しい認識をつけていただくためにいくつかご紹介させていただきます。
他県では初七日で香典を用意され、それに対するお返しも用意される地域もあります。
食事でおもてなしをするのが当たり前の地域もあります。
他県では初七日法要という法事の認識が、広島では初七日法要という読経のみの認識である方が多いと感じます。
読経のみという認識の方と、香典を用意して読経して食事が当たり前という方が集った場合、難しくなることもあるのです。
広島県には浄土真宗の門徒が多く、浄土真宗のお寺も数多くあります。
葬儀当日に初七日法要を行うことが全国的に多くなっていることは、広島のお寺も把握しています。
本当は初七日の日に法要を行いたいはずですが、家族のために譲歩してくださっています。
葬儀当日、火葬終了後に初七日を行ってくださるだけでも、かなりの譲歩です。
葬儀の最中に初七日を行ってくださいというのは、「まだ姿、形もあるのに姿、形が無くなった後の読経を求めるの?」とお寺としては違和感を感じておかしくないことを実は言ってしまっているわけです。
もちろん家族はそのような意味があるのを知らずに口にしていること、悪気がないのもお寺様は知っています。
憤慨する内容でも家族、親族の都合や世間の事情を考慮して行ってくださっているため、初七日が当日に行われるようになった背景があります。
心中お察しするとお寺も心苦しいものなのです。
「初七日を葬儀当日に行うのは譲歩するけれども、せめて火葬が終わってからにしましょう?」というのが広島の多くのお寺の本音だと思われます。
他県では当たり前に葬儀中に行われているのかもしれません。
葬儀の簡素化がどこまで進むのか、地域によるスピード差があると言えるでしょう。
お亡くなりになられた日を1日目として、7日目に行われる最初の法要を初七日と言いますが、それを本来の主旨とは違う葬儀当日に行っているわけです。
これは寺院側が家族の事情、世間の事情を勘案して妥協して下さって行われていることが殆どです。
事情を汲んで行っていただいていることを知れば、感謝の気持ちも生まれます。
当日に初七日のお勤めをやってもらって当然という認識にはならないでしょう。
感謝の気持ちで接していただければと思います。
本来、初七日法要がどのように行われていたのか、当日に行われるようになった背景を下記の記事で執筆してますので、興味のある方はご覧ください。
広島県東広島市にある河内斎場をご紹介させていただきます。
■住所 広島県東広島市河内町小田11512
JR河内駅からお車で6分(3.3km)
河内ICからお車で17分(13km)
■TEL(082)437−1109(河内支所地域振興課)
■使用に関する問い合わせ (082)428−6663(ひがしひろしま聖苑内事務所)
■駐車場 15台
■斎場受入時間 9:00〜15:00
■休館日 1月1日
東広島市内在住の方 12歳以上 10,000円
東広島市外在中の方 12歳以上 30,000円
東広島市内在住の方 12歳未満 5,000円
東広島市外在中の方 12歳未満 15,000円
利用における注意事項と棺の中に入れてはいけないものは下記の通りです。
・施設の利用時間は午前9時から午後5時までですが、火葬時間が約2時間必要なため、受付は午後3時までとなっています。
利用する際は、午後3時までに到着できるようにしましょう。
・駐車場の駐車可能台数に限りがあります。行かれる際は自家用車の台数に注意しましょう。
・ペットの火葬は行っていません。ペットの火葬を希望する場合は、民間のペット火葬施設を利用しましょう。
・危険物(スプレー、ライターなど)
・金属製品(メガネ、腕時計)
・ガラス製品(酒瓶、写真額)
・ビニール・プラスチック類
・燃えにくいもの(毛布、布団など)
・ドライアイス
・医療器具(ペースメーカー、補聴器、コルセットなど)
※ペースメーカーは爆発事故につながる恐れがあり大変危険です。
取り出しが難しい場合は、事前に斎場職員へ相談をお願いします。
東広島市河内斎場葬儀受付相談
TEL 0120-564-594(24時間365日)
東広島市河内斎場で火葬をご検討中の方、葬儀のご相談は広島自宅葬儀社へご相談ください。
75,000円(税込82,500円)〜低価格で真心を込めてお葬式のお手伝いをさせていただきます。
・広島初の自宅葬儀専門葬儀社。
・地域最安値で高品質なサービス。
・料金はプランを選ぶだけのわかりやすい定額料金。
・社員は全員広島生まれ広島育ちの完全自社対応。
詳しくは下記からご覧くださいませ。
初七日法要の手順や準備物など、インターネットで調べてみても、しっくりこないという方、それは地域によって風習が異なるため、違和感を感じているのです。
特に広島県で行われている初七日についての情報は、ネット上に無いに等しいと感じました。
そこで広島県民の方々へ初七日法要について違和感なく知識をつけていただけるように、執筆しましたので、ご覧ください。
ご逝去後、人は天国へ行くのか地獄へ行くのか圓馬大王の裁きを受けると言われていました。
毎週7日目に公判が行われ、7週目の四十九日に行き先がどこなのか決まります。
六道(天道、人道、修羅道、餓鬼道、畜生道、地獄道)のいずれかへ行くのか、お浄土へ行くのか、最終審判が下されるのです。
残された家族は、故人が無事に天道やお浄土へ行って欲しいと願います。
黙ってみているわけにはいかない、何とかしたい気持ちが行動になったものが法要の始まりです。
法要に親族を招くようになったのも、一人より大勢のほうが効果的と考え、力を借りたかったのです。
最終審判の下される四十九日法要が、一番盛大に行われるのもそのためです。
初七日法要とは、故人がお亡くなりになられた日を1日目として、その日から数えて7日目に行う法要のことを言います。
天国へ行くのか、地獄へ行くのか、毎週故人に対して公判は行われるのですが、
残された家族としては最初に行われる公判ですから熱が入ります。
法要にも自然と力が入ります。
初七日法要が他の法要に比べて位置づけが大きくなった要因です。
下記が四十九日までの法要スケジュールです。
7日ごとに法要があり、お寺様に読経を行なっていただきます。
これを週参りと言います。
7日目 | 初七日 | しょなのか |
14日目 | 二七日 | ふたなのか |
21日目 | 三七日 | みなのか |
28日目 | 四七日 | よなのか |
35日目 | 五七日/三十五日 | いつなのか |
42日目 | 六七日 | むなのか |
49日目 | 七七日/四十九日 | なななのか |
四十九日までの間を忌中(中陰)と言います。この期間中は、魚や肉は食べない精進料理を食べるなどの風習がありました。
そして四十九日が終わると忌明け(満中陰)となり日常生活に戻ります。
ようやく故人も無事に天道や浄土へ辿り着くことが出来た、家族も普通の料理が食べられると祝いました。
精進料理を食べる生活からようやく卒業する意味合いで、精進上げ、精進落としと言われるようになった由来です。
初七日法要とは従来どのように行われていたのかを解説していきます。
ここをご説明しない限り、広島県民の皆さんの初七日についての違和感は拭えないのです。
全国に割合的に最も多いものが一般例となります。
まずその一般例がどんな初七日だったのかをご覧ください。
亡くなられた日を1日目として7日目、つまり6日後が初七日法要の日となります。
ここで親族が集まって、初七日法要が盛大に行われました。
地域によっては近所の方々も参加しました。
葬儀が終わるのが、亡くなられた日から2〜3日後です。
初七日が6日後ということは、葬儀が終わってから3〜4日後に再び集まるということでした。
葬儀や四十九日法要では参列の際に香典を持参すると思います。
初七日でも当時、香典持参は当たり前でした。
親族の相場は1万円です。
香典をいただくわけですから、遺族はお返し物を用意する必要があります。
「初七日御礼」と言われます。
葬儀が終わって3日後くらいに再び香典、返しが必要になるのです。
読経後に集まった者で食事の席を設けました。
忌中の期間とはいえ、遺族は精進料理で参列者をもてなします。
食事後は挨拶をして散会となります。
以後の法要、二七日、三七日等については、家族のみで自宅にお寺様を招いて行うことが多くありました。
次に盛大に行うのは三十五日、四十九日となります。
このように葬儀が終わって3日くらいに初七日が行われていたのですが、関東になると葬儀が終わって1〜2日後に初七日ということも珍しくありませんでした。
そこでまたすぐに集まるのは大変だから葬儀当日に初七日法要も行なってしまおうという流れが出てきました。
広島はご逝去後すぐに通夜・葬儀となりますが、関東は火葬場の順番待ちもあり、すぐに葬儀とはなりません。
火葬場の空きを待ってから葬儀終了まで日数がかかることは今も珍しくありません。
そのため、初七日法要にあたる日が葬儀終了翌日または翌々日になってしまうことも普通に起こるのです。これは遺族、親族にはとてもきついことです。
葬儀当日に初七日法要も行おうという流れが関東から発生したのは必然でした。
葬儀当日に初七日を行うことが増えるにつれて、葬儀が終わってすぐにまた香典の用意、お返しの用意はしないでお互いに大変だから省きましょうという流れが大きくなって行きました。
当初は日程だけを葬儀当日にずらして、香典もお返しは省略せずに行うというものが主流でした。
「初七日の香典」「初七日のお返し」が今も残っている地域は普通にあります。
そのような風習のない広島県民の皆さんが違和感を抱くのは無理もありません。
ここからは広島の初七日法要の特徴をご紹介します。
広島県民の多くが当たり前となっている初七日法要の内容です。
先述した内容とは大きく異なることを理解いただくことで、「広島は独特なのだな」とご理解いただけると思います。
まず広島県民の8割が浄土真宗の門徒と言われています。
この浄土真宗には死後の旅もなく、四十九日目に閻魔大王に最終審判が下されるということもありません。
お亡くなりになったその時から、故人はすでにお浄土へ行かれているのです。
生前にどんな行いをした方でも、万人がお浄土へ行けるのが浄土真宗の教えです。
審判が無いのであれば、初七日に重きをおく必要がありません。
他県よりも初七日法要に重きを置かれない=初七日についてよく知らない方が多いのは、ここに要因があります。
このため、広島県の8割にあたる浄土真宗の初七日法要には「故人が無事に天道、浄土へ行けますように」と願いを込める意味はありません。
初七日法要は故人を偲び、故人を通じて集まる人々の縁に感謝、阿弥陀様の存在へ感謝する場です。
広島でも初七日法要は葬儀当日に行われることが多いです。
年々その割合は増えています。
しかし無理に当日行う必要はありません。
広島県には初七日法要を盛大にする風習が元々ないわけですから、7日目に家族だけで自宅で行う方法も良いと思います。
葬儀当日に初七日法要が行われることが多い広島県ですが、葬儀へ参列する方が持参されるのは葬儀の香典のみです。
初七日の香典を持参することはほとんどありません。
初七日の香典に対するお返し物を用意する風習もありません。
一部の地域に限られるでしょう。
ですから初七日法要に香典やお返し物が結びつかない、イメージ出来ないという方が多いのが広島県の特徴です。
法要終了後にお斎(おとき)という食事の席が設けられ、親族に振る舞われていました。
当日に初七日を行う場合も、初七日法要終了後にお斎の席が設けられていましたが、年々そういう機会は少なくなっています。
広島の初七日法要では、香典、お返し物、食事が用意されないことが多く、実質、初七日の読経のみといえます。
枕経、通夜の読経と同様に、初七日の読経という認識でいらっしゃる方が年々増えているのが広島県の特徴です。
従来の初七日法要とは大きく異なっている点がご理解いただければ幸いです。
このため、広島県の方々にとっては、初七日について調べても、なかなかしっくりくる情報がないという事態になっているのです。
広島県東広島市八本松町宗吉にある火葬場、ひがしひろしま聖苑についてご紹介させていただきます。
ひがしひろしま聖苑は、平成4年に竣工した東広島市で一番大きな火葬場です。
現在、東広島市の火葬の多くはここで行われています。
竣工当時、従来の火葬場のイメージを一新する、近代的な火葬場の先駆け的な存在として注目されました。
特徴は下記の通りです。
従来の火葬場のイメージを一新させるため、荘厳な中にも近代的な明るさを合わせ持つ施設の先駆けで、館内だけでなく周辺の植樹にも配慮し、緑の多い施設です。
無煙、無臭の無公害施設として東広島市民に信頼される施設になっています。
住宅事情や葬儀の多様化に対応するために、通夜から告別式までの葬儀が行え、宗旨、宗派を問わず利用できる施設になって
います。
ひがしひろしま聖苑の隣にはひがしひろしま墓園という墓地があります。
全1440区画あり、残り440区画(令和4年3月末現在)永代供養800,000円 永代管理料100,000円で東広島市民に提供しています。
・住所 広島県東広島市八本松町宗吉10056
・TEL (082)428―6663
・駐車場 乗用車69台、バス5台、車椅子用3台
・火葬受入時間 9:00〜15:00
・霊安室受入時間 8:30〜17:00
・休館日 1月1日
・公営施設
・竣工 平成4年
●交通のご案内
・タクシーの場合
新幹線 東広島駅より23分
JR山陽本線 八本松駅より6分
JR山陽本線 寺家駅より11分
JR山陽本線 西条駅より19分
・お車の場合
志和ICより11分
西条ICより20分
東広島市八本松出張所より6分
東広島市役所より17分
●ひがしひろしま聖苑の設備
■火葬棟
・火葬炉 7基
・告別室 2室
・収骨室 2室
・霊安室
■待合棟
・待合ロビー
・有料待合室 5室
・キッズスペース
・授乳室
東広島在住の方 | 12歳以上 | 10,000円 |
その他の方 | 12歳以上 | 30,000円 |
東広島在住の方 | 12歳未満 | 5,000円 |
その他の方 | 12歳未満 | 15,000円 |
東広島在住の方 | 死産児 | 4,000円 |
その他の方 | 死産児 | 12,000円 |
利用における注意事は下記の通りです。
・火葬の待ち時間に食事を希望の方は、待合ロビーではなく有料の待合室(個室)をご利用ください。2時間以内の利用で東広島市民2,120円、その他の方6,400円です。
・待合室・控室での湯茶はセルフサービスとなっていますので、使用後は元に戻しましょう。
・ペットの火葬はできません。ペットの火葬を希望する方は、民間のペット専用火葬場などを利用しましょう。
・ビニール・プラスチック類(おもちゃ・人形・釣竿、杖など)
・ガラス製品(酒瓶、ビール瓶、化粧品)
・金属製品(腕時計、指輪、メガネ、携帯電話)
・危険物(ガスライター、スプレーなど爆発性のあるもの)
・書籍類、果物などの燃えにくいもの
・布団、毛布、被服類、履物類
・医療治療器具(ペースメーカー、コルセット)
東広島市のひがしひろしま聖苑には、葬儀場が併設されています。
利用するには利用者が葬儀社に準備を依頼する形になります。
利用にあたっての設備や料金についてご案内させていただきます。
主な設備は下記の通りです。
・葬儀場
・遺族用控室
・司式者控室
・湯沸室
・受付ロビー
※寝具はありませんので、各自で用意する必要があります。必要分を葬儀社が手配致します。
葬儀場の使用時間は下記のように定められています。
通夜 午後5時〜翌朝9時まで
葬儀 午前9時〜午後3時まで
通夜から告別式 午後5時〜翌日午後3時まで
葬儀場の使用料は下記の通りです。
東広島市民 | その他 | |
通夜から告別式 | 64,060円 | 138,820円 |
通夜 | 32,030円 | 69,410円 |
告別式 | 32,030円 | 69,410円 |
ひがしひろしま聖苑葬儀受付相談
TEL 0120-564-594 (24時間365日対応)
ひがしひろしま聖苑で行う葬儀であれば広島自宅葬儀社へご相談ください。
広島自宅葬儀社は、家族葬・一日葬・直葬をわかりやすいシンプルな定額料金でお手伝いさせていただいています。
広島自宅葬儀社のひがしひろしま聖苑で家族葬を行った場合、料金は下記になります。
■通夜・葬儀を行った場合
葬儀場で家族葬プランA | 253,000円 |
葬儀場使用料(2日) | 64,060円 |
合計 | 317,060円 |
・プランに通夜・葬儀で必要な備品・サービスは全て含まれています。
・別途、火葬料、お布施が必要になります。
・お弁当、生花、会葬御礼をご希望の方は、オプションにて承ります。
■葬儀のみ一日葬で行った場合
葬儀場で家族葬一日プラン | 214,500円 |
葬儀場使用料(1日) | 32,030円 |
合計 | 246,530円 |
・葬儀に必要な備品・サービスはプランに全て含まれています。
・別途、火葬料、お布施が必要になります。
・お弁当、生花、会葬御礼をご希望の方は、オプションにて承ります。
プランの詳細は下記からご覧ください。
自宅で行われる葬儀の場合、生花を注文したい時はどこへお願いしたら良いのか。
そんな疑問にわかりやすく解説させていただきます。
また、生花を注文する方法だけでなく、注文の締め切り時間、支払い方法についてもご紹介させていただきます。
まずお花を送りたいと思っていても、ご遺族が供花をお断りされる葬儀もあります。
この場合、気を遣わせたくないという配慮からの場合がほとんどです。
ですからお花を送っても良いかどうかを確認する必要があります。
自宅で行われる葬儀の場合、「○○葬儀場」とならないため、葬儀をサポートしている葬儀社がわかりづらい点があります。
そのためご遺族へ電話などで直接確認するのが良いでしょう。
確認する相手は喪主でなくても構いません。
故人の孫様と関係があるのであれば、孫様へ確認をしましょう。
次女様と関係があるのであれば次女様で結構です。
確認する際は下記の2点をお尋ねください。
・お花を送ってもいいのかどうか
・どこの葬儀社へ葬儀を依頼しているのか
お花を送って良いことがわかれば、生花の手配に移ります。
生花の注文方法は主に4種類ありますが、実際は葬儀社へ注文するケースがほとんどです。
また一番おすすめする注文方法も葬儀社へ注文です。
その理由は後ほどご説明させていただきます。
葬儀社への注文は一番オーソドックスな形です。
方法は電話、FAX、ホームページからとありますが、お急ぎの場合はまず電話が良いでしょう。
相手に早く気づいてもらい、早く準備してもらうためです。
今現在、どのような生花の注文が入っているか、周囲はどのくらいの金額をされているかなど、周りの様子を知ることも出来ます。
花キューピットへ依頼して生花を送る方法もあります。
葬儀だけでなく、普段から誕生日など色々なイベントごとで日常的に利用されている方は、こちらに利便性を感じるかもしれません。
しかし昼12時までの注文しか当日配達出来ません。ここが葬儀で利用する際はデメリットになる場合があります。
花を専門に扱うネット専門店から注文という方法もあります。
安価なイメージと世代によってはこちらの方がスマホ一つで完結できるイメージで簡単そうに映るかもしれません。
手軽さは魅力ですが、「○月○日に○○へ花を届けて欲しい」というニーズに応えるサービスです。
当日○○時の通夜までに届けて欲しいなどの場合に対応が難しい面があります。
お知り合いの花屋へ注文という方法もあります。
ネットよりもこちらの方が安価だという方もいらっしゃるかもしれません。
葬儀用の生花に慣れている花屋で尚且つ自宅から近郊の花屋であれば対応可能でしょう。
ただし独自で花屋に注文するわけですから、周囲に並ぶ生花と異なるものが設置されることは認識しておきましょう。
葬儀社に花を注文するのが最も良い理由はいくつかあります。
まずこちらがおすすめする最大の理由なのですが、周囲と同じ花が並ぶことが利点に挙げられます。
花屋が違えば、生花の中身に使われる花が微妙に異なります。
花だけでなく、スタンドや台紙も異なります。誰が見ても一目瞭然で会場で目立つのです。
目立ちたくない、周囲と合わせるほうがいいとお考えの方は葬儀社へ注文しましょう。
葬儀社へ注文すれば確実に式に間に合います。
リアルタイムで注文状況を把握しているため、注文が入れば式の始まるまでに間に合わせようと努力します。
場所がわからず遅くなった、設置場所がわからず手間取ったなども避けることが出来ます。
他の人達はどの金額の生花を注文しているのだろう?
そういう疑問も葬儀社へ問い合わせると答えてくれます。
地域によっては、1基が主流の地域もあれば1対が主流の地域もあります。
そういう地域の情報を知ることも可能です。
生花を注文する際の手順をご紹介させていただきます。
いずれの方法も生花を注文する際は、葬儀社と金額だけでなく札名の確認を行います。
お名前の漢字を間違えてはいけないのでFAXでやりとりをおすすめします。
FAXがない場合は電話で注文しましょう。
ホームページから注文は手軽ですが、相手が気づくまでに時間がかかる場合も考えられます。
ホームページから注文後にお急ぎの場合は注文したことを伝える電話をしましょう。
1葬儀社へ電話する
2葬儀社から生花注文用紙をいただく
3注文用紙へ記入
4葬儀社へ注文用紙をF AX
5葬儀社から確認の電話
6注文完了
1葬儀社へ電話する
2電話で生花の金額、札名を口頭で伝える
3葬儀社が電話で内容を復唱して確認
3注文完了
1ホームページ上に必要な記入事項を入力
2送信する
3葬儀社へ電話する(早く届けてもらうため)
4葬儀社から確認の電話
5注文完了
花を送る場合、注文の締め切り時間にも注意が必要です。
葬儀告別式開式時刻の2時間前までであれば届く可能性がありますが、厳しい場合もあります。
それはご自宅と葬儀社までの距離が配達時間に大きく影響するため、葬儀による部分が大きいでしょう。
基本的に通夜当日の間に注文であれば必ず間に合うという認識をもっていただけたらと思います。
通夜当日中というのは、通夜式が終わった後の時間帯も含まれます。
通夜式に間に合うようにしたい場合は、通夜当日のお昼までには注文されていた方が確実でしょう。
自宅と葬儀社の距離、通夜式の始まる時間も影響しますので、注文する前に葬儀社へ確認しましょう。
お支払い方法はいくつかあります。生花は遺族の勤め先の法人様が注文する場合も多く、後日振込みの形が多いです。
葬儀社は生花注文時に、注文された方のお名前、住所、連絡先を伺います。
それを元に後日請求書が届く仕組みです。
お支払いの期日は葬儀社によって異なり、注文時に確認を取ることが一般的です。
法人の場合、締め日や支払い日に社内規定がある場合もあります。
例えば月末締めの翌月25日払いなどに対応してくれる葬儀社は多いので相談してみると良いでしょう。
自宅で行われる葬儀であっても現地で現金払いに対応してくれる葬儀社はあります。
ただし前もって当日現金で支払いたい旨を注文時に葬儀社へ伝えておきましょう。
前もって伝えていない場合、対応できない場合もあります。
領収書をその場で発行できない可能性も高いでしょう。
このように自宅で行われる葬儀の場合、すぐそばに事務所があって会計が出来る葬儀会館とは事情が異なるため、葬儀社によってはご注文の全てを後日振り込みにしている所もあります。
また、ご遺族の自宅で葬儀が行われていることを配慮して、自宅ではお金のやりとりを行わなず、全て後日振り込みで対応させていただくという葬儀社もあります。
50代になり、シニアと呼ばれる年齢にさしかかると、「終活」という言葉が頭をよぎる人も多いでしょう。
人生100年時代と呼ばれる今、50代はまだまだ若いですが、コロナ禍によって「いつ、誰が突然亡くなってもおかしくない」ことを再認識した人もいるのではないでしょうか。
50代は、まだ親が存命というケースも少なくありません。
自身の終活をすることが、親の終活につながるとしたら、まさに一石二鳥ですよね。
自身と親の終活を同時に進める方法について、詳しく解説します。
2021年にNTTファイナンス株式会社が行った「50代以降における終活に関する実態調査2021では、50歳から80歳の男女1089名を対象に調査。
「ご自身で行う終活にご興味はございますか?」という質問に、「大変興味がある」と答えた50代は3割弱、「少しは気になる」と答えたのが5割。
50代では、7割以上の人が終活に興味を持っていることがわかりました。
一方で、「現在終活をおこなってますか?」という質問に「継続的に終活をしている」と答えた50代は、13%弱という結果になりました。
興味は持っていても、実際には終活をしていないというのが、50代の実情のようです。
年齢 | 継続的に終活をしている |
50歳〜54歳 | 12.9% |
55歳〜59歳 | 12.8% |
60歳〜64歳 | 16.4% |
65歳〜69歳 | 22.5% |
70歳以上 | 35.6% |
終活といっても、何から始めたら良いか分からず、手つかずになってしまう人は多いもの。
「とくに50代にとって必要な終活」という視点から、順番に解説しましょう。
50代の終活で意識したいのが、「人生を閉じるための準備」よりも「急に自分の身に何かあったときのための準備」です。
事故や病気による入院が生じたら、その事実を誰に知らせる必要があるでしょうか。
会社員なら勤務先、自営業なら取引先、そして家族や親、きょうだいなどの近親者に知らせたいですよね。
自分自身では連絡ができないと想定し、連絡先リストを作って家族などに託しましょう。
老後は気力・体力が衰えます。
定年を迎えてから不用品を片付けたいと思ったときには、自分の力だけでは不可能になっている恐れも。
子どもが独立して不用になった勉強机、使わなくなったタンスなどの家具はありませんか。
大きくて重い荷物ほど、意識して若いうちに整理しておきましょう。
昨今、「デジタル遺品」が注目されています。PC・スマホの持ち主や、ネットサービスの利用者が亡くなると、次のような問題が発生します。
▼利用者が亡くなった後のSNSアカウントは、本人以外が解約するのは難しい。
▼動画サブスクリプションなど課金系のネットサービスは、家族がクレジットカードや通帳を把握し、解約しない限り、延々と課金される可能性がある。
▼重要な連絡先が、故人のPCやスマホの中にしかないと、遺族が確認できない。
利用していないネットサービスは解約したうえで、どんなサービスを利用しているかをリストアップしましょう。
重要な連絡先は、1で紹介した緊急時の連絡先リストとして家族に渡しておきます。
普段あまり意識することはありませんが、通帳、現金、クレジットカード、株などの有価証券類、不動産、自動車など、人はさまざまな財産を持っています。
これらの財産情報が家族に知られないまま、急に遺産になると、相続する家族は困ってしまいます。
使っていない通帳やクレジットカードは解約したうえで財産をリストアップし、家族と情報を共有しておきましょう。
50代であっても、急な病気で病院に運ばれ、意識がなくなったり、要介護状態になったりする可能性はあります。
もしもの時のために、「介護をどこで受け、誰に世話してもらいたいか」「延命治療や臓器提供の意思はあるか」を書き出して、家族に渡しておきましょう。
元気な50代であれば緊急度は低いですが、余裕があれば葬儀やお墓の希望も書いておきましょう。
葬儀や墓の希望のほか、医療・介護の希望、連絡先リストなどを書き込んでおけるノートを「エンディングノート」と呼びます。
たくさんの種類があるため、実際に見比べて書きやすいものを選びましょう。
6番で紹介したエンディングノートには、自分史や、家族へのメッセージを添えられるページもついています。
自分の来し方を振り返ることは、これからの生き方を見据えるためにも有効です。
余裕があれば、ぜひ手を付けてみてください。
親がまだ存命中であれば、「自分よりも、親の終活を急がなければ」と考える人もいることでしょう。
親が終活を進めているかどうかは、なかなかわかりづらいもの。
50代なら、自分の終活と一緒に親の終活を進めるのがおすすめです。
自分に何かあったときの緊急連絡先リストは、親族の範囲を広げたり、親の友人の連絡先をプラスしたりすれば、親の葬儀が生じたときの参列者リストになります。
実家を「物置」のように使っている人はいませんか。
自身の終活の一環として実家の私物を整理すれば、親の家がスッキリ片付くことに。
自分の子どもの頃の写真など、アルバム整理も行いましょう。その姿に触発されて、親自身も不用品の整理を始めるかも。
自分のデジタルまわりを整理できたら、その体験談を親に話し、親がどんなネットサービスを使っているかをヒアリングしておきましょう。
とくに「PC、スマホ内の連絡先は、持ち主の緊急時に他人が参照できない」と告げ、連絡先を印刷しておいてもらいます。
できれば、PCやスマホのパスコードを家族間で共有するのが理想です。
自分の財産が把握できたら、自分が相続する可能性のある「親の財産」についてもだいたい把握しておきましょう。
「もしもの時のために」と、生命保険証書や通帳のありかを聞き、家以外の不動産がある場合には、どのように活用しているのかも詳しくたずねておきます。
ローンなどマイナス財産の把握も重要です。
自分が書いてみて良かったと感じるエンディングノートを、親にもプレゼントしておきましょう。
何の脈絡もなく、突然にエンディングノートを渡すよりも、「自分が書いてみて良かったから、おすすめしたい」という言葉を添えた方が、自然に渡せます。
人生100年時代、折り返し地点である50代には、終活と同様にやっておきたいことがあります。
それは、長い老後を楽しく生きるための準備です。
明るい老後のため、次の3つを意識して生活しましょう。
健康貯金とは、若く健康なうちから体を鍛えておくことで、加齢による筋力低下の進行をゆるやかにするための活動です。
現役世代のうちから、ウォーキングや筋肉トレーニング、ヨガなどで体を若々しく保てるよう意識しましょう。
自分の親とのコミュニケーションも大事ですが、50代は、多くの人が自身の子どもの自立を迎える時期です。
「子どもの思春期以降は、ろくに会話をしていない」という人はいませんか。
あなたに何かあったとき、困るのは子世代です。終活を行ったら、その成果を子世代と共有しておきましょう。
老後は、健康と同じくらい、お金が大事です。
もらえる年金額と、今の家計を引き比べてみましょう。
もしも赤字が出るようなら、その分は貯蓄でまかなわなければなりません。
定年までにどのくらい貯金ができたら、安心して老後を過ごせるのか。夫婦でシミュレーションしてみるのが重要です。
以上、50代の終活について解説しました。
シニアにさしかかると、年老いた親の心配もさることながら、自分の今後にも不安が生じてくるものです。
親よりも一足先に終活を始めれば、親自身の終活を手助けすることができます。
まずは、緊急連絡先の整理から始めてみましょう。
小規模な家族葬を行う場合、広いスペースを必要としません。
それなら自宅でも出来るのではと思う反面、周り近所のこともあるので、自宅で出来るのかなと心配になる面もあるでしょう。
結論から言えば家族葬は自宅で行えます。
自宅で家族葬を専門にしている広島自宅葬儀社が、普段よく伺うお悩みをご紹介させていただきます。
いつしか葬儀は葬儀会館で行うものという価値観が当たり前になっています。
家族葬が最も需要のある葬儀になった今も、その様相は変わりません。
中には親族だけで行いたいから自宅ではなく葬儀会館で行うという選択をされる方もいらっしゃいます。
自宅だとご近所の方が参列に来てしまうことを懸念されて葬儀会館で行うというものです。
自宅で行う家族葬があまりイメージできない方もいらっしゃいます。
家で行う自宅葬は、従来どこの地域でもありましたが、その記憶を辿れば近所の方、町内会が参加して地域みんなで行った葬儀のイメージです。
その記憶があるため、自宅で家族葬を希望しても、思った通りにはならないのではないかと心配になる方もいらっしゃいます。
家族葬で小規模な葬儀を求めるのには、金銭的理由もありますが、接待などの負担が軽減され楽になることも挙げられます。
慌ただしく送るよりも、ゆっくり送りたいというニーズは多いです。
自宅で家族葬を行えば、ご近所の方々が参列され、その希望は叶わないのではないかと懸念される方もいらっしゃいます。
しかしご安心ください。
家族だけで派手にせず、静かに過ごしたい。受付が混雑してお礼や挨拶に追われる苦労はしたくない。
そういう方でも自宅で家族葬は行えます。
家族葬で近い者だけで葬儀を行いたい意向を予め町内会長、近所の班長さんなど周囲へ伝えておくと良いです。
そうすると地域の方々は、通夜・葬儀への参列は遠慮してくださいます。
そしてお参りしたい、故人の顔を見て最後のお別れをしたいという方へは、通夜・葬儀以外の時間にお越しいただきましょう。
そうすることでご家族は希望通りに近い身内のみで家族葬が行えます。
ご近所の方は故人の生前の姿がまだある時に最後のお別れをすることが出来ます。
双方にメリットがあります。
派手な葬儀を望まない人が増え、自宅で家族葬をすれば周囲にわかってしまうのではないか。
大げさにしたくない人にとっては心配になるものです。
昔の自宅葬は、家の入り口に看板や灯籠を設置することや、白黒の幕で家の外が囲われ、いかにも葬儀をやっていますという雰囲気があったものです。
家の外に設置する看板や提灯は、「ここが葬儀場ですよ」と周囲に知らせるための準備品でした。家族葬ですから、周囲に知らせる必要はありませんので設置しません。
白黒の幕も葬儀場を演出するアイテムですが、家族葬で家の外を白黒幕で囲えば、大げさになってしまいます。そのため、こちらも使用しません。
ですから家の外観はいつもと変わらない日常です。決して派手になることはありません。
自宅で家族葬を行う場合、通夜式後の通夜振る舞い、宿泊の心配もされるでしょう。
用意するべきなのか、用意しなくても失礼ではないのか、悩まれる方もいらっしゃいます。
まず通夜振る舞いに関しては、遺族が料理を注文して葬儀社が手配準備を行う形は自宅でも葬儀会館でも変わりません。
ただ最近はコロナ禍ということもあり、自宅でも葬儀会館でも通夜式後、人が集まって行う会食はあまりお勧めできません。
宿泊に関しては、自宅・葬儀会館に限らず通夜後に宿泊するのは、ごく一部の家族のみとなる場合が多いです。
自宅で家族葬の場合、通夜式後は一旦帰宅いただいて翌日またお越しいただく形にしても失礼にはなりません。
ですから基本的にご親族様分の寝具を用意する必要はありませんが、どうしても故人のそばで一晩過ごしたい方がいらっしゃった場合は、尊重してあげることも大切です。
家族葬をどのような形で行ったのか。無宗教だったのか、火葬のみだったのか。
あるいは立派な花が並んでいたのか、全て周囲の近所へわかってしまうのは困るというお悩みを持つ方もいらっしゃいます。
このお悩みを解決するポイントは、葬儀の様子がわかる場面に立ち会うとどんな葬儀を行ったのかわかります。
葬儀の様子がわかる場面は、家族だけの時間にすることで対応できます。
たとえ火葬のみ、直葬であってもお別れ、出棺の時間だけは家族で過ごすことを徹底すれば、周囲にどんな葬儀を行ったのかはわかりようがありません。
「参列に来られるかもしれない」「あの方は亡くなったことを知っている」という方には、予め「○○時から親族で家族葬を行うので、もしよかったらそれ以外の時間で顔を見てあげてください。」などと伝えると良いでしょう。
葬儀以外の時間にお参りしていただくことで、実際の葬儀がどんな様子だったのかはわかりません。
これまでをご覧いただくとお感じになられた方もいらっしゃるかもしれませんが、実は自宅で家族葬を行うと、葬儀会館で家族葬を行うと生じていたデメリットを防ぐことができるのです。
葬儀会館で家族葬を行うと、葬儀が終わった翌日以降に、家にお参りに来る方が絶えないという声もありました。
自宅で家族葬を行えば、先述したようにすでにお参りが済んでいる方も多く、このような事態になりません。
そしてご近所の皆さんは、遺骨になった故人へ手を合わせるのではなく、その姿面影がある時にお参りが出来るのです。
たとえ家族葬であっても、顔を見て最後のお別れが出来たという体験が、自宅で家族葬なら出来るのです。
家族葬が終わって、後々訃報を知った人が連絡して来られることもあります。
知らせずひっそりと葬儀会館で家族葬を行うとこのようなことも起こり得ます。
自宅で家族葬を行う場合は、「葬儀の時間だけは家族過ごしたい」と近所や周囲に伝えてから行うケースも多いので、「なんで知らせてくれなかった」という会話にはなりづらいのです。
葬儀の時間帯になると周囲の方々は、無事に家族葬が終えられるように温かく見守ってくださってることが多いです。
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