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葬儀告別式が終わると出棺となり、故人を乗せた霊柩車が火葬場へと出発します。
今回はその霊柩車が何人乗車できて、誰が乗るべきなのか、またあまり知られていない霊柩車でのエピソードなどをご紹介したいと思います。
知っていただくことで、霊柩車の上手な活用方法がわかり、お葬式の選択肢も広がります。ぜひご覧ください。
まず霊柩車と言っても、葬儀各社とも異なり、様々な車種が走っています。代表的なものを挙げて特徴を解説したいと思います。
まずは助手席のみ1名乗車できる霊柩車。乗車された方は遺影を持ちます。
比較的年式の古い車に多いのがこのタイプです。
助手席1名、後席1名のタイプもあります。
こちらのタイプが、一番多い形です。市販車を改造して霊柩車を作るのですが、最も改造が安価で済むと理由から、一番多い形になっているのだと思われます。
助手席を空けて、後席に1名のみ乗車する場合もあります。
助手席1名+後ろ席2名〜3名タイプ。こちらはお棺の積載と人の乗車を両方考えて改造した、リムジンタイプの霊柩車になります。
市販車よりも全長の長い霊柩車を見たら、これは乗車人数が多いタイプだなと思ってください。
次に霊柩車に誰が乗るべきなのかということに触れていきます。
霊柩車には誰が乗るものなのか、特に決まりはありませんが、喪主が乗ることが一般的です。喪主は、葬儀の主催者になりますので、霊柩車に乗車するのに最も相応しいと言えます。
周囲からの理解を最も得やすいでしょう。
1名しか乗車できない霊柩車の場合は、殆どの場合、喪主が乗車しています。
喪主以外が乗車する場合もあります。例えば故人の長男が喪主で故人の配偶者が霊柩車へ乗ることもありました。
故人に子供が3人いて、一番故人へ思い入れのあった3番目の三女へ、霊柩車の乗車を譲るケースもありました。
「明日の霊柩車は○名乗車可能です。誰が乗車するか、家族で考えておいてください。」
このように葬儀担当者から案内を受けたのだろうと、推測します。
霊柩車に乗る際の注意点を解説します。
霊柩車は、葬儀場から火葬場までの道中のみ、片道です。
火葬場から葬儀場まで戻る際、火葬場から自宅へ戻る際は、霊柩車はありませんので注意が必要です。
何名の乗車が可能なのか、予め把握することが大切です。
当日急に言われても困りますので、葬儀が始まる前には知っておきたいものです。
事前にお伝えしない葬儀社は、配慮が足らないと言えます。
霊柩車に乗車される方は、遺影写真を両手で持ちます。
片手で持つと大切に扱っているようには見えません。しっかり両手で持ちます。
女性の場合、バッグなどを持っている場合は、写真もバッグも持つことは無理なので、バッグは親族へ預けるなどします。
ここからは霊柩車に乗ることで得られるメリットとデメリットについて解説いたします。
誰が霊柩車に乗るか、家族で相談して決める際にお役立てください。
まずはメリットからです。
まず霊柩車に乗っている時間は、その他の親族や参列者が側にいない空間となります。
その為、他人に気を遣うことから解放され、ホッと一息つける時間となります。
静かな空間に身を寄せることができます。
乗車している方と故人だけの静かな空間になります。ゆっくりと故人へ思いを馳せることができます。
・複数乗車の場合、他に聞かれたくない話ができる
複数人が乗車の場合は、他の親族に聞かれたくない会話を道中の時間を利用してすることもできます。
例えば、今後の段取りの打ち合わせや、確認事項を共有するのに役立てる場合もあります。
デメリットもご紹介します。
霊柩車に乗車になるのは限られた方のみ、その為何か伝えたいことが道中に発生した場合、すぐに伝えるのが困難になる場合があります。
女性に多いのですが、乗車前にバッグを家族に預けている場合があり、バッグに携帯が入っているため、連絡が取れないという事例です。
乗車される方は、両手に遺影写真を持っていることが殆どで、両手が塞がれている状態です。
あまりゴソゴソと動きづらい状態なので、火葬場到着まではとにかく我慢というのが実情です。
他の親族が無事についてきているのか、誰が一緒に同行してくれているのか、詳細は分かりません。家族や葬儀社スタッフがきちんと対応してくれているだろうと、信じるほかありません。
ご自身で全て把握しておきたいタイプの方は、ストレスになる場合もあるでしょう。
筆者がこれまでにお手伝いさせていただいた霊柩車にまつわるエピソードをご紹介させていただきます。霊柩車を上手く活用すれば、もっともっとその人らしいお葬式になるという事例です。ぜひご覧ください。
故人様は広島東洋カープの大ファン。入院中はカープの試合が見に行けないことをとても残念がり、いつか元気になってマツダスタジアムへ応援に行くことを夢見ていたそうです。
その故人様のお葬式では、マツダスタジアムの外周を一周してから火葬場へ向かうルートをご提案させていただきました。
通常よりも遠回りになる為、時間を必要としますが、火葬場の予約時間を予め調整しておくこと、親族へ予め了解を得ておくことで、問題なく可能です。
桜の満開のお花見シーズンのお葬式、せっかくだから家族で花見をしてから火葬場へ行こうとなりました。
出棺時、霊柩車は故人と配偶者、長男、長女の4人で家族水入らず、お花見へとご出発でした。花見の場所へ着く頃に車内のBGMで福山雅治さんの「桜坂」を流しました。
生前にお好きな曲だったそうです。
このように車内で流す曲を予めリクエストしてみるのも良いと思います。
生前故人様は、ハーレーダビッドソンが大好きで、仕事の休日は、いつもバイク仲間とツーリングを楽しんでいらっしゃったそうです。
出棺時はバイク仲間にいつもの格好でいつものようにバイクで集まっていただきました。霊柩車に乗っている故人様の前後を仲間のバイクが囲み、火葬場までの道のりをみんなで最後のツーリングです。ご家族、参列者皆さんにとって思い出に残るお葬式となりました。
いかがだったでしょうか。
お葬式と聞くと読経、挨拶、接待、葬儀場でのシーンが思い浮かぶものですが、出棺から火葬場までの時間、霊柩車が登場する時間もお葬式の一部なのです。
ここを上手く活用すると、有効な時間の使い方も出来ますし、より良いお葬式にもなるという解説でした。参考にしていただけたら、幸いでございます。
お葬式へ参列する頻度は少なく、いざという時に礼服の準備で困る事があります。中には初めて参列するという方もいらっしゃるでしょう。
時間がない時、お金をあまりかけたくない時、何をどこで揃えればわからない時、そういう場合の対応方法を解説しますので、お役立てください。
急遽、今晩通夜へ行くことになった。まずい、服装はこのままでいいのかな?
礼服を用意しないといけないと慌ててしまいます。
まずは礼服がない場合、どのような対処方法があるのかを挙げてみたいと思います。
まずは参列予定の葬儀場へ貸レンタルの礼服があるか問い合わせてみましょう。
参列する為に葬儀場へ行こうと予定していたわけですから、葬儀場で礼服を借りる事ができれば、時間的ロスは発生しません。
尚、葬儀場に更衣室があるかどうかも、事前に問い合わせて確認しておきましょう。
注意しないといけないのは、白シャツと黒ネクタイ、靴は貸レンタル礼服に含まれていない場合があるので、よく確認しておきましょう。
含まれていない場合は、別途別の方法で用意するか、もしくは葬儀場で貸レンタルではなく、お買い求めとなる場合があります。
最近は、スマホで礼服レンタルと検索すれば、色んなサービスが載っています。
「礼服喪服レンタル110番」は全国47都道府県対応のサービスです。
必要な時だけ手軽に借りるというコンセプトで、若い人を中心にじわじわと人気が出ています。
メリットは安さです。そして日常的に着る服ではないので、体型に合わないというリスクがあるものです。
都度新しい礼服を借りるので、その時の体型に合わせた服を着て参列出来るというメリットがあります。
デメリットは、今日今すぐ礼服が必要という方にはお勧めできません。
翌日以降の式に参列する予定の場合にご利用ください。
特に東京など関東の場合、亡くなった日から通夜葬儀までに、時間が空く事が多いので、このサービスを利用する事は、他の地域に比べて簡単でしょう。
時間と予算があれば、最寄りの紳士服スーツの青山、はるやまで購入するのも、一つの方法です。今後も冠婚葬祭の席へ出席する際に困らないようにしておきたいという方は、この機会に揃えるというのも良いでしょう。
また、青山、はるやまで揃える場合は、お金はかかりますが、シャツ、靴、靴下、ネクタイ、全て一式を一箇所で揃えられるが便利です。
すぐに喪服の購入ができる店舗を、下記の記事でご紹介していますので、合わせてご覧ください。
もう一つは自宅に黒のスーツがあれば、一旦自宅へ戻って黒のスーツへ着替えるという方法です。お金が一番かからない方法です。
礼服と黒スーツの違いは、参列した会場へ一緒にいた友人が、じっとあなたの服を見続けない限りは、おそらく気付かないと思います。
礼服は光沢がありません。ですから光沢のない黒スーツを着用すれば、ボタンがシングルでもダブルでも、多くの方にはわからないでしょう。(見る人が見れば、気付く程度です。)
黒いスーツがない場合は、紺色のスーツ、または濃いグレーのスーツはありませんか?
もしあれば、それを着用して参列するのも一つの方法です。
黒スーツに比べて、周囲にわかってしまうリスクは当然ながらあります。
周囲にわかってもマナー違反と捉えたり、礼儀を欠いていると捉えたり周囲はしないはずです。「時間がなかったのだろうな」「仕事中に来たのだろう」くらいに思っていただけるはずです。神経質にならなくても大丈夫です。
香典を参列する方へ預けて、自分は参列しないという方法もあります。
近い関係の間柄でなければ、そのような方法もあります。
スーツがないから参列しないとは、周囲は思わないでしょう。
香典を預ける人がいない場合
式の時間に合わせて葬儀場へ行くのではなく、式の前もしくは後に葬儀場へ香典だけ届けて、速やかに退出するという方法もあります。
解決方法は色々ある事がわかりましたので、これからはどの方法で解決するべきか、4つの属性に合わせてご説明させていただきます。
まずお金をかけたくない、時間もないという方は、家にあるスーツで対応することを優先してください。
一番お金がかかりません。黒っぽいスーツがある方には、特に私はこれをお勧めします。グレーでも紺色でも構いません。それを着用して参列しましょう。
スーツが無い方、礼服ではないスーツに抵抗がある方は、数千円〜1万円で葬儀場の礼服レンタルを頼みましょう。
ただし、この場合、シャツ、靴を葬儀場以外の場所で揃える必要があります。
葬儀場で借りることのできる礼服は、スーツとネクタイのみと思っていただいたほうが良いです。
シャツ、靴を他で用意する時間があるかどうか、ご判断してみてください。
お金をかけたくない、時間はあるという方は、ネットで礼服レンタルがお勧めです。
税込5千円あれば、男性も女性も借りる事ができます。
楽天で買い物をする頻度の高い方は、「礼服喪服レンタル110」は、楽天市場なので利便性が高いでしょう。
男性の場合は、オプションでベルト、Yシャツ、靴下を揃える事ができます。
女性の場合は、オプションでネックレス、イヤリング、バッグ、ストッキングを揃える事ができます。
お金をかけても良いが、時間はないという方は、紳士服の青山、はるやまへ向かって一式を揃えることをお勧めします。
紳士服専門店なので、礼服だけでなく小物も全て一式揃える事ができるので、お店へ行く時間は必要ですが、買い物に費やす時間は短時間で済ませる事ができます。
葬儀場へ行って貸レンタルをして、シャツ、靴を別途自分で用意することを考えると、最初から青山、はるやまで購入したほうが早いと言えます。
お金をかけても良い、時間もある場合は、しっかりご自分の体型と予算に合った礼服を一着購入するべきです。
特に40代以降の方は、礼装のマナー、身嗜みも年齢に相応しい品格を求めるなら、やはり揃えておくべきだと思います。
紳士服の青山、はるやまだけでなく百貨店でお買い求めも選択肢に入れると良いでしょう。
礼服がないと焦ることは禁物です。礼服がないのに通夜葬儀へ参列するのはおかしいのではないかと心配になる必要はありません。
礼服がないことに焦りを感じるのは、周囲がみんな礼服を着用していると思うからです。
1人だけ浮いてしまうのではないか、恥をかいてしまうのではないかという気持ちからです。
しかし礼服がなくても実際は、恥はかきません。
筆者はこれまで数多くの葬儀をみてきましたが、その中で礼服を着用していない方もたくさん見かけました。
ご本人は恥ずかしい気持ちでいらっしゃったのかもしれませんが、周囲は何も思いませんし、目立ってもいません。
仕事のスーツで参列の方だけでなく、工場の作業着のまま参列の方も大勢見てきました。
忙しい中をわざわざ時間とお金をかけて葬儀へ参加されている方を、一般常識の無い人のような扱いで変な目で見ることはありません。
礼服がないとこの先迷う場面に遭遇したら、周囲の目ではなく、亡くなった方がどう思うか。遺族がどう思うかで考えましょう。
例えば、あなたが亡くなった方の息子様のご友人だとします。
親御様を亡くした友人は、あなたがグレーのスーツで葬儀場へやって来るのと、スーツが無いから来ないのとではどちらが良いでしょうか??
服装よりも駆けつけてくれたこと喜んでくれるはずです。
私が過去に拝見した男性は、工場の作業着のまま参列されてましたが、凛とした姿がかっこよかったです。
故人の次男様のご友人ということでした。彼を見た時に次男様は、号泣されていました。
このようなことから、葬儀ではあなた自身の参列が故人や遺族の慰めとなる場合もあるということです。
礼服が無いと焦るということは、自分は参列しなければならないと感じているからだと思います。もしそうであれば、礼服がなくても堂々とお願いします。
葬祭のプロとして失格のアドバイスかもしれませんが、私個人の考えもお伝えさせていただき、終わりたいと思います。
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