広島市で死産をされた赤ちゃん(胎児)の火葬・葬儀の流れや費用について

更新:2025.07.18

この記事では広島市で死産された赤ちゃん(胎児)のお葬式、火葬を行う場合について、わかりやすくご案内させていただきます。

正直あまり良いことではありませんし、避けたくなる辛い出来事です。

執筆しようかどうしようかと、何年も迷っていましたが、広島市の葬儀社からの情報があまりにも少なすぎると感じていたこともあり、誰かが発信しないといけないという思いから、心を込めて執筆させていただきました。

お困りの方がこの記事を見つけられ、少しでもお力になれば幸いでございます。

広島市で死産をした時、今後の火葬・葬儀の流れはどうなる?

1.まず死産となったとき、お母様はどうなる?

①自然分娩のケース

自然分娩の翌日、お母様は退院というのが多いです。

②病院で帝王切開手術のケース

手術の日時が決まり次第、手術を行い、翌日退院というケースが多いです。

(お母様の体調により、数日伸びるケースもあります。)

2.葬儀社へ搬送依頼、もしくは自分達で連れて帰る。

病院によっては、葬儀社がお迎えに来るようにして欲しいと遺族へ依頼するところもありますし、自分達の自家用車があるなら、自分達の自家用車で連れて帰っても構いませんよという病院もあります。

このように赤ちゃんを誰がどうやって自宅へ連れて帰るのかを決めます。

(病院から直接火葬場へという流れもありますが、そこに関しては後述します。)

3.病院を出る時の赤ちゃんについて

赤ちゃんは病院から支給される小さな箱やケースに入っていることが多いです。

そのまま抱っこをして連れて帰りたいお気持ちもわかりますが、病院から出ると周囲の目にも触れるため、可哀想かもしれませんが、受け入れましょう。

4.赤ちゃんを自宅へ連れて帰ったら

赤ちゃんの肌はとてもデリケートで柔らかく、乾燥してしまわないように注意してあげてください。

ハンドクリームのようなクリームタイプでも、ローションのような乳液でも良いので、優しく撫でてあげる感じで、肌へ塗ってあげてください。

5.ドライアイスもしくは保冷剤を置く

成人と違い、赤ちゃんはまだ身体が小さいと思われるかもしれませんが、心臓も内臓もあります。冷やしてあげないといけません。

保冷剤でも構いませんが、一番良いのはドライアイスです。

ドライアイスは、ドライアイス業者へ相談、葬儀社へ相談することで手に入れることができます。

体の上に直接置くのは避けて、タオルを体の上に敷いてから、小さくしたドライアイスを置きましょう。

置く場所は、首の下から上半身を覆うくらいが理想です。

置いたらその上からまたタオルもしくは掛け布団をかけてあげましょう。

手順4、5に関して不安を感じる方は、葬儀社へ依頼した方が良い方です。

迷わず弊社、広島自宅葬儀社の廣田までお電話ください。

TEL 0120-564-594(24時間365日対応)

6.火葬予約をします。

最寄りの火葬場へ電話しましょう。

広島市の火葬料金は、死産児(広島市在住の方)3,200円、死産児(広島市外在住の方)23,000円です。

【広島市永安館】

広島市東区矢賀町官有無番地

TEL 082-289-1698

9時30分〜16時まで

※夜間は繋がりません、翌朝以降のお電話になります。

詳しくは、広島市永安館(広島市東区)「高天原」火葬場のご案内をご覧ください。

【広島市西風館】

広島市安佐南区伴西2-7-1

TEL 082-848-8279

9時30分〜16時まで

※夜間は繋がりません、翌朝以降のお電話になります。

詳しくは、広島市西風館火葬場(広島市安佐南区西風新都)のご案内をご覧ください。

【広島市五日市火葬場】

広島市佐伯区五日市町大字保井田字稗畑350-134

TEL 082-923-2942

9時30分〜16時まで

※夜間は繋がりません、翌朝以降のお電話になります。

詳しくは、広島市五日市火葬場(広島市佐伯区)のご案内をご覧ください。

【広島市可部火葬場】

広島市安佐北区可部町大字下町屋字高松山

TEL 082-923-2942(五日市火葬場)

9時30分〜16時まで

※夜間は繋がりません、翌朝以降のお電話になります。

詳しくは、可部火葬場(広島市安佐北区可部)のご案内をご覧ください。

 

葬儀社のサービスを受ける場合は、火葬場の予約も葬儀社が代行してくれます。

7.役所へ死産届、死胎火葬許可申請書を提出する

お住まいの区役所の1階市民課の戸籍係へ死産届を提出します。

死胎火葬許可申請書は、窓口でいただけるので、その場で記入して提出しましょう。

提出すると「死胎火葬許可証」を取得できます。

必ずこの書類を持って当日火葬場へ行ってください。

お忘れになった場合、火葬を行うことは出来ません。

8.火葬当日の迎え方

当日は、火葬予約時間に合わせて自分達で火葬場へ向かいます。

棺は、病院でいただいた箱のままで大丈夫です。

骨壷は普通の容器でも対応してくれますので、一時的に家庭にある容器に収めて、後日購入した骨壷に収める方法、あるいは最初から葬儀社から購入する方法もあります。

火葬場では5分程度のお別れの時間になりますので、自宅を出発する前にしっかり最後のお別れをしてください。

火葬場に到着したら、受付窓口で死胎火葬許可証と火葬料を渡します。

あとは、火葬場のスタッフの指示に従って動いていただければ大丈夫です。

広島市で死産をされた赤ちゃん(胎児)の火葬・葬儀についてアドバイス

先述した火葬終了までの流れ、1~8までをお読みいただくと、葬儀社にわざわざ頼む必要はないのでは?

このようにお感じになった方もいらっしゃると思います。

実はその通りで、葬儀社の手を借りず、自分達で送ってあげることもできます。

自分達で行いたい方、大切な我が子を他人に触れて欲しくない方、費用をあまりかけられない方はご自身で全て行うことをお勧めします。

一方で葬儀社へ依頼した方が良いという方もいらっしゃいます。

心身ともにお疲れの中、区役所へ死産届の提出へ行ったり、火葬場へ火葬予約の電話をしたり、ドライアイスの準備や骨壷の準備で動いたりするのは、なかなか難しいものです。

それを全て代わりにやってくれるのが葬儀社です。

弊社、広島自宅葬儀社であれば、棺も病院で用意された箱ではなく、赤ちゃん用の白い布張棺をご用意させていただきますし、赤ちゃん専用の骨壷もご用意させていただきます。

また、「死産届け〜火葬予約だけ不安なのでお任せしたい」、あるいは「当日、火葬場での案内だけお願いしたい」など、部分的に葬儀社からのサービスを受けることもできます。

臨機応変にご両親の状況に応じて、より良い方法を一緒に考えますので、自分達だけでは難しいと感じる部分があれば、遠慮なくご相談いただければと思います。

これまで火葬の流れを中心に執筆していますが、葬儀を行う方も中にはいらっしゃいます。

しかしそれはごく稀で、ご両親、祖父母のみ、少人数で行う場合が多いです。

赤ちゃんの葬儀の料金は特に定めていませんので、その時にお支払い出来るもので結構です。

葬儀社として、出来ることは何でもさせていただきます。

わからないことや、ご不明な点がありましたら、いつでも広島自宅葬儀社の廣田を頼ってください。

広島市で死産をされた赤ちゃん(胎児)の火葬・葬儀の費用について

通常料金は下記の通りです。

■シンプル火葬プラン40,000円(税込44,000円)

プランに含まれる内容

・棺

・骨壷

・死産届・火葬予約手続き代行

・当日火葬場でのサポート

・ドライアイス1日分

※別途、広島市の火葬料金、死産児(広島市在住の方)3,200円、死産児(広島市外在住の方)23,000円が必要です。

※オプションになるサービス

・ドライアイス追加 (税込5,500円)

・寝台車 (税込14,850円)

(退院時、病院から自宅まで赤ちゃんとご両親を乗せて運行するサービスです。)

・寝台霊柩車 (税込14,850円)

(寝台霊柩車は、ご両親に自家用車がない場合や運転が困難な場合に、弊社車輌が自宅前までお迎えに上がらせていただき、赤ちゃんと一緒にご両親を乗せて火葬場まで運行するサービスです。)

死産をされた赤ちゃん(胎児)の火葬・葬儀についてよくある質問

Q.死産した場合、葬儀社から棺を購入する必要がありますか?

A.火葬場ではしっかりとした棺に納棺されていることを義務付けられているわけではありません。それに準ずるものであれば構わないとされています。病院から退院時に小さなケースや箱をいただく場合が多いので、それをそのまま使用して火葬場へ行かれる方が多いです。葬儀社から棺を購入する方というのは、「もっとしっかりした棺に入れてあげたい」というお気持ちを持つ方や、退院時に病院から小さなケースや箱の支給が無かった方という印象です。

Q.役所への死産届けは不安なのですが、自分たちでできるものでしょうか?

A.ご不安かもしれませんが、いざ役所へ行ってみると、窓口で丁寧に説明をしてくださいますので、何もわからなくても大丈夫です。

お母様がまだ入院していらっしゃる時に、お父様がお一人で役所へ行かれるケース、退院してからお二人で行かれるケース、さまざまですが、ご両親に自分達で行いたいお気持ちがあるなら、ぜひ自分達で行ってあげてください。

いきなり役所へ行くのは不安という方は、広島自宅葬儀社へお電話をください。

お代はいりませんので、お力になれることであれば、お力になりたいと思います。

Q.遺骨を拾いたい場合、一日の間で最も火力が弱い一番早い時間帯に火葬をするか、一番遅い時間帯に火葬をする方が良いと聞いたのですが、本当ですか?

A.はい、それはあります。実際に広島市の場合、一番早い時間で火葬を行う方が多い印象です。

朝は混雑していないため、一番時間をかけて丁寧に調整できるためです。

それは火力だけでなく、お別れの場面から、他の家の方と重ならず、赤ちゃんとご遺族だけの空間になるように配慮され、充分なお別れの時間を設けてくださいます。

そういう配慮された充分なサービスを受けられるのも一番早い時間帯なので、広島市であれば9時30分のご火葬予約がお勧めです。

最後に

産婦人科で死産という出来事は、お母様、お父様にとって、とても残酷で辛い出来事です。

ただでさえ辛いことなのに、追い打ちをかけるようなこともあります。

病院内には、これからお母様になろうという方が他にも入院されていらっしゃいます。

否応無しに隣から元気な産声が聞こえてくる場所なのです。

悪気が無くても、やっぱり幸せそうな声、元気な産声が聞こえてくると、余計に辛さが湧き出てきます。

家族では無いはずの葬儀社の私でさえも、その場にいると自然と無念の涙が出てきます。

そんな時、たしかに産声は聞こえなかったけれども、お母様の腕の中で安らかに眠る、しっかりと姿形のある赤ちゃんがお側にいらっしゃいます。

短いけれども火葬当日までの間は、安らかに眠る赤ちゃんと一緒に過ごすことが出来る、最初で最後の貴重なお時間になります。

私としては火葬当日のお手伝いよりも、この父母と赤ちゃんが一緒に過ごせる、最初で最後のお時間に対して、自分がどういうお手伝いができるだろうか。

ここを毎回、真剣に考えています。

火葬が終了したとしても、赤ちゃんはお母様、お父様の心の中でこれからもずっと生き続けていくはずでしょう。

それが少しでも鮮明に、赤ちゃんの顔の表情、抱いた時の重さ、交わした会話、全てをしっかり記憶していただいて、これからもはっきりとお二人の中で赤ちゃんが生き続けていってもらえるように、この最後のお時間にしっかりと思い出を作っていただきたいと思っています。

そのための身の回りのケアをさせていただくのが私の役目と考えています。

ご不安のある方は、広島自宅葬儀社の廣田まで、いつでもご連絡をいただければと思います。

この記事を書いた人

廣田 篤  広島自宅葬儀社 代表

葬儀業界23年、広島自宅葬儀社代表。厚生労働省認定技能審査1級葬祭ディレクター。終活カウンセラー。前職大手葬儀社では担当者として 1500 件、責任者として1万件以上の葬儀に携わる。実母の在宅介護をきっかけに広島自宅葬儀社を立ち上げて現在に至る。広島市内だけでなく瀬戸内海に浮かぶ島々から、山間部の世羅町、神石高原町まで広島県内あらゆる地域の葬儀事情に精通する広島の葬儀のプロ。身内の死や介護の経験、数々の葬儀を通じての縁から「死」について考え、文章にすることをライフワークとしている。

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