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お盆やお彼岸など私たちに馴染み深い季節の行事の中には、実は仏教に由来するものが多いのをご存じでしょうか。
日常のさまざまなところで仏教に触れる機会は実は多いものです。
そんなお釈迦さまゆかりの年中行事をご紹介させていただきます。
・修正会(しゅしょうえ)
・涅槃会(ねはんえ)
・お彼岸(おひがん)
・花祭り(灌仏会、仏生会)
・お盆(盂蘭盆会)
・施餓鬼会(せがきえ)
・成道会(じょうどうえ)
1月1日〜1月3日(14までの地域もあり)
年初めに仏の道を歩む思いを新たにする。中国が発祥と言われています。
旧暦2月15日
お釈迦様が入滅された日を記念する。
各寺院にはお釈迦様が横たわる涅槃図が掲げられます。
春分の日を中日とする7日間、秋分の日を中日とする7日間
ご先祖を偲ぶ日とされますが、本来は悟りの世界へ至る決意を新たにする日。
4月8日
お釈迦様の誕生を祝う日。
お釈迦様が誕生した地、ルンビニーの花園にちなんで花を飾る。
甘茶を飲む風習は、甘露を産湯にしたという故事が由来とされる。
旧盆7月13日〜7月15日 月遅れ盆8月13日〜8月15日
飢餓道に堕ちて苦しんでいたお釈迦様の弟子の母を救うため、食べ物を施して供養した話が由来とされる。
お盆の時期
餓鬼道に堕ちて苦しむ者に食べ物を施して供養する日
12月8日
お釈迦様が菩提樹の下で悟りを開いた日を記念。
お釈迦様の生涯にちなんだ行事としては、誕生を祝う「灌仏会(かんぶつえ)」、悟りに至ったことを記念する「成道会(じょうどうえ)」、入滅を偲ぶ「涅槃会(ねはんえ)」が釈尊の三大法会と言われ、全国のお寺で催しが行われています。
この中で一般の方に広く親しまれているものが灌仏会、「花祭り」の呼び名で最も広く行われています。
成道会で有名なのは、禅宗のお寺で「臘発大接神(ろうはつだいせっしん)」と呼ばれる座禅会です。
12月1日から12月8日の朝まで外界との交わりを絶ち、不眠不休で座禅を続けます。
京都の妙心寺、鎌倉の円覚寺、福井の永平寺が有名です。
この日、お粥を食べる習慣は、苦行で衰弱したお釈迦様が、村娘スジャータの差し入れした乳粥を飲んで心身を回復したという逸話にちなんだものです。
涅槃会には、お釈迦様が入滅した姿を描いた涅槃図が各寺院で掲げられます。
日本最大の泉涌寺の大涅槃図や京都の大徳寺、東福寺、本法寺の京都三大涅槃図が有名です。
この日には、あられや豆のお菓子を供える習慣があります。
春と秋のお彼岸は、お墓参りをする日として知られています。
春分の日を含めて前後3日間、秋分の日を含めて前後3日間、それぞれ7日間にわたって行われる法事です。
この時期になるとおはぎ(ぼたもち)をお供えする地域が多くあります。
お彼岸の「彼岸」は川の向こう岸のことです。
現在私たちが存在しているのが此岸(しがん)こちら岸であり、生老病死その他にもたくさんの苦しみや悩みが尽きない世界である一方、向こう岸は苦しみや悩みのない世界と言われます。
お彼岸は、彼岸へ至ろう(向こう岸へ渡ろう)という決意を新たにする日なのです。
お彼岸はインドや中国では行われていなく、日本独自の仏教行事のようです。
太陽が真東から出て真西に沈む春分、秋分に行われていることから、元々日本古来よりあった太陽崇拝と仏教が結びついたのではと言われています。
お釈迦様に由来する行事で最も親しまれているのが花祭りです。
お釈迦様の誕生を記念する行事として灌仏会とも呼ばれています。
お寺には生誕の地、ルンビニーの花園に見立てた花で飾られた花御堂が設けられ、右手で天を、左手で地を指した立像が甘茶を満たした灌仏盤の上に置かれます。
これはお釈迦様が生まれてすぐに「天上天下唯我独尊」と宣言した様子を表しています。
灌仏盤は、お釈迦様が誕生したのを祝って湧き出たとされる蓮の花をイメージしています。
この日の法要後、参加者は柄杓を手にして誕生仏に甘茶を注ぎます。
お釈迦様の誕生を祝って天から降りてきた龍が甘露(不老不死の飲料)を注いだという逸話に由来するという説や、甘露を生湯にしたという説があります。
花祭りが最も親しまれているのは、冬が終わりを告げて春を迎えるという季節の変わり目、花が美しく咲き始める時期ということも関係しているでしょう。
日本ではご先祖様の魂が帰ってくる日とされるお盆は、ナスやキュウリで乗り物を作り、ご先祖様が帰ってくるための提灯を灯す風習が全国的に有名です。
お盆が明けると精霊流し、灯籠流しでご先祖の霊を送り出す地域もあります。
盆踊りなどお祭りも各地域で行われます。
お盆は仏教の盂蘭盆経というお経の中のサンスクリット語のウランバナの音訳「盂蘭盆」が由来と言われています。
ウランバナは餓鬼道で味わう苦しみを表していると言われ、逸話として有名なのは、お釈迦様の弟子が、自分の亡母が餓鬼堂に堕ちて飢えと渇きに苦しんでいるのを知り、お釈迦様に相談します。
するとお釈迦様は、7月15日に修行僧に食べ物を布施して供養すれば救われると言い、アドバイスの通り実践すると母は餓鬼道から救われたという話です。
ご先祖の魂が帰ってくるという話は盂蘭盆経には出てきません。
仏教では輪廻転生の考えが基本で、霊が帰ってくるという考えは本来ないのです。
盂蘭盆経自体も中国で作られたとも言われており、お盆は元々先祖を敬う、崇拝する文化があった日本人が独自で築いていった文化と言えるでしょう。
お盆と同時期に餓鬼たちに食べ物を施す「施餓鬼会」がお寺で行われます。
こちらのほうが本来の趣旨に近いと言えます。
初詣やお墓参り、お祭りなど、日常生活の中でお寺へお参りに行く機会は、少なからずあるものです。
その時にお寺へ参拝する時のルールやマナーを知っておくと役立ちます。
大人になっても意外と知らないこともあるものです。
仏様のご利益にあずかるためにも正しい作法を知っておきましょう。
まずはお寺へ参拝する時の手順は下記の通りです。
1.三門の前で合掌する
寺院に祀られているご本尊様に敬意を表して合掌、そして軽く頭を下げます。
2.手水舎で手と口を浄める
日常の罪や穢れを落とすため、手水舎で手と口を浄めます。
3.参道を進む
参道は、端を通るのが本来のマナーです。中央は仏様が歩くとされています。
4.鐘を鳴らす
「お参りさせていただきます」と挨拶の意味で鐘を鳴らします。
5.ローソクや線香を供える
ローソクの明かり、線香の香りは仏様を喜ばせるものです。
6.賽銭箱に賽銭を入れる
賽銭を入れるのは、募金ではありません。自分自身の修行でもあります。
7.おみくじを引く
引いたおみくじは、おみくじ掛けに結びましょう。
8.ご朱印を受ける
御朱印を受ける前に必ずご本尊様にお参りしましょう。
9.本堂に向かって合掌一礼
お寺へ入る時だけでなく、境内を出る時も合掌一礼しましょう。
以上が手順になります。
では下記からは、それぞれの場面で知っておきたい意味や作法を詳しく解説させていただきます。
お寺に着いたらまず行うのが、三門の前で合掌です。
両手の手のひらを合わせ、頭を下げます。
この時に「お邪魔します」と心の中で言いながら行うことが大切です。
合掌は仏教が盛んなインド古来の礼法で、現在もインドや東南アジアでは、日常の挨拶として合掌をします。
合掌によって相手に敬意を表しているのです。
一般的な合掌は、両手の指をまっすぐに伸ばして、自分の胸の前で手のひらを合わせる「堅実心合掌(けんじつしんがっしょう)です。
これとは別に両手の指をそれぞれの間に入れる「帰命合掌(きみょうがっしょう)という形もあります。
一番丁寧な合掌は「五体投地(ごたいとうち)」と言い、両足の膝、両腕の肘、額と体の5箇所を地面につける合掌です。
一般の方にはあまり馴染みがありませんが、お寺によっては行っているところもあります。
いずれも合掌とは信頼や相手を敬う心を表しているものになります。
お寺に入ると「手水舎(ちょうずや)」があるところが多く、ここでは仏様に会う前に自分の身を浄める意味があります。
昔から日本では神仏に近づく際にはまず自分の身を浄めるのがマナーとされていたようです。
神社に参拝する前に海や川に浸かったり、水をかぶったり、滝に打たれたり、全身を浄める「禊(みそぎ)」という行いがあります。
これを簡略化したものが、手水舎と言われています。
そのため、作法は神社もお寺も同じです。
1.左手を浄める
右手で柄杓を持ち、水を汲みます。左手に水を注ぎます。
2.右手を浄める
柄杓を持ち替えて、今度は左手で水を汲みます。右手に水を注ぎます。
3.口を浄める
再び右手で柄杓を持ち、水を汲みます。左手で水を受けて口をすすぎます。
4.柄杓(ひしゃく)を浄める
柄杓をまっすぐ立てて、残り水で柄杓の柄を浄めます。
境内の中には「鐘楼(しょうろう)」という呼ばれる建物があり、鐘があります。
参拝する方が鐘をついても良いお寺とそうではないお寺があるので注意が必要ですが、もし鐘をついても構わないお寺であれば、ぜひ鐘をついてみましょう。
「これからお参りをさせていただきます」という仏様への挨拶になります。
元々は、まだ時計がなかった時代に、時刻を知らせる目的で使われていました。
僧侶に起床時間や就寝時間、集合時間など、鐘を鳴らして知らせるのです。
現代では夕方になるとお寺の鐘の音が聞こえてくる地域もあるでしょう、地域の人々へ時刻を知らせる音として親しまれています。
境内から出る時に鐘をつくと「出鐘」と言い、亡くなった人を送る時につく、出棺時の鐘になります。
縁起が悪いので、出るときではなく、これからお参りするタイミングで鐘をつきましょう。
お寺の本堂入り口付近に賽銭箱がよく置かれています。
お賽銭の手順は、賽銭を入れ、鰐口(鈴)を鳴らし、合掌してお参りとなります。
お賽銭で注意いただきたいのが、賽銭は祈願成就の取引ではありません。
賽銭を入れたのだから、願いことを叶えて欲しいというのは誤りだということです。
正しくは、「ここに自分の欲を捨てさせていただきます。どうか良い方向にお導きください」という気持ちで行うものです。
賽銭をお布施と考えるのが、仏教的に正しい考え方と言えます。
お布施は悟りに至るための修行の一つ、「布施」になり、「惜しむことなく与る」という意味です。
ですから最も大切なのは、お布施をする気持ちなのです。
お守りは本来、「買う」とは言わず「受ける」が正しい言い方です。
本来、賽銭のお礼として寺院から贈られるものとされています。
仏様に挨拶をしていないのにお守りを受けるのは失礼ですから、必ず本堂に参拝を済ませてから受けるようにしましょう。
お守りの中には、内符と呼ばれるお札が入っています。
お寺のご本尊様の名前もしくは絵や経文が書かれていますので、仏様との縁をつなぐ大切な仏具になります。
引き出しの中にしまったままにするなど、粗末な扱いをしてはいけません。
常に身につけておく、もしくは宗派ごとの決められた作法で家内に祀って毎日拝むのがマナーです。
おみくじも仏様への挨拶を済ませてから引きましょう。
仏様からのお示しを読み終えたら、境内の決められた場所に結びます。
仏様におみくじを返し、縁を結んで帰るのです。
ご朱印は、お寺の名前、ご本尊様の名前、参拝年月日などが墨で書かれたものです。
元々、写経を寺院に納めた時にいただく証だったのですが、今では参拝した証にいただく印となっています。
スタンプラリーのように各地のご朱印を集める方も多くいらっしゃいます。
ご朱印は参拝をしてからいただくのがマナーです。
相場は300円程度で、金額を指定していないお寺もありますが、その場合は300円程度支払えば問題ありません。
ご朱印はご本尊様の分身ですから、ご朱印を押していただく際は、専用のご朱印帳を用意しておきましょう。
ご朱印帳は、寺社や文具売場で販売されています。
浄土真宗ではご朱印を出していないお寺が一般的なので、覚えておきましょう。
お葬式へ香典を持参して参列するとき、香典は袱紗(ふくさ)に包んで持参するというマナーがあります。
香典袋はコンビニでも準備できますが、袱紗ってどこで買って用意するものなのだろう?
お悩みになる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、色々店舗を探し回って袱紗を探す余裕もない方へ、袱紗が販売されている主な店舗、そして価格帯や商品についてご紹介させていただきます。
御祝儀や御香典を傷つかないよう、また折り目がつかないように保護するもの。
礼節と心遣いを示すために使用されます。
風呂敷型、金封型があり、風呂敷型が格式の高いものとされています。
金封袱紗は略式になります。
爪付き袱紗、台付き袱紗の場合は、左開きになるように包みます。
金封袱紗の場合は、弔事なら左開き、慶事なら右開きにします。
弔事の場合・・・緑、紺、藍、灰など
慶事の場合・・・赤、朱、橙、桃など
※紫色の袱紗は、弔事、慶事、どちらもOK
袱紗について詳しく知りたい方は、下記の記事で紹介していますので、合わせてご覧ください。
今回、袱紗を買えるところで調べてみたのは、下記の店舗です。
・仏具店(三村松)
・ショッピングセンター(イオン、ゆめタウン)
・紳士服店(青山)
・ホームセンター(コーナン)
・ディスカウントストア(しまむら、ドン・キホーテ)
・100円ショップ(ダイソー)
・価格 ¥1,500〜¥8,000
・種類 20種類以上
・品質 ◎
・手軽さ △
・専門性 ◎
仏具専門店だから品揃えが段違いに多く、金封袱紗だけでなく格式の高い風呂敷型袱紗も販売されています。
色、柄の種類が多く、自分好みの一点をお求めの方は、仏具店で選ぶことをおすすめします。
店員さんも専門知識のある方なので、用途、シチュエーションに合わせて相談できるところもポイントです。
・価格 ¥1,500〜¥5,500
・種類 7〜8種類
・品質 ○
・手軽さ ◎
・専門性 ○
専門店に次いで価格帯が広く、品揃えも豊富です。(¥1,500、¥1,800、¥3,000、¥3,500、¥4,000、¥5,000,¥5,500)
複数の色から選ぶことができますし、慶事用、弔事用と用途に合わせた専用の袱紗を選ぶことができます。
基本的に一般的によく使われている略式の金封袱紗のみの取り扱いとなっています。
・価格 ¥3,000〜¥4,500
・種類 1〜2種類
・品質 ○
・手軽さ ○
・専門性 ○
品質は良いものが揃っています。こちらも略式の金封袱紗、色は慶事、弔事、両用の紫色のみ取り扱っています。
種類が少ないので、好き嫌いの好みは言っていられない、何でもいいから持っておきたいという方であれば問題ありませんが、色もしっかり選びたい方にはおすすめできません。
下記の画像が店舗に置いあてる商品になりますので参考にしてみてください。
こちらの良い点は、喪服と数珠と一緒に揃えられる点で、足を運べばお葬式に必要なものは全て揃います。
・価格 ¥1,500〜¥2,000
・種類 2〜3種類
・品質 ○
・手軽さ ○
・専門性 △
種類は少ないですが、値段が手頃でお求めやすいのが利点です。
使用頻度が少ない方であれば、品質も十分に感じられると思います。
緊急時にお近くに店舗があれば、選択肢に入れて良いでしょう。
・価格 ¥1,000〜¥1,400
・種類 1〜2種類
・品質 ○
・手軽さ ◎
・専門性 △
こちらも種類は少ないですが、お求めやすい価格で購入できます。
頻繁に使うことがなければ、必要十分な品質です。
緊急時に店舗がお近くにある場合は、選択肢に入れてみましょう。
ドン・キホーテは夜間(店舗によっては24時間営業)購入できるのも良い点です。
・価格 ¥100
・種類 1種類
・品質 △
・手軽さ ◎
・専門性 ×
100円ショップ、ダイソーも袱紗を取り扱っていました。
他を寄せ付けない圧倒的な低価格、店舗数が多いのでお求めやすさも利点です。
100円にしては上質ですが、1,000円以上の商品と比べれば、品質が劣ってしまうのは否めません。
しかし袱紗を何度も手に触った経験のある方なら、違いはすぐにおわかりになると思いますが、それ以外の方は比較して見比べないとわからない程度だとも言えます。
おそらく、今も皆さんが画像を見比べても、なかなか見分けはつかないでしょう。
お葬式の場面で袱紗が周囲の目に触れるのは一瞬ですから、品質はあまり気にしないという方はこちらでも十分事が足りるでしょう。
しかし時間に余裕があるのであれば、他店舗での購入がおすすめです。
袱紗を買える店舗を一覧にまとめると下記のようになります。
金額 | 種類 | 品質 | 手軽さ | 専門性 | |
仏具店(三村松) | 1,500〜8,000円 | 20種類以上 | ◎ | △ | ◎ |
イオンモール・ゆめタウン | 1,500〜5,500円 | 7〜8種類 | ○ | ◎ | ○ |
紳士服 青山 | 3,000〜4,500円 | 1〜2種類 | ○ | ○ | ○ |
ホームセンター(コーナン) | 1,500〜2,000円 | 2〜3種類 | ○ | ○ | △ |
しまむら・ドン・キホーテ | 1,000〜1,400円 | 1〜2種類 | ○ | ◎ | △ |
100円ショップ ダイソー | 100円 | 1種類 | △ | ◎ | × |
安く揃えたい時は、100円ショップなら100円、一番安く済ませる事ができます。
品質が他に比べて落ちることには目をつむって、迷わずダイソーで購入しましょう。
先述したように袱紗がお葬式の場面で誰かの目に触れるのは、受付で香典を出す時の一瞬です。
その一瞬で周囲に見られる事がない限り、他人から指摘を受けることはまずないでしょう。
きちんとしたものを揃えたい方は、仏具店が一番おすすめです。
他は略式袱紗のみの取り扱いですが、仏具店なら風呂敷型袱紗が店頭にあります。
略式と本来の袱紗の違いなども、手にとって比較しながらお買い求めいただけます。
他人から見られても恥ずかしくない一般的な袱紗を持っておきたいという方は、ショッピンセンター、イオンやゆめタウンがおすすめです。
いずれの商品も品質がしっかりしていますし、価格帯も1500円〜5500円の中から7〜8種類ありますので、好みの袱紗を選ぶ事ができます。
時間がない時は、袱紗が売っている一番お近くの販売店へ行きましょう。
最寄りの100円ショップのダイソー、ホームセンター、ディスカウントストア(しまむら、ドン・キホーテ)、イオンモール、ゆめタウン、紳士服青山に走りましょう。
袱紗以外にもお葬式に必要なものを揃えたい時は、イオンモール、そしてゆめタウンがおすすめです。
品質が良いこと、値段も種類も数種類から選べること、そして何より手頃な価格で全て揃える事ができる点です。
イオンモール、ゆめタウンであれば、男性なら礼服、白シャツ、靴、ネクタイ、数珠、香典袋、袱紗、全て揃える事ができます。
女性なら礼服、バッグ、数珠、香典袋、袱紗、靴、こちらも全て揃える事ができます。
また、お子さんがいらっしゃるご家庭であれば、お子様用もありますので、家族みんながここで揃える事ができます。
幅広い世代におすすめしやすい店舗なので、時間に余裕がある場合に一番おすすめです。
現在、ほとんどの葬儀はセレモニーホールで行われていますが、コロナ禍において、にわかに注目を集めているのが、自宅での葬儀、そしてお寺での葬儀です。
私たち、広島自宅葬儀社は、ご家族が住み慣れた場所でのアットホームなお葬式を提案していますが、と同時にお寺の本堂での葬儀にも大きな可能性を感じています。
この記事では、お寺で葬儀を行うことのメリットと、注意点について、社会的な背景もふまえて、考察してみようと思います。
現代の私たちは、「お葬式はセレモニーホールで行うもの」と思いがちですが、実際にはその歴史はまだまだ最近のものであるということはあまり知られていません。
葬儀会館が建ち始めたのは戦後の高度成長期以降の話で、それまでは、自宅やお寺で葬儀を行うのが当たり前だったのです。
全日本冠婚葬祭互助協会の調べでは、1990年まで、葬儀の場所は自宅が主流でしたが、1991年以降は葬儀会館が逆転します。
そして2011年以降に至っては、85%以上の人が葬儀会館を選んでいるのです。(全互協冠婚葬祭アンケート:平成27年 )
かつての日本家屋は、家の中で婚礼や葬儀や法事などの冠婚葬祭が執り行えるように設計されていました。
しかし戦後になり、農村から都市へ移り住む人が急激に増えることで住宅事情も大きく変化します。
コンパクトな戸建てや、マンションやアパートなどの集合住宅から、冠婚葬祭の儀式を行う空間が消えてなくなり、そのため、都市の中に葬儀専門の会館が建つようになったのです。
初期の葬儀会館は、会員制度をとっている冠婚葬祭互助会系列の施設が多く、会員になるとお寺で葬儀を行うよりも安く済む、手間が省けるとPRする企業が多くありました。
地域住民にとって、地域の誰かが亡くなるとお葬式は一大イベントと化します。
お寺で葬儀を行う場合は準備の負担があり、お寺の使用料が発生することも多かったため、次第に葬儀会館で行う比率が高まります。
お寺としても身一つで葬儀会館へお参りに行くことが増え、次第に「葬儀会館で葬儀」が一般的になっていきました。
コロナ禍によって、三密防止、ソーシャルディスタンスなどが謳われるようになり、葬儀は大きく縮小します。
つまり、参列者を最小限にして家族や親族だけで葬儀を行う家族葬への関心が、より強まったのです。
そうすると、次のような素朴な疑問が立ち上がってきます。
「小規模な葬儀をはたしてセレモニーホールで行う必要があるのだろうか」
小規模の家族や親族だけの葬儀なら、もはや法事と同じような感覚で行えます。であるならば、自宅やお寺で充分ではないかと考える人が増えてきたのです。
自宅は、家族や故人が住み慣れた場所で、アットホームな雰囲気。
お寺は仏さまがおられる宗教空間で、荘厳な格調高い雰囲気。
ともに、セレモニーホールのような利便性や合理性には欠けるかもしれませんが、家族のあたたかさや、仏さまの厳粛さを感じられる場所で葬儀をしたいという声は、にわかに増えつつあります。
それでは、実際にお寺で葬儀を行うことで、どのようなメリットがもたらされるのでしょうか。
お寺の本堂の中央には、ご本尊となる仏さまが祀られており、そのまわりには伝統的な荘厳が飾られています。
そのおごそかさや壮大さは、お寺という場所が何百年もの長い歴史を持っているからこそ可能なものです。
セレモニーホールでは絶対に味わうことのできない奥深さの中で、大切なご家族を送り出せます。
これこそが最大のメリットで、お寺と付き合いのある方には選択肢の一つとして考えてみる価値があります。
葬儀費用で最も単価の高いものが祭壇です。しかしお寺で葬儀をする場合、すでに本堂には立派な荘厳が飾られているため、新たに祭壇を設える必要がなく、棺を安置し、両脇にお花を並べるだけなので、費用を大幅に安く抑えることができます。
スタッフの人件費なども大幅に節約できるでしょう。
また、以前はお寺で葬儀を行うと5万円〜10万円の使用料がかかっていたものですが、近年は葬儀利用のための会場費は不要とおっしゃるお寺も増えています。
お寺は檀家たちがお金を出し合って支えている場所なので、時代の変化と共にお寺も変わり、檀家であれば葬儀会館よりも安く利用できることが多くなりました。
お寺で葬儀をすることで、家族にとってはそのお寺により親しみを感じられ、葬儀後の法事やお墓参りなどがしやすくなるでしょう。
また、お寺は葬儀や法事のためだけの場所ではありません。
悩み事があればお坊さんが相談に乗ってくれますし、仏教の教えを学べる場所でもあります。葬儀がきっかけとなり、お寺との新たな仏縁がつながります。
家の近くのお寺で葬儀をすることで、家族にとっての負担が軽減されるだけでなく、ご近所の人たちにも最後のお別れに参列してもらえます。
「ご近所さんは同じお寺の檀家」というケースは比較的多く、家族や親族に加えて地域の人たちも一緒に送り出すあたたかい葬儀が可能となるでしょう。
ここまで寺院葬への期待やメリットについてまとめてきましたが、まだまだ葬儀会館でのお葬式が主流なため、いざお寺で葬儀をしようとすると不馴れに感じる部分があるのは否めません。
お寺で葬儀をする際の注意点について、押さえておきましょう。
本堂の利用を檀家限定とするお寺は少なくありません。
というのも、お寺という仕組みが、そもそも檀家たちが寄り集まって支えるのが基本だからです。
檀家全員でお金を出し合い、年に数回の清掃作業を行い、定期的な法要や行事に参加することで、お寺は維持されているのです。
ですから、檀家以外の人にお寺を貸し出すことに抵抗感を持つ人も少なくないのです。
もしも自身がお寺の檀家になっている場合は、まずはそのお寺に、本堂で葬儀ができるのかどうか、事前に確認しましょう。
お寺の檀家になっていないのであれば、檀家でなくても葬儀を執り行えるお寺を探すことが先決です。
お寺探しでお困りの方はどうぞお気軽に広島自宅葬儀社にご相談下さい。
檀家でなくても葬儀が行えるお寺をご紹介させていただきます。
施設の快適性には良し悪しがあるでしょう。セレモニーホールは通夜葬儀の2日間を快適に過ごせるよう、親族の控室、シャワールーム、安置室など、さまざまな施設が整っています。
また、公共交通機関で参列しやすい場所に出店していたり、車で来場される方のために駐車場を確保していたりと、アクセス面での配慮も目立ちます。
ほとんどのお寺には、セレモニーホールほどの設備は整っていません。
控室は畳の座敷で、テレビやソファやシャワールームを完備したお寺はなかなか見られません。
また、駐車台数に限りがあるなど、場所によってはアクセス面で不便を感じるかもしれません。
通夜の夜に故人様と寄り添いたいと希望しても、宿泊できないお寺もあります。
そもそも宿泊に必要な部屋や設備が伴っていないことが多いことに加え、お寺には住職の家族が日常的に生活をしています。
本音として、夜通し遺族が境内で過ごすことを敬遠したいと考えるお寺もいらっしゃるでしょう。
一方で宿泊可能なお寺、飲食が可能なお寺ももちろんありますので、ここに関してはお寺による部分が大きいと言えます。
利用者にとっては、メリットばかりの寺院葬ですが、お寺側の視点に立つと、大変なことばかりです。
訃報が入ると、本堂の掃除や、家族と葬儀社との打合せなど、すぐに受け入れの準備をしなくてはなりません。
また、2日にわたって家族や親族、葬祭業者の出入りがあることで、お寺に住む住職やその家族にとっては、どことなくあわただしい気持ちになってしまうでしょう。
そのため、寺院葬に踏み切るお寺は、まだまだ少数派であるのが現状です。
寺院葬のニーズがあることは間違いありませんが、普及するには、お寺側の一定の覚悟が求められるのです。
ここまで、寺院葬について考えてまいりました。
葬儀規模の縮小化により、大きな場所が必要とされなくなっている今、セレモニーホールでの葬儀だけでなく、徐々にではあるものの、葬儀の場所として自宅やお寺、その他の選択肢も選ばれてくるでしょう。
従来は、お葬式を考えるとき、参列者にとっての利便性を最優先で考慮する必要がありましたが、家族葬の多い現在は、自分達家族がどのように送りたいのかに焦点を当てることが出来る時代です。
利便性だけでなく、経済的であるかどうか、心を込められる場所かどうか、選ぶポイントは人それぞれで、故人を送る方法も多様化されました。
私たち広島自宅葬儀社は、一番故人様が落ち着ける場所、思い出のある場所、そして家族が心を込められる場所は愛着ある自宅だと考え、自宅葬を専門にお手伝いさせていただいています。
一方でお寺に想いがあった方のお葬式を考えたとき、寺院葬が最良のお見送りの形になる場合もあり得ると考えました。
心を込められるお葬式のお手伝いを信条としている限り、寺院葬のお手伝いも対応させていただかなくてはいけない。
現在、寺院葬を取り扱うさまざまなお寺とのつながりがあります。
広島県で寺院葬について詳しく知りたい方、寺院葬をご検討の方は、まずは広島自宅葬儀社にご相談下さい。
どんなささいなことでも構いません。お客様の声に耳を傾け、親切丁寧に、アドバイスさせていただきます。
訃報はいつも突然です。
「今日の夕方、お通夜に行かなければならない」
ふと手元を見るとデコレーションネイルやジェルネイルがキラキラ光っていると、このまま参列しても良いのかな?
不安がよぎる方もいらっしゃるでしょう。
葬儀にネイルはNGではありませんが、派手めなものはあまり良くありません。
この記事では、葬儀にOKなネイルとNGなネイルについて解説させていただきます。
また、時間的な余裕がなく、どうしてもネイルを落とせないときの対処法についてもご紹介します。
ペディキュアについても補足しますので、ぜひご覧ください。
前提として、通夜や葬儀に参列する際、ネイルは絶対にNGというわけではないことを押さえておきましょう。
もちろん可能であれば素爪のほうが好ましいですが、ネイルをしているということだけで、眉をしかめられることはまずありません。
ただ、OKなネイルと、NGなネイルがあることだけは確かです。
自分のネイルをチェックして、このまま通夜や葬儀に出かけても大丈夫か、オフした方が良いのかを判断するための知識をご案内します。
葬儀でOKなネイルは、以下の条件を全て満たしたものです。
・華やかではないピンク系やベージュ系など、肌色に近い色味
・単色である
・剥げたり、取れかけたりしていない
・光沢は控えめ
つまり、単なるおしゃれではなく身だしなみに収まる範囲のネイルであれば、そのまま葬儀や通夜に出かけても差し支えありません。
葬儀でNGなネイルは、以下のようなものです。
・落ち着いたピンクやベージュ系以外の派手な色味
・ツートーン以上のカラーを使っている
・ジェルネイル
・デコレーションネイル
・アートネイル
・ネイルチップ
高いお金をかけて施術するネイルも多いため、諦めがつかないこともありますよね。
これらのネイルをすぐには落とせない、あるいは落としたくないときの対処法については、後ほど解説します。
仕事の関係などでネイルはできなくても、ペディキュアは欠かさず楽しんでいるという人は多いでしょう。
葬儀の席では、ペディキュアの可否も気になるところです。
葬儀式場のホールは、多くが靴を履いたまま会葬する形式です。
一般参列者として会葬するのであれば、靴を脱ぐ心配はないでしょう。
ペディキュアは、靴に隠れて見えないため、どんな色を施していても構いません。
ただし、最近では和室やリビング形式の葬儀もあるため、行ったことのない式場の場合は、念のためホームページなどで葬儀ホールの詳細を確認してから出向きましょう。
一方で、親族の場合は、派手な色味のペディキュアは拭き取って参列した方がいいでしょう。
喪主に挨拶するため、親族控室へ訪れる可能性があるためです。親族控室の多くは、和室です。
また、寺院での葬儀では靴を脱いで会葬するケースが多いため、やはり派手な色味は落としましょう。
学校や会社帰りに通夜へ出向かなければならないなど、逼迫した状況のときは、以下のような対処法が使えます。
ネイルを落としても構わないときには、試してみましょう。
除光液が売られていそうなショップが、学校や会社の近くにないでしょうか。
コンビニや百円ショップで除光液を買い、コットンやティッシュでオフしましょう。
時間があれば綿棒も購入し、細部まできちんとオフするのがオススメです。
消毒用アルコールは、除光液の代用品になります。コットンに適量を取り、じっくり拭き取りましょう。
アルコール配合のウェットティッシュも使えます。
手元にマニキュアがあれば、重ね塗りをし、乾く前に拭き取りましょう。
前に施していたネイルも、一緒に取れる可能性があります。
セルフオフするには専用の道具がいるジェルネイルなど、どうしてもネイルを落とせない事情があるなら、以下のような対処法はいかがでしょうか。
コスメショップや100円ショップには、ネイルシールが売られています。
ベージュ系のネイルシールを購入し、今のネイルに重ねて貼ってみましょう。
時間があれば、トップコートを重ねて塗ると剥がれにくくなります。
ベージュ系のマニキュアを、数回重ね塗りしてみましょう。
多少厚ぼったくなりますが、色味が目立たなければOKです。
元の色味を完全にカバーするためには、不透明タイプのものを選ぶのがコツです。
衣料店のブラックフォーマルコーナーに葬儀用として売られている、レースの黒い手袋を着用します。
これならネイルを無理に剥がしたり、うえから重ね塗りをしたりする必要はありません。
ただ、一般参列者ではなく親族として参列するときは、手袋を外す機会が多くなります。
どうしてもネイルを外せない事情を遺族に説明し、儀式のときだけ手袋を着用する旨を伝えるのがいいでしょう。
突然の通夜や葬儀で、ネイルをどうしたらよいかと悩む人のために、解決策をご案内させていただきました。
ネイルは今や特別なオシャレではないため、若い世代は当たり前にたしなんでいることも多いと思われます。
会社のロッカーに除光液を常備したり、ジェルネイルをたしなむなら黒手袋を購入したりして、急な参列にいつでも対応できるように備えておきましょう。
浄土真宗の葬儀に参列する時、参列前に香典を用意する場面があると思います。
そこで香典袋はどれが適しているのか、表書きはどのように書いたらいいか。
中にはどのくらいの金額を包めばいいか、マナーが気になる方もいらっしゃるでしょう。
これら浄土真宗の香典に関する疑問に対して、わかりやすく解説させていただきます。
何に気をつけないといけないのか、何が相応しいのか、正解を求めて読まれている方が多いと思います。
それに対して正解を伝えるだけでは、時には不親切になり、余計に読者を悩ませてしまうこともあります。
なぜなら葬儀に参列するとなった時、香典の準備にあまり時間をかけたくないものです。
正解を求めて読者に時間をかけさせてしまうものは、それはたとえ正解でも役立つ情報だとは言えない場合もあると考えますので、この記事では、気を付けるべき要点を先にお伝えさせていただきます。
この要点さえ守れば、急な浄土真宗の葬儀へ参列となっても大丈夫です。
浄土真宗の葬儀へ参列するとき、香典の準備に関して一番正しい準備を行おうとすれば時間がかかります。
たとえば香典袋は、近くのコンビニで売っている香典袋で済ませるのが一番の時間短縮になります。
しかしコンビニの香典袋の水引が絵だったからと断念すれば、また別のお店へ行かなければなりません。
正しい袋を用意しようとすれば、あちこちお店を回って奔走することにも繋がりかねないのです。
必要以上にマナーに固執するとかなりの時間ロスが発生します。
正しい袋を探すのに奔走する時間があるなら、ご遺族の元へ少しでも早く参列する方が良いでしょう。
何が正しいのかよりも、何がNGなのか、要所を抑えるほうが賢明です。
では準備においてNGなことを挙げてみたいと思います。
・結婚式など慶事用の祝儀袋
・香典袋の表に名前を書いていない
・中袋に名前や住所、金額が書かれていない
・中身にお金が入っていない
この4つさえ守れば、周囲からマナー違反と見られることはまずないでしょう。
結婚式などの慶事用ではなく、弔事用の袋を使いましょう。見た目が慶事用は華やかで派手で赤色や金色が主に使用されているので見た目でわかるはずです。
弔事用は黒、白、銀などが主に使われています。
コンビニやスーパーで売られている香典袋は、さまざまな宗派で使える万能タイプなので、全く問題ありません。
近くで購入して早めに準備しましょう。
袋の表に香典を出した人の名前を記載しましょう。
名前がなければ、誰からの香典か、後で見る人が困ります。
どこにお住まいの誰からの香典で、金額はいくらだったのか。
葬儀の場面では受付係が集計してまとめて一覧表を作り、その資料が後で遺族の元に渡ります。
集計する際に、中袋に名前、住所、金額が書かれていない場合、後で受付係が困る場合もあります。
受付で記入していただいたものと香典袋に書かれている内容が一致しているか、照らし合わせて確認作業を行う場合もあるためです。
これは本当にある話なのですが、中身にお金が入っていないこともあります。
ご本人は用意したつもりなのでしょうが、どこかの時点でお金を入れたつもりになっているのです。
お金がきちんと入っているか、事前に一度確かめてみましょう。
金額の相場は、下部に一覧表を添付していますので、参考にしてみてください。
知識として本来の正解も知りたいという方のために、ここからは本来の正解を解説させていただきます。
まず浄土真宗の香典袋の水引は、浄土真宗専用の特別な水引はありません。
一般的な弔事で使用する水引であれば問題ありません。
「黒白」「双銀」「藍銀」「黄白」などがあります。
注意すべきは「赤白」など慶事で使用する水引を使用しないことです。
また、よく見ると帯の結び目にも特徴があります。
実際に帯がついている袋もあれば、帯が絵で書かれてある袋もあります。
そして帯は「結び切り」というものと「あわじ結び」というものがあります。
下記は「結び切り」です。しっかり根元まで結んでいます。
結び切りには「重ねて起こりませんように」という意味があります。
下記は「あわじ結び」こちらがよく市販されているタイプです。
結び目が絵よりも、実際に結んであるほうがしっかりした印象を与えます。
あわじ結びには「末長いお付き合い」という意味があります。
浄土真宗の場合、香典袋の表書きとして正しくは「御仏前」と書きます。
「御香典」「御霊前」などもありますが、浄土真宗の場合、お亡くなりになられた方は、亡くなるとすぐに極楽浄土へ行かれて仏になると言われています。
そのため、仏様へ供えるので「御仏前」となるのです。
下記は香典金額の相場になりますので、お金を包む時の参考にしてみてください。
あなたから見た関係 | 20代 | 30代 | 40代 |
祖父母 | 1万円 | 1万〜3万円 | 3万〜5万円 |
親・義理の親 | 3万〜10万円 | 5万円〜10万円 | 10万円〜 |
兄弟、姉妹 | 3万〜5万円 | 5万円 | 5万円〜 |
叔父、叔母 | 1万円 | 1万円 | 1万〜3万円 |
従姉妹 | 1万円 | 1万円 | 1万〜3万円 |
その他親戚 | 3千〜1万円 | 3千〜1万円 | 5千〜1万円 |
上司 | 5千円 | 5千〜1万円 | 1万円〜 |
上司の家族 | 3千〜5千円 | 3千〜1万円 | 5千〜1万円 |
同僚、後輩 | 5千円 | 5千〜1万円 | 1万円〜 |
同僚、後輩の家族 | 3千〜5千円 | 3千〜1万円 | 3千〜1万円 |
友人、知人 | 5千円 | 5千〜1万円 | 5千〜1万円 |
友人、知人の家族 | 3千〜5千円 | 3千〜1万円 | 3千〜1万円 |
先生、恩師 | 3千〜5千円 | 3千〜1万円 | 3千〜1万円 |
近所の方 | 3千円 | 3千円 | 3千〜5千円 |
浄土真宗の葬儀へ香典を用意する際は、下記の手順で用意しましょう。
1.香典袋は「黒白」「双銀」「藍銀」「黄白」から選ぶ
2.表書きには「御仏前」と記載しましょう。
3.お金は相場を参考に入れてみてください。
4.中袋には名前、住所、金額を忘れずに記入しましょう。記入する際は薄墨を使うのが本来ですが、なければ黒墨や黒ペンでも構いません。
浄土真宗の葬儀がどんなものか、興味のある方は下記の記事をご覧ください。
これから参列する方にとって、予備知識をつけることは葬儀の場面で役立つこともあるでしょう。
浄土真宗は、日本で最も信者数の多い仏教宗派です。
しかし、名前は聞いたことあるけど、具体的にどういう教えで、葬儀で何をしているのか分からないという人も少なくないのではないでしょうか。
この記事では、浄土真宗の教えや葬儀の流れについて、分かりやすく解説いたします。
これから浄土真宗で葬儀をしようと考えている方や、家の宗派は浄土真宗だけどその教えがよく分からないという方は必見です。
どうぞ最後まで読み進めてみて下さい。
浄土真宗は、鎌倉時代に始まる日本の仏教宗派のうちのひとつです。
まずは浄土真宗の基本的な概要についてみていきましょう。
浄土真宗では、ご本尊の阿弥陀如来を何よりも大切にします。
阿弥陀如来は、西のかなたにあると言われている極楽浄土にいて、阿弥陀如来を心から信じ、「南無阿弥陀仏」と念仏を称えた者はひとり残らず極楽往生させることを誓った仏さまです。
阿弥陀如来そのものは、他の宗派でも礼拝される仏さまですが、阿弥陀如来に特化した信仰(浄土教)は、お釈迦様が亡くなって500年後くらいのインドから始まり、中央アジア、中国に広まり、日本に伝わってきました。
日本における浄土教は、浄土真宗以外に、浄土宗、融通念仏宗、時宗などが挙げられます。
浄土真宗を開いたのは、平安末期から鎌倉時代を生きた親鸞です。
当時の日本仏教は、天台宗の比叡山を中心に展開されていましたが、権威化とともに、腐敗、堕落していました。
それに加えて、武家の台頭、飢饉、疫病、天災など、社会不安に苦しむ衆生がたくさんいる中、比叡山に絶望した新進気鋭の僧侶たちは山を下り、自らの宗派を立ち上げていったのです。親鸞もそのうちのひとりです。
当時としては「反体制」と呼ばれてもおかしくない生き方を貫いた親鸞。
それでも、親鸞の分かりやすく優しい教えはまたたく間に民衆に広まります。
そのため、浄土真宗では、阿弥陀如来と同じくらいに、親鸞聖人の教えや生き様を讃え、信仰しています。
親鸞死後は、子孫や弟子たちの系譜によってさまざまな流派に分かれていき、8代門主の蓮如の代に宗派として急拡大します。
その勢力は、戦国武将が治める各国と肩を並べるほどで、各地に一向一揆が成立します。
戦国武将ではなく、浄土真宗門徒の自治で国を治めたのです。
有名なものに、加賀一向一揆や長島一向一揆などが挙げられます。
やがて、織田信長や豊臣秀吉らと対立してしまい、最終的には、江戸時代に入り徳川家康の手によって、本願寺は東西に分けられ、現在のような形の素地ができあがるのです。
今現在、浄土真宗は10の流派に分かれており、「真宗十派」と呼ばれています。
■親鸞の血族の系譜
・浄土真宗本願寺派(京都市:西本願寺)
・真宗大谷派(京都市:東本願寺)
■師弟関係の系譜
・真宗高田派(三重県津市:専修寺)
・真宗佛光寺派(京都府京都市:佛光寺)
・真宗興正派(京都府京都市:興正寺)
・真宗木辺派(滋賀県野洲市:錦織寺)
・真宗出雲路派(福井県越前市:毫攝寺)
・真宗誠照寺派(福井県鯖江市:誠照寺)
・真宗三門徒派(福井県福井市:専照寺)
・真宗山元派(福井県鯖江市:證誠寺)
さまざまな歴史的背景によって、これらの流派に分流していますが、基本的な教えに違いはなく、流派を超えた交流も見られます。
浄土真宗は、日本最大の教団です。
十派を合計すると、寺院数は全体の28.6%、信者数は34%にものぼります。
日本全国に浄土真宗のお寺があり、門徒(真宗における檀家の意味)がいます。
その中でも、二大勢力となっているのが浄土真宗本願寺派と真宗大谷派です。
それぞれ本山の名前にちなんで「お西」「お東」と呼ばれるのが特徴です。
それでは、浄土真宗がどのような教えに基づいているのか、より詳しく解説していきます。
浄土真宗の教えの根幹は「他力本願」です。
これは、人任せや他人依存といった意味ではなく、阿弥陀如来の本願に頼って成仏することです。
これまでの仏教は、自らが修行を積んで悟りの境地を目指しましたが、比叡山で20年もの期間修行を積んだ親鸞は、それでも煩悩を拭いきれないことを悟り、自力での成仏を諦め、阿弥陀如来(=他力)を信じきることに生涯をかけました。
では、なぜ阿弥陀如来なのか。
それは、『無量寿経』の中で、阿弥陀如来が次のように誓っているからです。
私が仏になるとき、すべての人々が心から信じて、私の国に生まれたい(極楽往生したい)と願い、わずか十回でも念仏して、もし生まれることができないようなら、私は決して仏になりません。
つまり、どんな人であっても、阿弥陀如来を心から信じ、極楽往生を心から願って、「南無阿弥陀仏」の念仏を称えるならば、必ずその願いを叶えることを約束してくれているのです。
そして、「もしもその願いが叶わないのであれば、私は仏にならない」とも言っています。
しかし実際に阿弥陀如来という仏さまは実在し、たくさんの信仰を集めているわけですから、逆説的に、阿弥陀如来は絶対に私たちを救って下さると、説かれていることになります。
浄土真宗では、あまり難しいことを説きません。
とにかく、阿弥陀如来の力を信じ、「南無阿弥陀仏」を称えることを大切にします。
この分かりやすい教えが、庶民の間で広く支持され、いまも浄土真宗の門徒が多い理由の1つだと言えるでしょう。
親鸞の師匠である法然(浄土宗の開祖)は、「南無阿弥陀仏」をひたすら称えることを推奨しましたが、親鸞は、念仏の数ではなく、阿弥陀如来を信じる心によりフォーカスしました。
心から阿弥陀如来を信じ、すべての働きを阿弥陀如来のものと受け入れた上で、念仏を称えることが大切なのです。
浄土とは、仏が住む清浄で清らかな世界のことで、「仏国土」とも呼ばれます。
極楽浄土は阿弥陀如来が作った浄土ですが、この他にも、大日如来の密厳浄土や、薬師如来の浄瑠璃浄土など、さまざまな浄土があります。
極楽浄土の様子は、『仏説阿弥陀経』の中で描写されています。
極楽浄土には一切の苦がなく、ただ楽がある。
池には8つの功徳をもたらす清らかな水が広がり、底一面には黄金の砂が敷き詰められている。
楼閣は金・銀・瑠璃・水晶・宝石・赤真珠・碼碯の七宝できれいに飾られている。
好きなものを食べ、着ることができ、本当に住み心地の良い場所である。
鳥のさえずりや木々の音も美しい音楽のように聞こえる。(筆者まとめ)
このような苦のない世界が、この世の苦しみにあえぐ人々の拠り所となっていったのです。
これまで、浄土真宗の教えについて解説してきましたが、ここからは、そうした教えに基づいて浄土真宗の葬儀がどのように考えられ、どのような流れで進んでいくのかを詳しく解説いたします。
浄土真宗の葬儀は、故人を供養するために行うのではなく、遺族や親戚、関係者らが集まり、故人を悼むことを通じて、阿弥陀如来の教えを聞き、仏縁を深めるための仏事として捉えられています。
故人の供養を祈るのではなく、「故人がきちんと極楽往生したよね」と確認する場とも言えるでしょう。
もちろん、宗派の教えがそうだからと言って、喪主や遺族が大切な方の死をすんなり受け入れられるとは限りません。
だからこそ、親族や知人が集まり、ともに故人の死を悼み慰めあう。
そして僧侶の儀式や法話に触れて、この世が無常であること、そしてその救いとして浄土真宗の教えがあることに気づく場として、葬儀が設けられるのです。
浄土真宗本願寺派を例に、通夜と葬儀の式次第を見ていきましょう。
【通夜】
通夜は、近親者や知人が集まって、故人を偲び、仏さまの教えに触れるために行われます。
・合掌礼拝
・正信偈
親鸞聖人の著書『教行信証』の中の一節。真宗の教えを60行120句にまとめた偈文。
・和讃
仏さまを讃えることば(歌)です。
・回向
「願似此功德 平等施一切 同發菩提心 往生安樂國」
・合掌・礼拝
・法話
僧侶より法話をいただきます。
・御文章
8代門主蓮如がまとめた門徒へのお手紙
・合掌・礼拝
【葬儀】
葬儀は、昔ながらの葬儀の形式(出棺・葬列→葬儀→埋葬)を儀式の中で再現する形で執り行われます。
そのため、棺前勤行(葬列前に行う勤行)、火屋勤行(火葬の際に行う勤行)、還骨勤行(火葬後に遺骨に向けて行う勤行)などがあります。
昨今主流となっている葬儀式の式次第は次の通りです。
・合掌・礼拝
・帰敬式
生前に帰敬式を行なっていない人の場合、真宗門徒になるための儀式を行ないます。
・三奉請
阿弥陀如来、釈迦如来、そして十方にいる諸仏を葬儀の場にお迎えします。
・導師焼香
・表白
この葬儀の趣旨を述べます。
・弔辞
参列者の代表が弔辞を読み上げます。
・正信偈
通夜と同じく、正信偈が読み上げられます。浄土真宗では普段のお勤めでも読まれる大切なお経です。
・念仏
・和讃
・回向
・合掌・礼拝
・遺族・親族代表挨拶
式次第はあくまでも一例に過ぎません。
各派、地域、寺院によってその内容は異なることがあります。
通夜、葬儀ともに、遺族や参列者は僧侶の読経を聴き、焼香をします。
浄土真宗の焼香についてはこちらの記事を参考にして下さい。
浄土真宗は、その独特な教えから、他宗にはないさまざまな特徴があります。
浄土真宗では、阿弥陀如来を信じ、念仏を称える者は誰もが等しく極楽浄土に往生できます。
そのため、他の宗派のように、自らが仏弟子となって修行を積まなくてよいことから、仏弟子の証である戒名がありません。
その代わり、浄土真宗では「法名」が授与されます。
「釋〇〇」という形を取り、戒名のように「居士」「信士」のような階級がないのが特徴です。
故人様への枕飯や枕団子は、死出の旅に携えるお供え物ですが、浄土真宗ではそもそも死出の旅がありません。
そのため、故人様にお供えする枕飯や枕団子が不要と考えられています。
浄土真宗では、身体を清めるためのお塩も不要とされています。
死は穢れではなく、極楽浄土に往生できるありがたい機会であり、参列者にとっても仏さまの教えに触れることのできる場と捉えられているからです。
ここまで、浄土真宗の教えや葬儀の内容についてお分かりいただけましたでしょうか。
すべてをお坊さん任せにするのではなく、たとえ少しでも浄土真宗の葬儀の意味を知っておくだけで、より深く葬儀に臨むことができ、故人様を極楽浄土に送り出すことができるはずです。
広島は特に浄土真宗が盛んな地域です。
浄土真宗の葬儀で分からないことや不安がある方は、まずは広島自宅葬儀社にご相談下さい。
どんなささいなことでも構いません。お客様の声に耳を傾け、親切丁寧に、アドバイスさせていただきます。
エンディングノートとは、自分の介護や医療、葬儀や墓の希望を書き残しておくノートです。
「終活の一環として買ってみたは良いものの、まだ書き始めていない」「何から書けば良いのか分からない」という人も多いのではないでしょうか。
エンディングノートをスムーズに書き進めるためには、コツが必要です。エンディングノートの作り方のポイントを解説します。
エンディングノートとは、「突然亡くなった」「急に入院した」「認知症になった」など、自分で自分のことができなくなったときのために、自分の希望や必要なことを家族や身近な人に託すための「指示書」です。
エンディングノートを「死後の希望を叶えてもらうためのノート」「自分の気持ちを残された人に伝えるためのノート」と捉える向きもあります。
確かにそういった側面もありますが、このように捉えていると「死後のことなんて、まだ考えられない」「ノートを作るのは、もう少し先でいい」と感じ、取り組みが先延ばしになってしまいがちです。
エンディングノートを使うのは、自分が亡くなったときばかりではありません。
例えば急に入院したら、ペットの世話や家の維持管理、光熱費ほか自分の入院費用の支払いなどを、他の誰かにやってもらわなければなりません。
仕事先や友人への連絡も必要です。
離れて暮らす家族はもちろん、同居している家族でさえ、連絡先の詳細を伝えていないことは多いのではないでしょうか。
エンディングノートを作るときには、「死後のことを家族に託す」というより「自分ではない誰かに指示書を残す」と考えてみましょう。
書き残さなければならないことがよりいっそう具体的になり、筆が進むようになります。
エンディングノートをスムーズに書くためには、以下の5つのポイントを押さえましょう。
取り組むべき順番に沿って解説します。
エンディングノートは、生きている限り、何回作っても良いものです。
まずは表紙に、書き始めた年月日を大きく書き入れましょう。
「作るのはこれ一回限り」と考えていると、「葬儀の希望」や「お墓の希望」といった死後の希望を記す項目はとくに「今後気が変わるかもしれない」と書くのを敬遠しがちになります。
後で削除したり追加したりするのが面倒で、住所録を作りたくなくなります。
しかし、希望が変わったり、交流関係が変化したりすることは、何歳になってもあり得ます。
大事なのは、今現在の自分の状況や希望を記しておくことです。
「人生の最後に書けば良いのでは?」とためらっていると、いつまで経っても書くことはできません。
削除や変更が面倒になってきたら、新しいエンディングノートを購入し、また書き始めれば良いのです。
その際、やはり書き始めた年月日を表紙に書いておきましょう。
それによって、いざというとき残された家族が、更新日の新しいノートを優先させることができます。
エンディングノートは、最初から書く必要はありません。
「明日、自分が突然倒れたら」をイメージし、困ることから優先して書きましょう。
優先事項として考えられるのは、例えば「親族・友人の連絡先」や「ペットの世話について」、「各種保険の証書のありか」「通帳やクレジットカードの一覧表」などです。
配偶者が管理しているケースでは、自分も配偶者に何かあったときのためにしっかり把握するチャンスになるので、必ず聞き出します。
多くのエンディングノートは項目が細かく分かれ、各項目に対して書き込み欄があります。
真面目な人は、「全ての項目を埋めないと落ち着かない」と考えてしまうかもしれません。
しかし、すぐに全ての項目を埋めなくても良いものと考えましょう。
そもそもニーズは人それぞれなので、エンディングノートが提案する項目に全て応えなくても良いのです。
反面、「こうしたいという希望があるけれど、エンディングノートの項目にはない」ということもありえます。
空いているスペースに、どんどん希望を書き入れましょう。
エンディングノートを作っていると、行き詰まることがあります。
とくに行き詰まりやすいのが「財産一覧」や「形見分けの希望」、「遺影の希望」など、モノを指定する項目です。
一度身の回りを確認しないと、なかなか書けません。
行き詰まったときは、家のあちこちを少しずつ捜索するのではなく、いったん生前整理をするつもりで荷物をすっかり点検してみるのがおすすめです。
家の中のもの全てをチェックすれば、宝飾品や加入していること自体を忘れていた保険の証券など、思いがけない財産が見つかる可能性があります。
見つけたものは洗いざらいエンディングノートへ書き入れ、もう二度と忘れないよう、一カ所に集めておきましょう。
余裕があれば、ついでに不用品の処分や片付けを終わらせてしまうのが理想的です。
このように、エンディングノートを書く過程で、家の中もスッキリ片付きます。
希望の医療や介護、葬儀、墓など、自身の希望を書き記す項目で行き詰まったなら、いったんペンを置いて、情報収集を始めてみましょう。
具体的にどのような選択肢があるかが分かれば、希望を記しやすくなります。
情報収集は、実際に出かけてみるのが一番です。
「アクセスの良い介護施設」や「感じの良い葬儀社」、「雰囲気に好感の持てる霊園」などに、感染対策に気をつけながら見学へ出向きます。
葬儀社や石材店が主催する終活イベントで情報収集をするのも、いい手です。実際に目で見ることで、イメージが膨らみます。
また、インターネットやチラシ、数多く出版されている終活本などで情報収集をすると、見学だけでは得られない知識が包括的に身につきます。
外出を控えたい事情があるときにも有効です。
エンディングノートは、ポイントを押さえれば、今の自分に必要な項目から書き進めることができます。
現在の状況や希望について考えを突き進めていけば、家の中を片づけたり、自分の内なる希望を可視化させたりといったことができるでしょう。
このように、エンディングノートを作ると、家と心の整理につながります。
定年の節目に、古希の記念になど、今の自分の棚卸しをするイメージで書き始めましょう。
お葬式に参列したとき、葬儀場に飾ってあった花をおすそわけしていただき、持ち帰る事もあります。
人によっては、初めての体験で、いただいた花をどうすれば良いのだろう?
お悩みになるかもしれません。
いただいたお花をどうするのか、わかりやすく解説させていただきます。
お葬式の場に飾ってあった花をお裾分けする風習は、地域によっては一般的な風習となっています。
お葬式ではお棺の中へ花を手向ける献花の場面がありますが、お棺の中が花でいっぱいになると、葬儀場に残った花は余ることになります。
このお花を処分するのはもったいないということから、参列者へお裾分けする風習が生まれました。
葬儀場に残った花を周囲へお裾分けするタイミングは地域によって異なります。
ご出棺後にお見送りを終えた参列者が自宅へ持ち帰ることができるように、最後のお別れの献花中に葬儀社が花束を作る地域もあります。
あるいは火葬終了後、葬儀場へ戻って解散時に親族のみへ渡す地域もあります。
本来、余ったお花をお裾分けする風習ですから、花が余らない葬儀では困難です。
現在、家族葬が主流になっていますので、お花が余るというケースは従来に比べて少なくなっています。
お棺の中へ入れて差し上げる花を優先するので、結果として周囲へ持ち帰っていただく花は残らないという葬儀が増えています。
葬儀の花は、お釈迦様の葬儀の時に、村人が花と楽器と香木で見送ったのが由来となっています。
花は命を美しい形で表現したもので、感謝を形に表したものです。
また、いただいたお花には、亡くなった方が持っていた幸せを分けてもらう意味もあります。
ご遺族からすれば「今日は皆さん故人のためにご参列ありがとうございました。たくさんのお花をいただき、故人もさぞ幸せだと思います。どうぞ皆さんもお花をお持ち帰りいただき、家にお供えしてあげてください」と意味が込められています。
ではいただいたお花をどうするべきか、飾る場所はいくつかあります。
・仏壇に飾る
・花瓶に入れて飾る
・墓へ持参する
仏壇がある家庭では仏壇にお供えするのが良いでしょう。
お花のボリュームがありすぎる場合は、ハサミで切って飾りやすい大きさに調整します。
仏壇のない方は、花瓶に入れてリビングや玄関などに飾るのも良いでしょう。
特に決まりはありませんので、好きな場所に飾りましょう。
お墓へ持参してご先祖へお供えするのも良いでしょう。
大きさを調整する必要があるかもしれませんので、ハサミを持参すると便利です。
他人のお葬式で使った花をもらうなんて縁起が悪い、飾るなんてあり得ないという方もいらっしゃいますが、そんなことはありません。
亡くなった方を穢れとして嫌うのは、故人を祟る存在として扱うことになります。
先述したように、花は感謝を形に表したものですから、縁起が悪いと言えば仏教では失礼にあたります。
そして幸せのお裾分けですから、縁起が悪いという捉え方をするのではなく、亡くなった方の幸せを分けてもらうものと解釈して、有り難くお供えしましょう。
遠方から親族が葬儀へ参列される知ったとき、交通費や宿泊費の負担はすべきなのか。
一般的にどのような対応が正解だろう。
この記事では、このような疑問を持つ方へわかりやすく解説させていただきます。
交通費や宿泊費を負担すべきかどうか、迷ってしまう要因に結婚式の事例があります。
結婚式では参加する親族それぞれへお車代を交通費として渡す慣習があります。
そのため、葬儀も同様に考える方もいらっしゃると思いますが、葬儀の場合は異なります。
結婚式は、予め招待状を送り、自分達から招待しているため、相応の交通費を負担すべきという考えです。
一方で葬儀の場合、参列する、しないは、連絡を受けた本人の判断に委ねられます。
そのため、本人の判断で参列しているため、交通費を負担する必要はないという考え方になるため、交通費・宿泊費の負担をする必要は基本的にありません。
基本的に参列者本人が交通費・宿泊費を負担するものとはいえ、例外的なこともあります。
本人は参列を遠慮しようと考えていたが、遺族から交通費・宿泊費を負担するから参列して欲しいと頼まれる場合もあります。
以前、相手側へ訪問した際に交通費、宿泊費の負担をしていただいたので、今回は同じことをお返ししないといけないと負担する場合もあります。
また、地域によっては遺族が負担することが多いところもあります。
あなたが来て欲しいと招く気持ちが強い場合は、結婚式同様に負担しても良いでしょう。
相手に任せるという気持ちが強い場合は、相手に判断してもらい、対応は任せましょう。
葬儀は、通夜・葬儀と2日間で行われることが多く、遠方からお越しになるご親族は通夜・葬儀に参列したい場合、宿泊先の確保が必要になります。
主に3つの方法があります。
・遺族の家に泊まる
・葬儀会館に泊まる
・ビジネスホテルなどに泊まる
ご遺族の家に一緒に泊まるという方法も一つです。
宿泊する親族にとって実家になる場合もあります。
この場合、幼少期を過ごした家なので、落ち着く場所になるでしょう。
家に泊まる方法を打診できる間柄というのは、とても近い関係性のはずです。
例えば喪主が長男の場合、遠方から参列する次男に打診するというものです。
長男が従兄弟に家に泊まりますか?と宿泊の打診をするケースは少ないと言えます。
葬儀会館によっては、宿泊設備が整っていますので、宿泊可能であれば葬儀場に泊まるのも方法の一つです。
遺族は家に帰宅する。親族は葬儀会館に泊まるというケースもあります。
この場合、それぞれが別空間になりますので、お互いに夜間は気を遣わずに済むというのがメリットです。
葬儀会館によって、宿泊可能人数が異なるので、事前に確認しておきましょう。
また、一部屋では足りないので、もう一部屋貸して欲しいという場合もあるでしょう。
一般的に葬儀会館は、1つのお葬式に1部屋の原則であることがほとんどです。
そのため、もう1部屋欲しい場合は、どこかに別の宿泊先を確保する必要があります。
葬儀会館近郊のビジネスホテルに宿泊するのが3つ目の方法です。
宿泊代が必要になるのがデメリットですが、宿泊する当人にとって、気を遣わずに過ごせる空間が出来るので、旅の疲れをとる意味でも有り難いと感じる方もいらっしゃるでしょう。
また、小さな孫と過ごす賑やかな空間が好きな人がいれば、静かに過ごすのが好きな人もいらっしゃいます。
静かに過ごすのが好きな人の場合、ビジネスホテルが良いでしょう。
またしっかりもてなしたいという気持ちがある場合、あるいは気を遣う間柄の方に宿泊していただく場合は、ビジネスホテルが良いでしょう。
宿泊先の手配は、葬儀社に相談すると良いでしょう。
日常的にそういうお悩みに接しているはずで、その地域の宿泊先も網羅しているはずです。
支払いは、後日自宅へ請求書を送付していただくという方法もありますし、通夜前に宿泊先へ寄って先に支払っておくという形もできますし、色々な方法があります。
宿泊先までの交通手段がタクシーになる場合、タクシー代は遺族が負担することもありますし、宿泊者本人が負担することもあります。
ご遺族がどのようなお考えか、そして相手との関係性で決まる部分で、特にマナーはありません。
自家用車で送迎という方法もあります。
喪主が送迎は、他に優先してすべきことがあるかもしれません。
その場合は、子供や他の親族に送迎を依頼するなどして対応しましょう。
ここまで読んでも交通費・宿泊費に対して何かモヤモヤする方もいらっしゃるかもしれません。
そのようなあなたには下記の考え方がおすすめです。
相手に負担してもらうのが申し訳ないというあなたは、交通費・宿泊
費は自分達で負担する形が良いでしょう。
しかし一つだけ注意したいことがあります。
葬儀において親族の交通費・宿泊費は本人が負担することが多く、喪主が負担すべきとされてはいません。
しかしながら、申し訳なさから負担したいとなったとき、親族間で今後の前例を作る事にもなります。
あの時、負担してもらったと相手の記憶に残らないように、気にする必要はない、何も思わなくていいと一言添えると良いでしょう。
遠方からの参列となれば、交通費・宿泊費が遺族、親族のどちらかにかかってしまいます。
どちらにも負担がかからないように、「今回は遠くからわざわざ参列することはない、参列は控えてくださってもいいですよ」と声をかけるのも一つです。
知らせを受けた側は、知らせを受けると、駆けつけなければという気持ちになりがちです。
そこで「参列しなくても大丈夫」というニュアンスで伝えることが、心の中で参列を迷っている方の背中を押す場合もあります。
「喪主がそう言うなら、今回は参列を控えよう」となることもあります。
遠方からご親族がお越しになる場合、交通費・宿泊費だけでなく、礼服を準備して香典を用意と色々と準備にお金がかかります。
参列者全員の香典を辞退することで、お越しになる方々の金銭的負担を交通費・宿泊費だけにとどめることができます。
特に親族は一般参列者よりも香典相場が高くなります。
香典の負担を減らすのは、相手の金銭的負担を減らすのに有効です。
ただ香典は故人へ送るもので、交通費・宿泊費とは性質上全く別物なので、個人的にはこの考え方はあまりおすすめしません。
それぞれ別の案件として考えた方が良いでしょう。
香典辞退に関する記事は、下記で詳しく紹介していますので、興味のある方はご覧ください。
遠方から参列されるご親族の交通費・宿泊費について解説してまいりましたが、これまであなた自身も遠方の親族の葬儀へ参列した経験はありませんか?
今後先も同様に遠方へ参列する機会もあるでしょう。
親族との血縁関係が続く限り、冠婚葬祭の行事は続いて行くものです。
今回たまたま主となる立場で、親族に来ていただく側になったのです。
ご親族とは持ちつ持たれつのお互い様という関係を保つのが無難だと言えます。
以前、交通費・宿泊費はどうだったかな?と思い出してみてください。
思い出せない場合は、基本的に相手が負担するもので、自分達に負担義務はない、
そして将来は自分達も自費で行く機会が訪れるものでお互い様なのだと認識いただければと思います。
今回だけを切り取って考えるのではなく、前回、今回、そして将来と長い目で考えて判断していきましょう。
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