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葬儀社へ支払う葬儀代はいつ払う?当日すぐに支払いする必要がある?
頻繁に利用するものではない為、実情はなかなかわからないものです。
この記事では葬儀費用の支払いについて、実際はどうなっているのかを解説させていただきます。
まだ葬儀会館が無く、葬儀は自宅やお寺で行うのが主流だった時代、葬儀といえば地域で行う行事であり、地域の方々がそれぞれ役割分担して葬儀を行っていました。
主な役割として仕出し係、駐車場係、寺院送迎など色々ありましたが、その中に会計係というのがあり、寺院へのお布施、飲食にかかる費用、香典の管理など、葬儀で発生する現金を一括で管理する係がありました。
葬儀社への支払いを遺族がスムーズに出来るように、会計係がお膳立てをしていました。
また、何にいくらかかったのか後で遺族が把握できるように全て整理してまとめて報告するのが、会計係の役目でした。
この当時、葬儀費用は、当日に現金で支払うことが多くありました。
葬儀会館で葬儀を行うのが主流になった今、現金を持ち歩いて葬儀を行うのは危ないという理由や、急な葬儀にも関わらず当日支払いをお願いするのは、遺族の負担を増やすことになるという理由から後日払いが主流に変化しました。
後日払いでも、葬儀社によってその期日は異なり、3日以内の業者もあれば、1週間の業者もあります。
正確なことを知りたい場合、依頼先の葬儀社へ前もって問い合わせてみると良いでしょう。
支払い期限がいつになるかによって、お金の準備の仕方が異なってくる方もいらっしゃるでしょう。
葬儀費用の準備の仕方としては、主に下記が考えられます。
・事前に用意している場合
・葬儀後に折半して支払う
・葬儀後に故人の預金で支払う
・葬儀後に故人が加入していた保険金で支払う
この場合、葬儀代の支払いが当日でも後日でもどちらでも対応できる状態です。
葬儀代の期日に神経質になることはないでしょう。
この場合、葬儀代が確定しないと折半する金額がわからないため、葬儀後の支払いでないと困ることになります。しかし葬儀後3日以内、1週間以内、どちらでも対応できる場合が多いでしょう。
事前に故人の預金を口座から引き出している場合は、葬儀後すぐに故人の預金で支払いも可能でしょう。
しかし葬儀後に故人の預金を口座から引き出そうとした場合、預金口座が凍結してしまいすぐに引き出すことは難しくなります。
手順を踏めば葬儀代を下ろすことも可能ですが、葬儀代の支払い期日が3日以内、1週間以内だった場合、期日を超えてしまう可能性も出てきます。
故人が生前に生命保険などに加入していた場合、葬儀後に保険請求手続きを行いますが、申請準備〜保険金がおりるのは3週間〜1ヶ月半かかります。
葬儀代の支払い期日が3日以内、7日以内の場合、全く間に合わないとなるでしょう。
葬儀代は主に3日以内〜10日以内の支払い期日であることが多いので、葬儀後すぐに支払い可能な予算で葬儀を行うことが必要になるのです。
そのため、葬儀後に故人の預金を引き出して払う、故人の保険金で払うという選択肢は入れず葬儀を行うことを考えましょう。
故人の保険金で支払う以外に方法はないという場合は、葬儀社に相談してみることをお勧めします。
保険証券を提示するなど保険に加入していることを証明できる場合、相談に応じてくれる確率は高まります。
主な支払い方法は下記の通りです。
・当日現金払い
・後日振り込み
・カード払い
・信販会社ローン
葬儀終了後、清算をして帰る形もありますし、前もって一部入金を行い、過不足分を清算する方法があります。
葬儀翌日以降に金融機関から振り込みを行う方法は、最も多い形です。
葬儀代の領収書が必要な場合、葬儀社に発行してもらいたい旨を伝えましょう。
カード払いに対応している葬儀社もあります。
対応可能か事前に確認しておきましょう。
信販会社へローンを組む方法もありますが、あまりお勧めしません。
こちらは今すぐお支払いが困難な方が検討される方法になりますが、今すぐお支払いが困難なのであればローンを組む必要はありません。
今ある予算で無理をせず葬儀を行うなど、別の方法を考えましょう。
こちらは最後の手段としてお考えください。
葬儀社によっては、直接分割払いに応じてくれるところもあります。
だからと言って利用することは、私はあまりお勧めしません。
葬儀は無理をせず、お支払い可能な範囲で行いましょう。
無理のない範囲で行うと言っても、初めての経験。
言われるがまま行うと当初の見積もりは予算の範囲内だったのに、気がつくとこんなに高額になってしまったということもあるかもしれません。
葬儀代を支払うことができないと後でならないために気を付けるべき点は下記の通りです。
予算以上の葬儀を行わないと言葉にするのは簡単ですが、実際は簡単にはいかない場合もあります。
前もって予算をいくらにするのかを検討する時間を設け、熟考する時間を万人が持てるとは限りません。
突然元気だった家族が亡くなるなど、急なご不幸が発生した場合、前もって葬儀を行う準備時間がゼロだったということも起こり得るのです。
予算がわからず葬儀を行うのは、支払いへの不安が高まります。
元気な内から家の経済状況を把握し、急なことが起こった場合に対応できる現金はこのくらいと知っておくことが必要です。
急なことが起こった場合に対応できる、すぐに支払い可能な額で葬儀を行うようにしましょう。
仮にすぐに支払い可能な現金が20万円であれば、20万円以内で葬儀を行いましょう。
20万円以内で可能な葬儀はどんなものなのか、葬儀社に提案していただくのです。
その提案が受け入れられるものであれば、検討しましょう。
不足分をローンする、葬儀社へ分割払いをするなどは極力避けるべきです。
「ローンで対応してはどうでしょう?」と勧めてくる葬儀社と「ローンしなくても大丈夫。こういう方法があるのでお任せください」と言う葬儀社があれば、どちらにお任せしたいですか?
後で「思っていたより高くついた」とならないために、葬儀前に見積もり書をいただき、チェックしましょう。
会葬御礼品、弁当の数など、葬儀が終わってみないと確定しない要素もありますが、それも含めて概算でいくらになりそうなのか。
目安を提示してもらって、確認しておきましょう。
後で払えないとなる方には、「予算を決めていない」「すぐに支払える金額で行っていない」「見積もりの説明をよく聞いていない」という特徴があります。
そうならないために上記に注意して葬儀を行っていただければと思います。
愛着ある自宅、最後はそこで迎えたいと考える方はいらっしゃると思います。
その自宅がマンションだった場合、マンションで葬儀を行うのは難しそうだからと早々に諦めてしまうのはもったいない。
そんな思いで筆者が過去にマンションで、どのようにして自宅葬を行ったか、実例をご紹介しながら、マンションでも葬儀が出来る理由を解説させていただきます。
マンションで自宅葬が難しいと言われる理由は色々ありますが、一番大きな理由は、物理的な問題です。
部屋からマンションのエントランスまでどうやって出棺するのかという点です。
棺はおよそ全長185cm、横幅55cm、高さ45cmほどあります。
シングルベッドよりも少しだけ短く、横幅が狭い箱物をイメージしてみてください。
故人が棺の中で眠っている状態で、このように大きな箱物をどこにもぶつけず、一度も地面に着けず、マンションの下まで降りることが出来るのだろうか。
マンションから出棺することに難しいイメージを持ってしまう方のお気持ちは理解できます。
葬儀社の立場から言えば、故人様の尊厳を守りたい。
人は物ではない、最後まで一人の人間として接していたいと誰もが思っています。
その思いがあるからこそ、ご家族以上に慎重になる面もあります。
できれば棺を水平に保ったまま出棺したいと思うのは最たる例です。
棺を立ててしまうと中でお休みになっている故人様のお体が動いてしまうのではないかと心配になります。
出来る限り安全に、出来る限り尊厳を保ったまま出棺したい観点から、マンションでの葬儀よりも葬儀会館での葬儀をお勧めするケースもあります。
棺を水平に保ったまま、安全に出棺したいと考えた場合、下記の事柄を葬儀社は考えます。
まずエレベーターがあるかどうか。
そしてエレベーターの奥行きは、185cmの棺が入るほどの奥行きがあるかどうかを見ます。
エレベーターの奥行きが185cmに満たない場合、エレベーター内に救急搬送用のストレッチャーを入れる為に作られた非常扉があるかどうかをチェックします。
非常扉があれば、扉を開けると棺が入るスペースが生まれますので、安全に出棺できると判断するでしょう。
エレベーターでの出棺が厳しいとなった場合、次に階段から出棺することを考えます。
焦点は階段スペースの広さです。
ここはどのマンションもほぼ同じような作りで、広さに大きな違いはありませんが、棺が通るかどうかは10cm違うだけでも、かなり変わります。
私は13階から階段を使って出棺をした経験もあります。
次に室内から玄関を通って棺が出棺できるのかという点です。
玄関を出て1m先に壁がある場合、185cmの棺が通るスペースが不足していることになります。
棺を斜めにすることや立てることを考える必要が出てきます。
葬儀を行う部屋から玄関までの動線も確認します。
どこにも当たることなく、水平を保って玄関まで通ることが出来るのかをチェックします。
このように部屋から玄関までの問題、玄関の問題、玄関から下へ降りるまでの問題を全てクリアして、マンションでの自宅葬・出棺は可能になるのですが、ここの判断基準が葬儀社によって異なるのが実情です。
どの時点でマンションでの自宅葬を諦めるかということです。
葬儀会館で葬儀を行うのが当たり前になった時代、マンションで自宅葬を行ったことのある葬儀社スタッフも少なくなっています。
エレベーターの中に非常扉があり、棺が通ることが出来たからマンションで葬儀を行ったという方が多く、非常扉が開かない場合の出棺、階段しかない場合の出棺を実際に行った経験のある方は限りなく少ないでしょう。
ある時点でお断りしているから経験がないのです。
何かを選択するとき、経験のある中から選びがちです。
ご出棺の際の安全面を考えると特に経験した事の中から方法を選択しがちになりますので、経験値で判断基準が異なってくるのです。
葬儀社は葬儀を行うプロであって、マンションから故人を送り出すプロではありません。
例えばある大きな物を地面に下ろさず、傷つけず大切に部屋の中まで運ぶなら、葬儀社よりも引越し業者の方が経験豊富で専門分野でしょう。
葬儀社は、引越し業者の技術から学べる部分もあるのですが、全ての葬儀社が技術を備えているわけではありません。
自宅のマンションで葬儀を行いたい家族の思いをどこまで汲んであげられるか、葬儀社の熱意でも判断は異なります。
出来るだけマンションで行ってあげたいと尽力したのですが・・・という葬儀担当者と絶対にマンションで葬儀を行ってあげたいという葬儀担当者では熱意が異なります。
熱意があれば知恵が浮かびます。
何事にも言えますが、どうにかしたいと考えた時に初めて新しい知恵が生まれます。
私はマンションで行う以外の選択肢を考えなかったため、新たな方法を身につけました。
ここが一番大切かもしれません。葬儀社がどうにかしてあげたいと思う熱量はご遺族の思いの強さで決まります。
葬儀社に「マンションでは難しい」と言われても、ここで葬儀を行いたいという気持ちをどこまで持ち続けることが出来るか。
プロに難しいと言われれば、「そうなのかもしれない」とすぐに諦めてしまう気持ちは理解できますが、一生に一度のことです。
本当に難しいのか、何とかならないかという気持ちを納得いくまで持ち続けていただきたいのです。
その強い気持ちが、葬儀社の情熱に火をつけ、新しい知恵を浮かばせることに繋がり、今よりもマンションで行う葬儀が多くなっていくことにも繋がります。

広島市中区の分譲マンションで実際に自宅葬を行った事例をご紹介させていただきます。
仲の良いご夫婦でお住まいになっていたマンションで、奥様が病気を患い、ご主人が自宅で看病されていました。
もしもの時は、2人の思い出の詰まった自宅から送り出してあげたいと強い気持ちを持っていらっしゃいました。
■状況
・玄関を出て90cm先に壁がある
・玄関を出てすぐに直角に曲がらないといけない
・エレベーター内には非常扉がなく、棺は立てないと入らない
・階段の幅は狭い
・階段を降りた所でS字のように曲がらないといけない
■通常、葬儀社はこの状況であれば下記のような判断をするかもしれません。
・葬儀会館で葬儀を行うことを勧める
・布団にお休みいただいた状態で葬儀を行う。エレベーター下までは故人様のお体を抱えて移動し、エレベーター下で棺に納棺して出棺する。
■弊社がとった行動
このような状況でしたが、ご主人は自宅から絶対に送り出したい。
お部屋の中で納棺をして、出棺をしたい。ここは譲れないと強い意志がありました。
ご主人の思いを叶えるには、棺を立てる他ありません。
ご了承いただき、故人様が棺の中で動いてしまわないように安全面へ配慮しながらのご出棺となりました。
棺を立てると故人様のお体が動くのではと心配になるのは、棺の中に隙間があるためです。
つまり隙間を無くせば、問題は解決します。
普段、割れ物を郵送する際に、段ボールの中に緩衝材を敷き詰めて、隙間を無くす作業を行います。
緩衝材の代わりに花を用いて、ご遺族様に棺の中にたくさんのお花を入れていただくことにします。
お花が好きだった故人様にとってもご家族にとっても自然な形で最後の時間を充分に取ってお棺の中を花でいっぱいにしていただきました。
最後に棺の蓋が開いてしまわないようにベルトで固定して、エレベーターでは棺を斜めに立てて御出棺となりました。
安全に出棺出来たのにはもう一つノウハウがあるのですが、ここでは企業秘密とさせていただきます。
絶対にマンションからの出棺を実現したいと葬儀社に強い気持ちがあれば、色々なアイデアが浮かぶはずです。
このケースでは、参列された周りのご親族が違和感を感じることなくスムーズにご出棺出来ました。
実現出来たのは、マンションからの出棺を諦めたくないご遺族様の熱い気持ちがあったからです。
マンションでも自宅葬が出来ると考える理由は以下の通りです。
・優先順位1 エレベーターで棺を水平に保ちながら出棺する
・優先順位2 階段から棺を水平に保ちながら出棺する
・優先順位3 エレベーターで棺を斜めに立てて出棺する
・優先順位4 階段から棺を斜めに立てて出棺する
いずれの場合も葬儀社に確かな経験があれば、安全な出棺は可能です。
マンションでも6畳あれば自宅葬が可能です。
例えばリビングにダイニングテーブルがある場合、一時的にダイニングテーブルを移動すればリビングにも広いスペースが生まれます。
飾りやお棺のご安置などで使用するスペースは、最低2畳分あれば可能です。
残りの4畳分は、お寺様とご家族で使用すればよいわけです。
葬儀を行う場所は和室でなくても構いません。洋間に座布団や椅子を並べて行うことは、頻繁にあります。
家の造りに応じて最適な方法を葬儀社がアドバイスしてくれるはずです。
仏壇がない家も最近は多く、マンションも例外ではありません。
そのような場合でも仏壇の代わりにご本尊など仏具を葬儀社が用意しますので、ご安心ください。用意をお願いしたから葬儀代が上がるということもないでしょう。
このようなことからマンションでも自宅葬は行えると言えます。
実際に行ってきた私の声がこれからお考えの方々に届き、力になれたら幸いです。
あなたの地元にも必ず良い葬儀社さんがいらっしゃるはずです。
自宅から送り出してあげたい気持ちも強く伝え、共感してくれる葬儀社へお任せしましょう。
葬儀の現場に携っていると、ご遺族様から「お布施はいつ渡すものですか?」とかなりの確率で尋ねられます。
この記事では、お布施を渡す最適なタイミング、なぜ地域によって正解が異なるのか、正解・不正解はあるのかなど、葬祭ディレクターの筆者がわかりやすく解説させていただきます。
お寺と接する機会が日常生活では殆どないという方も多く、葬儀の場でお布施を渡すことに不慣れで不安を覚える方は多いものです。
主に下記のような理由でお悩みになる方が多いのではないでしょうか。
不慣れなことで、先方に失礼なことをしてしまわないように正解を知りたい。
無礼なことをして、恥をかくことを避けたい。
大切な家族の葬儀にお勤めいただくお寺様だからこそ、しっかり対応したいと思うものです。
何が正解なのか、インターネットで調べてみると様々なアドバイスがあり、どれが正解なのか余計にわからなくなった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
こちらについては後で詳しく解説させていただきますが、正解が一つではないためです。
地域によって異なるのも迷ってしまう原因となる場合があります。
例えば親族からアドバイスをもらったとき、親族が住んでいる県と自分達家族が住んでいる県が異なる場合、有効なアドバイスにならないことも起きてしまうのです。
お布施を渡すタイミングの正解は、シンプルです。
お布施は、「渡せる時に渡す」とシンプルに考えましょう。
渡せる時に渡すとは、ご遺族様がお布施をお渡しするお時間があること、お寺様もお布施を受け取るお時間があることです。
例えばお寺様が葬儀場に到着しました。ご遺族がお布施を渡そうとするもお寺様が着替え中のことがあります。
この場合、お寺様が受け取る準備が出来ていません。
読経終了後、ご遺族がお寺様の控室へ伺うと、すでにお寺様がご帰宅されている場合もあります。
ご用したお布施をお渡しすることができなかったとなってしまいます。
このようにお布施を渡したくてもお渡しできない場面というものがあるのです。
お渡しできない場面を知ると、お渡しできる場面も絞られてきます。
可能なタイミングが絞られてくると渡せる時に渡すという考えに行き着きます。
可能なタイミングを探り、正解はその中にあります。
正解が色々あるのは、その中から最も良いと思う方法が地域によって、お寺によって、葬儀形態によって異なるだけなのです。
色々な正解があっても、いずれの方法も渡せる時にお渡しするという考えが根底にある点は共通しています。
実はタイミングよりも、渡せなかったとならないことが大切なのです。
渡せなかったとならないように考えた結果、正解は地域・お寺・葬儀形態によって異なっていきました。
主な事例を下記でご紹介させていただきます。
式前に渡すというのは、よくある方法です。
お寺様が来られた際、ご挨拶を兼ねて渡すという方法です。
お着替えの時間、お手洗いの時間などを除いた丁度良いタイミングを葬儀社が案内してくれるはずです。
式直前はお寺様も準備があるだろう。式が終わって、お寺様が落ち着いた時に渡しましょうという考えから「式後に渡す」という方法もあります。
式後すぐにお寺様がお帰りになる場合もあります。
その場合、お渡しすることができない場合も出てしまうので、地域によってはおすすめできません。
ご遺族は、葬儀中忙しいので、全て終わってからお礼の挨拶を兼ねてお寺へ訪問しましょう。そこでお布施を渡しましょうという考えのもと、「葬儀終了後に渡す」が当たり前の地域やお寺もあります。
この場合、葬儀当日ではなく、葬儀翌日を指す場合も多いです。
また、自宅とお寺が同じ地域でご近所の場合にあるケースです。
これまでをまとめると以下のようになります。
お布施は渡すタイミングよりも、お渡しすることが出来なかったとならないことが大切である。
・最も良いタイミングとは確実にお渡しできる時を指す
最も良いタイミングとは、礼をわきまえているか無礼かではなく、確実にお渡しできるタイミングを指す。ご遺族様、お寺様、双方が可能なときです。
確実にお渡しできるタイミングは地域・寺院・葬儀形態によっても異なります。
一番その状況に正しい判断が出来るのは、経験豊富な葬儀社です。
担当者からのアドバイスが、インターネットに載っている情報よりも、正しい情報となるでしょう。
ここで言う正しい情報とは、「確実にお渡しできる場面」です。
例えば、葬儀社に式前に渡すと事前に伺っていたが、実際はお寺様が式直前に来られ、着替えてすぐに読経が始まった。
お布施を渡す時間が式前になかったため、渡せなかったというケースがあったとします。
この場合、式前に渡せなかったから失礼とはなりません。
お手様に受け取る時間がなかったのです。
目的はお渡しすることですから、次のタイミングを伺うのです。
葬儀社から次のアドバイスをいただくはずです。
葬儀後など予定と異なったとしても、全く非礼にはなりません。
無事にお渡しできたのですから、全く問題ありません。ご安心ください。
従兄弟の葬儀へ参列することになった時、香典金額の相場はいくらなのか。
夫婦の場合はどうなるのかを解説させていただきます。
従兄弟へ香典を包む時の金額相場は下記の通りです。
あなたが20代で従兄弟の葬儀へ香典を包むシチュエーションは稀だと思われますが、その際の香典金額は1万円が相場です。
あなたが30代の場合、従兄弟への香典相場は1万円です。
20代同様にあまり発生しないでしょう。
30代の場合、従兄弟へ香典を包むよりも、従兄弟の親へ香典を包む確率の方が高いでしょう。
その場合も叔父、叔母への香典金額相場は1万円です。
従兄弟への香典は1万円〜3万円が相場となります。
1万円か3万円、どちらかを選択しましょう。
お気持ちの部分になりますので、どちらを選択しても非礼にはなりません。
そう言われても困るという方のために、この点は後ほど解説させていただきます。
従兄弟へ香典を包む時、夫婦の場合はどうなるのかを解説させていただきます。
そもそも香典は1世帯で1つ包むもののため、夫婦で2名分用意する必要はありません。
ですから香典袋の用意は1つで結構です、金額も先述した通りで構いません。
香典袋へ夫婦それぞれの名前を記載しても構いませんし、夫の名前のみでも構いません。
いずれも夫婦二人で包んだ香典として認識されます。
従兄弟との関係性は個人差があります。
幼少期は頻繁に家族ぐるみで顔を合わせ、一緒に遊んだこともあった思い出があると思いますが、年を重ねるごとに疎遠になっていくものです。
毎年、盆や正月に顔を合わせる程度といった方もいらっしゃるでしょうし、盆や正月も顔を合わせる機会は全くないという方も多いでしょう。
住んでいる地域も離れていて、葬儀や結婚式の場でしか会うことはないという方も多いのです。
遺族からすれば、それほど疎遠な人から高額の香典をいただくと相手に変な気を遣わせてしまうものです。
近所の方や会社関係の方は3千円、5千円の香典を包むのですから、あなたが1万円でも全く問題ありません。
従兄弟との年齢差は10歳未満であることが多く、比較的年齢の近い従兄弟の死というのは我が身にも起こり得ることと、葬儀の場で改めて感じることになるでしょう。
幼少期の思い出が蘇り、お世話になったとの思いを強くする方もいらっしゃるでしょう。
そのような方は香典を3万円包んでも構いません。
3万円以上は遠慮するようにしましょう。
従兄弟への香典というのは、年齢と共に収入が上がるため、香典相場が上がるのではなく、相手との関係性による部分が大きいと言えます。
香典の書き方、包み方などを詳しく知りたい方は、下記の記事でご覧ください。
葬儀で遺族が香典をお断りされているケースもあります。
その場合、香典を渡す必要はありません。
気になる方は、前もって遺族の周囲や葬儀社へ確認すると良いでしょう。
聞きづらいという方は、どちらでも対応できるようにとりあえず準備をして参列しましょう。
葬儀場で香典お断りと知った時に、香典を出さずに参列するという対応をすると良いでしょう。
広島県東広島市安芸津町にある火葬場、安芸津斎場をご紹介させていただきます。

山の中にある安芸津斎場は見晴らしが良く、瀬戸内海を一望できます。
最後の時を静かに過ごせる環境が整っていること、最後に瀬戸内海を見渡せるのは、海辺の町、安芸津町にとって相応しい場所であります。

・住所 広島県東広島市安芸津町風早10029-11
・TEL 0846-45-1102(安芸津支所地域振興課)
・駐車場 普通車20台、身障者用1台
・営業時間 9時〜17時
※到着時間は15時まで
・休場日 1月1日
・火葬炉、お別れ室、待合室、収骨室
※ペットの火葬は東広島市では行なっていません。民間の業者へ依頼しましょう。

●交通のご案内

お車でお越しの際は、団地の中を通って火葬場へと向かいます。
団地を抜けた後の入り口が間違えやすいのでご注意ください。
入口を右側へ進み、あとは一本道ですが、道幅が狭く離合できない場所もありますので、安全運転で行きましょう。

・タクシーの場合
新幹線東広島駅から19分
JR安芸津駅から6分
JR風早駅から8分
・自家用車の場合
東広島市安芸津支所から6分
ゆめマート安芸津から8分
西条ICから31分
| 東広島市在住の方 | 12歳以上 | 10,000円 |
| それ以外の方 | 12歳以上 | 30,000円 |
| 東広島市在住の方 | 12歳未満 | 5,000円 |
| それ以外の方 | 12歳未満 | 15,000円 |

■注意事項
・火葬開始から終了までは、約1時間30分となります。
収骨のご案内が来るまでは、待合室でお待ちください。
・お茶などの飲食をされた場合は、ゴミを各自で持って帰りましょう。
■棺に入れてはいけないもの
一般的に棺に入れてはいけないものとされるのは、燃えないもの、燃えづらいもの、環境を悪化させるもの、危険物などです。
主な例は下記の通りです。
・腕時計、アクセサリーなど
・玩具、人形など
・分厚い着物、厚い布団、毛布、厚い書籍
・コルセットやペースメーカーなどの医療器具
・ビール瓶、缶、化粧品、ライターなど
安芸津斎場葬儀受付相談
TEL 0120-564-594(24時間365日対応)
安芸津斎場にて火葬をご検討中の方、ご葬儀のご相談を24時間365日承っています。
■火葬のみ(直葬)一式70,000円(税込77,000円)
火葬一式70,000円(税込77,000円)
・寝台車 ご搬送
・搬送シーツ
・棺一式
・骨壷一式
・ドライアイス
・死亡届手続き代行
・寝台霊柩車 安芸津斎場へ
■火葬料10,000円
(東広島市の方10,000円 それ以外の方30,000円)
■総合計87,000円
■プランの流れ
お迎え〜霊安室へ搬送。霊安室でのご対面は出来ません。
翌日、火葬予約時間に合わせて安芸津斎場へお越しいただきます。
火葬前には、炉前で短時間のお別れするお時間がございます。
■対応地域
東広島市全域
■オプションになるもの
・花束 5,500円(税込)
・お別れ花 22,000円(税込)
・遺影写真 22,000円(税込)
・お寺様による炉前読経 16,500円(税込)
※別途お布施35,000円が必要となります。
■葬儀一式 265,000円(税込291,500円)
通夜・葬儀を自宅、お寺、集会所で行った場合の価格は下記になります。
葬儀一式265,000円(税込291,500円)
・寝台車 搬送
・霊柩車 安芸津斎場へ
・棺一式
・骨壷一式
・搬送シーツ
・ドライアイス
・枕飾り一式
・仏衣
・位牌
・遺影写真
・生花飾り
・焼香セット
・受付用具一式
・お布施袋
・火葬手続き代行
・司会進行
■火葬料 10,000円
(東広島市の方 10,000円 それ以外の方30,000円)
■総合計301,500円
※お布施は別途必要になります。
詳しくは下記からご覧くださいませ。
急なお通夜や葬儀への参列となった場合、数珠がない場合があります。
気づいた時には、時間があまりない場合は焦ってしまうものです。
そんな時にどのように解決したらよいかを解説させていただきます。
数珠の由来は、お釈迦様が「百八の実を繋いで、いつも手にして三宝(仏・法・僧)を唱えれば、煩悩が消え災いもなくなる、心身も楽になるでしょう」と語ったことが始まりでした。
数珠は本来108の珠で出来ており、それは108の煩悩を現したものでした。
現在は108の珠で作られた数珠は少なくなり略式の数珠が多くなっていますが、現代でも仏式の葬儀では、数珠を持つことで仏様、故人様と心を通わせることができるということで大切な法具として扱われています。
つまり仏式のお通夜や葬儀に参列するなら数珠はあったほうが良いと言えます。
しかし絶対にないといけないものではありません。
ないからマナー違反、マナーが悪いと葬儀場で批判を受けることはまずありません。
数珠を持って参列しているが葬儀場で笑いながら雑談している方と、数珠は持っていないけれどご遺族の悲しみに寄り添い、故人様へ手を合わせ、ご冥福をお祈りされている方は、どちらがマナー違反でしょうか。
一番大切なのは、ご遺族の気持ちを考え、気持ちに寄り添った行動をすることです。
それでも数珠がないのは恥ずかしい、時間もないけれど何とか解決したいという方へ、これから解決方法を解説させていただきます。
まず急なお通夜や葬儀へ参列で時間がない場合、数珠を購入するのに費やす時間もないでしょう。ここでまず考えていただきたいことは、あなたがこれからどこへ行くのかです。
行き先である目的地で解決できるなら、寄り道にはならないため、時間がなくても解決できる1番の近道となるはずです。
つまり葬儀場で解決することを試みましょう。
行き先の葬儀場の連絡先を調べて、まず電話をしましょう。
電話をして、その場所に数珠が販売しているか、尋ねてみましょう。
大抵の葬儀場では、数珠が販売されています。
私が葬儀会館へ勤務していた頃は、毎日のように「すいません、数珠はありますか?」と参列者が窓口に尋ねて来られていました。
このようなことが葬儀会館では毎日のようにあるのです。
それだけ需要があるのであれば、普通の葬儀会館であれば対応をします。
数珠を置いていない葬儀場は少ないとはずです。
ですからまずは問い合わせてみましょう。葬儀場にあれば1番の時短になります。
葬儀場に問い合わせてみて、数珠が販売されていることがわかれば、葬儀場で購入すれば一番の時短になります。時間がなくても解決できる最速の方法です。
葬儀会館では、男性用、女性用、子供用と数種類置いてあることが多いです。
あくまで参列者の緊急用と認識しているため、価格もそんなに高いものは置いていません。
かつ100円ショップで販売されているような安物でもなく、作りもしっかりしています。
1000円台〜3000円台が主流です。
あまりに頻繁にこのようなことがあるため、葬儀場によっては貸し出し用のレンタル数珠を置いてある所もあります。
例えば家に帰れば自分の数珠はあるけれども、今日は急だったから数珠がないという方、
あるいは数珠を買うお金を持ち合わせていない方、数珠を買ってまで解決したくない方は、貸し出し用の数珠で対応しても問題ありません。
数珠は他人が使っていたものを使うのはマナー違反、一人一人が自分の数珠を持つものだという考えもありますが、数珠は念珠とも言うことから、自分の魂を表すものだという考えからです。
自分の魂であるのなら、葬儀がない時も肌身離さず持っておかねばなりません。
そのような時代もあったのかもしれませんが、現代で肌身離さず毎日数珠を持っている方は、どのくらいいらっしゃるでしょうか。
葬儀へ参列する時だけ数珠を持つ方と、貸し出し用数珠で対応する方に差があるとは思えません。
私が以前勤務していた葬儀会館では、数珠を貸して欲しいという声は、毎日のようにありました。
しかし数珠が売れなくなるからという理由で、貸し出し用数珠を置いていない葬儀場もあります。
自分のを持つべきだというのは、現代では建前と感じる所以です。
貸し出し用があるのであれば、選択肢に入れて構いません。
葬儀場に問い合わせてみて数珠が置いていないとなれば、ここで初めて寄り道をして数珠を買うのか、数珠なしで参列するのかを考えましょう。
寄り道して数珠を買う場合、一番確実なのはホームセンター、紳士服の青山、はるやま、そして仏壇店です。
しっかり吟味したい方は種類が豊富な仏壇店がおすすめです。
何でもいい、とにかく今の危機を早く乗り切りたい方は、最短で行ける所でお買い求めください。
時間的に猶予がない、厳しい場合、私は数珠なしで参列も選択肢の一つです。
「数珠を忘れてしまった人」となるのではなく、「急な参列で時間がなかった人」と堂々としていれば大丈夫です。
故人様、ご遺族様への思いがあれば、数珠がなくても心を通わすことはできるものです。
「あの人、数珠を持っていなかったよ」と周囲で噂になることはまずありません。
数珠がない自分には耐えられないという周囲の目を気にする方は心配無用です。
数珠なしで参列でも問題ありません。
しかし数珠がないと仏様に申し訳ないという方は、なんとかして用意する方向で行動しましょう。
兄弟(義理の兄弟)の葬儀へ参列することになった時、香典をいくら包むべきなのか。
香典の金額相場や注意点を1級葬祭ディレクターの筆者が解説させていただきます。
日本人の平均寿命は、男性81歳、女性87歳です。
多くの場合、兄弟(義理の兄弟)とあなたの年齢差は少なく、同年代の方が多いでしょう。
同年代である兄弟の葬儀が発生するというケースは、あなたもご兄弟もある程度年齢を重ねた状況にある場合が多く、主に70代以降から身近に起こり得る事として考えられます。
同じ屋根の下で生活を共にしているケースは少なく、世帯を別にして生活している場合が多いものです。
そのため葬儀の場面では兄弟であっても香典を用意する必要があります。
葬儀の場において、義理の兄弟への対応は実の兄弟と全く同じです。
葬儀場でも兄弟夫婦が隣同士で着席しているはずです。
序列は全く同じで、香典金額相場も全く同等の扱いをします。
香典金額の相場は下記を参考にしてください。
40代以降の方の香典金額相場は3〜5万円です。
あなたが現役でご活躍されている場合は5万円が相場です。
70代・80代など定年して年金生活者の方は3万円でも問題ありません。
香典は無理のない範囲で行うものです。
20代・30代でご兄弟の葬儀に遭遇することはあまりないかもしれませんが、相場としては30代の方は5万円、20代の方は3万〜5万円が相場になります。
年齢と共に収入が上がっていきますので、相場も上がっていきます。
ご兄弟が結婚されていた場合は、配偶者が喪主をされるでしょう。
ご兄弟が独身の場合は、あなたの両親が喪主になるでしょう。
葬儀場の受付係を通して香典を渡しても構いませんし、直接手渡しでも構いません。
あなたが既婚で配偶者と葬儀へ参列する場合、香典は1人分で構いません。
香典は世帯で一つ用意するものであるため、二人分用意をする必要はありません。
香典袋は1つ、名前の記載は夫婦の連名でも構いませんが、世帯主の名前一つであることが多いです。
世帯主の名前のみが記載されていても、夫婦で出した香典という意味合いになります。
2人で用意したものだからと1つの香典袋に二人分の香典を用意して、金額を2倍にする必要はありません。
夫婦で用意する場合も、一人で用意する場合も金額は同じとなります。
団塊世代の方など、ご兄弟が多くいらっしゃる方もいるでしょう。
その場合、香典金額は兄弟みんな同じにして統一したほうが無難です。
誰がいくらの香典を包んだのかは、香典帳に記録されます。
葬儀後に遺族がつい口を滑らせてしまえば、兄は少なかった、弟は少なかったと後々言われてしまうことや、陰口を言われてしまう恐れが出てくることもあります。
意図せずそのような事態になってしまったなら、後々後悔することになります。
皆が同じ金額であれば、噂も立ちません。
香典を包む前に相談出来れば良いでしょう。
ずっと幼少期を一緒に過ごしてきた大切な兄弟の葬儀です。
香典だけでなく、他に何かしてあげたいと考える方もいらっしゃるでしょう。
その場合は、供花を送るなどがおすすめです。
「兄弟一同」とご兄弟で一緒に花を送る場合、各個人が花を送る場合もあります。
供花を送るのが当たり前ではなく、気持ちで行うものですから、送りたいと思った方が行えばよいものですが、複数兄弟がいらっしゃる場合は、注意が必要です。
供花を送るならみんな送る、送らない場合はみんな送らないと統一したほうが無難です。
兄の供花はあるけれども、弟の供花はないという葬儀場になり、周囲が違和感を感じる事態になってしまいますので、こちらも兄弟で話し合って決めましょう。
兄弟(義理の兄弟)の葬儀で香典を渡す必要がない場合をご紹介します。
亡くなったご兄弟が独身で、両親も二人ともすでに他界している場合、あなたが喪主をする可能性が高いです。
あなたが喪主をする場合は、葬儀を行う側になり、香典をいただく立場になりますので、香典を準備する必要はありません。
その代わり、故人がお金を残していない場合、葬儀費用を負担しなければならない可能性があります。
葬儀に際して香典をお断りするケースも珍しくなくなりました。
そのような場合には、香典を準備する必要はありません。
以上、兄弟(義理の兄弟)の香典について解説しましが、香典の準備の仕方、マナーについて詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
親の葬儀へ子供である自分は香典を包む必要があるの?
遺族だから必要ないのかな?
この記事ではそんな疑問に対して解説させていただきます。
まず親の葬儀(義理の親の葬儀)であなたが喪主であれば香典を包む必要がありません。
喪主として葬儀の実行責任者になり、葬儀費用の負担をする立場になった場合は、香典を包む立場ではなく、香典をいただく立場になります。
例えばあなたの母(父)がお亡くなりになられ、あなたの父(母)が喪主をする場合は、あなたは喪主ではありませんので、香典を包む立場になります。
あなたが次男で長男が喪主をする場合も、あなたは喪主ではありませんので、香典を包む必要があります。
人がいつ亡くなるのかは誰にもわかりません。突然訪れた葬儀にも関わらず、遺族は大きなお金が必要となります。
香典は、葬儀費用の足しにしてくださいという意味もあり、日本人特有の助け合いの精神と親和性が高く、長年引き継がれてきた風習になります。
つまり喪主でない場合は、葬儀費用を負担する喪主の母(父)を助ける、喪主の長男を助ける意味合いがあります。
葬儀費用を負担してもおかしくない立場であることから、葬儀費用を負担しない代わりに包む香典のため、金額が一般の方々や親族よりも高額になることが多いです。
親へ包む香典金額の相場は、あなたの年齢によって変わってきます。
年齢と共に平均年収が上がる傾向から、年齢を重ねるにつれて香典相場も上がっていくイメージで捉えていただければと思います。
20代、30代、40代、それぞれ親の葬儀でいくら香典を包むのが平均値なのか、見ていきましょう。
あなたが20代であれば親(義理の親)への香典は3万円〜10万円が相場です。
あなたが30代であれば親(義理の親)への香典は5万円〜10万円が相場です。
あなたが40代以降であれば、親(義理の親)への香典は10万円が相場です。
あなたがご結婚されている場合、親の葬儀へ夫婦で参列となるでしょう。
その場合、香典は二人分必要ではありません。
香典は1世帯で一つするものです。
ですから香典袋は一つだけ用意して、香典を包んでください。
名前はあなただけの名前でも夫婦で出した香典という意味合いになりますし、お二人の連名で記載されても構いません。
そして包む金額を2倍にする必要もありません。
親へ香典を包むケースは、あなたが喪主ではない場合です、そして包む理由は葬儀費用の負担をする喪主を助ける意味合いだと先述しました。
それを踏まえて香典を包む必要がない時が2つあります。
1つは、親の葬儀費用を喪主の長男(長女)と折半すると決めている時です。
この場合、喪主は長男(長女)ではありますが、葬儀費用の支払いに関しては、喪主とあなたは同じ立場、支払う立場になります。
そのため香典を包む必要はありません。
2つ目は、喪主が香典を辞退すると決めている場合です。
その際は香典を包む必要はありません。
例えば父(母)が亡くなり母(父)が喪主の場合、年齢を重ねてもあなたと親は親子の間柄です。つい子供の立場で甘えたくなるものです。
香典もおろそかにしても構わないかなと思いがちですが、世帯を持っているのなら一人の大人として香典は用意したほうが賢明です。
渡す時は、葬儀の受付を通しても構いませんし、直接渡しても構いません。
渡した後に親が受け取れないとおっしゃる場合もあります。
その際は、無理に渡さず、金銭以外の形でフォローに徹しましょう。
葬儀だけでなくその後の生活環境の変化、事後の手続きなど色々出来ることはあります。
例えば喪主があなたのお兄様、お姉様だった場合、香典を包む必要があるのは、あなたが葬儀費用を負担しないとなっている場合です。
香典を包むかどうかの前に葬儀費用をどう負担するかを話しあっておくことが良いと思います。
話してわかることがあるはずなので、先入観や思い込みで「○○だと思っていた」という事態は避けましょう。
詳しくは下記の記事をご覧ください。
例えば喪主の兄(姉)が香典をお断りしている、且つ喪主が葬儀費用は自分が負担すると決めている場合もあるでしょう。
この場合は、一応香典を用意して直接喪主に渡してみることをお勧めします。
香典お断りした理由は、おそらくあなたに向けたものではなく、一般参列者や親族のことを考えての判断のはずです。
葬儀費用の負担もなく、香典も包めないのはやり場がなく困る方もいらっしゃるでしょう。
その心情をそのまま伝えて香典を渡してみるとよいでしょう。
気持ちが伝われば、喪主も悪い気持ちにはならないものです。
家族や親族の誰かが亡くなったとき、悲しみと同時に頭へ浮かぶのが「会社で認められる休暇日数は?」「学校は何日休めるのか?」といった疑問でしょう。
一般的な事例をご紹介した上で、実際に休みたい日数が忌引き日数を超過してしまう時の対処法も解説させていただきます。
忌引きとは、家族や親族の訃報に接したとき、数日間のあいだ学校や会社を休んで静かに喪に服すことを指します。
現代では実質お葬式の準備や参列にほとんどの時間を費やすことになっていますが、古くから日本は「亡くなった人の近親者は死のけがれに触れているから、行動を慎まなければならない」という考え方がありました。
また、「しばらくは喪った家族を想い、冥福を祈るために集中すべき」という考え方もありました。
このことから、大事な人を亡くした人のために、企業や学校には休暇が設けられているのです。

忌引き日数は法律で決まっているわけではなく、それぞれの企業によって規定があります。
また、亡くなった方があなたにとって誰にあたるのか、関係性によっても日数が変わってきます。
一般的な目安は、以下の通りです。
| 亡くなった人が誰にあたるか | 血族の場合 | 姻族の場合 |
| 父母 | 7日 | 3日 |
| 配偶者 | 10日 | |
| 祖父母 | 3日 | 1日 |
| 子 | 5日 | 1日 |
| 孫 | 1日 | |
| 兄弟姉妹 | 3日 | 1日 |
| 伯叔父母 | 1日 | 1日 |
※生計を一にする姻族の場合は血族に準じる
「亡くなった日から」「逝去の翌日から」など、いつから始まるかは、企業によって違います。
また、忌引きが有給にあたるか、それとも欠勤扱いにならないだけで無給の休暇かといったことも、企業の判断に委ねられています。
そのため、あくまで上記は参考情報としてご覧いただき、実際の勤め先にご確認ください。
「忌引きで休める日数」と「実際に休まなければならない日数」には、開きがある人が多いでしょう。
何日取れるかに関わらず、「通夜や葬式が終わるまで休みたい」という人が多数いるためです。
一昔前、亡くなってからお葬式が終わるまでの日数は、3〜4日程度でした。
しかし現代では高齢多死社会の中、特に関東では火葬場の稼働率が上がって予約が取りづらくなっている地域が多数見受けられます。
加えて遺体の衛生保全技術も進み、亡くなってから葬儀まで一週間も日にちが空くことも珍しくありません。
遠方で葬儀がある場合は、移動日も考えなくてはいけません。
すると休まなければならない日数は、さらに長くなります。
また、祖父母を亡くした場合の忌引き日数は「3日間」ですが、前述のように亡くなってから3日のうちに通夜・葬儀、火葬まで済ませられるケースは、西日本では可能かもしれませんが、関東ではそう多くありません。
東京などでは3日間でお葬式を終えることは困難を極めます。
臨終から通夜当日までの間は、通学・通勤するという選択も可能ですが、同居していた祖父母が亡くなってしまったら、勉強が手につかないお孫さんもいるでしょう。
よって、規定の日数を超過したいと申し出る人も少なくありません。
その場合どうすればよいのか、立場の違いも合わせ、次項で解説します。
忌引きの日数は、学校の規則によって異なるため、学生手帳などで確認しましょう。
もしも定められた日数よりも休みたい場合は、学校へ連絡を入れる際にその旨を伝えましょう。
忌引きが延長になるか、欠席扱いになるか、確認しましょう。
なかには昨今の事情により、タブレットでの遠隔参加を出席扱いにしてくれる学校があるかもしれません。
それなら儀式のある日以外は欠席せずに済むでしょう。
長く休むことによる学業への影響が不安であれば、申し出てみるのも1つの手です。
就業規則で忌引きの日数を確認しましょう。
日数が足りないときは、次のような対応が考えられます。
直属の上司に自分の希望を伝え、よく話し合うことが必要です。
1.有給休暇をプラスして長く休む
どうしても長く休まざるを得ないときに有効です。
2.テレワークを行い、出勤扱いにしてもらう
遠方でのお葬式となった場合など、儀式のない日はパソコンを使って作業や伝達事項を行い、仕事をするという対応が考えられます。
3.半休を利用して、儀式のない日や時間帯に出勤する
忌引き休暇を半日単位で利用可能な場合に有効です。
通夜や葬儀の日まで、半日は出勤にあてるという対応をとれば、忌引きのとれる日数自体は延びます。
どの場合も休むなと言われることは少ないはずです。
焦点は、超過日数分をどのように処理するかという点になります。
有給休暇になるのか、ならないのか。
ならない場合にあなたがどのような対応をするかになってきます。
そして罪悪感を持つことはありません。
パートやアルバイトが忌引きを取れるかどうかは、やはり会社によって違います。
就業規則をしっかり確認しましょう。
その上で直属の上司に相談します。
「○日まで休ませて欲しい」と希望を伝えるのが良いでしょう。
もし、定められた日数よりも長く休みを取りたい場合には、上記「正社員」の項で伝えた1~3を参考にしてください。
もしかしたら、正社員には忌引きが認められていても、パートやアルバイトには認められず、無給や欠勤となってしまうかもしれません。
ただ、最近では厚労省により「同一労働同一賃金」が叫ばれており、正社員とパートやアルバイトの間の不合理な待遇差の解消が目指されています。
今後もこの取り組みが進めば、正規と非正規の福利厚生の格差は縮まっていくと考えられます。
電話一本で忌引き休暇を取ることはできますが、書類上の手続きも後で必要になります。
事実を記録として残し、処理を行うためです。
1.直属の上司や学校の担任、学務課などに電話連絡
まずは家族・親族が亡くなったこと、そして忌引き休暇が欲しいことを会社や学校に申し出ます。
メールよりも電話で連絡し、指示を仰ぐようにしましょう。
連絡すべき人は、会社であれば直属の上司、学校であれば担任の先生です。
大学生は学務課等に連絡し、担当部署を教えてもらいます。
2.必要書類の入手
忌引きの申請は電話で一旦は終了します。
葬儀が終わって出勤あるいは登校する際に残りの手続きを進めるケースが多いです。
たとえ葬儀の最中であっても手続きを終えないと認めないという会社は少なく、事情を汲んでくれるでしょう。
葬儀が終了すると必要な書類を提出しなければなりません。
多くの場合、必要になるのは会社や学校ごとに用意されている申請書と、葬儀日程を知らせる文書など実際に葬儀があった事実を証明するものです。
証明書は葬儀社へ相談すると作成してくれます。
3.可能なタイミングで必要書類を提出
必要な書類が揃ったら、可能なタイミングで会社や学校に提出します。
期日を設けていない場合が多いですが、忌引きが明けて初めて出勤、登校する日に提出するなど早めの対応を心がけましょう。
葬儀を終えて出勤する際は、上司や同僚など、関係者へ丁寧な挨拶をしましょう。
伝えるべきことは、以下の2点です。
■無事葬儀が終わったことの報告
「おかげさまで、滞りなく葬儀が終了いたしました」
■迷惑をかけてしまったことのお詫びと感謝
「みなさまには仕事面で多大なるフォローをいただき、誠にありがとうございました」
通例により、関係部署に感謝の気持ちとして手土産を配る職場もあることでしょう。
また、そのような慣習がなくても、お世話になった気持ちを示したいというときは、個包装の菓子折などを持参しましょう。
喪主を務めた場合など葬儀後の事務手続きで休みが欲しい時もあります。
この場合、忌引きにはなりませんが、有給休暇を取るか、公休の時に対応するかになってきます。
葬儀後の手続きは、「2年以内に行ってください」など期限の長い手続きがほとんどです。
そのため慌てず落ち着いて一つ一つ処理をしていけば良いものですが、それでも休みが欲しい場合は、事情を説明して相談してみましょう。
よくあるのが、土日が公休の方です。
休日に対応しようにも、役所が土日休みのため、何も出来ないということが起こります。
その際は、平日に休みを取りたい旨を相談してみましょう。
葬儀の日程が決まったら、すぐに会社や学校に連絡します。
大事なのは、忌引きの日数確認はもとより、「いつからいつまで休みを取りたいのか」をハッキリ伝えることです。
それによって、相手の対応も違ってきます。
もし、「分かりました、ゆっくり休んでください」と言われても、全ての日数を忌引きとして認められたという意味ではないかもしれません。
「規定によるとこの日までは忌引きが取れるようですね。次の日からは欠勤になってしまいますか?」
「忌引きの間は有給でしょうか?」といった確認をすることで、意図しない欠勤や無給による休暇を回避できるでしょう。
現代の忌引き規定と葬儀事情には乖離があり、後々の処理の問題はありますが、お葬式が終わるまで休めるという点は昔も今も変わらないものです。
お葬式が終わるまで休むことはできるだろうかという不安は覚えなくて大丈夫です。
希望を伝え、まずは相談してみましょう。
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