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おひとりさまは、介護や医療、葬儀、墓を「誰に託そう?」と悩むものです。
いざ終活を始めようと思っても、自分の代わりに誰が希望を叶えてくれるのだろうと考えると、手が止まってしまうことはありませんか。
おひとりさまの終活の進め方や、希望を託せる場所について解説させていただきます。
一般に、一人での行動が好きな人や、独身を貫いている人を「おひとりさま」と称します。
一方で、死後に向けて準備をする終活の分野においては、独身を貫いた人のほか、伴侶を亡くし子どもがいない人、頼れる親族がいない人も「おひとりさま」の範囲です。
一人暮らしをしていて、自分の「もしも」のとき誰も助けてくれる人がいない人は、どんなことに困るのでしょうか。
具体的には、次のような場合です。
自宅で急に倒れたとき、自分のほかに救急車を呼んでくれる人がいません。
身体に不自由が生じるようになると、一人暮らしは難しいものです。
介護保険で使える在宅介護サービスなどを入れても、生活の不安はなかなか消えないでしょう。
入院・手術をすることになったとき、身元保証人になってくれる人がいなければ、手続きは滞ります。
手術時の身元保証人には、医師の治療方針を本人とともに聞いたり、手術に立ち会い「もしも」のときの身柄引受人になったり、入院に必要な着替えや日用品を用意するといった重要な役割があります。
おひとりさまが認知症になると、気づいてくれる人が近くにいないため、治療が遅れます。
身支度、掃除、食事などに困難を伴うようになるほか、金銭管理もできなくなってきますが、他に適切な管理をしてくれる人がいなければ、生活は荒れる一方です。
家のゴミ屋敷化や、破産につながりかねません。
自分の認知能力と意識さえハッキリしていれば、医療や介護がスタートしてからでも自分の希望を伝えることができます。
しかし、葬儀やお墓への納骨は、亡くなってから生じるものです。
生前、誰かに希望を託していなければ、理想通りの形にはなりません。
法律では、配偶者や子がおらず、親もすでにない人の遺産は、きょうだいに相続されます。
きょうだいが亡くなっていれば甥姪が相続します。それらの相続人も不在であり、遺言も残されていなければ、遺産は国庫に入ります。
おひとりさまがどのようなことに困る可能性があるか、おわかりいただけたでしょう。
おひとりさまにとっては、「どんな希望を残すか」よりも、「希望を誰に託すか」のほうが重大な関心事ではないでしょうか。
誰に、どんな希望を託すことができるかをご紹介します。
急に入院したときの身元保証人の確保については、現役のおひとりさまなら勤務先に相談するのが近道です。
会社にとって負担ではと尻込みする人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。
社員が急に倒れたら、「仕事への影響はどうなる?」「いつから復帰できる?」と、勤務先の方もいち早く情報を得たいためです。
高齢者用のマンションや施設に入居しているなら、管理会社に相談してみましょう。
入院時の身元保証や、介護・医療の希望を託すことなら業務の範囲内としているところも少なくありません。
葬儀や墓、相続の希望については、必要に応じて専門家を紹介してくれる可能性があります。
高齢のおひとりさまが増加するなか、終活サポートを行う社会福祉協議会が増えています。
ただ、「生活の見守りだけ」「専門家を紹介する」など、サポート範囲は協議会によってさまざまです。
住所地を管轄する協議会に問い合わせ、相談してみましょう。
元気なうちから、認知機能が低下した場合の生活・金銭管理を誰に託すか決めておく「任意後見契約」、亡くなった後の手続きを一任できる「死後事務委任契約」などを依頼できるNPOが、全国に複数あります。
定期的な電話連絡などの見守りサポートを行っている場合もあります。
「任意後見契約」や「死後事務委任契約」は、信頼できる弁護士や司法書士に依頼することが可能です。
終活サポートを専門に行っている会社もあります。
おひとりさまの金銭管理や生活サポート、遺品整理までを託せる信託銀行があります。
急に倒れたときのこと、死後のことを誰に託すか決めたうえで、具体的な終活を進めましょう。
とくに必要なのが次の4つです。
エンディングノートとは、緊急時の連絡先や、医療・介護・葬儀・お墓についての希望を書き留めておくためのノートです。
たくさんのエンディングノートが出版されており、おひとりさま用のものもありますから、活用しましょう。
エンディングノートは、個人情報のかたまり。契約を結んだ人など、ごく一部の人にしか開示できません。
しかし、緊急の場合に、「かかりつけ医」「日ごろ飲んでいる薬」「保険証のありか」「緊急連絡先」などを記したメモを救急隊員などが確認できれば、スムーズな医療につながります。
救急隊員やかつぎ込まれた病院に知らせたい情報と、入院時に必要となる着替えやコップ、スリッパを入れた入院バッグを、玄関先など目立つところに置いておきます。
自分が入院となった後、あるいは亡くなった後も、ペットの世話は滞りなくなされなければなりません。
ペットの世話は、先ほど紹介した弁護士や司法書士などの専門家、信託銀行などに託すことも可能ですが、対応が遅れることも。
友人や近隣など信頼できる人に、もしもの場合について相談しておきましょう。
エンディングノートには法的効力がないため、遺産の行き先については、正式な遺言書で残しておく必要があります。
おひとりさまにとって重要なのが、死後事務やペットの世話を引き受けてくれる人への遺贈。
死後事務委任を引き受けてくれる専門家などに相談しながら、遺言書の作成を進めましょう。
ここからは、絶対に必要ではないものの、おひとりさまにとって大事な終活要素について解説します。
身内のいないおひとりさまにとって、友人は宝物のような存在です。
「何日も連絡が取れないと心配して見に来てくれる人」「もしものときにペットの世話をお願いできる人」などを確保できるよう、意識して交友範囲を広げましょう。
心配して毎日電話をくれる子どものかわりに、新聞を取る、昼食の宅配サービスを利用するなど、「誰かが毎日のように訪れてくれる」環境を整えておきましょう。
孤独死予防になります。
野菜たっぷりの料理を自分のために作ったり、散歩やヨガを毎日楽しんだり。
なるべく長く「自分のことが自分でできる」状態を保てるよう、健康に気を配りましょう。
以上、おひとりさまの終活において大事なことを解説しました。
おひとりさまにおいては、「希望を誰に託すか」が最重要ポイントとなります。しかし、それさえしっかり押さえておけば、自由度はかなり高いといえるでしょう。
残されるパートナーや子どもの意思を考慮することなく、好みのお墓を選べたり、支援しているNPOなどに遺産を寄付したりできるためです。
自分らしい最後のため、まずは「希望を託せる先」を探すことから始めましょう。
家族が単身赴任先や旅行先で亡くなってしまった。
あまりにも予期せぬ出来事で気が動転してしまいます。
土地勘のない場所へ急いで駆けつけます。
普段と変わらない周囲の様子が目に入れば、自分達だけが悲劇に見舞われていると孤独を感じます。
その後の段取りも頼る人がいなく不安はつきまといます。
この記事ではそのような事になってしまった場合の対処方法を解説させていただきます。
お役に立てますと幸いです。
おそらくネット上では、「まずお近くの搬送業者を手配しましょう。料金も安く時間的にも早いです」と書かれているかもしれません。
しかし葬儀業界で20年経験を積んだ私はそのように思いません。
これまで遠方でご家族が亡くなった方のお手伝いをさせていただいたことは何度もありますが、経験上まず行うことは、故郷に帰った時に、お世話になる葬儀社を決めることです。
亡くなった家族を故郷へ連れて帰る手段を考えるよりも、どこの葬儀社に頼むかを先に選んだほうがいい理由は、単純明快です。
ご家族は、「遠方で亡くなった家族を故郷へ連れて帰り、故郷で葬儀をしてあげたい」というのが一番の思いではないでしょうか。
故郷でご家族様からご用命いただいた葬儀社は、連絡を下さったご家族が無事に故郷へ戻り、無事に葬儀を終えられることを一番の使命と感じて励みます。
双方の思いが似通っていることがお分かりいただけるでしょうか?
だから不安な家族にとって一番心強い頼りになる存在が出来るのです。
頼りになる存在をまず作りましょうということです。
故郷の葬儀社は、遠方で家族が亡くなった状況を知り、少しでも力になりたいとあらゆる知恵を授けてくださるはずです。
その現在いる場所付近の搬送業者の手配もしてくれるかもしれませんし、交渉が必要なことがあれば、間に入って行ってくれるでしょう。
故郷へ戻ってから葬儀社のお手伝いが始まるのではなく、お電話をいただいてから既にお手伝いは始まっています。
近くの搬送業者は、故郷へ送り届けるまでが業務で、例えるとタクシーに似ています。
道中のことは親身に考えてくださるでしょうが、乗客が下車した後の、その後のことまでは親身に考えてくださるでしょうか、あまり期待はできません。
一方で、ご家族の置かれた状況、時間的なスケジュールも全て把握していれば、ご家族があまり睡眠を取れていないこと、移動にかかった時間のこと、これまで行ったこと、全てわかってもらえた上で葬儀を段取りしてくれる葬儀社は心強く感じるはずです。
どこで葬儀を行うか、故郷の葬儀社が決まったら、連絡をして今の状況を伝えましょう。
お伝えする点はわかる範囲で結構です。
・現在ご家族がいる場所
・お亡くなりになった方がいる場所
・お亡くなりになった方のお名前、住所
・ご家族のお名前、連絡先(携帯電話)
・現在の状況
・故郷の葬儀社と相談して決めていくこと
下記は葬儀社と決めていくことですが、一度のお電話で全てを決めるわけではありません。
順番に一つ一つ課題を故郷の葬儀社と一緒にクリアしていく、そんなイメージでご覧いただければと思います。
・故郷へ連れて帰る手段
・故郷へ連れて帰るのは、どこの業者が行うか
・いつ現地を出発するのか
・故郷へいつ頃戻るのか
・ご希望の場合、葬儀の日時も決める
遠方で亡くなった家族を連れて帰る方法をこれからはご紹介していきます。
まず陸路、寝台霊柩車で長距離搬送する方法です。
こちらの場合は、業者の車両が出発する車庫→お迎え場所→ご安置場所までの距離で料金が決まる為、故郷の葬儀社が対応する場合は、故郷と現地の2往復分の料金がかかります。
したがって遠方の場合、近くの搬送業者へ依頼する場合が多いです。
ご家族にとって到着を待つ時間が少なくなるメリットもあります。
遠方すぎる場合、距離によってどんどんメーターが上がってしまい料金が高額になることもあるのがデメリットです。
また深夜夜間(夜22時以降)に発生した場合、深夜に遠方まで長距離搬送してくれる業者はあまりありません。
夜間は限られたスタッフで運営している為、遠方まで出て行ってしまうとその他の業務が対応できなくなる恐れがあるためと思われます。
ですから翌朝に故郷へ向けて出発という形が多いです。
深夜の場合、その間はお亡くなりになられた場所でそのまま朝まで過ごさせていただく場合、搬送してくれる業者の施設で一旦ご安置させていただく場合があります。
料金体系に一定の基準はあるのですが、若干の幅があります。その範囲内で各社料金を設定しているため、業者によっては高額になるケースもあるので注意が必要です。
近距離であればその差も気にならないレベルなのですが、長距離となれば数万円の差に膨らむのです。
高額なのかどうかの判断は、ご家族だけでは行えないため、先述したように先に故郷の葬儀社を決めておく事がおすすめです。
故郷の葬儀社へ判断していただきましょう。
飛行機で空輸する方法もあります。
長距離になればなるほどこちらの方が金額的に安くなります。
東京から広島であれば空輸をお勧めします。
空輸の場合、お亡くなりになられた方を棺に納棺した状態で空輸する為、貨物扱いとなります。(通常の貨物よりも丁寧に扱ってくれます)
手順としては、飛行機の予約をして、飛行場まで現地の業者へ連れて行っていただきます。
故郷へ到着時間を故郷で待つ葬儀社へ伝え、飛行場で待機していただきます。
故郷へ着いたら、飛行場から今度は故郷の葬儀社に搬送していただきご安置となります。
空輸自体の手続き自体は難しくありません。
時間を予約して決められた時間に到着すれば、空港職員が行ってくれます。
注意すべきは、故人だけでなく一緒に帰るご家族分の航空チケットも必要になることです。
3名で現地へ向かったのであれば、その分の航空チケット代が必要です。
飛行機は前もって予約している方が多く、当日の状況によってはチケットが取りづらい事もあります。当日に購入する場合は、割高な面もありますので注意が必要です。
もう一つが、棺に納棺して空輸を行うため、棺を購入しなければなりません。
飛行場までの搬送代+飛行機の貨物運賃+家族の航空チケット代+棺代が必要になります。
その為、本来安価なのですが、近距離の場合は陸路のほうが安く収まる場合もあるのです。
また、こちらも深夜の夜間空輸は行えません。日中に対応となるでしょう。
深夜の場合は、陸路同様に一旦翌朝まで待つ必要があります。
例えば広島県の場合、空港から直行便で行けるのは、羽田空港、仙台空港、新千歳空港、沖縄空港などに限られます。場所によっては、どこかの空港を乗り継いで空輸を行う必要があります。
3つ目の選択肢として、現地で火葬して遺骨になった状態で故郷へ帰るという方法です。
元々火葬をしてから、後で葬儀を行う地域であれば、抵抗はないでしょう。
しかし多くの地域では、葬儀を終えてから火葬が主です。
広島の場合も葬儀を終えてから火葬の地域なので、あまりお勧めできません。
現地で火葬、遺骨と共に帰る場合の注意点
一番安価に故郷へ連れて帰られる方法に見えるかもしれません。
確かに連れて帰るのに寝台霊柩車も貨物運賃も必要ありません。ただし今度は、現地で火葬を終えるまでの料金がかかってしまいます。
不慣れな土地で火葬を行う精神的負担も加わります。
そして遺骨になって故郷に戻って、また親族や周囲のために葬儀を行う場合は、かなりの出費が予想されます。
結論から言えば、ご家族が1名で遠方にいらっしゃるのなら、飛行機で空輸が一番安く済む可能性が極めて高いです。直行便があれば活用しましょう。
すでに自家用車で現地へ向かわれていた場合は、帰りも自家用車でお帰りになるはずなので陸路搬送にしましょう。飛行機の場合は、付き添いが必要になります。
自家用車で現地へ向かわれていても、ご家族が2名以上でいらっしゃる場合は、一人が付き添い、一人が自家用車の運転と手分けして、空輸も選択肢に入れましょう。
参考までに料金を下記に添付します。
距離 | 搬送料金 | 高速道路 | その他 | 合計 | |
広島〜博多 | 202 | 9.6~11万 | 7,550円 | 2.5万 | 12.8~14.2万 |
広島〜大阪 | 282 | 11~15万 | 8,350円 | 2.5万 | 14.3~18.3万 |
広島〜名古屋 | 514 | 25~30万 | 11,100円 | 2.5万 | 28.6~33.6万 |
広島〜東京 | 679 | 33~38万 | 16,940円 | 2.5万 | 37.1~42.1万 |
広島〜仙台 | 1158 | 55~60万 | 226,00円 | 2.5万 | 59.7~64.7万 |
※その他には、ドライアイス、搬送用シーツが含まれています。
貨物運賃(80kg) | 棺代 | その他 | 合計 | |
広島〜東京 | 33,915円 | 35,000円 | 25,000円 | 93,915円 |
広島〜仙台 | 47,505円 | 35,000円 | 25,000円 | 107,505円 |
広島〜札幌 | 60,187円 | 35,000円 | 25,000円 | 120,187円 |
広島〜沖縄 | 43,380円 | 35,000円 | 25,000円 | 103,380円 |
※その他費用にドライアイス、搬送シーツが含まれています。
空輸を行う場合、運賃だけでなく、この他にご家族の航空チケット代が必要になります。
その他にもお亡くなりになられた場所〜空港までの搬送料金そして空港〜故郷の安置場所までの搬送料金が必要になります。
まとめると下記の表になります。
同乗者運賃 | 搬送(現地〜空港) | 搬送(空港〜現地) | 合計 | |
広島〜東京 | 3~4万 | 2~3万 | 2~3万 | 7~10万 |
広島〜仙台 | 4~5万 | 2~3万 | 2~3万 | 8~11万 |
広島〜札幌 | 5~7万 | 2~3万 | 2~3万 | 9~13万 |
広島〜沖縄 | 4~5万 | 2~3万 | 2~3万 | 8~11万 |
故人にかかる費用 | その他にかかる費用 | 総合計 | |
広島〜東京 | 93,915円 | 7~10万 | 16.3~19.3万 |
広島〜仙台 | 107,505円 | 8~11万 | 18.7~21.7万 |
広島〜札幌 | 120,187円 | 9~13万 | 21.0~25.0万 |
広島〜沖縄 | 103,380円 | 8~11万 | 18.3~21.3万 |
これまでをおさらいして比較してみたいと思います。
下記をご覧ください。
広島〜博多 | 陸路 | 12.8~14.2万 |
広島〜大阪 | 陸路 | 14.3~18.3万 |
広島〜名古屋 | 陸路 | 28.6~33.6万 |
広島〜東京 | 陸路 | 37.1~42.1万 |
広島〜仙台 | 陸路 | 59.7~64.7万 |
広島〜東京 | 空輸 | 16.3~19.3万 |
広島〜仙台 | 空輸 | 18.7~21.7万 |
広島〜札幌 | 空輸 | 21.0~25.0万 |
広島〜沖縄 | 空輸 | 18.3~21.3万 |
※目安としてご覧ください。
※空輸の場合、付き添いご家族1名の航空チケット代、空港までの搬送料金なども含めた総合計です。
広島〜名古屋は514kmです。
この辺りになると陸路の料金も上がりますので、空輸を検討する必要があると言えます。
広島〜東京間になると空輸は、陸路搬送のおよそ半分の料金で可能になります。
方法を吟味して決まったら、故郷の葬儀社へ相談をしながら、現地の搬送業者を一緒に探しましょう。
現地の業者へは、ご家族から電話されても構いませんし、不安であれば葬儀社の方でも行ってくれるでしょう。
事情を先方へ説明して進めていきます。
現地の搬送業者への支払いに関しては、後日払いなのか、当日払いなのかも確認しておきましょう。
慌てて家を出ていること、事情を話せば後日払いに対応してくれるはずです。
ここから故郷に戻るまでの間は、現地の業者が中心に行いますので、故郷の葬儀社へは、向こうに到着する時間が決まったら時間を伝えて、スムーズに連携が取れるようにしておきましょう。
頼れる存在がいることで、自分は一人ではないときっと感じられるはずです。いつでも何かあれば故郷の葬儀社へ連絡をしましょう。
もしもの時、葬儀社へ連絡するとどのくらいの時間で来てくれるのだろうか。
そんな疑問を持つ方へ、葬儀社の視点から分かりやすく解説してまいります。
結論としてはご連絡をいただいてからおよそ1時間が目安です。
そこに至るまでの流れや最適な連絡のタイミングなども解説させていただきます。
葬儀社へ電話連絡すると、場所にもよりますが、平均1時間でお迎えに来てくれます。
葬儀社へ尋ねられることは、以下の通りです。
・現在地(施設の場合、病棟、何号室まで)
・亡くなられた方のお名前
・亡くなられた方の住所
・お電話されている方のお名前、連絡先
・どこへご安置を考えているか(葬儀会館、自宅など)
死亡判定が医師によってされると、お亡くなりになった方のお体を拭いてくれたり、消毒を行ったり、鼻や耳に詰め物をしていただきます。
これを清拭(せいしき)またはエンゼルケアと言います。
主に看護師によって行われます。およそこちらの処置に30分〜45分かかります。
着替えをしていただける場合も多く、ご用意が出来ていない場合は、浴衣にお召し替えの場合が多いです。着せてあげたいものがあれば、事前に準備して看護師へ渡しておくとよいでしょう。
施設としては、清拭が終わるといつでもお亡くなりになられた方を送り出せる状態になります。看護師は医師へ連絡してお見送りの準備をします。
しかし清拭後に葬儀社へ連絡すると、葬儀社は平均1時間ほど来るのにかかりますので、準備が整ったにも関わらず、葬儀社待ちの状態で1時間待つようになります。
葬儀社待ちになるべくならないようにするためには、看護師による清拭の処置が始まった段階で葬儀社へ連絡すると、待ち時間が少なく済むので良いでしょう。
清拭の処置が終わって、身支度を整えて出発の準備が出来た頃に、葬儀社が到着する。
このような流れになるとスムーズです。
そのためにも葬儀社へは連絡してから1時間要することを念頭に置いて、来てほしい時間の1時間前に電話連絡することをおすすめします。
24時間365日、いつでも対応してもらえる葬儀社がほとんどです。
夜中でも構いませんので、いざという時は時間を気にすることなく電話をしましょう。
すぐに搬送できない場合もあります。どんな場合なのか事例をご紹介します。
老人保健施設でお亡くなりになった場合、医師が施設に常駐していない場合もあります。
死亡判定がまだ済んでいないのに葬儀社へ連絡はまだ早いので、医師が到着して死亡判定が終わるまでは待ちましょう。
家族が施設へ向かっている場合、家族が到着してから搬送したいという場合もあります。
大阪から広島へ現在向かっている最中なので、○○時ごろ到着予定なので、それから施設を出発したいというものです。
急に発生することなので無理はありません、急いで支度をして向かわれていると思います。
向かう先を施設ではなく、安置場所へ変更してもらうケースもありますが、ご家族の心情としては、なるべくその場へ立ち会いたいものです。
時間がかかるかもしれませんが、施設へ到着するのを待つのは良いと思います。
葬儀社が来るのを待つ間、何をしていいかわからない、やっておいたほうがいいことはないのか、焦りにも似た心境になるものです。
しかしこの葬儀社を待つ時間に出来ることは、あまりありません。
深い悲しみの中、あれこれとされる必要はありません。そばにいることだけで十分です。
知らせないといけない家族がいれば、連絡する程度で構いません。
お寺への連絡、今後のことなどは葬儀社が到着して、搬送先への安置が終わってから行いましょう。
自宅へ安置する場合、先に家族の誰かが自宅へ帰って安置場所を掃除したり、布団を用意したりというご家族をお見かけしたこともあります。
もちろんそれでも構いませんが、必ずしも先に自宅へお帰りいただく必要はありません。
葬儀社の寝台車で故人様が自宅へ到着するタイミングで、ご家族も一緒に帰宅されても大丈夫です。
先に自宅へ戻って、例えば部屋の温度を温かくしたり、涼しくしたりしてからお迎えしたいということであれば、故人様、ご家族のためにも良いかもしれませんが、無理にそのようになさる必要はございません。
基本的にご自宅へ安置する際に必要なものは、全て葬儀社が準備していますのでご安心ください。
広島県尾道市向島町にある火葬場、「尾道市向島斎場」をご紹介させていただきます。
・住所 広島県尾道市向島町11098―126
・TEL (0848)44―8660
・予約受付(0848)44―0110(向島支所まちおこし課)
・駐車場 30台
・時間 9:00〜15:00
・休館日 1月1日と市長が休館と認めた日
・公営施設
●交通のご案内
国道317号線沿い、しまなみ海道向島IC入口付近に斎場入口案内看板があります。
■タクシーの場合
・JR尾道駅より21分
■お車の場合
・しまなみ海道向島ICより2分
・尾道市向島支所より5分
・尾道大橋より16分
・尾道市役所より19分
尾道市内在住の方 12歳以上 10,000円
尾道市外在中の方 12歳以上 30,000円
尾道市内在住の方 12歳未満 7,000円
尾道市外在中の方 12歳未満 21,000円
■告別ホール 1室
最後のお別れをして、火葬炉へ入るのを見送るスペースです。
短時間であれば、お寺様に簡単な読経をあげていただくこと、故人との対面も可能です。
■火葬炉 2基
火葬炉は2基になります。
■収骨室 1室
収骨を行うスペースになります。
予め骨壷容器などの準備が必要です。葬儀社に手配していただきましょう。
■待合室ロビー
待合室ロビーは、火葬終了までの待ち時間を過ごすスペースです。
6人掛けのスペースが4ヶ所あります。
換気を行っていますが、密にならないように心がけましょう。
飲食は禁止されています。
■待合室(和室10畳) 2室
待合室ロビーに和室が隣接されています。靴を脱いでリラックスして過ごすことができます。
利用における注意事項と棺の中に入れてはいけないものは下記の通りです。
■注意事項
・危険物・異臭物の持ち込みはお断りしています。
・喫煙は、正面玄関横の喫煙所でお願いいたします。
■棺の中に入れてはいけないもの
・ドライアイス
・書籍・着物など燃えにくいもの
・缶や瓶など燃えないもの
・プラスチック類
・医療治療器具(ペースメーカー、コルセットなど)
向島斎場葬儀受付相談
TEL 0120-564-594(24時間365日対応)
向島斎場で火葬をご検討中の方、葬儀についてのご相談を24時間365日承っています。
ご相談は無料、いつでもお気軽にご相談ください。
■火葬のみ(直葬)一式70,000円(税込77,000円)
火葬一式70,000円(税込77,000円)
・寝台車 ご搬送
・搬送シーツ
・棺一式
・骨壷一式
・ドライアイス
・死亡届手続き代行
・寝台霊柩車
■火葬料10,000円
(尾道市民10,000円 尾道市民以外の方30,000円)
■総合計87,000円
■葬儀一式 255,000円(税込280,500円)
通夜・葬儀を自宅、お寺、集会所で行った場合の価格は下記になります。
葬儀一式255,000円(税込280,500円)
・寝台車 搬送
・霊柩車 尾道市向島斎場へ
・棺一式
・骨壷一式
・搬送シーツ
・ドライアイス
・枕飾り一式
・仏衣
・位牌
・遺影写真
・生花飾り
・焼香セット
・受付用具一式
・お布施袋
・火葬手続き代行
・司会進行
■火葬料 10,000円
(尾道市民の方 10,000円 尾道市民以外の方30,000円)
■総合計290,500円
※お寺様へのお布施は含まれていません。
詳しい詳細は、下記からホームページでご覧いただけます。
長く共に人生を歩んできた配偶者が、亡くなるというのは考えがたいことです。
しかしいつかは、どちらかが先に旅立ち、どちらかが残されることになります。
残される側になったとき、最後のお別れに集中できるよう、配偶者が元気なうちから夫婦の終活を進めておきましょう。
配偶者が亡くなると、喪主としての務めを果たしたり、手続きをしたりしなければなりません。
伴侶を亡くした悲しみのなか、さまざまなことが押し寄せてくるのは、大変なストレスです。
なかでも、次のような状況に陥り、困ってしまう人が多々みうけられます。
亡くなってすぐ遺言書を探しても、見つけられないという人は少なくありません。
遺言書がないというのであれば、それでも構いません。
しかし、やっかいなのは、亡くなってからしばらく経って遺言書が発見されたときです。
相続がすでに始まっているのに遺言書が見つかると、相続のやり直しになってしまいます。
また、葬儀についての希望は、通常は遺言書には書きませんが、もし書いてあったなら、配偶者は「希望通りの葬儀をしてやれなかった」と悔やむことになります。
葬儀社などから「葬儀の規模や形式について、配偶者の希望はあったか」と聞かれても、生前に本人から希望を聞いておかなければ、伝えることができません。
「好きな花を飾ってあげましょう」「好物をお供えしてあげましょう」とすすめられても、すぐには思いつかず後悔するケースがあります。
死亡保険金を受け取る手続きをしたいと、保険証書を探しても、ありかをきちんと把握していないと、家中を探し回ることになります。
代理店等の連絡先が分かればよいのですが、「配偶者がどんな保険をかけていたか分からない」という人もいます。
死亡保険金の受取期間は、一般に死亡から2年です。数年後に保険証書が見つかっても、手遅れということになりかねません。
葬儀の知らせをするために、故人が使っていた連絡帳を見たいと思っても、それはスマホの中にしかないというケースでは、スマホのパスコードが分からなければ見られません。
パソコン内の住所録を見たいと考えても、同じことです。
葬儀後、配偶者の遺品を整理したいと考えても、思い出のあふれる品をなかなか処分できない人がたくさんいます。
「そもそも、何もする意欲が湧かないのに、遺品の整理なんてできるわけがない」という声も良く聞きます。
配偶者の遺品を整理しないままにしておくと、家族には存在が明かされていない通帳や有価証券類、骨董品などの財産が日の目を見ず、きちんとした相続ができない可能性があります。
また、配偶者の遺品整理をしないまま、残された側も亡くなった場合、子世代が2人分の遺品整理をすることになります。
大きな負担です。
「どうしてお父さんをもっと早く病院に連れて行かなかったのか」「こんなに借金があるなんて知らなかった」と、子世代から生前のコミュニケーション不足をなじられる人がいます。
生涯の伴侶を亡くしてただでさえ辛い中、子世代から不満を浴びせられるのは、耐えがたいことです。
以上のような事態に陥らないためにも、配偶者が亡くなる前、それもできれば双方が元気なうちに、以下の5つをやっておきましょう。
「配偶者が突然倒れたとき」を想定して、自分が配偶者の代わりに希望を叶えてあげられるよう、日頃の会話の中で情報収集しておきましょう。
【介護】どこで、誰に、どのような介護を受けたいのか。
【療養】突然倒れたとき、どの病院で、どの先生に診てもらいたいのか。
ふだん飲んでいる薬はなにか。延命治療や臓器提供、献体を望むか。
【葬儀】希望の遺影写真、葬儀場、宗派など。多くの人に来てもらいたいか、家族葬を希望するか。
【墓】先祖代々の墓か、新しい墓を希望するか。
どこに、どのようなお墓を設けたいか(継承墓、永代供養墓など)。散骨の希望はあるか。
配偶者といえども、財産を全部把握しているとは限りません。
通帳はいくつあるか、保険はどのようなものをかけているか、株や投資信託はやっているか、持ち物の中でとくに貴重なもの(骨董品、宝飾品)はあるかなどを把握しておきましょう。
いざというとき、保険金請求や相続がスムーズになります。
「遺品」にならないうちに不用品を処分しておくと、あとの苦労が少なくなります。
家じゅうを整理するうちに、財産把握ができるうえ、遺言書が見つかることも。
スマホ・パソコンの中身やネット上のやりとりが、持ち主の死亡によってアクセス不可能になってしまうことを、デジタル遺品の問題といいます。
遺族がとくに困るのが、葬儀の連絡簿が故人のスマホにしかないときと、故人がネット上で株の取引をしていたときです。
「あの人の連絡先、どこにある?」「ネットで株とかやってるの?」などのさりげない会話から、デジタル遺品となりえるものを徐々に把握しておきましょう。
パソコンの操作を教えて欲しいと伝え、パスコードを獲得しておくのもおすすめ。
ふだん離れて暮らしている子世代と、コミュニケーションをまめにとっておきましょう。
とくに配偶者の健康で不安なことがあったら、そのつど子世代と共有しておくのがおすすめです。
「子世代に迷惑をかけたくない、不安を与えたくない」と、子どもにネガティブなことを伝えるのを避ける人もいますが、あとを考えると逆効果。
「自分だったら教えてもらっておきたい」を基準に、伝えるべきことは伝えます。
配偶者の終活を手伝うことと同じくらい重要なのが、夫婦二人の思い出をたくさん作っておくことです。
配偶者を亡くすのは、人生最大のストレスといわれます。
配偶者を亡くしたあと、自身の気持ちを支えていくために重要なのが、「2人の人生を、精一杯生ききった」という感覚。
「あのとき、ああしておけば」「こうしておけば」という後悔は、大事な人を亡くしたあとには、誰にでも起こりうる感情です。
しかし、2人が元気なうちに、意識してやりたいことをやっておけば、後悔を最小限にできる可能性があります。
・古希、喜寿などの年祝いをする
・銀婚式、金婚式をおこなう
・子どもや孫に2人で会いに行く、ビデオ通話を楽しむ
2人で心置きなく楽しめる時間を、意識して作りましょう。その思い出が、きっと残される側を支えていきます。また、2人だけのゆったりした時間を持つことで、終活に関する話題も、口にしやすくなります。
この記事では、配偶者が亡くなる前にやっておきたいことについて解説しました。
いざ配偶者が亡くなると、葬儀、初七日、四十九日と、やることがたくさんあります。
事前に準備しておくことで、死後の手続きがスムーズに進みます。
2人が元気なうちに、さまざまな不安を解消しておくのがポイントです。
最後に元気なうちに終活をお考えの方向けに役立つ情報満載の専門メディアをご紹介させていただきます。
東証プライム上場燦ホールディングスグループが運営している「みんなが選んだ終活」があります。
興味のある方は、以下よりご覧ください。
知り合いに不幸があった、家族葬と聞いたのだけれども、香典はどうしたらいいのかな?
このようなお悩みを持つ方が多いようです。
結論から言えば、訃報を知ったのであれば、香典は用意しておきましょう。
その理由とタイミングや金額などもこれから解説させていただきます。
まず家族葬でも香典を用意したほうが良い理由をご説明させていただきます。
どのような形式であれ、訃報を知ってしまったのであれば、渡すタイミングは別として、香典を用意しておきたいものです。
詳細がわかってから用意するという方法もありますが、詳細がわからないからお悩みではと思われます。
後で不要になってしまう可能性もありますが、慌てて準備するよりはとりあえず準備しておこうという考え方をおすすめします。
家族葬ではご遺族が香典を辞退するケースも増えています。そのため、周囲の方は余計に香典を準備する必要があるかどうかお悩みになっているのが実情です。
香典を辞退する場合、遺族から訃報連絡がある際に、葬儀の日時だけでなく、香典をお断りする趣旨を記載している事が多いです。
記載がなければ、特に辞退しているわけではないと考えて良いでしょう。
しかしこの場合も、記載漏れの可能性もありますので、必ずしも受け取ると決めつけないほうが良いと思います。
どちらに転んでも用意さえしておけば、慌てずに対応できるものです。
このようなことから知り合いが家族葬を行うことを知ってしまった場合、香典は渡す前提で用意せず、一応準備しておくというスタンスが最適解です。
「不要になった時は、元に収めれば良い」という考えで一応準備するという考え方を持つとお悩みの時間はグッと減るでしょう。
なぜなら答えはご遺族が持っているため、周りがいくら考えても本人に確かめるほかありません。
なぜ家族葬で香典を準備する必要があるかどうかを悩まれるのか、お悩みの理由を見てみたいと思います。
家族葬は親族のみ参列するケースが多く、親族ではない方々は、自分自身は参列できないと思ってしまいます。そこで参列しないのに香典を用意する必要があるのかどうかという悩みが生まれます。
訃報を知ったために何か自分もしないと、と思う気持ちは大変立派です。
そこで家族葬だと聞くと用意すべきなのかどうかお悩みになるのではと思います。
香典を辞退する場合があることを知っていると、香典を受け取ってもらえるのかどうか気になるお気持ちはよくわかります。
香典を受け取るのか、辞退なのか、早くどちらか知りたい場合は葬儀社へ電話をおすすめします。ご遺族には聞きづらいものです。葬儀社であれば教えてくれるでしょう。
過去に身近で家族葬があった経験のない方は、家族葬が何か特別な葬儀なのかなと身構えがちです。お悩みになる気持ちもわかります。
どちらなのか早くどちらか知りたい場合は、葬儀社へ電話をおすすめします。ご遺族には聞きづらいものです。葬儀社であれば教えてくれるでしょう。
香典を受け取るのか受け取らないのかわからない場合は、とりあえず準備だけはしておくという形が良いと思います。無駄に終わればその時はそれでよしという考え方です。
葬儀後に訃報を知ってしまった場合も、珍しくありません。
その場合にどうしたら良いかは、下記の記事で詳しくをご案内させていただきます。
家族葬で香典を渡す時、家族が香典を辞退していないことを知っている場合はともかく、受け取るのか受け取らないのかどちらかわからない場合は、注意点があります。
香典を渡す時、お断りされるかもしれないと予め心の準備をしておくことが必要です。
せっかく用意したのにという態度を示せば、相手も気まずくなります。
お気持ちは伝わっているはずですから、お断りされた場合は、すぐに引っ込めるくらいが
良いです。
香典をお断りしていたことを渡すタイミングで知った場合、「もう準備してしまったから、私のだけ受け取っておいて、お返しはいらないから」と渡そうとする方もいらっしゃいます。
遺族にとっては、これを受け取ってしまうと、これまでお断りしてきた方々皆さんへ申し訳なさを感じることになります。
誰かのだけを受け取るというのは難しいものですから、香典は引き上げたほうが賢明です。
では香典をいつ渡すのかを次に解説します。
最も多いのは、葬儀後に会った時です。遺族が職場や学校などに復帰した場合に、渡すというものです。葬儀場の受付とは違い、この場合は本人に手渡しで構いません。
「この度は誠にご愁傷様でした。お悔やみ申し上げます」と一言付け加えて渡しましょう。
ご近所の方や友人であれば、葬儀後に自宅へ届けるということもあります。
香典を渡すだけでなく、線香を上げさせていただくと良いでしょう。
お取り込み中であってはいけないので、伺う時間にも注意しましょう。
葬儀場へ行って式には参加せず、香典だけ渡して帰るという方法もあります。
しかしこの方法は、先方がどう思うかが重要になってきますので、あまりおすすめできません。家族葬ですから葬儀場には親族のみのはずが、親族以外の方が来られることによって、有難いと思う反面、わざわざ来ていただいた申し訳なさ、自分の配慮が足らずこのようなことをさせてしまったのかもしれないとご自身を責めるご家族もいらっしゃるかもしれません。
また家族葬では通常の葬儀とは違い、受付自体が用意されていないケースもあります。
その場合は、葬儀場の方へ預けるという形は出来ませんので、ご遺族へ直接手渡しとなります。
香典を現金書留で送る方法もありますが、先方が香典を辞退されているかどうかを把握してから行う必要があります。
もしも香典を辞退されている場合、ご遺族の手間を増やしてしまいかねません。
送る前に確認しましょう。そしてお会いできるタイミングが見込めない場合に限りましょう。
たとえばある日、職場の同僚Aさんの祖母にご不幸があったとします。
職場内ではこれからAさんの祖母の葬儀が行われること、明日からAさんが忌引き休暇に入ることが周知されます。
葬儀は明日、明後日で家族葬で行われると知らせを受けます。
この場合、香典はいつ渡したら良いものか、職場の方々がお悩みになるケースがあります。
今、Aさん本人が目の前にいる。今渡しておくのは失礼にあたるのだろうか。
家族葬だから葬儀が終わるのを待ってから香典を渡すべきなのかどうかというお悩みです。
この場合、葬儀前に直接Aさんに香典をお渡ししても全く失礼にあたりません。
Aさんにとっても葬儀後、職場に復帰して香典をいただくよりも、葬儀前に香典をいただいたほうがお返しの準備にも手間がかからないメリットがあります。
但しお渡しする際、お断りされる可能性があることを踏まえて、無理に渡すことだけは避けましょう。
香典をいくら包むべきか、金額については下記の表を参考にしてください。
一般の葬儀と金額は変える必要はありません。
あなたから見た関係 | 20代 | 30代 | 40代 |
祖父母 | 1万円 | 1万〜3万円 | 3万〜5万円 |
親・義理の親 | 3万〜10万円 | 5万円〜10万円 | 10万円〜 |
兄弟、姉妹 | 3万〜5万円 | 5万円 | 5万円〜 |
叔父、叔母 | 1万円 | 1万円 | 1万〜3万円 |
従姉妹 | 1万円 | 1万円 | 1万〜3万円 |
その他親戚 | 3千〜1万円 | 3千〜1万円 | 5千〜1万円 |
上司 | 5千円 | 5千〜1万円 | 1万円〜 |
上司の家族 | 3千〜5千円 | 3千〜1万円 | 5千〜1万円 |
同僚、後輩 | 5千円 | 5千〜1万円 | 1万円〜 |
同僚、後輩の家族 | 3千〜5千円 | 3千〜1万円 | 3千〜1万円 |
友人、知人 | 5千円 | 5千〜1万円 | 5千〜1万円 |
友人、知人の家族 | 3千〜5千円 | 3千〜1万円 | 3千〜1万円 |
先生、恩師 | 3千〜5千円 | 3千〜1万円 | 3千〜1万円 |
近所の方 | 3千円 | 3千円 | 3千〜5千円 |
お葬式の時に喪主や遺族の頭を悩ませるのが戒名の値段です。「お布施をどれくらい包んだらいいのだろうか?」と悩まれていませんか?
そんなあなたのために、この記事では、戒名とお布施の値段について、分かりやすく解説いたします。
戒名のランクによって異なるお布施の値段について、またランクのない浄土真宗の法名の場合のお布施の値段の考え方について、どこよりも分かりやすい記事に努めました。
どうぞ最後まで読み進めてみて下さい。
まずはじめに、戒名のランク別にお布施をどれくらい包めばよいのか。その相場を表にしました。
院居士・院大姉 男性 〇〇院△△◇◇居士女性 〇〇院△△◇◇大師 | 80万円を基準に。またはそれ以上 |
院信士・院信女 男性 〇〇院△△◇◇信士女性 〇〇院△△◇◇信女 | 60万円を基準に(50万円~70万円) |
居士・大姉 男性 △△◇◇居士女性 △△◇◇大師 | 30万円を基準に(20万円~50万円) |
信士・信女 男性 △△◇◇信士女性 △△◇◇信女 | 15万円を基準に(10万円~20万円) |
お布施をいくらくらい包めばいいのか悩んでいる方は、まずはこの表を参考にしてみて下さい。
これが一般的な相場です。ネットや本だけでなく、筆者自身もさまざまな宗派のお坊さんに聞いて回った結果、大体これくらいなのです。
ですから、ここに挙げた金額を包んでおけば、まず心配ありません。
この一覧表の値段はあくまでも目安に過ぎません。
どれだけのお布施を包むかは自分たちで決めればいいのです。
なぜなら、お布施とは包む側の「気持ち」を反映させるものだからです。
よく「お坊さんに『お気持ちで』と言われて困ってしまう」という悩みを聞きますが、しかし本当に「気持ち」で包むべきものなのです。
それは、僧侶は本来、人々からの施し物で生きるべき存在だからです。
人から施されたものは、おいしいものでも、おいしくないものでも食べなければいけない。それが仏教の本義です。
では現実的に、たとえば10円でいいのかとなると、今度は逆にそうはいきませんよね。
お布施を包む側のあなたの心の中に「大事なお父さんの供養に10円のお布施でいいのだろうか」という不安がよぎるはずです。
だから、お寺は目安の金額を提示しますし、世間的に相場というものが浮き上がってくるのです。
でもそれはあくまでも参考価格です。あなたの故人への気持ち、できる限りの気持ちを自分自身と向き合い、決めていきましょう。
さて、この表を見てみなさんはどのように思われますか?
「高いなあ」
「こんなものか」
その受け止め方は人によってさまざまです。そこには2つの理由が考えられます。
1つはその方の経済的な理由です。年収200万円の人にとっての「信士20万円」と、年収1億円の人にとっての「信士20万円」では、その受け止め方が大きく異なります。
そしてもうひとつは、お布施を納める価値をどれだけ感じられるかです。
「きちんと故人さまに成仏してもらいたいからこれくらいの出費は気にならない」「なんで2日間のお経でウン十万円も包まないといけないのか」と、葬儀や仏教に対する考え方も人によってさまざまです。
だからこそ、お寺側は定額にできないのです。
理由は、前の章でも言った通り、お布施はそもそも包む側の気持ちの問題だからです。
気を付けなければならないのは地域差やお寺の取り決めです。
全国的にみると戒名の値段にも地域差があるようですし、お寺の檀家たちによって値段を取り決めしているところも少なくありません。
迷った時はインターネット検索や自分たちの判断だけでなく、思い切ってお寺に相談してみるのが良いでしょう。
お寺に相談しづらい方は、同じお寺の檀家の親戚や知人に聞くのも方法です。
そういう相手もいないのであれば、地元の葬儀社や仏壇店や墓石店など、お寺とかかわりの深い業者に相談してみましょう。
広島県内の方であれば、私たち広島自宅葬儀社にご連絡いただければ、適切なアドバイスをいたします。
お気軽にお電話やメールでお問い合わせください。
広島県は「安芸門徒」と呼ばれ、浄土真宗、特に本願寺派(通称「お西」)のお寺が実にたくさんあります。
浄土真宗では戒名がなく、法名が授けられるということはよく知られているところです。
「釋◇◇」または「〇〇院釋◇◇」という形になります。
院号こそあれ、法名にはランクがないのが大きな特徴です。
戒名とは本来、出家者が正式に僧侶となる時に、「戒」(僧侶が守るべき規範)とともに授けられる僧侶としての名前のことです。
しかし、出家者と在家者を区別しない浄土真宗では、その教えから授戒や戒名がありません。
戒名がない。法名にもランクがない。
このあたりに、阿弥陀如来を信じる者はどんな人でも等しく救われると説く親鸞聖人の平等主義が反映されています。
浄土真宗の法名に対するお布施の目安は20万円です。
20万円包んでおけばまずお寺に失礼には当たりません。
あとは前章で述べたように、自分自身の気持ちに向き合ってお布施の金額を決めていきましょう。
また、院号は本山寺院から授かるもので、定価が決まっています。
お西の本山である西本願寺の場合は20万円、お東の本山である東本願寺の場合は8万円です。
院号を授かりたい方はお寺の住職に相談してみましょう。
さて、最後に戒名のランクと値段について、私たちがお客様からよく頂く質問にお答えします。
ふだんのお仕事でさまざまな僧侶とつながりがあるからこそ、宗派を超えた中立的な目線でお答えできるものと思います。参考にしてみて下さい。
供養に差は出ません。お布施の金額に関わらず、その宗派が定める作法に則って葬儀は執り行われます。
昔はひとつの村落共同体の中にひとつのお寺がありました。
かつては労働、教育、介護、医療、行事など、さまざまなことが共同体の共助で行われ、その中心にお寺がありました。
共同体におけるその人の貢献度が、そのまま死後の戒名のランクにもつながったと言われており、その名残がいまも残っているのです。
お寺に相談してみて下さい。上に挙げた一覧表はあくまでも目安に過ぎません。
実際に弊社の事例でも本当に困窮されている方の葬儀を数万円のお布施で引き受けられたお坊さんもおられます。
あなたができる精一杯の金額をお寺に伝えてみましょう。
いかがでしたでしょうか。戒名のこと、お布施のことで分からないことがありましたら、お気軽に広島自宅葬儀社にご相談ください。
家族葬をとにかく安く抑えたい方に向けて、執筆させていただきました。
葬儀社代表としての立場から、本意ではない部分もありますが、安く抑えることに着目し、ありのままを書かせていただいています。
費用を安く抑える5つの方法をご紹介させていただきます。
その中からこれならと思うものを取り入れていただければと思います。
家族葬費用を抑える方法として5つあります。
一つ目は、宗教色を出さないこと。仏式であれば寺院、神式であれば宮司が司式者として葬儀へ参加されます。
それに対して謝礼とも言えるお布施を用意する必要があります。
宗教色を出さなければ、その謝礼部分が必要なくなるため、費用を抑えることができます。
宗教儀式を行わないお別れをして火葬のみのプランが、最も費用を抑えることが可能です。
お葬式は、通夜・葬儀と2度儀式があるのが通常ですが、それを一度にする方法です。
通夜は儀式を行わず、葬儀の日だけ儀式を行う一日葬とも言われています。
例えば、寺院のお布施も1日分になりますので、少し費用を抑えることができます。
葬儀社への支払いも式進行は1日分のみとなります、こちらも少し費用を抑えることができます。
お葬式では、参列者、親族へ飲食の接待を行うのはつきものです。
こちらを省くことができれば、家族葬費用を抑えることが可能です。
後ほどデメリットもご紹介させていただきますが、可能であれば行なってください。
葬儀社の家族葬プランだけでは、全て必要なものが含まれておらず、追加料金がかかる場合もあります。
また全て含まれているのだけれども、オプション品を勧められて、言われるがまま注文してしまうこともあります。
「最後だから」「親孝行になりますよ」と言われれば、心は揺らぐものですが、オプションは頼まないようにできれば、費用を抑えることができます。
例えばお葬式の最後に入れてあげる花を近くの花屋さんで購入して準備する。
お弁当は家族の分だけ予め近くで購入しておく。
このような自前でDIYを行うのも費用を抑えるのに有効です。
霊柩車、棺、骨壷を自前で用意は困難ですが、できることはやってみるという方法です。
元々無宗教の方であれば問題ありませんが、そうでない場合は、周囲の理解が必要になります。
まず「なんでお寺を呼ばないのか?」と疑問を持つご親族がいるかもしれない懸念。
後々言われないように理解を得ておくと良いでしょう。
お付き合いのあるお寺がある方は注意が必要です。
付き合いがあれば絶対呼ばないといけないのかと言えば、そうではありませんが、今一度周囲の家族とお話してみてください。
「そのお寺と今後付き合うつもりはない、子供の代まで続かせたくないから自分で終わりにする」というご家族様もいらっしゃいます。
ご先祖があって我々が今を生きています。
これまでのご縁を今一度考えてみて、お寺様へご相談されてみてはいかがでしょうか。
予算が厳しいことがわかれば、相応に対応してくださる優しいお寺様もいらっしゃいます。
通夜式・葬儀告別式ではなく、葬儀告別式のみを行う場合、費用を安く抑えることはできます。
デメリットは通夜しか参列できないという方がいた場合、参列できない方が出てくるという点です。
しかし家族葬であれば、そういう場面は稀でしょう。
家族葬では一日葬にするデメリットは少ないと言えます。
他人との接触機会を減らすことにもなるので、コロナ禍で需要が高まっているのが一日葬です。
飲食にお金をかけないというのは、親族へのおもてなしの部分を省くことに繋がる場合もあります。
何も親族に出さないのは気が引けるという方へは、おすすめできません。
午前中に葬儀を行った場合、昼時に火葬場で待ち時間が発生します。
約90分ありますので、そこで食事を振る舞うご家族が多いのが実情です。
気を遣わなくて済む間柄、本当に家族だけで行うのであれば、可能だと思われます。
また、火葬場へ着く時間を昼時にしないという方法であれば、食事を省くこともできるでしょう。
営業のように色んな商品を勧める葬儀社もありますが、本当にお葬式にあった方が良いとご家族を思って勧める場合も多くあります。
例えば先ほどのお食事を例にしても、ご家族が親族に後で色々言われないように配慮して勧めることもあります。
何でも全てオプションは要りませんではなく、必要か必要ではないか、一つ一つに説明を求めて理解した上で選択しましょう。
その判断は一人では困難です。ご家族の誰かと一緒に話を聞きましょう。
また、必要だと思うならばオプションにせず、初めからプラン内にしておくのが親切な葬儀社だと個人的には思います。
オプションの多い葬儀社は要注意と言えるでしょう。
お花や弁当を自前で用意する方法は費用を抑えることができます。
しかし一点だけ注意が必要です。
それは決められた時間に準備することです。いつまでに用意したらいいのかを葬儀社へ確認をしておきましょう。
その点を注意すれば、大丈夫です。
デメリットがとても重く感じる方もいれば、こんなものかと感じる方もいらっしゃったでしょう。
お葬式に対する考え方、取り巻く家族の状況は千差万別で、それぞれ異なります。
葬儀社としては、デメリットがある分、万人におすすめできない事情があります。
デメリットをしっかり理解した上で安く抑える方法をとってください。
とにかく家族葬費用を安く抑えたい方にとっては、先述した方法は有効です。
弊社であれば、葬儀社への支払いが税込88,000円から可能です。
宗教儀式はなく、火葬までのお手伝いになりますが、自前でお花や弁当をご用意いただければ、10万円でお釣りがくるでしょう。
しっかり最後の時間を故人と共に過ごし、お別れの時間も持てます。
安い家族葬を探していても、安かろう悪かろうでは困ります。
この「悪かろう」になる場合の多くは、葬儀社のサービスが悪かったというよりも、もっと正確に言えば「思っていた内容と違った」というケースが圧倒的に多いです。
このような残念なことを防ぐために、しっかり内容とデメリットを把握して行いましょう。
葬儀業界には志高く、人様のお役に立ちたいと熱い思いで頑張っておられる方は、たくさんいらっしゃいます。
安い葬儀社は、安かろう悪かろう。これは全くの誤解です。
利益率を低く抑えているためであり、企業努力の賜物です。
安くてもサービスの良い葬儀社は日本全国あちこちにあります。
また、全てを自社で行い、最初から最後まで同じ人がお世話してくれる葬儀社は、ご家族の思いを汲んで全てを行うため、安心ではないでしょうか。
各社金額プランも様々なので、一度事前見積もりをとって比較することをおすすめします。
その時の応対で葬儀社の良し悪しもおよそわかってくるはずです。
きっと良い葬儀社に巡り合えるでしょう。
戦後に大きく発展した新興宗教団体でまず頭に浮かぶのが創価学会です。
国内に827万の信者がいるとされています(公称)。まだまだ少数派とはいえ決して少なくありません。
あなたが創価学会の方の葬儀に参列しなければならなくなった時、どのような点に注意すればいいのでしょうか。
仏教の教えに基づいているとはいえ、一般的な葬儀との違いがたくさんある創価学会の葬儀について、詳しく解説していきます。
創価学会の葬儀は「友人葬」と呼ばれています。まずは友人葬がどういったものなのか、その特徴を見ていきます。
友人葬の一番の特徴は、僧侶がいないことです。創価学会の友人葬のホームページには次のように記載されています。
「葬儀で僧侶が引導文を読み上げないと成仏しない」、また「故人に戒名が必要である」という考え方は、仏教の開祖である釈尊(釈迦・仏陀)の考えにはありませんし、仏教の本義に照らして正しいものとはいえません。
仏教の本義に照らし合わせると、故人の成仏と葬儀の形式はまったく関係がありません。
参照:創価学会のお葬式 友人葬
仏法では成仏はあくまでも故人の生前の信仰によるものと考えられています。
創価学会では、成仏は僧侶が導いてくれるものではなく自分たちの信仰によるものだと考えます。
だからこそ、供養の専門家よりも志を同じにした同志(=友人たち)たちを大切にし、みんなで故人を送り出すのです。
しかし、現実的には儀式を取り仕切る人物が必要となります。
そこで僧侶に代わる人物として、各支部の「儀典長」(冠婚葬祭の儀式に通じた幹部のこと)が導師を務めます。
儀典長は、儀式の進行を認められこそすれ、決して偉い立場にあるわけではありません。
あくまでも、故人や遺族などと志を同じにする「友人」です。
弊社の体験談ですが、仏教の僧侶であれば、通夜や葬儀の開式前には控室に案内するのですが、儀典長は「いや、私はここで結構ですよ」と、控室を利用されませんでした。
法衣のような特別な衣服に着替える必要もなければ(儀典長は通常喪服を着用して友人葬に臨みます)、控室を利用するなどの厚遇を避けるためだと思われます。
創価学会の友人葬では戒名も不要としています。
戒を授かって僧侶となることよりも、自身の信仰心を大切に考えるからです。戒名がないため、位牌には生前の名前が記されます。
葬儀を取り仕切る儀典長も故人や遺族と志を同じにする「友人」です。
そのため、謝礼は不要とするのが創価学会のスタンスです。
一般的な仏式葬儀では、通夜葬儀の読経に対する謝礼と、戒名料を含めてお布施とします。
しかし友人葬では、儀典長と故人も友人関係ですから謝礼を用意したとしても受け取らないでしょう。
また、戒名がそもそもないため、戒名料も不要です。
葬儀祭壇の中央に祀られるご本尊は、儀典長が直々に持参されます。
創価学会では「日蓮大聖人が現した南無妙法蓮華経の文字曼荼羅」を本尊としています。
通常の本尊よりもかなり大きい掛け軸を、専用の「厨子」と呼ばれるものの中に掛けます。
厨子は葬儀社が準備します。
友人葬では、学会員の方もお参りに来られます。
通常の葬儀では、遺族、親族、そして故人や遺族と関係のあった方々の参列が一般的ですが、友人葬の場合、これらの人に加えてその地域の学会員も参列するのです。
仮に遺族が直接面識がない人たちだとしても、故人と同じ信仰を持った地域の友人同士が集まって送り出すのが創価学会の基本です。
そのため、葬儀によっては、親族席や参列者席だけでなく、学会員席を設けることもあります。
友人葬では、参列者全員でお経を読み、お題目を唱えます。
読まれるお経は、創価学会が大切にする経典『法華経』です。
葬儀では、『法華経』の第2章にあたる「方便品」と、第16章にあたる「如来寿量品」の中の要約された部分(自我偈)を読みます。
また、お題目とは「南無妙法蓮華経」のことです。
通常の葬儀は、僧侶の読経をただ聴き、時間になったら焼香をするだけですが、友人葬では全員で読経とお題目を唱えるので、迫力満点です。
はじめて友人葬に参列する人の多くは突然の不慣れなことに驚いてしまうことでしょう。
友人葬における焼香の回数は3回が基本です。
お香をおしいただいて(手に持ったお香を額のあたりで祈りを込めること)、お焼香する、これを3度繰り返します。
友人葬では、祭壇のお花にしきみが用いられます。
しきみとは、葬儀や法要などの仏事で使用される植物(常緑小高木)で、神棚などにお供えする榊(さかき)によく似ています。
毒性が強いことから魔除けとして、さらには非常に長持ちする植物であることから生命の永遠性を象徴する植物として、古来より仏教と密接に関わりがありました。
しきみは密教の修法で用いられていますし、浄土真宗や日蓮正宗の寺院でもお供えされます。
創価学会の友人葬では、ご本尊へのお供えや荘厳はしきみだと決められています。
ただし、遺影や祭壇は生花でも構わないとされ、昨今人気の生花祭壇を飾る家も少なくありません。
創価学会の数珠は5本の房が下がっているのが特徴です。
108個の主珠をつなぎ、片方の親珠から2本の房、もう片方の親珠から3本の房が下がっています。
学会員であれば創価学会が定める数珠を用いますが、学会員でない方は普段使われている数珠で構いません。
創価学会の友人葬は、一般的な仏式の葬儀とどんな点に違いがあるのでしょうか。詳しく見ていきましょう。
故人様が息を引き取ったら、すぐに葬儀社に連絡して搬送の手配をします。
この時に、創価学会の友人葬で執り行うことを伝えておけば、その後の流れがスムーズに運びます。
ご自宅など希望の場所に搬送してご安置します。
故人様にドライアイスを当てるなどのお手当をします。
その後、枕飾りの祭壇を組んで、線香やローソクを灯せる状態にしておきます。
創価学会の所属の支部に連絡をして、身内に不幸が起きたこと、友人葬で葬儀を行いたいことを伝え、諸事項を確認します。
喪主と創価学会の幹部と調整して日程と場所を決めます。
会館や火葬場の空き状況は葬儀社に確認してもらいながら進めていきます。
葬儀社との打合せでは、祭壇、棺、料理、返礼品、などについて詳しく決めていきます。
それに伴って、葬儀費用の見積もりを出してもらい、金額について把握します。
また、友人葬がどのような流れで進んでいくのか、どんなものを準備しなければならないかも確認しておきます。
故人様のご遺体を棺の中に納めます。
創価学会では原則として旅支度(白衣、手甲、脚絆、足袋などの、死後の旅のお姿)をしません。
着せてあげたい服があれば事前に葬儀社に伝えておきます。
また、希望の副葬品(棺の中に納めるお手紙など)があればあわせて用意しておきましょう。
通夜に間に合うように、葬儀社が祭壇を設営します。
友人葬の祭壇は主に、白木祭壇、生花祭壇、しきみ祭壇の3つに分けられます。
「白木祭壇」とは、伝統的な白木の祭壇です。祭壇の上や横にはしきみが供えられます。
「生花祭壇」とは、いま流行の生花が祭壇をかたどったものです。
ただし、ご本尊まわりの荘厳やお供えにはしきみが用いられます。
「しきみ祭壇」とは、しきみだけで作る祭壇のことです。
ただ、しきみだけだと緑が強調されすぎるので、白菊などと組み合わせたものが人気です。
葬儀前日の夕刻に執り行われるのが通夜です。
遺族や親族だけでなく、ご縁のあった方々や学会員の方々にも参列していただきます。
儀典長を中心に読経と唱題を行い、焼香をして故人様を悼みます。
葬儀も通夜と同様に、読経と唱題、そして焼香を行います。
そのあとの告別式では、棺を囲んで故人様と最後のお別れをします。「南無妙法蓮華経」のお題目を唱えながら、しきみなどを納めて送り出します。
棺を複数人で霊柩車まで運び、出棺となります。出棺の際には喪主が参列者に御礼の挨拶をします。
友人葬の式次第はどのようになっているのでしょうか。
基本的には仏式を踏襲したものなので、そう難しくはありません。式次第に沿って解説いたします。
司会者が開式の辞を述べて、友人葬が始まります。
導師が中心となり、参列者一同で読経をします。
『法華経』の「方便品」を1回、「自我偈」を2回読むのが基本です。また、一同で唱題(「南無妙法蓮華経」のお題目を唱えること)をします。
司会者の案内により、喪主、遺族、親族、参列者の順に焼香をします。
1回目の自我偈の時に焼香を始めるのが基本です。
参列者の焼香が終わると、導師が追善供養の祈念をします。その後、リンの音に合わせてお題目を3回唱えます。
学会本部からの弔慰文が読み上げられます。また、各方面からいただいた弔電が紹介されます。
導師から親族や参列者に向けて挨拶をいただきます。
喪主または親族代表が参列者に向けて謝辞を述べます。
最後にもう一度、導師のリンの合図にあわせてお題目を3度唱えます。
司会者が閉式の辞を述べます。
友人葬ではどのような点に気を付けなければならないのでしょうか。
通常の葬儀と異なる3つのポイントを押さえましょう。
創価学会は、香典の授受を不要とする方針を打ち出しています。
大切なのは、親しい友人や同志が集まって、真心を込めた読経や唱題を通じて故人を送り出すことだからです。
香典は葬儀費用の負担を軽減させてくれるものですが、香典収入が見込めないことで、逆に費用がかさむ可能性があることを念頭に入れておきましょう。
また、親族や参列者のすべてが学会員というわけでもありませんので、香典を持参された方がいた場合はありがたく受け取るのがマナーでしょう。
創価学会の友人葬では、全員で読経と唱題をします。
しかも、参列者の中には学会員の方々もいるので、その統制のとれた読経に慣れない人はびっくりしてしまうこともあるでしょう。
創価学会では僧侶が故人を導くという考えがなく、志を同じくした友人たちがともに法華経を読誦することで、故人を即身成仏させると考えます。
はじめは驚くかもしれませんし、不慣れな人がまわりとあわせて読経するのも難しいでしょう。
しかし、お題目の「南無妙法蓮華経」なら誰でも簡単に唱えることができますので、周りと合わせてお唱えしてみてもいいでしょう。
全体的に見ると、友人葬はまだまだ少数派です。ですから、慣れない葬儀社に依頼することで葬儀がスムーズに進まないことも考えられます。
友人葬を希望する場合は実績のある葬儀社に依頼することをおすすめします。
過去にどのような友人葬をお手伝いしてきたのか、学会幹部の方とのやりとりは円滑にできるかなど、事前に確認しておきましょう。
友人葬の費用相場は60万円〜100万円程度です。これは一般的な葬儀会館で家族葬として行った場合を想定しています。
友人葬では、何より宗教者への謝礼が不要のため、通常の葬儀よりも費用相場は若干安めです。
また、大切なこととして、葬式の規模、つまり参列者数によって金額が大きく変わることは念頭に入れておく必要があります。
参列者が多いと、相応の会場を用意し、祭壇も見栄えのいいものにして、さらには料理や返礼品などの費用もかさみます。
逆に参列者が少ないと、小さい会場で済みますし、祭壇もこじんまりとしたもの、料理や返礼品も軽減できます。
弊社の場合、自宅での家族葬を専門としているため、総額税込40万円未満でも十分ご満足いただける友人葬が可能です。
いかがでしたでしょうか。創価学会の葬儀についてお分かりいただけたかと思います。
創価学会の友人葬を負担をかけずに満足に行いたい方は、どうぞ広島自宅葬儀社にご相談ください。
葬儀会館では実現できないアットホームで、経済的なお葬式のご提案とお手伝いをさせていただきます。
広島県尾道市にある尾道市斎場についてご紹介させていただきます。
・住所 広島県尾道市長者原2丁目76―11
・TEL (0848)48―3006
・駐車場 50台
・斎場受入時間 11:00〜16:00
・休館日 1月1日及び市長が指定した日
・火葬炉6基、告別式2室、炉前ホール、収骨室2室、霊安室
・待合室ロビー、和室(8畳)4室
●交通のご案内
・タクシーの場合
新幹線 新尾道駅より12分
JR東尾道駅より12分
JR尾道駅より15分
・お車の場合
尾道ICより12分
尾道市役所より14分
尾道市在住の方 | 12歳以上 | 10,000円 |
それ以外の方 | 12歳以上 | 30,000円 |
尾道市在住の方 | 12歳未満 | 7,000円 |
それ以外の方 | 12歳未満 | 21,000円 |
利用における注意事項と棺の中に入れてはいけないものは下記の通りです。
・場内で弁当などの食事、飲酒は禁じられておりますのでご注意ください。
・湯呑み、急須は準備しておりますが、茶葉は各自でご用意ください。基本的にセルフサービスとなっています。使用後は炊事場で洗って棚に納めてください。
・湯呑みは、部屋内だけでご利用ください。ロビーにてお茶を出される時は、紙コップをご利用ください。
・全てのゴミはお持ち帰りいただくことになっております。
・お骨上げの時間にはばらつきがございます。1時間半が目安ですが、早くなる事や遅くなる事がございます。係員よりご案内がありますのでご注意ください。
・化学繊維製品・プラスチック類(玩具・釣竿・ぬいぐるみ)
・ガラス類、金属製品(酒瓶・ビール瓶・メガネ・腕時計・指輪)
・燃えにくいもの(衣類・着物・寝具・ドライアイス・果物)
・危険物(電池・ガスライターなど爆発性のあるもの)
※ペースメーカーには、リチウム電池が入っており「破裂事故」を起こす危険性があります。取り出せない場合は、必ず事前に斎場職員にお知らせください。
尾道市斎場には葬儀場も併設しています。
葬儀と火葬を同じ場所で行えるため、霊柩車やマイクロバスが不要になります。
費用負担の軽減だけでなく、移動に伴う負担も軽減されます。
ご家族・ご親族様が尾道市斎場に集まり、尾道市斎場で葬儀〜火葬を行い、そのまま尾道市斎場で解散ということもでできるので大変便利です。
また、公営施設のため、尾道市民の方は低価格で利用できるので、おすすめです。
市内の方 | 市外の方 | |
葬儀のみ | 15,000円 | 45,000円 |
通夜・葬儀 | 45,000円 | 105,000円 |
■尾道市斎場葬儀受付相談
TEL 0120-564-594(24時間365日対応)
尾道市斎場で火葬をご検討中の方、葬儀についてのご相談を24時間365日承っています。
いつでもお気軽にご相談ください。
■尾道市斎場で通夜・葬儀を行った場合の料金
葬儀場で家族葬二日プラン | ¥280,500 |
葬祭場の使用料 | ¥45,000 |
尾道市 火葬料 | ¥10,000 |
合計 | ¥335,500 |
■尾道市斎場で一日葬(葬儀告別式のみ)を行った場合の料金
葬儀場で家族葬一日プラン | ¥236,500 |
葬祭場の使用料 | ¥15,000 |
尾道市 火葬料 | ¥10,000 |
合計 | ¥261,500 |
・プランには、病院などの施設〜尾道市斎場までの搬送から葬儀に必要な物品、サービスは全て含まれています。
・設備 葬祭場、親族控室(和室 6畳×2部屋)
・通夜の日は宿泊も可能です。(2組までサービスでご奉仕。3組目以降1組につき5,500円)
・お寺様へのお布施、戒名料は含まれていません。
プランの詳細は、下記でご確認いただけます。
ご相談は無料
24時間365日対応 お急ぎの方は夜間・休日でも
フリーダイヤルへご連絡ください。
「まずは相談したい」など、ご検討いただいている方は
メールでのご相談も可能です。
ご相談は無料ですのでお気軽にご相談ください。